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暮らす 松本市

槻井泉(つきいずみ)神社の湧水|高さ25メートルのケヤキの下に湧く泉|松本市

長野県松本市清水にある槻井泉(つきいずみ)神社の湧水。
松本城の東に位置する湧水です。ここの地名「清水」も、古来からこんこんと湧き出すこの湧水に由来するそうです。
鳥居
樹齢300年といわれるケヤキは松本市の天然記念物に指定されています。
江戸時代の水野氏の頃は、この水を使って染色や製紙産業を行っていたのだそうです。

住所:松本市清水1-2
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女鳥羽川を上流に向かって歩き、自然に曲がる昔ながらの道、清水橋を渡ると、向こうに大きな気が見えます。
ちなみに車は橋からは直進できません。一方通行です。


こちらが市の文化財にもなっているケヤキ。
4月で春芽の時期、赤くなっています。


隣は公民館です。


この赤い橋は車も渡れます。(普通の乗用車も通ってました)


清水町の由来の書いてある石碑です。


道祖神の前には座る場所もあります。
拝みに来る方も多いのでしょうか。


水質表です。


美津波廼女命(みずはのめのみこと)、御井神(みいのかみ)、鳴雷神(なるいかづちのかみ)を祭神とするそうです。
長野県には他に塩尻市洗馬などにも槻井泉という名前の神社があります。


橋を渡ります。
僅かの距離ですが異空間に行く感じです。


橋の右手にはこんこんと水が湧いてます。


こちらが全体像。
鳥居の奥にご神体、左に湧水、右にケヤキです。


二層になってこんこんと流れる音を聴いているだけでも心洗われます。


ケヤキの高さは約25m。


夏はさぞや木の下は涼しいことでしょう。


ケヤキの太さは1.6mほど。鳥居の柱が小さく見えます。


橋の反対側にはベンチもあります。
この日も近所の方々か、井戸端会議行われていました。

草木も砂利もとてもきれいに手が入れられていて、長年地元の人々から大事にされ続けてきた場所だとわかります。

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安曇野市 食べる

蔵久|『犬神家の一族』のロケ地にもなった、花林糖(かりんとう)カフェ|安曇野市豊科

国の登録有形文化財にも指定されている造り酒屋だった古民家を改装してできた、久星食品(株)のかりんとうのお店。

いろいろな風味のかりんとうが揃った売店や、蕎麦など食事のできる和座敷、おいしい黒糖カレーが食べられる外カフェがあります。

名物は「揚げたてかりんとう」。揚げているところを見ることもでき、カリっと温かいかりんとうはひと味違います。
特にかりんとう好きでなくても、ついつい手がのびてしまう後ひく美味しさです。

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花・林・糖・源・郷  蔵久
営業時間: 10:00~17:00(カフェ食事~16:00、座敷食事11:00~14:00)
定休日: 水曜(4~10月は無休)
TEL: 0263-73-0170
住所: 長野県安曇野市豊科高家604

県立こども病院南部総合公園のある県道316号線沿い、上鳥羽の十字路を東へ250mほど行くと駐車場が見えてきます。

観光バスも余裕で停められる大きな駐車場です。

店舗は一見どこにあるかわかりづらいです。
この案内看板どおりに行ってみましょう。

立派な門構え

さすが国の有形文化財だけあります。門からして雰囲気でてます。

時代劇に出てきそうな立て看板には、蔵久のプロフィールが書かれています。

このお屋敷は一八一○年(文化七年)の建築で、一九八六年(昭和六十年)まで造り酒屋でした。
敷地は約二千坪あり、
本棟造りの母屋を九の蔵と、
屋敷林が囲んでいます。
また、平成十七年九月、
国の登録有形文化財に指定されました。

