<<お知らせ>>
このたびの東日本大震災の影響により、高瀬川テプコ館は閉館となりました。
専用マイクロバスでの高瀬ダム・新高瀬川発電所見学案内についてもテプコ館閉館に伴い、廃止となります。
高瀬渓谷と水力発電のしくみについて、楽しく学べる施設です。
屋外には高瀬ダムや実際に発電所で使われていた機械が展示してあったり、館内には、高瀬渓谷や電気に関することが勉強できます。
特に、無料のマイクロバスで行く高瀬ダムと新高瀬川発電所の見学ツアーは人気です。
高瀬川テプコ館へ行くにはまず、黒部ダムや大町温泉郷方面へ向かいましょう。
高瀬川テプコ館周辺になると、案内看板がでています。
テプコ館前にも駐車できますが、道を挟んだ向かい側の駐車場もあります。
発電所見学ツアーに使用されると思われるマイクロバスが待機中です。
テプコ館前の屋外にはダムや発電所に関する展示物がゴロゴロ。
高瀬ダムに使われている「岩石」
見学ツアーでも実物が見れます。
高瀬ダムに使われている「岩石」
・この「岩石」は高瀬ダムの表面に使用されているものです。
・この石は、ダム周辺の河床から集められた自然のままのもので、石の種類は花崗岩です。
・ダムに使われている石は、大きなもので約15トンあり、全部で約8万個使用されいてます。
ポンプ水車ランナ
新高瀬川発電所で実際に使われていたもの。水車として、また揚水運転にも使うことができる。日本一大きなポンプ水車ランナ。
揚水発電用ランナ(立軸フランシス形ポンプ水車)
このランナは、ポンプ水車ランナといい水車として発電運転に使うだけでなく、ポンプとして揚水運転にも使うことができるものです。
新高瀬川発電所(最大出力128万kw)で実際に使われていたものでフランシス形ポンプ水車としては、日本で一番大きなものです。水車:最高有効落差241.7m、最大使用水量161㎡/s、最大出力336000kw
ポンプ:最高全揚程264.4m、最大揚水量130㎡/s、最大ポンプ入力321000kw
回転速度214rpm、外径6.360m、重量(展示品)140ton、高さ2.535m
「木レンガ」トンネル
高瀬川最上流にある「高瀬川第五発電所」に使用されていた水路トンネルの復元。
当時の土木技術を知る貴重な資料。
「木レンガ」トンネル
これは高瀬川最上流部にある「高瀬川第5発電所」(大正14年運転開始時、出力6300kwにしようされていた水路トンネルを復元したものです。
トンネルの内面が木レンガで覆われているのは、この発電所で使用している水の中に含まれている硫化物による劣化を防止するためです。使用された木レンガは山深い現地の天然唐松を使用して製作されました。
トンネルの施工に尽力されました故前田又兵衛氏らの苦労がしのばれるとともに、大正末期から昭和初期にかけての土木技術を知るうえで歴史的に貴重な資料です。
「木レンガ」トンネル
この展示物は、木(もく)レンガ(木製)を用いた水路トンネルで高瀬川最上部にある「高瀬川第5発電所)(出力6600kw)に使用されていたものを復元しました。
高瀬川第5発電所(大正14年運転開始)は、北アルプス槍ヶ岳を源流とする水俣川と、硫黄岳を源流とする湯俣川から取水し、その水質は硫化水素成分を含んでおり、硫化物を防止するためトンネルの内面を木レンガで覆った構造になっています。
この木レンガは、山深い現地の天然唐松を伐採製作したもので、施工にあたって前田又兵衛氏らの苦労がしのばれるとともに、当時の土木技術をしるうえに歴史的にも貴重な工法であります。
水車
1922年の運転開始から1990年までの68年間、高瀬川第一発電所で運転した水車。
水車
この水車は、1921年(対象10年)スイスのエッシャーウィス社で製造されたものです。
1922年(大正11年)に運転を開始して以来68年間、高瀬川第位置発電所において運転を続け、この間に約13キロワット時の発電をしましたが、1990年(平成2年)発電所改造工事で不用となり展示したものです。
なお、発電機と二連水車のうち1号水車は、大町エネルギー博物館に展示されています。水車形式:横軸二輪複流渦巻二連フランシス水車
最大出力:1865×2kw
回転速度:428min
有効落差:30.30m
製造年:1921年
使用流量:13.63㎥/s
製造者:エッシャーウィス
展示物にまぎれて、地場産品の店「いいずら大町」も威勢よく開店中。
「いいずら」というのはこの辺の方言で、「いいでしょ?」って意味です。
長野県の方言講座
『~ずら』
同意の要求、事実の確認の終助詞。「~でしょう?」「~じゃないの?」の意。
「た」で終わる言葉などに「ずら」をつける場合、「つら」に変化することがある。
例)「学校行ったずら?」→「学校行っつら?」(学校へ行ったんでしょ?)
