上伊那郡箕輪町にある箕輪ダム。一級河川で天竜川に流れ込む、沢川に建設されたダムです。
箕輪ダムによってできた、人口湖をもみじ湖と呼んでいます。湖の周りには、約1万本のもみじが植えられており紅葉の時期には数多くの観光客が訪れます。
高さ72メートルの重力式コンクリートダム。洪水調節・不特定利水・上水道に利用されています。上伊那の下水道が普及できたのはこのダムのおかげです。
このダムができた後は、上伊那のいたるところで下水道工事が行われていました。
道路からダムの駐車場へ
ダムへ登る道はあまり広くありません。大型バスやハマーなどは注意が必要です。
公衆トイレ
公衆トイレは閉鎖状態です。簡易トイレが2台設置されています。
嗅覚に自身のある方は、ふもとのセブンイレブンで済ませて来るか、我慢する必要がありそうです。
案内看板
ダム下の公園から、ダム本体、もみじ湖の奥まで紹介されています。
ボタンを押すと、各場所にライトが付き。音声で説明があったのだと思いますが壊れています。
さてダムについてです。
ダム型式:重力式コンクリートダム
住所:左岸・右岸:長野県上伊那郡箕輪町長岡新田
堤高:72.0 m
堤頂長:297.50 m
堤体積:307,000 m³
非越流部標高:862.0m
地質:黒雲母花こう岩/ホルンフェルス
そして貯水池
集水面積:38.2 km²
湛水面積:45.0 ha
総貯水容量:9,500,000 m³
有効貯水容量:8,300,000 m³
常時満水位:EL846.5m
サーチャージ水位:EL859.5
設計洪水位:EL861.0m
利用目的:洪水調節・不特定利水・上水道
事業主体:長野県
電気事業者:なし
発電所名:なし
施工業者:飛島建設・戸田建設・日本国土開発
着工年/竣工年:1974年/1992年
噴水の面影
水が出ていたと思われる噴水の廃墟跡です。
ダムの橋?
ダムの上を自由に歩くことができます。
橋の入口
入口はがっちりとした標識が掲げられています。
右側
箕輪ダム 長野県知事 吉村午良
若い人は、知らないと思いますが長野オリンピックを誘致などした知事ですね。民選になってから3人目の人です。
左側
もみじ湖 しゅん工 平成5年3月
箕輪町長 井沢通治
ダムの真上
幅5メートルの歩道として整備されおり、対岸まで歩くことができます。釣りをする人も多いのもみじ湖。
箕輪町方面
写真ではわかりにくいのですが、箕輪町の市街地方面を確認することができます。
紅葉はまだまだですね。
湖面
奥のほうにある白い建物から船を下ろすことができるそうです。
湖面
ん~紅葉はまだまだでした。
湖面
どう見ても紅葉には早すぎましたね・・・
放流口を真上から
この写真では高さが表現できていませんが、結構な高さです。
とてもウォータースライダーという気分にはなれません。
放流口
横から見ると、ソリがあれば挑戦できそうな気もしてきます。
御柱の木落とし経験の方なら、イケるかも!?
水利使用標識
水道水以外には使ってはいけないのですね。
箕輪ダム放流設備の説明書き
取水ゲート(3段式ローラゲート)1.2m×27.0m 1門
予備ゲート(ローラーゲート)1.4m×1.4m 1門
保安ゲート(フラップ付ローラーゲート)1.0m×1.0m 1門
スクリーン(固定式バースクリーン)2.0m×41.2m 1基
竣功:平成4年3月
製作:株式会社栗本鐵工所
紅葉にはちょっと早かったです。ぜひ、湖に移るもみじを楽しみに行ってみてください。
また、夏にはキャンプ場などあるので家族・友人で楽しめる場所です。
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