高瀬ダムと発電所見学ツアー|高瀬渓谷の紅葉を無料で楽しむ裏ワザ|大町市平

<<お知らせ>>
このたびの東日本大震災の影響により、高瀬川テプコ館は閉館となりました。
専用マイクロバスでの高瀬ダム・新高瀬川発電所見学案内についてもテプコ館閉館に伴い、廃止となります。
※高瀬ダムへは、七倉ダムより特定タクシー(約15分)をご利用いただくか、徒歩(約1時間半)で行けます。

高瀬渓谷の紅葉を見るなら、高瀬川テプコ館の見学ツアーを利用するのがおすすめ。
高瀬ダムまで専用のマイクロバスで無料で連れて行ってもらえます。高瀬ダムまで行くには、途中から自家用車では行けません。徒歩かタクシーを利用するしかないので、めちゃめちゃお得です。
見学ツアーは約2時間。おもしろいガイドさんが、高瀬ダムと新高瀬川発電所を案内してくれます。

見学ツアーで行く高瀬渓谷とはこんな場所
高瀬渓谷の地形図
高瀬ダム堰堤より見下ろす紅葉は、県内有数の紅葉の名所地として知られています。

搭乗するのは2号車
高瀬ダムと新高瀬川発電所見学ツアーに使われるマイクロバス

まっ、普通のマイクロバスです。
マイクロバスの中の様子

急な雨用に傘の用意がしてあります。
急な雨用に傘の用意
後にこれが役立つこととなるとは・・・。この時は思いもしませんでした。

運転席の前にもやっぱり、でんこちゃん
運転席前にはでんこちゃん

高瀬渓谷を目指して出発です!!
道の両脇の木々は紅葉してきています
前の1号車に続いていきます。 ♪紅葉見に行こうよ~♪

大町エネルギー博物館
大町エネルギー博物館を過ぎて・・・
テプコ館のすぐ近くにあります。
機会があったらまた今度・・・。

ちょうど紅葉の見頃。
どんどん葉っぱがキレイになっていく感じです。
どんどん紅葉がキレイになっていくような感じがします

まず見えてきたのが、大町ダム。
大町ダム

左側の席に座ったほうが良く見えたかも。
左側の席に座ったほうが良く見える
見どころのほとんどは左側だった気がします。

バス運行中のガイドはテープです。
バス運行中の案内はテープで。
路線バスと同じように、運転手さんが手元のスイッチで操作しています。

高瀬渓谷緑地公園
高瀬渓谷緑地公園の竜に乗った泉小太郎の像
安曇野伝説の竜に乗った泉小太郎の像がドドーンとある公園です。

長い長いトンネル
長いトンネル
でんこちゃんが吸い込まれていくような感じです。

さっきまで晴れていたのに、だんだん雲行きがあやしくなってきました。
晴れていたのに雲行きがあやしくなってきました
まさか、まさか・・・ね。

七倉ダムから先は、マイカー規制されています。
七倉ダムから高瀬ダム間はマイカー規制
個人で高瀬ダムへ向かうには、徒歩(1時間)で行くか、タクシー(片道2,100円)を利用するしかありません。
それを考えると、見学ツアーはとってもお得&らっく楽♪

七倉ダムの先のトンネル
左側は歩行者用の通路
左側だけライトがありますが、これは歩行者用の通路が左にあるためです。
徒歩でダムへ向かう人はここを歩いていかねばなりません。うひゃ~。

高瀬ダムを登る坂は急激
高瀬ダムを登る坂は急激
前のバスの傾きようを見ると恐くなっちゃいます。

テプコ館を出発して約30分。
ようやく、高瀬ダムに着きました。
高瀬ダムの水門
がっ!!
外はドシャ降り。

一応バスを降りてダムを見てみます。
せっかく高瀬ダムについたのにどしゃぶり
バスの置き傘がこんなに大活躍しようとは・・・。

ダムの水も本来はもっときれいなエメラルドグリーンをしているそうです。
台風18号の影響で濁ってしまっています。
台風18号の影響で濁ってしまったダムの水
台風がくると、1ヶ月は湖面が濁ってしまうそうです。

あまりにすごい雨なので、ガイドはバス内で。
あまりにひどい雨なので、ガイドはバス内で

烏帽子岳、蓮華岳、北葛岳・・・と山の説明を受けますが、
なんせ水墨画のような景色なので、さっぱりわかりません。
水墨画のような山の景色

ここでトイレ休憩がありました。高瀬ダムの上のトイレです。
高瀬ダムのトイレ

天候がよければ、この先にある展望台に登って紅葉を楽しむ予定でした。
天候がよければ、この先の展望台へ行ける
今日は雨に加え、強風。
頂上ではメガネも吹き飛んでしまうくらいヒドイそうなので、行けませんでした。

