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黒部湖遊覧船ガルベ|日本一高所を航行する遊覧船|富山県中新川郡立山町御前沢

黒部湖は最高標位1,448mになる日本一高所にある湖です。
ガルベはここを約30分かけて一周します。
雪解け水が集まってできた神秘的なエメラルドグリーンの湖面と、立山連峰、後立山連峰、スバリ岳、針ノ木岳・・・などの雄大な自然を満喫できます。

「ガルベ」とは「黒部」の語源といわれるアイヌ語から、安全運航を願って付けられた名前だそうです。

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【運行期間】6月1日~11月10日
        ※黒部ダムの水位低下などにより、運休することがあります
【営業時間】9~15時(約40分ごとに出航、季節変動あり)
【乗船料金】大人930円 子供470円
【定員】 80名(椅子席46、立席34)
【お問い合わせ】くろよん観光総合予約センター/0261-22-0804

扇沢駅
関電トンネルトロリーバス
黒部ダム【1】
黒部ダム【2】
黒部ダムレストハウス・くろよん記念室

遊覧船は40分に1本

黒部湖駅の前、黒部湖畔に通じるトンネルの方へ。

ここのトンネルは天井が低く感じます。

暗くて、ひんやり・・・。一人で歩くにはちょっと怖いです。

トンネルを抜けると、ロックシェッドで覆われた湖畔の遊歩道にでます。

地震により、歩道が崩壊しているところもあるそうです。

ガルベ乗り場までは大丈夫でした。
その先の歩道が危険なのだと思われます。

湖畔歩道から見た黒部湖

紅葉した木々やススキ、エメラルドグリーンの湖、山・・・
秋の黒部湖はとってもカラフル!!

少し歩いた先に、切符売り場と休憩所があります。

切符売り場の窓口

窓口の横は、お土産やお菓子、ドリンク類売場。

その奥が休憩所です。
ストーブも用意してあるので、朝方など寒い時はここで温まれますね。

少し時間があったので、周辺を歩いてみました。

御山谷歩道周辺案内図

展望休憩所まで1kmということなので、散策してみるのも楽しそうです。
ただ・・・「きけん」という張り紙があったので、今回はあきらめておきます。

カンバ谷つり橋

船着き場のすぐ近くにあります。
ここから先が御山谷歩道。ロッジくろよん、平ノ渡方面に通じる歩道です。

真下を見るとこんな感じ。

こんなに浅い所までエメラルドグリーン感たっぷり。

ガルベ乗り場

木の待合用ベンチがあります。
ちなみに、ここは禁煙です。

10分前くらいになったら改札口に並びます。

ガルベの乗船券 (半券切り取った後ですが・・・)

船着き場

階段が湖のもっと下まで続いています。
湖の水位によって、船着き場の位置も上下します。

何段あったか・・・?ですが、建物2階分くらい降りました。

船全長 は16m

船首部分

前のドアは船長さん用。

後ろのデッキの方から乗船します。

混んでいる時は立席で。(定員34人)

船内

椅子席の定員は46人。

操縦席

椅子はオフィスチェア!?

座席はドリンクホルダー付

椅子の下に救命胴衣が置いてありましたが、使い方などの説明はありませんでした。

サンルーフと合体してるような感じの窓

紅葉や空も見えてきれい☆

ガルベからだと、ダムを湖面から見ることができます。

いよいよクルージングスタート!!
カンパ谷船着場から針ノ木谷まで往復11.5kmを30分かけて遊覧します。

すごい水しぶき!!

