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舎爐夢(しゃろむ)ヒュッテ【1】|オーガニックレストランのある人気の宿|安曇野市穂高

シャロムとはヘブライ語で「平和」。
もと山小屋の支配人だったオーナーが、山の仲間と3年がかりで建てたという手づくりの宿は、シンプルながら、重みと温かみがあります。
入口外観
「エコ」や「スローライフ」という言葉は今ではありふれていますが、まだそんな言葉もまだ聞かれなかった時代から、安曇野で先駆的に、旬を食する玄米食や自然食品を提供し、ワークショップなどであらゆる情報を発信し続けているカフェ・レストラン兼ペンションです。

宿泊は基本的に、1泊夕朝食付 9500円(税込み)で、シングル、ツインのベッドルームから、相部屋、そしてキャンプインも可能です。
家族構成や宿泊目的で、部屋のタイプや金額が異なりますので詳しく相談することをお勧めします。
宿泊しなくても玄米菜食のコース料理のみ味わうこともできます。(要予約)

住所:長野県安曇野市穂高有明7958
電話・ファックス:0263-83-3838
ホームページ:http://www.ultraman.gr.jp/shalom
交通:中央高速長野道豊科インタ-より20分 
JR中央線 松本経由 大糸線 穂高駅下車 車で10分
送迎:夕方5時30分 朝8時45分
チェックイン:15時~18時 チェックアウト 10時
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穂高駅方面からは、山麓線の「アートヒルズガラス工房」を過ぎて約100メートルのところにあるリンゴ畑横の細い道を右折します。
写真右側、木の茂みを過ぎたところに看板があります。


看板です。


舗装されていますが細い道です。


500メートルほど進むとまた看板が出ていますので、御見落としなく!
ここを左折したら、突き当たりに施設が見えてきます。


正面の建物は雑貨屋「シャンティバザール」。


正面右手が宿泊施設「シャロム・ヒュッテ」になります。
敷地内と道路側に駐車場があります。


ヒュッテの横から見た外観です。


こちらは反対側の横から見た外観。


そして正面入り口です。
ヘブライ語で「シャロム」と描かれています。


廃材を使って作られたという宿。
ラウンジの窓もユニークでお洒落。
ファション雑誌の撮影にも多く使われているというのも頷けます。

ズラリと並んだ長靴はここでの農業体験者用のモノです。


入口の扉。重厚です。


二重になっています。


玄関入って右手にある広いパブリックスペース。
宿泊客の出会いの場、憩いの場となっていることでしょう。


大きな切り株のテーブルが、木立の中にいるような温かい雰囲気をつくっています。


大きくとった窓から、外の緑も鮮やか。


本もズラリ。
ステレオもありました。
何度も訪れる人が多いのは、このくつろぐ空気でしょうか。


こちらは通路を挟んで反対側にある厨房とダイニングテーブル。
奥も和室になっています。
夕食は別棟のレストランで。朝食はここで食べます。


部屋のある2階の廊下は吹き抜けで高くつくられています。
突き当りは左右に部屋が分かれていました。


シングルベットの部屋。
ベッドも台は手づくりとか。
簡素で清潔。心地よさそうな感じです。


6畳2間のコネクションルームになっている部屋もあります。


8畳S シングルのツインベットのお部屋。
雰囲気が多少変わります。


こちらの部屋の奥には梯子を発見!


2段ベッドになっていました。
子供って、こういうの憧れますよね。
空いていれば念願かないます!


