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魏石鬼の岩屋(ぎしきのいわや)|八面大王が隠れ住んでいた洞窟|安曇野市穂高

「昔安曇野の民を苦しめる八面大王を、東の蝦夷を征伐にいく途中の坂上田村麻呂という将軍が、33ふしの山鳥の尾羽で作った矢で討った」という、安曇野に古くから伝わる「八面大王」伝説。
その八面大王が坂上田村麻呂に抵抗する為に隠れ住んだのがこの洞窟だと言われています。
全国的にも珍しい、盛り土代わりに岩を使った「ドルメン式古墳」です。
周辺は熊が出やすいので十分注意して行ってください。

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八面大王足湯→八面大王とにらめっこしながら浸かれる足湯
大王わさび農場→八面大王の胴体を埋葬した大王神社、魏石鬼の岩屋のレプリカがあります

正福寺の不動尊の右側から入ります。

わかりやすいように立て札が立っています。

山側には入山禁止のロープ。
人がやっと一人通れる狭い山道を歩いて行きます。

昔の行者が作った石仏でしょうか?岩屋の方まで何体も置いてあります。

ずらりと並ぶ石仏を見ると、怖くなってきます。

本当に鬼が出てきそうな山道。
正福寺から5分くらい歩きます。

なんとなく熊が出そうな感じもしてましたが、やっぱりありました!!
「熊出没注意」

今年は熊被害が多いですし、ここはかなりの山奥。
魏石鬼の不気味さ+熊の恐ろしさで、ドッキドキです~。。。

とりあえず、ケータイの電波はOK!

しばらく歩くと、正福寺の岩上観音堂に着きます。

古びたベンチがあり、焚火をした後が残っています。
こんなところで長居する人もいるんですね~。

岩上観音堂は八面大王の魂を鎮めたところだと言われています。

魏石鬼の岩屋の上に建てられています。

下へ続く古い階段。足元に注意しながらここを下ります。

石灯籠も年季が入ってます。

小さな祠もありますが、これは??

魏石鬼の岩屋の側面

確認しにくいかもしれませんが、観音様が彫られています。
下には石仏もあります。

魏石鬼の岩屋

魏石鬼八面大王という鬼がたてこもったと伝えられる、この岩屋は巨大な花崗岩で組み立てられた穂高町有数の古墳(横穴式石室)である、考古学者鳥居龍蔵博士は全国的美濃珍しい古墳であると推奨した。

石室の上部には観音様が三体彫られています。

石室の入り口はしっかりと施錠

紙垂(しで)は金属製の丈夫なやつ。

石室の中を覗いてみました。

古墳ってことは、この横穴は死者を埋葬した所?
岩屋の奥はただならぬ空気感がただよっています。怖っ!!

岩屋の隣に石碑がありますが、なんて書いてあるのでしょう?
ちょっと読めませんでした。

写真を撮り忘れましたが、まわりにも小さな岩屋があり、そこには家来の小鬼が住んでいたといわれています。

八面大王伝説をより一層楽しみたい場合は、八面大王足湯大王わさび農場もおすすめです。