御山谷半島のところ

小さく見える家は、平の小屋です。

詳しくは動画でご覧ください。

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黒部ダム【2】|日本一のアーチ式ダムと紅葉|富山県中新川郡

黒部ダム【1】のつづきです。

紅葉の見頃の時期に行ってきました。
放水終了後の黒部ダムと黒部湖駅の様子です。

黒部ダムはアーチダムの中でも、力学的に最も進歩したアーチ式ドーム越流型ダムで、お椀を縦に割ったような形をしています。
堰堤の長さ492m、高さ186mで、日本一を誇り世界でも最高クラスに入ります。
アーチ式ダムは、貯水した水の圧力を両岸の山で受け止める方式で、他方式のダムにくらべ、ダム体積が小さいためコンクリート量が少なく、建設工期が短く経済的なことが特徴です。
発電所は、アルプスの自然景観への配慮と雪崩から施設を守るため、ダム下流10kmの地下に設置されています。

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黒部ダム
富山県中新川郡立山町芦峅寺
くろよん総合予約センター/0261-22-0804
【HP】http://www.kurobe-dam.com

扇沢駅
関電トンネルトロリーバス
黒部ダム【1】
黒部湖遊覧船ガルベ
黒部ダムレストハウス・くろよん記念室

ダム堰堤の石碑の向かい側にあるのは、殉職者慰霊碑。(松田尚之氏作)

「尊ききみはしらに捧ぐ」と刻まれています。

トンカチ持っている人やスコップの人もいれば・・・

ツルハシを持つ人、その隣は服装的に現場監督さん?

働く労働者6体がレリーフになっています。

その隣には、黒部ダム工事による殉職者171名の名前が刻まれた慰霊碑と祭壇。

犠牲となった方のご冥福をお祈りいたします。

慰霊碑の横、壁面には黒部ダム関連の説明書きがいろいろ。

ダム・立山付近のご案内

くろよんのあらまし

「くろよん」とは、昭和31年に始まった「黒部川第四水力発電所」の建設時代に、この黒部ダムをはじめ、黒四発電所および導水路、送電線などの他、関電トンネルなど工事に必要な輸送路の建設を総称して「くろよん」と呼ばれていました。

黒部ダムについて

黒部ダムはアーチダムの中でも力学的に最も進歩したアーチ式ドーム型ダムで、高さは186mと、我が国で最も高いダムで世界でも最高クラスです。
アーチ式ダムは、水の圧力を両岸の山で受けてめる方式でコンクリートの両が少なくでき、経済的なうえ、工期が短くて済むことから採用されました。
昭和31年から仮設備の建設や掘削がおこなわれ、昭和34年にコンクリートの打込を開始し、昭和38年に完成するまで7年の歳月を費やしました。

黒部湖について

黒部湖は、黒部川の上流部を黒部ダムで堰き止めてできた発電用の貯水池です。
この湖の水を黒四発電所だけでなく、下流の7つの発電所にも効率よく使用しているため大変役にたっています。
一方、黒部ダムから下流への放流は、黒部川の自然景観を保ち動植物を保護するため毎年6月26日から10月15日までおこなわれています。

黒部川第四発電所について

発電所は、ここから10km下流に冬期の積雪と雪崩の危険を避け、国立公園の美観をそこなわないよう、全設備が地下150mにつくられています。
建物の構造は鉄筋コンクリート造りで、壁と天井は湧水の侵入を防ぐため二重構造となっていて、総容積は約22万立方mで国会議事堂とほぼ同じ容積です。

