髙橋 節郎(たかはし せつろう1914年 – 2007年)氏は、長野県南安曇郡北穂高村(現:安曇野市)出身の漆芸家です。
文化勲章受章者でもあり、その作品は海外で大変評価が高いです。
その漆芸作品は撮影できないため、実際目で見ただければ、と思いますが、2003年に開館したこの美術館、絶景です。
高橋節郎の生家(登録有形文化財)とギャラリー、庭園、メディアフォーラムは無料で開放されており、静かで風情のある館内は、安曇野の大人の穴場かもしれません。
住所:長野県安曇野市穂高北穂高408-1
電話:0263-81-3030
開館時間:月~11月 – 9:00~17:00 12月~2月 – 9:00~16:00
休館日:毎週月曜日・祝祭日の翌日 12月28日~1月4日
料金:大人:300円・大学生以下:400円・団体(20人) 250円 350円
70歳以上は無料。
交通:安曇野穂高周遊バス…髙橋節郎記念美術館下車(夏期のみの運転ですのでご確認ください)。
車の方は、豊科I.Cを降り、北進。「安曇野スイス村」を右手に過ぎ、1つ目の交差点(「重柳」の交差点)を右折し、安曇野アートラインを更に北進。
「安曇橋南」の交差点を直進し、2kmほど進み「安曇野高橋節郎記念美術館」の案内板を左折。

田畑の中に現代風のコンクリートの建物が突如現れます。

水が張ってあるのですぐにわかります。


駐車場入口はかなり広いです。
普通車50台、大型車3台入ります。無料です。

美術館案内です。

「建築賞」「外観賞」が壁に貼って(飾って?)あります。

入口外観です。

コンクリと木と水と・・シンプルですっきりしています。

自動ドアです。
車いすの貸し出しもあります。

入り口正面。
この先の通路をすすむと漆芸作品、墨彩画、書などの展示品があります。

右手が受け付けと売店。

左手葉ラウンジです。
通路に沿って置いてあるに椅子に座って、外の風景が眺められます。

大滝山から、蝶、常念、燕・・とアルプス銀座がバッチリ望めます。
一番右手前が有明山です。

奥にも椅子があります。
明るく広々とした空間です。

通路、椅子の反対側にはトイレなど。
車いす専用トイレも完備されています。

ロッカーと、

公衆電話のコーナーもあります。

こちらはメディアフォーラム。
情報端末機、美術書籍、DVDなどを閲覧できます。

メディアフォーラムの横を通り過ぎると・・

中庭、外へ出ます。

ここにも水が張ってあります。

そして、とてもよく手入れされた庭園を抜けると・・

南の蔵ギャラリーです。

一般貸出しも行っています。
ギャラリー入口。

その奥が主屋。
高橋節郎の生家です。

ここが入口。
こちらも貸し出しを行っていて、この日は作品展とコンサートが行われました。

入口から見上げると厚い茅葺・・

主屋の中です。


作品と、障子の向こうのガラス窓の緑のコントラストが何とも言えません。

障子の窓もいろんなスタイルがあります。
庭をとりよく見るため、明かりをとるため?・・作り手の愛情やこだわりを感じます。

この日は安曇野在住の作家さんの、織、木工、焼き物、ガラス・・などなど。

つりさげられているガラスを叩いて、朗読とのコラボの演奏会もありました。
この民家の空気が、展示会ごとの作品や音で変わるのを感じるのも面白いです。

タイムtpリップしそうな大きな出入り口も、「非常口」の表示で現実に戻れます。

扉の向こう、緑がまぶしいです。

樹木もよく手が行き届いています。

安曇野の豊かな美しい自然のなかで育った高橋節郎さんの感性の原点。
この美術館で少し垣間見れるかもしれません。