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番所大滝|乗鞍に来たら是非寄りたい!落差40Mの滝|松本市安曇

一番下にある滝です。落差40m、幅11mと小大野川にかかる滝の中で一番大きい滝です。

三本滝、善五郎の滝と水量が多かったのでどんな姿を見せてくれるのでしょうか。
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バス停

大滝前の停留所です。
屋根がちゃんと着いています。腰掛けるスペースもあります。

看板

松本市特別名勝・番所大滝(平成19年3月30日指定)展望台まで徒歩5分とあります。3つの滝の中で一番駐車場から近い滝ですね。
乗鞍岳を源流とする小大野川にかかる滝で、40mを一気に落下する勇壮な姿がみられます。

駐車場入口

広い有料駐車場になってます。小型200円・大型500円で横に料金箱がありました。

トイレ

人が住んでいるのかな、とでも思うようなしっかりした建物になってます。

大駐車場

かなり広いです。

遊歩道案内板

展望台まで徒歩5分です。

足元注意

すぐ下りになってますがしっかりした歩道になってます。

かなり急です

一休みして展望できる場所です

夢見橋

木でできたしっかりとした橋です。

きれいな川が流れています

橋を渡り、木の階段を登ります

こんどは下りです

番所小滝の看板

え~・・・大滝じゃなく小滝???。

番所小滝

ホントに小滝です。ゆっくりゆったりと水は流れています。じゃ、大滝はどこ?

遊歩道を歩いていたご夫婦(何とお会いしたのはこのお二人だけでした)に大滝はこの先でしょうか、と伺ったらここより川下方面とのこと、やっぱり・・・降りる方向を間違えたようです。

かなり急な下り坂を降りてきたので、またここを登るのかとおもうと、ガッカリ。
振り出しに戻ることにします。

苔むした石

やはり滝周辺は湿地帯です。見事な苔がここにも生えています。

大滝入口

またまた狭く先ほどより急な下り坂です

本当に足元注意です

もう歩きすぎて足がガタガタしているので気を引き締めます。滝の音が大きく聞こえます。

目的地

急な坂道をくねくねと5分。やっと大滝にたどりつきました。

番所大滝

番所大滝は、小大野川が乗鞍岳の溶岩を刻んでつくった滝で、「善五郎の滝」・「三本滝」とともに「乗鞍三滝」と呼ばれています。乗鞍岳は、いくつかの火山からなる複合火山です。最高峰の「剣ヶ峰」付近から噴出した溶岩流は、かつてこの一帯
にあった深い谷を埋め、広大な溶岩台地をつくりました。これが現在の乗鞍高原です。この溶岩流(番所溶岩)は、ここ番所
大滝付近では一枚の溶岩となり、厚さ60mに達しています。

大滝滝つぼ

大きくて一枚に納まりきりません。

板状節理と滝

大自然に圧倒されます。
板を重ねたような岩石割れ目が見えます。これが板状節理です。この割れ目は、乗鞍岳から流れてきた溶岩が、冷えて固まるときにできたと言われています。

あずま屋と大滝

すごい水しぶきで、あずま屋はビショビショです。近づけません。

ニセアカシアの花

甘い香りがします。てんぷらにして食べることもできます。

乗鞍三滝で最も規模の大きい滝です。ぜひ乗鞍高原へ行ったら寄ってみてください。

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善五郎の滝|乗鞍岳を背景に雄大に流れ落ちる滝|松本市安曇

善五郎という釣師の名前がついている善五郎の滝です。
昔、釣りの名手善五郎が大きな岩魚に引き込まれて見つけた滝でこの名前が付いています。

乗鞍岳を背景に滝の全景が見えます。落差21.5m幅約8m、雄大な自然を楽しむ事ができます。
朝、滝に虹がかかることもあるそうです。

滝まで整備された遊歩道があり、冬は凍結した滝の写真が間近で撮れます。

標高1500m位でしょうか、観光センターから車で7分のところです。
三本滝より下に位置しています。
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善五郎の滝入口の看板