名古屋まで170km、大阪まで290km、東京まで210km、富山まで42km、大町まで20km

思ったより近い?直線距離だからですかね。

黒部ダム湖駅へ向かうトンネルの入り口にも破砕帯の湧水があります。

では、堰堤の上を歩いてみましょう。

堰堤の長さは492m、対岸まで結構歩きます。

「ふぉっとダム」撮影ポイント

音声案内に従って操作するだけで、記念写真が撮れます。

操作方法の説明

立ち位置とカメラ位置の説明

カメラはダム展望台に。

ここから撮影してくれるので迫力の写真が撮れます。
観光放水期間中でないからか、ふぉっとダムを利用している人の姿はあまり見られませんでした。

ダムの中間地点

ダムど真ん中からの眺め

紅葉がきれいです~☆

真下を覗いてみると・・・

放水してないので、底が良く見えます。カラカラです。

堰堤を渡りきった対岸、立山や室堂方面へ向かうトンネルがあります。

ここにある周辺マップはわかりやすいタイプのものです。

時間や体力にあわせていろいろな散策方法を提案してくれてます。

トロリーバス、ケーブルカー、ガルベの時刻表もまとめて表示

ここで引き返そうかと思いましたが、せっかくなので黒部湖駅の方まで行ってみました。

立山黒部貫光鋼索線(黒部ケーブルカー)の駅です。

トンネルの中に改札やホームが設けられています。

黒部ダム駅まで0.8kmの距離を約5分で結んでいます。

大観峰、室堂のライブ映像

大観峰、室堂の天候や気温

5度以下・・・向こうは10月とは思えない寒さです。
完全冬装備でないと厳しそうなのでここで引き返します。
機会があればまた今度。。。

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黒部ダム【1】|日本一のアーチ式ダムと紅葉|富山県中新川郡

黒部ダムはアーチダムの中でも、力学的に最も進歩したアーチ式ドーム越流型ダムで、お椀を縦に割ったような形をしています。
堰堤の長さ492m、高さ186mで、日本一を誇り世界でも最高クラスに入ります。
アーチ式ダムは、貯水した水の圧力を両岸の山で受け止める方式で、他方式のダムにくらべ、ダム体積が小さいためコンクリート量が少なく、建設工期が短く経済的なことが特徴です。
発電所は、アルプスの自然景観への配慮と雪崩から施設を守るため、ダム下流10kmの地下に設置されています。

紅葉の見頃の時期に行ってきました。
放水終了後の黒部ダムです。
放水していれば、毎秒10t以上の水量で迫力満点です。

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黒部ダム
富山県中新川郡立山町芦峅寺
くろよん総合予約センター/0261-22-0804
【HP】http://www.kurobe-dam.com

扇沢駅
関電トンネルトロリーバス
黒部ダム【2】
黒部湖遊覧船ガルベ
黒部ダムレストハウス・くろよん記念室

ダム展望台の方から散策してみました。

黒部ダム駅のホーム出口から右へ行くと、220段の地中階段。

ダムダム君のさんぽみち

途中にいくつか「あと○○段」というカウントダウンがあります。

思ったより220段はキツイです。
疲れたらこちらで一息。。。

破砕帯の湧水も味わえますよ。

黒部ダム建設時の輸送路である関電トンネルの破砕帯、標高1560m付近のトンネル内には、なんと年間40億リットルもの不純物をほとんど含まない純水が湧き出ています。

220段登りきると、ダム展望台の売店があります。

おやき、おでん、おしるこ、フランクフルト、豚まん、ソフトクリームなど軽食が食べられます。

お土産も売っています。

プロジェクトXのDVDが流れています。

トイレ

喫茶スペース

どの席に座っても、ダムを一望できる景色の良い場所です。

立山連峰、それぞれの山の名前と標高

フォトダムの撮影場所

ここから撮影するわけですね。

ここダム展望台は、傍から見るとこんな感じ。

ダムに負けないスケールの売店です。

売店を通り抜けて外へ。

ダム展望台の方へ登ります。

それほど段数はないのでご安心を。
さっきの220段に比べればどうってことありません。

展望台休憩所 標高1508m

広々とした展望台、観光客で賑わっています。

記念撮影ポイント

手持ちのカメラで撮影してくれるサービスもあります。

双眼鏡

ここにも小さな売店が出ています。

黒部湖周辺のジオラマ

紅葉の季節の立山連峰です。

ダム展望台からの眺め

放水していれば、水しぶきに虹がかかって、すごい迫力なんだろうなぁ・・・。

広報用写真はだいたい放水しているやつなので、ダムの下が見えるのはある意味貴重です。

壁伝いに階段を下りていくと、ダム建設に使われたケーブルクレーンやコンクリートバケットなどが展示されています。(クリックで拡大)

コンクリート打設量 :総打設量1598139立方メートル(大型生コン車27万台分)
ダムが完成するまでここに展示してあるバケットで17万8千回、また最高打設日には、1日960回もコンクリートを運搬しました。

