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大町エネルギー博物館【2】|源泉かけ流しの足湯がある博物館|大町市平

『大町エネルギー博物館【1】|各種エネルギー関係の模型や資料』の続きです。

大町エネルギー博物館は火力、水力、原子力などの実物や模型を展示しているエネルギーに関する博物館。
科学について遊んだり体験しながら学ぶことができる施設です。
以前はソーラー足湯でしたが、老朽化により稼働停止。現在は天然温泉100%のかけ流しの足湯として復活しています。
土日祝日はプラネタリウムの投影もあります。

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【入館料】大人400円 中学生300円 小学生200円
      プラネタリウムはプラス200円
      足湯のみの利用は200円
【開館時間】9時~17時
【休館日】水、木曜日
【住所】大町市平2112-38
【TEL/FAX】 0261-22-7770
【HP】http://omachiemuse.web.fc2.com/

手回し発電

原子力・水力・火力の3つのハンドルがあり、それを回すと上の絵に埋め込まれた電球が光ります。

原子力の写真が「福島第一原子力発電所」

こんなにきれいな建屋だったのに・・・切ないですね。

日本の電力会社と電源構成

日本の電力事業は、発電、送電、拝殿を一貫して行っている10の電力会社、北から北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力から構成されています。主にこれらの電力会社が、地域ごとに私達の家族や会社などに安定した電源供給を行っています。

日本の発電は、かつては水力発電が中心でしたが、豊富で安い石油の出現などによって、昭和30年代後半から火力発電が中心となりました。火力発電の燃料は、石油、石炭、LNGなどがつかわれていますが、最も多き時で全発電量の6割以上を石油が占めていました。しかし、オイルショック以降は高価で供給の不安定な石油に代わって、原子力、石炭、LNGなどを使った電源の開発が進みました。
さらに、クリーンな自然エネルギーを利用した太陽光発電、風力発電、燃料電池などの実用化に向けて研究開発がすすめられ、バランスの良い電源構成が図られています。

電源別発電能力 (クリックで拡大)

工作コーナー

土日祝日などに科学体験教室が開かれたりします。

積み木遊び

手作り?結構細かい積み木です。

キューブパズル

いろいろなパズルがあるので、長いこと楽しめます。

難しそうな機械もたくさん展示されています。

国産アルミニウム電解漕

大町はアルミニウム発生の地だったんですね~。

化石エネルギー

化石燃料は主に石油、石炭、LNG、オイルシェル、、オイルサンドです。
火力発電の原料は石油、石炭、天然ガスを中心に使っています。

醤油、お酢、サラダ油、ソース・・・ 調味料っぽく見えますが、化石燃料の実物です。

石炭の可採年数231年(1993年現在)
石油の可採年数43年(1998年現在)

資料がかなり古いのがキズ・・・。
そろそろ更新されても??

集光式太陽光発電装置

上部のフレネルレンズで太陽の光を中心部のシリコン誘導体に集め発電します。太陽の移動につれて方向を変えていく仕組み。

回転体の慣性、円運動と遠心力

説明を読んでもチンプンカンプンですが、ボタンを押して動くと・・・「おおっ!」となります。

海洋エネルギー関係

タリウス型風車、プロペラ型風車、サポ二ウス型風車・・・風車だけでもいろいろな形があります。

プロペラ型の風力発電機

ボタンを押すとプロペラが回ります。

屋内展示のため、風の代わりに電気でプロペラを回しています。

フレネル型太陽炉

フレネルとは「平ら」という意味。パラボラの様なお椀型と異なり、平らな板の上に小さな鏡を少しづつ傾きを変えて円形に並べると、太陽の光を一点に集めることができます。直径90cmですが熱が逃げないように処理した二重のガラスびんに水を入れ熱すると、5分程で沸騰するようになります。

水力発電関係の展示物

パラボラアンテナを利用した音声伝送

ひそひそ声でアンテナに向かって話すと・・・

対面のもう一方のパラボラ前でよく聞こえます。

山頂や電話局の屋上に見かけるパラボラアンテナは、マイクロウェーブの伝送路として、電波のハイウェーです。
一つの電波で何千通話もの電話の声やテレビの映像を運んでいます。

このパラボラアンテナは長野~横手山間でテレビジョンの中継回線として実際に活躍したアンテナ。
波長が数センチメートルのマイクロ波では指向性の鋭いパラボラアンテナとホーンリフレクタアンテナが広く使用されています。
パラボラアンテナは電波を反射する一種の凹面鏡で、反射面の形状は回転放物面であり、その焦点で電波の発射又は受信をします。

エネルギーには関係ありませんが、泉小太郎のジオラマも展示

泉小太郎伝説

大昔、このあたりは水を漫々と湛えた大きな湖でした。
村人たちは山と湖に挟まれ僅かな土地に貧しく暮らしていました。
湖にすむ犀竜を母とする小太郎は、人々のために湖の水を海へ流し平らな土地を得たいと考え母竜の背に水を堰き止めている大岩に体当たりして行きました。
小太郎の母子の命がけの働きによって湖の水は怒涛となって日本海へと流れ下りその跡には広大な平野が広がりました。
傷ついた母子は仏崎観音寺に入ってこの土地の人々を見守っていると伝えられています。

裏口

屋外展示物や足湯は裏口から行けます。

足湯

源泉は「高瀬の湯」、  単純硫黄温泉です。

老朽化により稼働停止となったソーラー足湯に変わり、天然温泉100%かけ流しの足湯として復活。

200円で足湯のみの利用もできます。 タオルがない場合は受付にて100円で販売。

かなり熱めのお湯。 
ぬるぬるした感じで、お肌がしっとり。

横には小さな水車。 お湯を冷ましているのでしょうか??

自然いっぱいの場所に、疲れた頭が癒されます。

屋外展示物もいろいろ。

噴水用太陽電池

外にある噴水はこの太陽電池で稼働しています。
天気によっては噴水の高さが違うとか・・・。

太陽光による噴水の仕組み

良く見ると、博物館自体も屋根に太陽光パネルが設置されていますね。

水車発電機

赤いスイッチを押すと、バルブが開き、上部水槽からの放水で水車が勢いよく回転します。
この回転がベルトで発電機に伝えられ、発電(ランプが点灯)します。
普段は足湯からオーバーフローしたお湯で水車をまわしています。

回転変流機

回転変流機の説明 (クリックで拡大)

横軸水車発電機

横軸水車発電機の説明 (クリックで拡大)

実際に使われていた機械やパーツなど本格的な難しいものから、パズルなど子供達にも親しみやすい展示もあり、ここで遊べば科学に興味を持つようになるかも??
足湯や屋外遊具があるのも魅力です。

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