晴れていれば、こんな風景が楽しめたはず・・・。
晴れていればこんな風景

そのかわり、雨の日用のマニアックなツアーに変更です。
ダムの上からみた風景
普段は行かない、ダムの真下に連れて行ってもらえることになりました。

さっき登ってきたところを下って・・・
目の前にあるのは洪水吐き

普段はここで停車して見学することはないそうですが、
特別に「高瀬ダム」と書かれた看板の前で記念撮影タイム。
東京電力高瀬ダムの表示
日本の全ダムで二番目に高いダム(176.0メートル)です。

高瀬ダム(ロックフィル式ダム)
高瀬ダムを下から見たところ

新高瀬川発電所の上部ダムとなる高瀬ダムは、高さ176m、堤体積1159万㎡の規模で日本有数のフィルダムです。
岩石や砂利を積み上げ、ダムの内部または上流面を、水を通さない材料で築いたダムです。堤体は大変大きなものになりますが、資材の運搬が困難で、岩石が手近にある場所に適しています。
高瀬ダムと七倉ダムはこのロックフィル式ダムです。高瀬ダムは高さ176メートルあり、ロックフィル式ダムとしては日本で一番高いダムです。

ダムの表面は岩石や砂利を積み上げてできています。
岩石や砂利を積み上げてできている
崩れないように工夫して積み上げられているそうです。

もちろん、登っちゃダメ!!
登って遊ぶと危ない

ロックフィル式ダムは、洪水による堤体越水には弱いため、堤体中央部に洪水吐きを設けることができません。
なので、右岸の山を掘削して洪水吐きを設けています。
白馬のジャンプ台よりも急角度の洪水吐き
白馬のジャンプ台よりも急な39度の傾斜。

下からのアングルで。
洪水吐きを下からのアングルで
通常の見学ツアーでは、ここへは寄らないそうです。
天候が悪い日だけの、ダムマニアにはたまらないツアー。

洪水吐きの先は、高瀬川
洪水吐きの下は川

下からのダムを満喫したところで、次は新高瀬川発電所の見学です。
新高瀬川発電所入口

山の地中の中にある発電所。トンネルの先にあります。
発電所へと続くトンネル

発電所到着
新高瀬川発電所到着
トンネル内でバスを降ります。

広~~~い発電所内
新高瀬川発電所の中

天井も高~~~い!!
発電所内は高い天井

まずは、ガイドさんから揚水発電の仕組みについての説明。
発電するしくみの説明

発電所の構造図

新高瀬川発電所(揚水式発電所)
発電所の上と下に大きなダムをつくり、電気をたくさん使う昼間に上のダムから下のダムに水を落として発電し、電気があまり使われない深夜に下のダムに貯めておいた水を上のダムにくみあげておきます。この方式を揚水発電といいます。
新高瀬川発電所はこの方式で運転しています。上のダムは高瀬ダム、下のダムが七倉ダムです。電気は大量に蓄えておくことのできないエネルギーですが、こうすることによって水をたくさんのエネルギー源として蓄えておき、電気が必要な時に発電ができるようにしています。

今日は1号機がちょうど発電中でしたので、1号機を見学することに・・・。
発電中の一号機

避難経路図
避難経路図(1F)
心配性の人はご確認ください。

1階は写真撮影OKですが、地下については企業秘密のため写真はNG!!
発電所のフロアー案内で、なんとなくご想像ください。
新高瀬川発電所フロアー案内

いよいよ地下へと降ります。
地下へと降りる階段
ポンプ水車や発電電動機がグルグル回転しているのを見学しました。
写真NGですので、見たい方はツアーに参加してみてください。

帰りは行きと違う道を通りました。
帰りも左側の席の方がおすすめ
やっぱり帰りも座席は左側が有利かも。。。

雨のマニアックなツアーも良いですが、晴れた日の紅葉もきれいなんでしょうね~。
天気予報をチェックしてからお出掛けください。
雨のしずくとバスの窓

高瀬川テプコ館
【営業時間 】 通年営業 (8:00~16:30)
           冬季営業時間( 9:00~16:30)
【入場料金 】 0円 
【休館日 】 年末年始/12月~4月の月曜日(月曜日が祝日の場合、翌日が休館)
【Tel】  0261-23-2152
【Fax】 0261-23-2153

高瀬ダム・新高瀬川発電所見学
運行期間:4月下旬~11月末
出発時刻:午前9:00 9:30 10:00 午後13:00 13:30 14:00
定員:各50名
注意:・50名以上の団体でも見学可。要予約。
   ・見学バスは必ず午前・午後各3便あるとは限りません。
   ・見学バスの空席状況はHPでご確認を。
申し込み方法:予約制 0261-23-2152
       空席があれば、当日受付も可。

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コメント

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