25tケーブルクレーン

両塔走行型ブライヘルト式2基
径間:598m
楊程:233m
主索:100mm
巻上索:26mm

コンクリートバケットのつり上げ用フック

コンクリートバケット

1室高速型空気圧縮開閉式 8台
容量:9立方メートル(大型生コン車1.5台分)
高さ:3.63m
幅:2.43m
長さ:3.25m

また階段を壁伝いに降りていくと・・・

放水観覧ステージ

ここはバリアフリーなので、黒部ダム駅から車椅子でも来ることができます。

ダム堰堤が目線の高さで見れます。

ここを下に降りると新展望台広場

長~い階段の先にあります。

放水していれば降りようと思いますが、帰りの登りがきつそうなので・・・
ズームでご覧ください。

放水期間中は見応えがありそうですね。

ダムレストハウスは別記事でご紹介します。

ダム堰堤 標高1454m

ここも記念写真ポイント、絶対外せませんね。

黒部記 (クリックで拡大)

ダム湖と堰堤を間近で・・・

本日の水深167m

深いです~。

黒部ダム【2】の記事に続きます・・・

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高瀬ダムと発電所見学ツアー|高瀬渓谷の紅葉を無料で楽しむ裏ワザ|大町市平

<<お知らせ>>
このたびの東日本大震災の影響により、高瀬川テプコ館は閉館となりました。
専用マイクロバスでの高瀬ダム・新高瀬川発電所見学案内についてもテプコ館閉館に伴い、廃止となります。
※高瀬ダムへは、七倉ダムより特定タクシー(約15分)をご利用いただくか、徒歩(約1時間半)で行けます。

高瀬渓谷の紅葉を見るなら、高瀬川テプコ館の見学ツアーを利用するのがおすすめ。
高瀬ダムまで専用のマイクロバスで無料で連れて行ってもらえます。高瀬ダムまで行くには、途中から自家用車では行けません。徒歩かタクシーを利用するしかないので、めちゃめちゃお得です。
見学ツアーは約2時間。おもしろいガイドさんが、高瀬ダムと新高瀬川発電所を案内してくれます。

見学ツアーで行く高瀬渓谷とはこんな場所

高瀬ダム堰堤より見下ろす紅葉は、県内有数の紅葉の名所地として知られています。

搭乗するのは2号車

まっ、普通のマイクロバスです。

急な雨用に傘の用意がしてあります。

後にこれが役立つこととなるとは・・・。この時は思いもしませんでした。

運転席の前にもやっぱり、でんこちゃん

高瀬渓谷を目指して出発です!!