一人旅で安心して泊りたい、費用を安くあげたい人には、このような男女別相部屋もあります。
自炊コーナーの利用も可能です。

また、ワークショップに使う地下フリースペースを、シュラフ(寝袋)持参の人用のドミトリーとして使うこともあります。


漆喰で塗られた廊下の壁。
ボードには宿泊した人たちから届いた礼状や近況報告などがあふれんばかりに・・


「花摘み」とは・・
山で女性がトイレに行くときに使う隠語です。


トイレには各部屋ごとの手拭が洗面所の横に置いてあります。
部屋にバストイレはありません。共同になります。


ロードレース用の自転車が吊り下げられていました。
一番良い保管場なのか、オブジェになってしまっているのか・・・


お風呂場は地下にあります。


檜風呂です。


風呂場に入る時に木の札を選んでかけます。


地下階段の壁にも所狭しと本が並んでいます。


使い捨ての洗面具などは基本的に置いてありませんが、お持ちでない方用のアメニティグッズがありました。


玄関入口近くの水場。
朝、ここで洗面している人は気持ちがよさそうでした。


玄関右の敷地は「野外保育 森の子」になっています。
基本的に園舎をもたず、四季を通じて、自然を体感することを大切にしているシュタイナー教育の小さな園です。


反対側には「シャロム」のカフェ・レストランと雑貨店。
そして目の前には畑が広がっています。


シャロムのスタッフが自家菜園から野菜を収穫して戻ってきました。
自然農法で育てられた雑穀や野菜がどのように姿を変えて出てくるかは、「シャロム2」のレストラン編でお伝えします。

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鐘の鳴る丘集会所|NHKラジオドラマ「鐘の鳴る丘」のモデルになった建物|安曇野市穂高

現在は青少年の研修施設として利用されている鐘の鳴る丘集会所。
NHKのラジオ番組「鐘の鳴る丘」(昭和22年から600回放送)の舞台になった建物です。
平成20年10月29日、安曇野市の有形文化財に指定された歴史を感じる貴重な建物です。
毎日10時、12時、15時には、ラジオ番組の主題歌「とんがり帽子」のメロディーが流れます。


大正時代には、「有明温泉」として賑わった温泉旅館の建物でした。
温泉旅館閉鎖後の1946年(昭和21)、建物は青少年たちの更正施設「鐘の鳴る丘」有明高原寮として利用されるようになりましたが、1980年(昭和55)に老朽化により取り壊しとなるところを旧穂高町が譲り受け、現在の松尾寺の北側に移転復元されました。

【問い合わせ先】
穂高郷土資料館 電話:0263-83-8844
【入館料等】
 施設の利用については、研修施設のため一般の方の利用はできません。ただし、集会所内の資料を見学希望の場合は、問い合わせ先へ事前に連絡ください。
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山麓線沿い、「鐘の鳴る丘」、「穂高郷土資料館」の看板がある道を西へ。

松尾寺山公園内にあります。

駐車場

駐車場の奥にはトイレがあります。

案内看板の指す方にしたがって行くと・・・

鐘の鳴る丘集会所の外観

和洋折衷の時計台付きの左右対称な建物です。

わかりやすい名板が立っています。

説明書き

安曇野市有形文化財
鐘の鳴る丘集会所  指定年月日 平成20年10月29日

敗戦後の暗い世相に、人間のあたたかい愛と明日への希望のともしびをかかげようとした、菊田一夫原作「鐘の鳴る丘」は昭和22年から600回にわたりNHKから放送されました。
「緑の丘の赤い屋根 トンガリ帽子の時計台 鐘がなりますキンコンカン・・・・」
一世を風靡し、今もなお多くの人々によって歌い継がれている主題歌の懐かしい一節です。この放送劇の舞台となった建物が、鐘の鳴る丘集会所です。
戦前は、温泉旅館であったものを、昭和21年青少年の厚生施設として国が利用し、多くの青少年が健やかに更生し、明るく巣立っていった思い出多い建物です。
昭和55年、老朽化による取り壊しの際、法務省(有明高原寮)より譲り受け、国・県の援助を得てこの地に移転復元し、後世に長く残していくとともに、現在は青少年健全育成の施設として活用しています。

安曇野市教育委員会

鐘の鳴る丘(とんがり帽子)
作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而、唄:川田正子

1 緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台 鐘が鳴ります キンコンカン  メーメー小山羊(こやぎ)も啼(な)いてます 風がそよそよ丘の家 黄色いお窓はおいらの家よ