ウェルカムシンボル
水力発電に欠かすことのできない森や水をイメージしたブルーを基調としたエントランスです。
カレードスコープ
ウェルカムシンボルの中央にある岩みたいなやつです。
覗くと何かが見える!!
こっちは高瀬渓谷の景色が見えるといいう覗き穴。
覗いた感想は・・・
う~ん。。。
電気と地域の情報コーナー
大町市周辺の観光スポットや、電力についての情報を知ることができます。
クイズで学ぼうコーナー
電気や高瀬川に関したクイズが出題されます。
クイズに正解すると景品がもらえるそうです。
チョロQであそぼうコーナー
小さい子は、東京電力仕様のチョロQで暇つぶし。
これで遊んだあとは、必ずおねだりされます。
チョロQ以外にも、テプコ館オリジナルグッズが多数。
おしゃべりキティちゃん
人間と会話ができちゃう、ハイテクキティちゃん。
さみしい一人暮らしの人にはもってこい!?
キティちゃんと会話するコツの説明書き
マニュアルどおりの受答えしかできません。
間違って聞き入れてトンチンカンな答えが返ってくることも・・・。
やっぱり、ドラえもんのようにはいかないようです。
3Dバーチャルライド (ダム・発電所見学体験)
ヘリコプターからの空撮と高瀬ダム・新高瀬川発電所の見学ツアーを仮想体験できます。
揚水発電のしくみコーナー
揚水発電のしくみが楽しく?すぐにわかる?、動く巨大ジオラマです。
揚水発電とは
発電所の上と下に大きなダムをつくり、電気をたくさん使う昼間に上のダムから下のダムに水を落として発電し、電気があまり使われない深夜に下のダムに貯めておいた水を上のダムにくみあげてする発電方法
一日の電気の使われ方
電気の使われる量は時間帯に寄って大きく違います。
最も多い昼間のピーク時には一番少ない深夜の約2倍も電気が使われています。
高瀬ダム・新高瀬川発電所見学ツアーの案内
ちょっと不自然なでんこちゃんがごあんなーい♪
見学ツアーの経路図
高瀬川テプコ館出発→移動35分→高瀬ダム見学(25分)→移動10分→
新高瀬川発電所見学(20分)→移動30分→高瀬川テプコ館到着
見学ツアーの申込みは電話での事前予約が必要ですが、空席があれば予約なしでも参加できます。
見学を希望する場合は、受付へ
申込書に住所や氏名、年齢を記入します。何かあった時のため?ですね。
(登録した情報は見学終了後に廃棄処分されるそうです。)
チケットの裏に記念スタンプを押すスペースがあったので、
押してみました。
見学ツアーはまず、映像ホールでダムや発電所の予備知識をお勉強するところから。
バス出発時刻30分前から上映されます。
映像ホールでは、ダム・発電所の建設記録と高瀬渓谷の四季映画、人気の3D映画など色々な映画を上映しています。
記録映画「高瀬渓谷と水力発電」という映画が上映されます。
あまり興味ないって人はホールをウロウロしていてもOK。
もちろん、ガッツリ知識を頭に詰め込むのもOK。
映画を見たら、いよいよ見学ツアーへ出発です。
ツアーは約2時間かかるので、トイレに行くのをお忘れなく。
見学ツアーの続きは「高瀬ダムと発電所見学ツアー|高瀬渓谷の紅葉を無料で楽しむ裏ワザ|大町市平」へ
高瀬川テプコ館
【営業時間 】 通年営業 (8:00~16:30)
冬季営業時間( 9:00~16:30)
【入場料金 】 0円
【休館日 】 年末年始/12月~4月の月曜日(月曜日が祝日の場合、翌日が休館)
【Tel】 0261-23-2152
【Fax】 0261-23-2153
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運行期間:4月下旬~11月末
出発時刻:午前9:00 9:30 10:00 午後13:00 13:30 14:00
定員:各50名
注意: ・50名以上の団体でも見学可。要予約。
・見学バスは必ず午前・午後各3便あるとは限りません。
・見学バスの空席状況はHPでご確認を。
申し込み方法:予約制 0261-23-2152
空席があれば、当日受付も可。
コメント
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