前の1号車に続いていきます。 ♪紅葉見に行こうよ~♪

大町エネルギー博物館

テプコ館のすぐ近くにあります。
機会があったらまた今度・・・。

ちょうど紅葉の見頃。
どんどん葉っぱがキレイになっていく感じです。

まず見えてきたのが、大町ダム。

左側の席に座ったほうが良く見えたかも。

見どころのほとんどは左側だった気がします。

バス運行中のガイドはテープです。

路線バスと同じように、運転手さんが手元のスイッチで操作しています。

高瀬渓谷緑地公園

安曇野伝説の竜に乗った泉小太郎の像がドドーンとある公園です。

長い長いトンネル

でんこちゃんが吸い込まれていくような感じです。

さっきまで晴れていたのに、だんだん雲行きがあやしくなってきました。

まさか、まさか・・・ね。

七倉ダムから先は、マイカー規制されています。

個人で高瀬ダムへ向かうには、徒歩(1時間)で行くか、タクシー(片道2,100円)を利用するしかありません。
それを考えると、見学ツアーはとってもお得&らっく楽♪

七倉ダムの先のトンネル

左側だけライトがありますが、これは歩行者用の通路が左にあるためです。
徒歩でダムへ向かう人はここを歩いていかねばなりません。うひゃ~。

高瀬ダムを登る坂は急激

前のバスの傾きようを見ると恐くなっちゃいます。

テプコ館を出発して約30分。
ようやく、高瀬ダムに着きました。

がっ!!
外はドシャ降り。

一応バスを降りてダムを見てみます。

バスの置き傘がこんなに大活躍しようとは・・・。

ダムの水も本来はもっときれいなエメラルドグリーンをしているそうです。
台風18号の影響で濁ってしまっています。

台風がくると、1ヶ月は湖面が濁ってしまうそうです。

あまりにすごい雨なので、ガイドはバス内で。

烏帽子岳、蓮華岳、北葛岳・・・と山の説明を受けますが、
なんせ水墨画のような景色なので、さっぱりわかりません。

ここでトイレ休憩がありました。高瀬ダムの上のトイレです。

天候がよければ、この先にある展望台に登って紅葉を楽しむ予定でした。

今日は雨に加え、強風。
頂上ではメガネも吹き飛んでしまうくらいヒドイそうなので、行けませんでした。

晴れていれば、こんな風景が楽しめたはず・・・。

そのかわり、雨の日用のマニアックなツアーに変更です。

普段は行かない、ダムの真下に連れて行ってもらえることになりました。

さっき登ってきたところを下って・・・

普段はここで停車して見学することはないそうですが、
特別に「高瀬ダム」と書かれた看板の前で記念撮影タイム。

日本の全ダムで二番目に高いダム(176.0メートル)です。

高瀬ダム(ロックフィル式ダム)

新高瀬川発電所の上部ダムとなる高瀬ダムは、高さ176m、堤体積1159万㎡の規模で日本有数のフィルダムです。
岩石や砂利を積み上げ、ダムの内部または上流面を、水を通さない材料で築いたダムです。堤体は大変大きなものになりますが、資材の運搬が困難で、岩石が手近にある場所に適しています。
高瀬ダムと七倉ダムはこのロックフィル式ダムです。高瀬ダムは高さ176メートルあり、ロックフィル式ダムとしては日本で一番高いダムです。

ダムの表面は岩石や砂利を積み上げてできています。

崩れないように工夫して積み上げられているそうです。

もちろん、登っちゃダメ!!

ロックフィル式ダムは、洪水による堤体越水には弱いため、堤体中央部に洪水吐きを設けることができません。
なので、右岸の山を掘削して洪水吐きを設けています。

白馬のジャンプ台よりも急な39度の傾斜。

下からのアングルで。

通常の見学ツアーでは、ここへは寄らないそうです。
天候が悪い日だけの、ダムマニアにはたまらないツアー。

洪水吐きの先は、高瀬川

下からのダムを満喫したところで、次は新高瀬川発電所の見学です。

山の地中の中にある発電所。トンネルの先にあります。

発電所到着

トンネル内でバスを降ります。

広~~~い発電所内

天井も高~~~い!!

まずは、ガイドさんから揚水発電の仕組みについての説明。

新高瀬川発電所(揚水式発電所)
発電所の上と下に大きなダムをつくり、電気をたくさん使う昼間に上のダムから下のダムに水を落として発電し、電気があまり使われない深夜に下のダムに貯めておいた水を上のダムにくみあげておきます。この方式を揚水発電といいます。
新高瀬川発電所はこの方式で運転しています。上のダムは高瀬ダム、下のダムが七倉ダムです。電気は大量に蓄えておくことのできないエネルギーですが、こうすることによって水をたくさんのエネルギー源として蓄えておき、電気が必要な時に発電ができるようにしています。

今日は1号機がちょうど発電中でしたので、1号機を見学することに・・・。

避難経路図

心配性の人はご確認ください。

1階は写真撮影OKですが、地下については企業秘密のため写真はNG!!
発電所のフロアー案内で、なんとなくご想像ください。

いよいよ地下へと降ります。

ポンプ水車や発電電動機がグルグル回転しているのを見学しました。
写真NGですので、見たい方はツアーに参加してみてください。

帰りは行きと違う道を通りました。

やっぱり帰りも座席は左側が有利かも。。。

雨のマニアックなツアーも良いですが、晴れた日の紅葉もきれいなんでしょうね~。
天気予報をチェックしてからお出掛けください。

高瀬川テプコ館
【営業時間 】 通年営業 (8:00~16:30)
           冬季営業時間( 9:00~16:30)
【入場料金 】 0円 
【休館日 】 年末年始/12月~4月の月曜日(月曜日が祝日の場合、翌日が休館)
【Tel】  0261-23-2152
【Fax】 0261-23-2153