門を抜けるとそこは別世界。
きれいに手入れされたお庭と、立派な古民家が見えてきます。

秋に行けば、紅葉も楽しめるお庭です。

地下水が汲み上げられています。

入口周辺の様子の動画です。

店舗入口

元々は飯田隆夫さんのお宅。
表札、呼び鈴もそのまま残っています。

登録有形文化財
第20-0236~0249号

入口の左側には売店があります。

頭上注意!!
ちょっと天井が低いので身長が高い人は気をつけて下さい。

花林糖巾着袋

いろいろな風味のかりんとうを少しずつ詰め合わせたもの。
お土産に喜ばれそうですね。

源作

蔵久の元祖かりんとう。個包装されているところが便利ですね。

そば花林糖茶袋

個人的にそば花林糖大好きです。
この茶袋は380円とお手頃価格で、たっぷり入ってます。
香ばしくてちょうど良い甘さが後ひきます。

蔵久全体そうですが、和モダンなセンスの良い雰囲気。
ショーケースのちょっとしたディスプレイも、いい感じです。

元は酒蔵だったこともあり、お酒も置いてあります。

蔵久茶

かりんとうに欠かせないお茶も揃っています。

日本茶の淹れ方

煎茶 甘味と渋味の調和がとれたさわやかな味わい
 小スプーン 軽く1杯(3g)×人数
 適温 70~80℃

1. 3~5分、沸騰させた湯を空の急須に入れ、いったんそれぞれの湯のみに移す。
2. 煎茶を急須に入れる。
3. 湯飲みの湯を急須に移す。
4. ふたをして1分おき、最後の一滴まで少量ずつ注ぎわける。

ほうじ茶 大スプーン山盛り1杯(3g)×人数
玄米茶 〃
番茶 大スプーン軽く1杯(4g)×人数
適温 90℃~熱湯

1. 急須に茶葉を入れる。
2. 3~5分沸騰させた湯を急須に注ぐ。
  この時、湯飲みにも湯を入れ、あらかじめ温めておくとなおいい。
3. 30秒ほどおいて抽出し、湯のみの中の湯を捨てて、急須のお茶を注ぐ。最後の一滴まで少量ずつ注ぎ分ける。

入口の右側には和座敷が見えます。
この和座敷で「犬神家の一族」のロケが行われたそうです。

和座敷へあがるところ

和座敷では蕎麦などの食事が楽しめます。

掲示物

時々、外カフェのステージでイベントがあります。

土蔵には水琴窟がディスプレイされています。

常滑焼製水琴窟「水琴の舞」の音

昔の花林糖製造機

創業当時の写真と説明書き

創業者 故青柳伊佐雄が、松本市女鳥羽に久星食品の前身、信濃農村工業を興したのは物資の乏しい戦後まもなくの頃でした。当時、砂糖は統制品で人々は甘い味に飢えていました。
庶民の口にのぼる、お菓子をつくりたい。
それが伊佐雄の夢で、花林糖づくりの契機となりました。
製法は新宿N屋で修業した職人の仕事を参考にし、自分なりの研究や工夫を重ねていきました。
当初、米菓や生活雑貨を販売する小さな店舗の奥で細々と製造していたのが評判を呼んで「久星さんの花林糖うまいね」とたくさんのお客様に支持していただきました。

昔の宣伝用ちらし

トイレ

売店、和座敷のある建物を抜けたところに外カフェがあります。

番傘

置いてある傘まで情緒がありますね。

ビニール傘も何本か用意されていました。
ゲリラ豪雨など急な雨の時にも頼りになりそうです。

ポストと呼び鈴

蔵久というお店でありながら、やっぱりここは飯田さん家。
御用の方はボタンを押してみましょう。

池に浮いている丸い島は、ステージにもなります。
イベントがある時はここで演奏などが行われます。

外カフェの入口のところで、花林糖を作っているところを見ることができます。

■揚げ立て工房/営業時間(10時半~15時)
■揚げ立花林糖各種(100g)300円(税込)
※揚げたて工房の花林糖は時期により内容が変わります。

カフェの外観

L字型の独創的な造り。
和モダンな雰囲気でまとめられているオシャレなカフェです。

カフェのおすすめメニュー

カフェはマックと同じようなセルフサービスです。
カウンターで注文して、自分で席まで持っていきます。

揚げたて花林糖の試食

レモン味の試食がありました。
店員さんはとても親切で、いろいろ説明してくれます。

ここでもお土産が買えます。

外カフェ限定の小袋花林糖 売れ筋ランキング

外カフェ限定・・・とありますが、売店にも同じ小袋の詰め合わせセットが売っていました。
外カフェのは自由に味を選んで詰められますが、お値段はちょっと高めです。
味のこだわりがなければ、売店の花林糖巾着袋を選ぶと良いでしょう。

サイダア

以前は造り酒屋だけあって、清酒風のサイダーです。
他にも紅茶や緑茶も置いてありました。

カフェのテーブルとイス

アジアンリゾート風です。

水、コップ、ミルク、お砂糖などもご自由にどうぞ。

壁はギャラリーになっています。
この時は「和紙ちぎり絵版画展」でした。

絵画鑑賞しながら食事するのも有意義ですね。

テーブルにもメニューが置いてありました。
FOOD

反対側 
DRINK

揚げたて花林糖(レモン風味)

レモン風味は売店にも置いてなかったのでここでしか食べられません。しかも期間限定。
さっぱりしていて香ばしく、後ひきます。夏にぴったりの花林糖だと思いました。
他にも黒糖味の花林糖もありました。

