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大峰高原七色大カエデ’09|七色に変化する大樹|池田町

大峰高原の入口の丸く広がる斜面に立つ、樹齢250年の七色大カエデ。周囲が15mもある大樹は、秋になると緑、黄、橙、赤など七色に変化し、それはまるで絵画のよう。
紅葉シーズンには、多くの写真愛好家や観光客でにぎわいます。今年は、梅雨明けが遅かったためか、例年よりきれいな七色ではなかったといいますが、朝は朝霧とともに柔らかな紅色に・・・昼は青空とのみごとなコントラスト・・・夕陽があたれば鮮やかな秋色へ・・・・と、時間帯で景色と色の移ろいが楽しめます。

2010年の大カエデはこちらの記事をご覧ください。ちょうど見頃のピークの大カエデです。


撮影したのは10月28日、ちょっと色あせ気味の七色大カエデです。

県道51号線(大町明科線)の池田五丁目交差点を大峰高原方面に曲がります。

大きく看板がでているので、わかりやすいと思います。

あとは、ひたすら峠を登ります。

「あと〇キロ」と書かれた看板が所々に設置されています。
その看板、よく見ると横に小さな字でおもしろいコメントがついています。

あと6キロ
『興味ないとか言わないの、っていわせない』

姫ちゃんバージョンです。

姫ちゃんをご存知ない方は、下の動画をご覧下さい。

あと5.5キロ
『元気が一番、元気があればなんでもできる』

アントニオ猪木バージョン、もしかするとアントキの猪木かも?

ちなみにアントキの猪木さんのネタはこちら。

あと5キロ
『スキ?キライ?』

あと4.5キロ
『スキ?キライ?』

あと4キロ
『キライじゃないけど、距離的にムリ?!』

今度は、ヒッキー北川バージョンできましか・・・。

ちなみにヒッキー北川さんのネタはこちら。

あと3キロ
『危ぶむなかれ危ぶめば道はなし』

アントニオ猪木さんが、引退試合後の挨拶で朗読した名言ですね。

あと2キロ
『踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる』

アントニオ猪木さんの名言が続きます。

分かれ道。大峰高原へは左の道を行って下さい。

七色大カエデの色づき情報!!
なんと「色あせ」だそうです。

もしかして あと1.5キロ
『迷わず行けよ』

これもアントニオ猪木さん。

だんだん、高原らしい風景になってきました。

あと1キロ
『行けばわかるさ』

これを書かれた方はおそらく、お笑い好きの猪木ファンにちがいありません。

あと0.5キロ
『ちっちゃい文字は気にすんな、それワカチコワカチコ』

最後は、ゆってぃバージョンです。

ゆってぃさんのネタはこちら。

到着!! 大カエデの駐車場は左折です。

バスなどは直進して第二駐車場へ、1.8キロ先には中カエデがあります。

平日ですが、駐車場はいっぱいです。

3日前の週末2日間では、5,800人も来たそうです。

テントがあります。

週末はここで案内とかしていたんでしょうか・・・。

トイレは仮設トイレが二つ。

お願い

大カエデを守るため柵を設置しました。
柵から中へは入らないで下さい。
飲食もご遠慮ください。
エリア内禁煙。

「奇跡の大樹」と呼ばれる所以と、映像の使用権について書かれています。

大峰高原の大かえで

昭和22年春、大峰高原開拓団により発見され、開墾の際、この楓の根はどうにもならなかったので、思案の末、耕地の陽当りを考え根から幹1mを残し、丸ぼうずにして、中央に残したそうです。
昭和43年、大峰牧場ができ、上に道を作った際、盆栽のように立派になったこの楓が再発見され現在に至っています。
海抜1000mに位置し、フォッサマグナが下を通り、豊穣な火山灰地とこのくぼ地が根に栄養素を集めて、山もみじとしては奇跡的な大樹に成長、毎年七色の紅葉が楽しめますので、根を踏まない、枝をおらないなど樹を大切にして下さい。
所有者 森 延太郎

このかえでに対する私有地での撮影及び映像使用の権利は所有者にあります。撮影した映像を個人が個人として楽しむ以外は撮影、使用許可を得てください。無断で公に使用することはできません。

※ この記事は、特別に許可をいただいて掲載しています。
   ご協力ありがとうございます。
   個人で楽しむ以外は、必ず許可を得るようにしましょう。

平日だというのにカメラを持った写真愛好家でいっぱいの大峰高原。

これだけの人を魅了する大カエデって、ほんとスゴイ。

七色大カエデ

イロハモミジの変種で、樹齢250年ほどである。標高は約1000m、私有地にある。
高さ11m、枝先の直径15m、根周り3.25m。毎年5月に芽吹き、開花し、10月中旬より紅葉がはじまり、様々な色が入り混じったグラデーションになり、最後は全体が赤く紅葉し、雨や強い風が吹く11月上旬に落葉する。
今年の紅葉は例年並みのスピード。
周辺の小さなカエデは、自然に育っている大カエデの子供だと思われる。
紅葉シーズンには、2万人の見物客が訪れる。