高瀬ダム・新高瀬川発電所見学
運行期間:4月下旬~11月末
出発時刻:午前9:00 9:30 10:00 午後13:00 13:30 14:00
定員:各50名
注意:・50名以上の団体でも見学可。要予約。
   ・見学バスは必ず午前・午後各3便あるとは限りません。
   ・見学バスの空席状況はHPでご確認を。
申し込み方法:予約制 0261-23-2152
       空席があれば、当日受付も可。

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高瀬川テプコ館|高瀬渓谷と水力発電を学ぶ|大町市平

<<お知らせ>>
このたびの東日本大震災の影響により、高瀬川テプコ館は閉館となりました。
専用マイクロバスでの高瀬ダム・新高瀬川発電所見学案内についてもテプコ館閉館に伴い、廃止となります。

高瀬渓谷と水力発電のしくみについて、楽しく学べる施設です。
屋外には高瀬ダムや実際に発電所で使われていた機械が展示してあったり、館内には、高瀬渓谷や電気に関することが勉強できます。
特に、無料のマイクロバスで行く高瀬ダムと新高瀬川発電所の見学ツアーは人気です。

高瀬川テプコ館へ行くにはまず、黒部ダムや大町温泉郷方面へ向かいましょう。
高瀬川テプコ館周辺になると、案内看板がでています。

その案内看板どおりに行けば、あっという間に到着!

高瀬川テプコ館の建物

テプコ館前にも駐車できますが、道を挟んだ向かい側の駐車場もあります。

発電所見学ツアーに使用されると思われるマイクロバスが待機中です。

テプコ館前の屋外にはダムや発電所に関する展示物がゴロゴロ。

高瀬ダムに使われている「岩石」

見学ツアーでも実物が見れます。

高瀬ダムに使われている「岩石」
・この「岩石」は高瀬ダムの表面に使用されているものです。
・この石は、ダム周辺の河床から集められた自然のままのもので、石の種類は花崗岩です。
・ダムに使われている石は、大きなもので約15トンあり、全部で約8万個使用されいてます。

ポンプ水車ランナ

新高瀬川発電所で実際に使われていたもの。水車として、また揚水運転にも使うことができる。日本一大きなポンプ水車ランナ。

揚水発電用ランナ(立軸フランシス形ポンプ水車)
このランナは、ポンプ水車ランナといい水車として発電運転に使うだけでなく、ポンプとして揚水運転にも使うことができるものです。
新高瀬川発電所(最大出力128万kw)で実際に使われていたものでフランシス形ポンプ水車としては、日本で一番大きなものです。

水車:最高有効落差241.7m、最大使用水量161㎡/s、最大出力336000kw
ポンプ:最高全揚程264.4m、最大揚水量130㎡/s、最大ポンプ入力321000kw
回転速度214rpm、外径6.360m、重量(展示品)140ton、高さ2.535m

「木レンガ」トンネル

高瀬川最上流にある「高瀬川第五発電所」に使用されていた水路トンネルの復元。
当時の土木技術を知る貴重な資料。

「木レンガ」トンネル
これは高瀬川最上流部にある「高瀬川第5発電所」(大正14年運転開始時、出力6300kwにしようされていた水路トンネルを復元したものです。
トンネルの内面が木レンガで覆われているのは、この発電所で使用している水の中に含まれている硫化物による劣化を防止するためです。使用された木レンガは山深い現地の天然唐松を使用して製作されました。
トンネルの施工に尽力されました故前田又兵衛氏らの苦労がしのばれるとともに、大正末期から昭和初期にかけての土木技術を知るうえで歴史的に貴重な資料です。

トンネルの中にも説明が書いてあります。ほとんど同じ?