ブラックカレー(黒糖カレー)

玉ねぎをふんだんに使った黒糖カレー。めちゃウマです。

黒糖を使っているせいか色は黒いです。

黒糖と玉ねぎのおかげで、マイルドな味です。
子供からお年寄りまで幅広い層に受ける味にするために辛くしていないそうです。

和風きのこパスタ

パスタは時期によって味が変わるのでしょうか?
この時はしょうゆベースのきのこ味でした。

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安曇野市 食べる

Ristorante こむぎ亭|築300年の古民家を改装したイタリアンレストラン|安曇野市三郷

安曇野市の有形文化財「旧小穴家住宅」を移築・改装したイタリアンレストラン。
茅葺屋根の古民家の雰囲気を楽しみながら、ゆったりとイタリアンを堪能できます。
今回はディナーをいただいてきました。ちなみに昼のランチには、ざるそばやカツ丼もあり、イタリアン以外のメニューも豊富です。
子供用のメニューも安いのにボリュームもあって普通のファミレスよりちょっぴり豪華。サラダなどに使われている野菜も、地場産の新鮮なものが使われていています。

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Ristorante こむぎ亭
安曇野市三郷温6725-1
TEL.0263-76-0188 FAX.0263-76-0177
営業時間/11:30~15:00、17:30~21:00
定休日  /月曜日

広域農道沿い、フラワーパーク安曇野、三郷サラダ市の向かい側にあります。

こむぎ亭の看板

駐車場

一番のりで来たので、まだ駐車場はガラガラです。

左側の茅葺屋根の所は、安曇野市の所有。
右のレストランは「ファインビュー室山」が経営しています。

「安曇野市三郷やすらぎ空間施設」の案内図

クリックすると拡大表示できます。

和風なお庭を通り抜けて・・・

途中に橋があり、その下には水が流れるような造りになっていますが、カラッカラ。。。

暗くなってからの入口付近の様子

暗くなってからの古民家

さらにおちついた雰囲気になります。

安曇野市有形文化財 旧小穴家住宅
平成二十年十月二十九日

築300年の歴史を感じさせる建物

かやぶき屋根の断面をアップで・・・

すごい詰まってます。

かがんで入らないと入れない、小さな出入り口

桁行三間、梁間八間、寄棟造、中信地区最古級の平屋茅葺民家、十七世紀後期の南安曇地方の農家の特徴を持ち、建築当時の部材をよく残す、平成十七年に当地へ移築した。建築当初の平面的な特徴として、座敷と今の二間構成、座敷に床の間がない、窓や戸が少ない、土間が全体の四割を占めることなどが挙げられる。


この建物が建てられたとされる1703年(元禄16年)の出来事は・・・
・近松門左衛門の『曾根崎心中』、人形浄瑠璃により初演される
・メシュエン条約 イギリスの羊毛とポルトガルの葡萄酒の交易が進む
・バッハが「カプリッチョ」でデビュー

入口

ホール入ってすぐの場所には待合用のイスがあります。
安曇野っぽい絵画も飾ってありました。

ここから先は古民家の土間がある所

旧小穴家住宅「ふるや」
この古民家は、安曇野市三郷温槍築に現存した中信地区でも最古の茅葺民家で、元禄十六年(西暦一七○三年)に建築されたものと推定されます。
一部改修されたものの、建築当時の部材がそのまま使われており、当時の雰囲気がそのまま伝えられています。
安曇野市では、貴重な財産を多くの皆様に直接ふれていただき、また積極的に利用していただきながら、保存していくことを目的として、平成十七年度に移築再生したものです。
市民の皆さまや多くの来訪者の皆様に、農村の生活や文化を理解していただければ幸いです。

【概要】
木造 平屋建 茅葺
建築面積八十七・五八m2(約二十六坪)
梁行三間×桁行八間

おすすめは、「ルーナ」というディナーセット

バイキングの告知

6月2日~だそうです。

水曜日はポイント2倍デー
普段は、500円で1ポイント。20ポイントで500円引きのクーポン券になります。

満席の時はここにお名前を。

お会計

男子用トイレ

男子・女子は離れた場所にあります。
身障者用は男子用の隣にあります。

女子用トイレ

オムツ替えもできます。

店内の雰囲気(テーブル席)

一番のりだったので、まだお客さんは誰もいません。

お座敷席

堀炬燵のようになっているので、足が疲れません。

子供用のイスもシックなデザインで統一されています。

コンセントも古民家カラーに。

天井が高いです。梁が力強い!!