道路が大きくカーブする手前になります。駐車場も右手にあります。

遊歩道案内板

現在地より善五郎の滝まで、おおよそ650m、約15分かかります。直線ではなくアップダウンしながらですので楽しんでどうぞ。

入口

いよいよ新緑の林に入ります。

白樺林

白樺林の自然の道を下ります。

ミズナラの案内板

ブナ科。
木の実はどんぐりです。クマやリス等の越冬食になるそうです。

道しるべ

善五郎の滝0.5km・一の瀬園地1.6km。
善五郎滝を目指します。

環境板

鳥の案内板です。環境が違い、ここのような明るい林にはホウジロ、アカハラ、カッコウ、センダイムシクイなどが多くみられるようです。
しきりに鳥の鳴き声が聞こえています。

ツリバナの案内板

ニシキギ科。吊花。
花や実が垂れ下がっていることに基づく。熟した実は5つに裂け、朱赤色の仮種皮を持った数個の種子が露出する。紅葉も美しいそうです。

遊歩道

歩きやすいよう丸太で階段が作られています。
乗鞍岳噴火の際の大きな溶岩の塊もところどころに見られます。

溶岩の塊

熊笹の向こうには苔むした大きな石というか、溶岩の塊があります。

木のイス

途中一休みできるイスが置かれています。雨あがりのせいでしょうか、空気はヒンヤリしていて鳥の鳴き声だけが聞こえています。あたりは昼間なのにシ~ンとしています。
自然空間そのものです。

道しるべ

直進が展望台0.1km・左は善五郎の滝0.1km。
ここは先に滝の全景を望んでみましょう。
道には木の根っこが見えていて本当に自然の道です。

少し登り

展望台の案内板

もうすぐです。

展望台(滝見台)

到着です。ゆっくり休めるよう木のイスが置かれ滝の案内板も設置されてます。

案内板

乗鞍岳は3、026mの休火山群です。剣が峰を最高峰とした数峰が寄り集まった総称で、これらの峰々に囲まれて多くの山上湖が点在しています。頂上付近には高山植物が咲き乱れる広大なお花畑があります。と書かれています。

善五郎の滝の看板

昔、大野川の里に住んでいた、善五郎という樵がこの滝で釣りをしていたところ、釣針にかかった大きな岩魚に滝つぼへ引き込まれ命からがら逃げ帰り、里人たちにこの話をしました。それから、「善五郎の滝」といわれるようになりました。

滝の全景

乗鞍岳はうっすらと見えますが、新緑の大自然に囲まれた善五郎の滝です。豊富な雪解け水を集めてたっぷりの水量です。
良い眺めです。気持ちいいで~す。

ノリウツギの案内板

ユキノシタ科。
むかし樹皮から製紙用の糊を作った。夏に咲くアジサイに似た白い装飾花は冬になっても落ちないそうです。

滝方面下り階段

階段もしっかりした手すりも着いています。
急な下りになります。

木の橋

この橋を渡ると滝が見えます。

滝つぼから流れ出る水です

階段を登ると滝です。

善五郎の滝

大きな水音をたてたっぷりの水が落ちてきています。

休暇村方面に上る階段

これを登ると休暇村にぬけられます。

とうとうと水が流れ落ちています

水しぶきも見えますでしょうか。周りは霧雨状態でビショビショです。

滝の横から

滝をゆっくり見学する場所もビッショリです。それだけ水量がたっぷりです。

注意の看板

落石注意ですよ。あまり近づかないほうが良さそうですね。

善五郎の滝の由来

今から約4万3000年前頃、乗鞍火山の高天ヶ原火山体(2,829m)から流れ出て、乗鞍高原を作った番所溶岩の中にできた滝です。何回にもわたって流れたこの溶岩の一端が崖となったところに、小大野川が流れて滝になったと考えられています。
水の浸食により、今でも滝は後退を続けており、下流に見える川の淵は、昔の滝つぼの跡です。