「木レンガ」トンネル
この展示物は、木(もく)レンガ(木製)を用いた水路トンネルで高瀬川最上部にある「高瀬川第5発電所)(出力6600kw)に使用されていたものを復元しました。
高瀬川第5発電所(大正14年運転開始)は、北アルプス槍ヶ岳を源流とする水俣川と、硫黄岳を源流とする湯俣川から取水し、その水質は硫化水素成分を含んでおり、硫化物を防止するためトンネルの内面を木レンガで覆った構造になっています。
この木レンガは、山深い現地の天然唐松を伐採製作したもので、施工にあたって前田又兵衛氏らの苦労がしのばれるとともに、当時の土木技術をしるうえに歴史的にも貴重な工法であります。

水車

1922年の運転開始から1990年までの68年間、高瀬川第一発電所で運転した水車。

水車
この水車は、1921年(対象10年)スイスのエッシャーウィス社で製造されたものです。
1922年(大正11年)に運転を開始して以来68年間、高瀬川第位置発電所において運転を続け、この間に約13キロワット時の発電をしましたが、1990年(平成2年)発電所改造工事で不用となり展示したものです。
なお、発電機と二連水車のうち1号水車は、大町エネルギー博物館に展示されています。

水車形式:横軸二輪複流渦巻二連フランシス水車
最大出力:1865×2kw 
回転速度:428min
有効落差:30.30m
製造年:1921年
使用流量:13.63㎥/s
製造者:エッシャーウィス

展示物にまぎれて、地場産品の店「いいずら大町」も威勢よく開店中。

「いいずら」というのはこの辺の方言で、「いいでしょ?」って意味です。

長野県の方言講座
『~ずら』
同意の要求、事実の確認の終助詞。「~でしょう?」「~じゃないの?」の意。
「た」で終わる言葉などに「ずら」をつける場合、「つら」に変化することがある。
例)「学校行ったずら?」→「学校行っつら?」(学校へ行ったんでしょ?)

入口前にはお決まりの記念撮影用のパネル

日付入りです。

でんこちゃん「いらっしゃいませ」

もちろん、入場は無料。

ウェルカムシンボル
水力発電に欠かすことのできない森や水をイメージしたブルーを基調としたエントランスです。

カレードスコープ
ウェルカムシンボルの中央にある岩みたいなやつです。

覗くと何かが見える!!

こっちは高瀬渓谷の景色が見えるといいう覗き穴。

覗いた感想は・・・
う~ん。。。

電気と地域の情報コーナー
大町市周辺の観光スポットや、電力についての情報を知ることができます。

大町市特産品紹介コーナー

お酒類が多い気がします。

大町市周辺の観光スポットのパンフレットがずら~り。

クイズで学ぼうコーナー
電気や高瀬川に関したクイズが出題されます。

クイズに正解すると景品がもらえるそうです。

高瀬川情報ボックス

高瀬川周辺の情報がいっぱいです。

チョロQであそぼうコーナー

小さい子は、東京電力仕様のチョロQで暇つぶし。

これで遊んだあとは、必ずおねだりされます。

チョロQ以外にも、テプコ館オリジナルグッズが多数。

おしゃべりキティちゃん

人間と会話ができちゃう、ハイテクキティちゃん。
さみしい一人暮らしの人にはもってこい!?

キティちゃんと会話するコツの説明書き

マニュアルどおりの受答えしかできません。
間違って聞き入れてトンチンカンな答えが返ってくることも・・・。
やっぱり、ドラえもんのようにはいかないようです。

ほうじ茶、お湯、煎茶が自由に飲み放題です。

3Dバーチャルライド (ダム・発電所見学体験)

ヘリコプターからの空撮と高瀬ダム・新高瀬川発電所の見学ツアーを仮想体験できます。

3Dバーチャルライドの乗り方はこちらを参考に・・・。

地下発電所の空洞案内コーナー

揚水発電のしくみコーナー

揚水発電のしくみが楽しく?すぐにわかる?、動く巨大ジオラマです。

揚水発電とは
発電所の上と下に大きなダムをつくり、電気をたくさん使う昼間に上のダムから下のダムに水を落として発電し、電気があまり使われない深夜に下のダムに貯めておいた水を上のダムにくみあげてする発電方法