厨房

メニュー表紙

メニュー1

メニュー2

メニュー3

メニュー4

テーブルセット

女同士で行くなら金曜がお得!!

カトラリー、とり皿

「ルーナ」というディナーセットを注文してみました。
ちなみに二人分です。

アミューズ
「キノコとバジルのブルスケッタ」

サラダ
「小エビと水菜・春菊のシーザーサラダ」

地元野菜が山盛り!!二人分でこのボリュームはすごいです。

ピザ
「モッツァレラチーズのマルゲリータ」と「春野菜のカプリ」

一人一種類選択。
このほかにも、「桜エビと春キャベツのピザ」、「手作りリコッタチーズのマルゲリータ」、「そばピザ」があります。

パスタ
「生ハムと信州アスパラ入りクリームパスタ」

お肉料理
「信州ポークのステーキ(チーズ・トマトソース)」

パスタかお肉料理も一人一種類選択。
この他には、「ツナ・アスパラ・茸のぺペロンチーノ」、「ボンゴレビアンゴ」、「アマトリチャーナ」、「三郷トマトとモッツァレラチーズのパスタ」、「ミートソース」、「カルボナーラ」があります。

信州ポークのステーキについてくるライス

コーヒー

デザート
「ガトーショコラとカシスのジェラート」

「ガトーショコラとピーチのジェラート」

二人とも違うジェラートにしてくれる心遣いがうれしいです。

かなりボリュームのあるディナーセットで、パスタあたりでおなかいっぱいでした。

お子様セットもボリュームがすごいです。

まずは、りんごジュース

ハンバーグ、エビフライ、ポテト、フルーツ

子供が大好きなものばかりが集まった夢のプレート

ミニパスタ

お魚の形をしたかわいいお皿にのってきます。
”ミニ”ですが、さっきのプレートを食べたあとにこの量はすごい。

デザートはアイス

大人のセットメニューと同じように、一品ずつ運ばれてくるので
普通のファミレスで食べるお子様ランチよりは、ちょっぴり贅沢な雰囲気。

お蕎麦はランチ限定メニュー

イタリアンと言いながらも、お蕎麦も食べれてしまう・・・さすが古民家のイタリアン。

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安曇野市 観る

鐘の鳴る丘集会所|NHKラジオドラマ「鐘の鳴る丘」のモデルになった建物|安曇野市穂高

現在は青少年の研修施設として利用されている鐘の鳴る丘集会所。
NHKのラジオ番組「鐘の鳴る丘」(昭和22年から600回放送)の舞台になった建物です。
平成20年10月29日、安曇野市の有形文化財に指定された歴史を感じる貴重な建物です。
毎日10時、12時、15時には、ラジオ番組の主題歌「とんがり帽子」のメロディーが流れます。


大正時代には、「有明温泉」として賑わった温泉旅館の建物でした。
温泉旅館閉鎖後の1946年(昭和21)、建物は青少年たちの更正施設「鐘の鳴る丘」有明高原寮として利用されるようになりましたが、1980年(昭和55)に老朽化により取り壊しとなるところを旧穂高町が譲り受け、現在の松尾寺の北側に移転復元されました。

【問い合わせ先】
穂高郷土資料館 電話:0263-83-8844
【入館料等】
 施設の利用については、研修施設のため一般の方の利用はできません。ただし、集会所内の資料を見学希望の場合は、問い合わせ先へ事前に連絡ください。
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山麓線沿い、「鐘の鳴る丘」、「穂高郷土資料館」の看板がある道を西へ。

松尾寺山公園内にあります。

駐車場

駐車場の奥にはトイレがあります。

案内看板の指す方にしたがって行くと・・・

鐘の鳴る丘集会所の外観

和洋折衷の時計台付きの左右対称な建物です。

わかりやすい名板が立っています。

説明書き

安曇野市有形文化財
鐘の鳴る丘集会所  指定年月日 平成20年10月29日

敗戦後の暗い世相に、人間のあたたかい愛と明日への希望のともしびをかかげようとした、菊田一夫原作「鐘の鳴る丘」は昭和22年から600回にわたりNHKから放送されました。
「緑の丘の赤い屋根 トンガリ帽子の時計台 鐘がなりますキンコンカン・・・・」
一世を風靡し、今もなお多くの人々によって歌い継がれている主題歌の懐かしい一節です。この放送劇の舞台となった建物が、鐘の鳴る丘集会所です。
戦前は、温泉旅館であったものを、昭和21年青少年の厚生施設として国が利用し、多くの青少年が健やかに更生し、明るく巣立っていった思い出多い建物です。
昭和55年、老朽化による取り壊しの際、法務省(有明高原寮)より譲り受け、国・県の援助を得てこの地に移転復元し、後世に長く残していくとともに、現在は青少年健全育成の施設として活用しています。