~「池田町大峰高原の紹介2009」パンフレットより~

池田の幼稚園児でしょうか?
大カエデを見にきていました。

小さいうちに本物に触れるという体験は、とても良いことですね。
2007年に教育テレビの「いないいないばぁ」のロケにも使われたそう。。。

七色大カエデは、ちょっと色あせぎみ。
おとといの雨で、一気に紅葉が進んだそうです。

1週間前が一番見頃だったそうです。

七色というわけにはいきませんが、色あせ気味の大カエデも見ごたえがあります。

角度や、時間帯によっても色々な見方ができます。

いろいろな角度から撮ってみました。
南側

西側

北側

東側

根っこを守るため、周囲には柵があります。

影も大っきい!!

雨のせいでもうこんなに落葉が進んでいます。

色あせていない部分の葉っぱ

お見事!!

大カエデを見に連日多くの来訪者で賑わうためか、大カエデ周辺の地面はかなり踏み固められています。

トイデジカメで撮ってみました。

ちょうど園児二人が大カエデの前に・・・。
自然の強さと人間のちっぽけさが表れた写真になりました。

南東側から

南側から

西側から

北側から

斜面の下から見上げて・・・

東側から

なぜか夕方っぽい感じに写りました。

写真はありませんが、冬の大カエデもとっても綺麗です。

2008年3月に雪の重みで枝が折れるというハプニングがありました。
その一部始終の動画です。

深イイ~!映像です。いろいろ考えさせられちゃいますね。
一時期は、丸坊主にされたのに、今では人々を魅了する立派な木になったんですもの。折れても、またきっと丈夫な枝が伸びて来るのではないでしょうか。。。

昨年、七色大カエデ斜面下約100メートルのところに新カエデが発見されました。

斜面を降りて・・・と。すべらないように気をつけましょう。

新カエデの紅葉はこれから。
同じところにあるカエデでもこんなに紅葉スピードが違うんですねぇ。

足元の悪い斜面をやっとこさっとこ登って、南側からの新カエデ。

地面には、栗がいっぱい。でも、私有地ですので採っちゃだめですよ。

コケて、手をつくときは、10%の確率で栗に刺さりそうです。

注意書き

私有地につきこの付近での山菜・キノコ採り等は禁止です。

葉っぱをアップで・・・(トイデジ+魚眼レンズ)

なんとなく七色?

新カエデの幹

大カエデ同様に複雑な形をしています。

木の下に入って、上を見上げてみると・・・

まだまだ青い。

新カエデ近くにある木は、まっ黄色。青空によくはえます。

熊に注意!!

この間、乗鞍に熊が出没する事件がありましたが、ここも気をつけないと。

大カエデ、新カエデの他にも、もう一つ見どころがあります。

駐車場の真下の道を西側へ・・・

アズキナシ

アズキほどの果実をつける木だそうですが、名前は「アズキなし」

アズキナシ
バラ科ナナカマド属

アズキナシは北海道から九州に分布する落葉の高木。中国大陸にも分布する。温度的には、ブナ帯の下部から低山帯まで広く生育する。高木と言ってもあまり高くはならないので、コナラやアベマキなどの優占群落を形成する樹種とは競合できず、何らかの攪乱があったような場所に生育することが多い。
アズキナシの特徴は、葉に規則正しい液状の構造があることである。葉には10~13対の明瞭な側脈があり、側脈が葉の裏側に突出している。アズキナシは「はかりのめ」という別名を持っている。等間隔の側脈が、物差しの目盛りをイメージさせるからであろう。このような波板上の構造は、特に葉が十分かたくなっていない時期には、葉の形を保つためには有効なものであろう。葉の緑は十鋸歯となっている。
春に白い花を咲かせ、秋には赤い小さなアズキほどの果実を付ける。
1981年公開松田聖子初主演映画「野菊の墓」のロケがこの樹の下で行われた。

この辺からの眺めは絶景です。

日の出前からスタンバってるツワモノ写真家もいるという、七色大カエデ。
七色になる時期を狙って見に行ってみてはいかがでしょう?

中カエデへ続く・・・

事務局・お問い合わせ 
長野県池田町 池田町観光協会  0261-62-9197
長野県池田町観光情報ブログにて、七色大カエデの様子を毎日更新しています。

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