高瀬ダムの断面

地層みたいです。

一日の電気の使われ方

電気の使われる量は時間帯に寄って大きく違います。
最も多い昼間のピーク時には一番少ない深夜の約2倍も電気が使われています。

高瀬ダム・新高瀬川発電所見学ツアーの案内

ちょっと不自然なでんこちゃんがごあんなーい♪

見学ツアーの経路図

高瀬川テプコ館出発→移動35分→高瀬ダム見学(25分)→移動10分→
新高瀬川発電所見学(20分)→移動30分→高瀬川テプコ館到着

見学ツアーの申込みは電話での事前予約が必要ですが、空席があれば予約なしでも参加できます。

見学を希望する場合は、受付へ

申込書に住所や氏名、年齢を記入します。何かあった時のため?ですね。
(登録した情報は見学終了後に廃棄処分されるそうです。)

チケットには、搭乗バス名と出発時刻が書かれています。

チケットの裏に記念スタンプを押すスペースがあったので、
押してみました。

見学ツアーはまず、映像ホールでダムや発電所の予備知識をお勉強するところから。
バス出発時刻30分前から上映されます。

映像ホールでは、ダム・発電所の建設記録と高瀬渓谷の四季映画、人気の3D映画など色々な映画を上映しています。

上映時間のお知らせ。

記録映画「高瀬渓谷と水力発電」という映画が上映されます。

あまり興味ないって人はホールをウロウロしていてもOK。
もちろん、ガッツリ知識を頭に詰め込むのもOK。

映画を見たら、いよいよ見学ツアーへ出発です。
ツアーは約2時間かかるので、トイレに行くのをお忘れなく。

親切に女子トイレのベビーシートには、おしり拭き完備。

見学ツアーの続きは「高瀬ダムと発電所見学ツアー|高瀬渓谷の紅葉を無料で楽しむ裏ワザ|大町市平」

高瀬川テプコ館
【営業時間 】 通年営業 (8:00~16:30)
           冬季営業時間( 9:00~16:30)
【入場料金 】 0円 
【休館日 】 年末年始/12月~4月の月曜日(月曜日が祝日の場合、翌日が休館)
【Tel】  0261-23-2152
【Fax】 0261-23-2153

<<高瀬ダム・新高瀬川発電所見学>>
運行期間:4月下旬~11月末
出発時刻:午前9:00 9:30 10:00 午後13:00 13:30 14:00
定員:各50名
注意: ・50名以上の団体でも見学可。要予約。
     ・見学バスは必ず午前・午後各3便あるとは限りません。
     ・見学バスの空席状況はHPでご確認を。
申し込み方法:予約制 0261-23-2152
       空席があれば、当日受付も可。

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箕輪町 観る

箕輪ダム・もみじ湖|紅葉がきれい|箕輪町長岡

上伊那郡箕輪町にある箕輪ダム。一級河川で天竜川に流れ込む、沢川に建設されたダムです。
箕輪ダムによってできた、人口湖をもみじ湖と呼んでいます。湖の周りには、約1万本のもみじが植えられており紅葉の時期には数多くの観光客が訪れます。

高さ72メートルの重力式コンクリートダム。洪水調節・不特定利水・上水道に利用されています。上伊那の下水道が普及できたのはこのダムのおかげです。
このダムができた後は、上伊那のいたるところで下水道工事が行われていました。

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松本市 観る

奈川渡ダムと梓川テプコ館|松本市

<<お知らせ>>
このたびの東日本大震災の影響により、梓川テプコ館は閉館となりました。

長野県と言えば「脱ダム宣言」ですが、そのわりにはあちこちにあります。
松本から上高地方面へ向かう途中にある奈川渡ダムは長野県にあるダムでも一番大きなダム。
下流の水殿(みどの)ダム・稲核(いねこき)ダムとともに総称して「安曇3ダム」と呼ばれています。
奈川渡ダムは高さ155メートルのアーチ式コンクリートダムで、日本のアーチダムの中でも3位の堤高を誇ります。
すぐ側には、梓川テプコ館があり、展望室からダムを見渡せる他、発電所の見学ツアーや水と電気のしくみを遊びながら体験できる展示物コーナーなどがあります。