滝の周りの苔です。

滝周辺

どんぐりの葉

葉脈もしっかり見えて生き生きしています。

溶岩の塊

自然の道にも大きな溶岩な塊がそのまま転がってます。

乗鞍高原施設案内板

駐車場の横に。

看板

国立公園を利用する皆さんへのお願い看板です。
美しい自然をいつまでも残すための守っていただきたい事項が書かれています。
1、キャンプ指定地以外での幕営および火気の使用は禁止。
1、植物、岩石等の採取および持ち出しは禁止。
1、自動車、オートバイの乗入れや駐車は指定区域以外は、ご 遠慮ください。
1、空缶、ゴミ類は、各自お持ち帰り願います。
1、物品販売等の行為は、一切できません。

皆さん美しい自然を大切にしましょうね。

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三本滝| 日本の滝百選に選ばれた乗鞍を代表する滝|松本市安曇

乗鞍岳は(日本百名山)標高3026m・北アルプス中部山岳国立公園にあります。

山岳観光地「上高地」と並び四季折々の自然がたっぷりの魅力あふれる場所として知られています。

登山・スキー・スノーボード・温泉などで楽しめ、また自然探索など乗鞍高原一帯は豊かな自然に育まれて他では見ることができない沢山の花が咲き、鳥類や動物が生息しています。

乗鞍岳の雪解け水の豊富なこの時期、乗鞍を代表する3つの滝「三本滝」「善五郎の滝」「番所大滝」を歩いてみました。
まず、「三本滝」からご紹介します。

県道84号線を乗鞍岳を目指して走ります。観光センターから三本滝駐車場まで車で約15分です。
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6月の乗鞍高原温泉スキー場

6月でもまだ雪が残っていました。

三本滝入口

乗鞍高原散策マップの看板です。
冬はこのあたりは3mほどの雪で覆われますので看板の文字もうすれています。

三本滝の停留所

この先はゲートがあり一般車輌の乗り入れはここまでです。
自然保護のためマイカー規制されています。7月1日エコーライン開通に合わせてシャトルバスが運行されます。
駐車場がありますのでここに車を置いて三本滝に向かいます。
クマに遭遇しないよう祈ります。

トイレ

山小屋風です。

入り口

笹林と白樺の中に進みます。

イチイ

いちい科・建築・器具・庭木に利用されてます。



昨晩の雨降りもありますが、もともと湿気の多い場所でしょうか、苔も生き生きしています。

乗鞍岳風景林の看板

緑との快適なふれあい環境に入ります。

石ころ

石ころがごろごろ道端にあります。

木の根

苔むしてます。

根あがり

こんな穴が至る所にあります。動物(クマ)が潜んでいる場合もあるそうです。

注意看板

降水時は近寄らない方が良さそうです。

道案内

足元に置かれていました。目立ちます。

危険場所

こんな感じで崩れている箇所もあります。
何しろ3mほども雪が積もりますし、雨の降り方も半端じゃなさそうですね。
5月の連休はまだ雪があったそうです。

針葉樹林

笹林と針葉樹林の中を下ります。ひんやりとした空気です。

シダ類

新芽です。コゴミに似ていますが?

