乗鞍岳は(日本百名山)標高3026m・北アルプス中部山岳国立公園にあります。
山岳観光地「上高地」と並び四季折々の自然がたっぷりの魅力あふれる場所として知られています。
登山・スキー・スノーボード・温泉などで楽しめ、また自然探索など乗鞍高原一帯は豊かな自然に育まれて他では見ることができない沢山の花が咲き、鳥類や動物が生息しています。
乗鞍岳の雪解け水の豊富なこの時期、乗鞍を代表する3つの滝「三本滝」「善五郎の滝」「番所大滝」を歩いてみました。
まず、「三本滝」からご紹介します。
県道84号線を乗鞍岳を目指して走ります。観光センターから三本滝駐車場まで車で約15分です。
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6月の乗鞍高原温泉スキー場
6月でもまだ雪が残っていました。
三本滝入口
乗鞍高原散策マップの看板です。
冬はこのあたりは3mほどの雪で覆われますので看板の文字もうすれています。
三本滝の停留所
この先はゲートがあり一般車輌の乗り入れはここまでです。
自然保護のためマイカー規制されています。7月1日エコーライン開通に合わせてシャトルバスが運行されます。
駐車場がありますのでここに車を置いて三本滝に向かいます。
クマに遭遇しないよう祈ります。
苔
昨晩の雨降りもありますが、もともと湿気の多い場所でしょうか、苔も生き生きしています。
根あがり
こんな穴が至る所にあります。動物(クマ)が潜んでいる場合もあるそうです。
危険場所
こんな感じで崩れている箇所もあります。
何しろ3mほども雪が積もりますし、雨の降り方も半端じゃなさそうですね。
5月の連休はまだ雪があったそうです。
針葉樹林
笹林と針葉樹林の中を下ります。ひんやりとした空気です。
曲がりくねった樹
雪の重みという自然の力が加わったのでしょうか、すごい曲がり方です。
ねあがり
古い木の上からまた新しい木が生えています。年代を感じます。
道しるべ
乗鞍岳登山道にも繋がってます。
三本滝まで0.2km、ここまで徒歩でゆっくり30分ぐらい歩きました。
整備された歩道
山際を歩くので歩きやすいよう木の板での道です。
三本滝の看板
長野県名勝「三本滝」昭和56年11月7日指定。
この三本滝は水源も趣も異なる3つの滝が一ヶ所に合流していることが特徴です。いずれも乗鞍岳の溶岩にかかる滝で、高さは50~60m、滝つぼの標高は1,840mです。向かって右側の滝は、小大野川の支流・クロイ沢にかかり、黒色の溶岩の上をなめるように流れています。
正面の滝は、小大野川の本流をまっすぐ豪快に流れ落ちます。
左側の滝は、無名の沢にかかっています。木の間越しに、ひっそりと流下するすがたを見ることができます。
三本滝は、その昔、乗鞍岳にかかわる山岳信仰の修行者の行場であったと言われています。滝のまわりにはうっそうとした森林がひろがり、滝を引き立てています。秋には常緑針葉樹のシラビソやコメツガの緑の中に、落葉広葉樹のカツラ、ダケカンバ、ナナカマドなどの赤や黄色が映え、いっそう美しい景色が見られます。乗鞍高原には数多くの滝がありますが、この三本滝は、番所大滝、善五郎の滝とともに「乗鞍三滝」とよばれることもあります。平成2年には「日本の滝百選」の一つにも選定されました。と書かれています。
左の滝
ひっそりと流下する流れのようですが、いつもより水量が多いいようです。
イワカガミⅠ
水しぶきがあたる岩盤にへばりつくように咲いていました。
イワカガミアップ
本物を見たのは初めてです。
可憐に咲いています。
キセキレイ
キセキレイでしょうか、木にとまっています。
ウグイスやコマドリなどの小鳥のさえずりがこの地帯ではずっと聞こえていました。
コミヤマカタバミ
足元に咲いていました。カタバミでしょうか?
標高板
三本滝から県道に出てこれから下ります。標高1700メートルです。
唐松林が綺麗です。
サクラの花のアップ
花がブラシのようになって一房が10センチ位でしょうか、とても良い香りがします。
サクラという名前がついていますが珍しいですね。
県道沿いの看板
三本滝から県道を下ってくる途中です。
休暇村まで1.2キロの原生林の小径の標識がありますが機会があったら歩いてみたいところです。
県道沿いの看板(夜泣峠)
野営場の入口でもあり、一の瀬キャンプ場にもぬけれます。
スモモの樹
乗鞍高原を代表する樹です。
5月初旬から5月下旬が見ごろですが、まだ少し残っていました。
乗鞍岳
昨晩は雨降り、今朝は晴れ間も見えましたが、雲行きのあやしい中、乗鞍岳が見えてきました。
まだまだ頂上付近は雪が残っています。
雪形も沢山見えます。
乗鞍岳スケッチ
旅人が水彩画でスケッチを楽しんでいらしゃいました。
ご主人は写真を、奥様はスケッチです。
題材が豊富な乗鞍高原ですので楽しみ方もいろいろですね。
乗鞍高原入口(中部山岳国立公園)
これからの高原は赤いレンゲツツジ(6月中旬~6月下旬)で真っ赤に染まります。
ミヤマキンポウゲ
小さな花ですが、いたるところに咲いています。
水芭蕉
すでに時期(4月下旬~5月中旬)が過ぎ、葉っぱだけですが、水辺に群生しています。
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