安曇野市教育委員会

鐘の鳴る丘(とんがり帽子)
作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而、唄:川田正子

1 緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台 鐘が鳴ります キンコンカン  メーメー小山羊(こやぎ)も啼(な)いてます 風がそよそよ丘の家 黄色いお窓はおいらの家よ

2 緑の丘の麦畑 おいらが一人でいる時に  鐘が鳴ります キンコンカン  鳴る鳴る鐘は父母(ちちはは)の  元気でいろよという声よ  口笛吹いておいらは元気

3 とんがり帽子の時計台  夜になったら星が出る  鐘が鳴ります キンコンカン  おいらはかえる屋根の下  父さん母さんいないけど  丘のあの窓おいらの家よ

4 おやすみなさい 空の星  おやすみなさい 仲間たち  鐘が鳴ります キンコンカン  昨日にまさる今日よりも  あしたはもっとしあわせに  みんな仲よくおやすみなさい

主題歌「とんがり帽子」のメロディーが流れる時計台

10時、12時、15時に流れます。

鐘の鳴る丘集会所の玄関

和風な造りです。

玄関の上の彫刻

細かいところまで凝っています。

チャイム?は・・・ないです。

2階の手すりは洋風。

塗装がはがれ気味の所も・・・

2階の屋根の彫刻

柱も屋根の感じも洋風です。

雨どい

このへんは、和風テイスト。

布基礎?冬は冷えそうです。

建物の裏側

二階へと続く階段の先に裏口らしきものがありました。

ロッカー

更生施設で使っていたものでしょうか?

時計台の裏

スピーカーがついてます。

謎のポールが立っていました。何?

集会所の前は、緑豊かな広場です。

やたらと大きな石がゴロゴロしてます。

背もたれに寄りかかるのに勇気がいりそうなベンチ

頌徳碑

この鐘の鳴る丘は、東京都練馬区北大泉鳴澤悦郎 てる子御夫妻からご寄付いただいた土地であります。鳴澤氏は法政大学評議員として法政大学第二工業高等学校の郊外施設の敷地選定の任を請けて昭和四十年十一月始めて穂高町に訪れられました。そしてその適地を穂高町有明に求めることに成功され当該郊外施設が建築されて今日偉容を誇っているのであります。
続いて逞しい意欲に燃えて学者村建設を自論され、余人の到底なし得ない努力を傾注された結果、全国的にも稀な二千余戸におよぶ学者村が誕生しました。
この間十五年にわたり穂高町の街是をよく理解されルールを守り山麓地帯開発の草分的役割を果された功績は偉大であります。
よって氏の徳を弥之永く子孫に伝える為にこの碑に刻記するものであります。

昭和五十五年七月吉日  穂高町

円形の広場

5月末にはツツジが咲いてきれいになります。

新緑のもみじがイイ感じ。

タラの芽?

道を挟んだところに、野外炊事施設があります。

利用するには、「安曇野市教育委員会 穂高総合支所教育課」へお問い合わせを。

鐘の鳴る丘集会所
野外炊飯施設 
使用上の注意事項

当炊飯施設を使用する場合は、次の事項を厳守してください。 

一、施設内および周辺での飲酒、喫煙は禁止とする。
二、備品類は大切に取り扱うこと。
三、ゴミや灰、燃えがらは各自で持ち帰ること。
四、夜遅くまで騒ぐなど、近隣に迷惑になる行為は慎むこと。
五、火気の取り扱いには特に注意すること。
花火等は禁止とする。
六、帰る際は必ず掃除を行い、水道・消火の確認を必ず行うこと。

尚、当野外炊飯施設を使用する際には、安曇野市教育委員会の許可が必要となります。
事前に左記までお申し込みのうえ、必ず許可書を携行してください。
安曇野市教育委員会 穂高総合支所教育課
電話 82-5970

水道まわり

ほとんど使われていないせいか、松の枯れ枝が落ちていました。

かまど

木材はたっぷり用意

ベンチは石でできたガッチリタイプ

ここの炊事場の地面には、小さなコケみたいな植物がびっしり。

その中に、ひときわ目立っていたのが、この毒キノコみたいなやつ。

いかにも毒がありそうなやつです。気持悪ぅぅ~。

有明狩猟鳥獣捕獲禁止区域

この区域は、イノシシ、ニホンジカ以外の鳥獣については狩猟が禁止されています。

集会所内の資料を見学希望の場合は、隣にある穂高郷土資料館へ事前にお問い合わせ(0263-83-8844)を。