笹とムラサキヤシオツツジ

ツツジはまだ蕾です。

マイズルソウ

生き生きとしています。

下り道

丸太で階段ができています。

アカミノイヌツゲ

もちのき科

シラビソ

まつ科・建築・器具・パルプに使われてますね。

つつじ

雨水がついてしっとりしてます。

ナナカマド

ばら科・庭木・街路樹・花材に使われてます。

曲がりくねった樹

雪の重みという自然の力が加わったのでしょうか、すごい曲がり方です。

ねあがり

古い木の上からまた新しい木が生えています。年代を感じます。

道しるべ

乗鞍岳登山道にも繋がってます。
三本滝まで0.2km、ここまで徒歩でゆっくり30分ぐらい歩きました。

滝まじか

たっぷりの川の水です。つり橋が見えてきました。

整備された歩道

山際を歩くので歩きやすいよう木の板での道です。

矢車草

つり橋からの流れ

三本滝の看板

長野県名勝「三本滝」昭和56年11月7日指定。
この三本滝は水源も趣も異なる3つの滝が一ヶ所に合流していることが特徴です。いずれも乗鞍岳の溶岩にかかる滝で、高さは50~60m、滝つぼの標高は1,840mです。向かって右側の滝は、小大野川の支流・クロイ沢にかかり、黒色の溶岩の上をなめるように流れています。
正面の滝は、小大野川の本流をまっすぐ豪快に流れ落ちます。
左側の滝は、無名の沢にかかっています。木の間越しに、ひっそりと流下するすがたを見ることができます。
三本滝は、その昔、乗鞍岳にかかわる山岳信仰の修行者の行場であったと言われています。滝のまわりにはうっそうとした森林がひろがり、滝を引き立てています。秋には常緑針葉樹のシラビソやコメツガの緑の中に、落葉広葉樹のカツラ、ダケカンバ、ナナカマドなどの赤や黄色が映え、いっそう美しい景色が見られます。乗鞍高原には数多くの滝がありますが、この三本滝は、番所大滝、善五郎の滝とともに「乗鞍三滝」とよばれることもあります。平成2年には「日本の滝百選」の一つにも選定されました。と書かれています。

三本滝看板

足元注意です。

向かって右の滝

真ん中の滝

左の滝

ひっそりと流下する流れのようですが、いつもより水量が多いいようです。

三筋の滝

角度は悪いですが、三本の滝が納まっています。

滝つぼ

右側の滝Ⅰ

黒色の溶岩の上をなめるように流れています。

右側の滝Ⅱ

滝とイワカガミ

撮影場所はかなり危険なところでした。

イワカガミⅠ

水しぶきがあたる岩盤にへばりつくように咲いていました。

イワカガミアップ

本物を見たのは初めてです。
可憐に咲いています。

溶岩

溶岩でできた地層がはっきりと見られました。

キセキレイ

キセキレイでしょうか、木にとまっています。
ウグイスやコマドリなどの小鳥のさえずりがこの地帯ではずっと聞こえていました。

コミヤマカタバミ

足元に咲いていました。カタバミでしょうか?

標高板

三本滝から県道に出てこれから下ります。標高1700メートルです。
唐松林が綺麗です。

ウワミズサクラの樹

樹全体に白い花が咲いています。

サクラの花のアップ

花がブラシのようになって一房が10センチ位でしょうか、とても良い香りがします。
サクラという名前がついていますが珍しいですね。

県道沿いの看板

三本滝から県道を下ってくる途中です。
休暇村まで1.2キロの原生林の小径の標識がありますが機会があったら歩いてみたいところです。

県道沿いの看板(夜泣峠)

野営場の入口でもあり、一の瀬キャンプ場にもぬけれます。

スモモの樹

乗鞍高原を代表する樹です。
5月初旬から5月下旬が見ごろですが、まだ少し残っていました。

スモモの花

散る間際ですが、白い花が咲いていました。

乗鞍岳

昨晩は雨降り、今朝は晴れ間も見えましたが、雲行きのあやしい中、乗鞍岳が見えてきました。
まだまだ頂上付近は雪が残っています。
雪形も沢山見えます。

乗鞍岳スケッチ

旅人が水彩画でスケッチを楽しんでいらしゃいました。
ご主人は写真を、奥様はスケッチです。
題材が豊富な乗鞍高原ですので楽しみ方もいろいろですね。

乗鞍高原入口(中部山岳国立公園)

これからの高原は赤いレンゲツツジ(6月中旬~6月下旬)で真っ赤に染まります。

ミヤマキンポウゲ

小さな花ですが、いたるところに咲いています。

水芭蕉

すでに時期(4月下旬~5月中旬)が過ぎ、葉っぱだけですが、水辺に群生しています。

白樺と乗鞍岳とレンゲツツジ

レンゲツツジの見ごろはこれからですが、さわやかな風が高原を行ったり来たり。

山野草

可憐に咲いています。名前は?

水芭蕉と乗鞍岳

まいめの池からの逆さ乗鞍

乗鞍に31年間お住まいのペンションオーナーのお薦めポイントです。