2 緑の丘の麦畑 おいらが一人でいる時に  鐘が鳴ります キンコンカン  鳴る鳴る鐘は父母(ちちはは)の  元気でいろよという声よ  口笛吹いておいらは元気

3 とんがり帽子の時計台  夜になったら星が出る  鐘が鳴ります キンコンカン  おいらはかえる屋根の下  父さん母さんいないけど  丘のあの窓おいらの家よ

4 おやすみなさい 空の星  おやすみなさい 仲間たち  鐘が鳴ります キンコンカン  昨日にまさる今日よりも  あしたはもっとしあわせに  みんな仲よくおやすみなさい

主題歌「とんがり帽子」のメロディーが流れる時計台

10時、12時、15時に流れます。

鐘の鳴る丘集会所の玄関

和風な造りです。

玄関の上の彫刻

細かいところまで凝っています。

チャイム?は・・・ないです。

2階の手すりは洋風。

塗装がはがれ気味の所も・・・

2階の屋根の彫刻

柱も屋根の感じも洋風です。

雨どい

このへんは、和風テイスト。

布基礎?冬は冷えそうです。

建物の裏側

二階へと続く階段の先に裏口らしきものがありました。

ロッカー

更生施設で使っていたものでしょうか?

時計台の裏

スピーカーがついてます。

謎のポールが立っていました。何?

集会所の前は、緑豊かな広場です。

やたらと大きな石がゴロゴロしてます。

背もたれに寄りかかるのに勇気がいりそうなベンチ

頌徳碑

この鐘の鳴る丘は、東京都練馬区北大泉鳴澤悦郎 てる子御夫妻からご寄付いただいた土地であります。鳴澤氏は法政大学評議員として法政大学第二工業高等学校の郊外施設の敷地選定の任を請けて昭和四十年十一月始めて穂高町に訪れられました。そしてその適地を穂高町有明に求めることに成功され当該郊外施設が建築されて今日偉容を誇っているのであります。
続いて逞しい意欲に燃えて学者村建設を自論され、余人の到底なし得ない努力を傾注された結果、全国的にも稀な二千余戸におよぶ学者村が誕生しました。
この間十五年にわたり穂高町の街是をよく理解されルールを守り山麓地帯開発の草分的役割を果された功績は偉大であります。
よって氏の徳を弥之永く子孫に伝える為にこの碑に刻記するものであります。

昭和五十五年七月吉日  穂高町

円形の広場

5月末にはツツジが咲いてきれいになります。

新緑のもみじがイイ感じ。

タラの芽?

道を挟んだところに、野外炊事施設があります。

利用するには、「安曇野市教育委員会 穂高総合支所教育課」へお問い合わせを。

鐘の鳴る丘集会所
野外炊飯施設 
使用上の注意事項

当炊飯施設を使用する場合は、次の事項を厳守してください。 

一、施設内および周辺での飲酒、喫煙は禁止とする。
二、備品類は大切に取り扱うこと。
三、ゴミや灰、燃えがらは各自で持ち帰ること。
四、夜遅くまで騒ぐなど、近隣に迷惑になる行為は慎むこと。
五、火気の取り扱いには特に注意すること。
花火等は禁止とする。
六、帰る際は必ず掃除を行い、水道・消火の確認を必ず行うこと。

尚、当野外炊飯施設を使用する際には、安曇野市教育委員会の許可が必要となります。
事前に左記までお申し込みのうえ、必ず許可書を携行してください。
安曇野市教育委員会 穂高総合支所教育課
電話 82-5970

水道まわり

ほとんど使われていないせいか、松の枯れ枝が落ちていました。

かまど

木材はたっぷり用意

ベンチは石でできたガッチリタイプ

ここの炊事場の地面には、小さなコケみたいな植物がびっしり。

その中に、ひときわ目立っていたのが、この毒キノコみたいなやつ。

いかにも毒がありそうなやつです。気持悪ぅぅ~。

有明狩猟鳥獣捕獲禁止区域

この区域は、イノシシ、ニホンジカ以外の鳥獣については狩猟が禁止されています。

集会所内の資料を見学希望の場合は、隣にある穂高郷土資料館へ事前にお問い合わせ(0263-83-8844)を。