安曇野ちひろ美術館|子連れファミリーも楽しめる、広い公園のある美術館|松川村西原

長野県にはいろいろな美術館がありますが、その中でも特に人気のあるちひろ美術館。

美術館というと子連れでは行きづらい場所ですよね。でも、ちひろ美術館は違います。
子供の水彩画に代表される作家さんの美術館だけあって、子供が自由に遊べる部屋があったり、授乳室があったり、高校生以下は入場無料だったりと、とても子供にやさしい美術館です。

美術館の周りには池や大花壇のある広大な公園があり、散策するのにも良い感じです。

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安曇野ちひろ美術館
開館期間:3月1日~12月19日(2010年のみ。例年は11月30日まで)
開館時間:午前9時~午後5時(4/25~5/10(GW含む)・8月は午後6時まで)
休館日:第2、4水曜日(祝日は開館、翌日休館)
入館料:高校生以下無料、大人800円 割引券はこちら
〒399-8501 長野県北安曇郡松川村西原
TEL. 0261-62-0772 / テレフォンガイド 0261-62-0777
FAX 0261-62-0774

山麓線(有明大町線)沿い、すずむし荘や有明山神社の近くです。
美術館前の道路

第1駐車場
もちろん無料です。200台分ぐらいはあるでしょうか。とても広いです。
駐車場

駐車場のご利用は午前8:00~午後7:00まで。
駐車場の注意書き

タクシー乗り場もあります。
タクシー乗り場

ちひろ公園案内図
周辺マップ
36500㎡もある広大な公園です。池や大花壇、アトリエを兼ねた黒姫山荘の復元があります。
公園は村営。無料で入れます。

この日は猛暑日。木陰でのんびりくつろぐ親子の姿が目立ちました。
大きな木のある公園

チェコの絵本画家、クヴィエタ・パツォウスカーがデザインした庭
石のオブジェ8つと2つの池があります。
石のオブジェ

タイル張りの池は水深10cm。水遊びにちょうど良いです。
パツォウスカーの池
今年は猛暑日が続いているせいか、水が枯渇しそうな感じ。
暑すぎるので水遊びする子供もあまり見られませんでした。

池にはメダカがいます。
メダカ

池へと流れる清流
清流で遊ぶ
ここも浅くて、流れもゆるやか。
池の水より透明度が高く冷たい水でした。

美術館入口
入口付近の外観
とてもきれいな建物です。

利用案内
開館時間、入場料など

エントランスホール
エントランスホール
天井が高くて広々とした空間です。

入館証
それぞれ違う絵が書いてありました。
それぞれ違う絵の入館証
入館証は手首やカバンにつけやすいように糸が付いてます。
これをつけていれば、当日に限り何度でも出入りができます。

安曇野スケッチセット(200円)
安曇野スケッチセット200円
ここの公園はとても景色の良い場所なので、絵を描いてみるのもいいですね。

記念スタンプ
記念スタンプ
ちひろさんの絵柄ではなかったです。。。

館内案内図
館内案内マップ

ミュージアムショップ
ミュージアムショップ
絵本、ポストカード、文具、「りんごの天使」「木の葉の精」といった開運堂コラボのお菓子まで、いろいろなお土産がそろっています。

コインロッカー
コインロッカー
荷物をおいて、手ぶらでゆっくり鑑賞できます。

こどもの部屋
子供の部屋
木や布のおもちゃがたくさん!!置いてあるおもちゃにもこだわりが見られます。

小さなイス。
様々な意匠がデザインしたイスのミニチュアです。
並べるとつながるイス
イスの座面は一枚板でできていて、並べると木目が合うというしかけ。

カフェ
カフェ

地元食材を使ったメニューが多いです。
カフェメニュー
軽食もありますが、がっつりランチ・・・という感じではないので、お父さんたちにはもの足りないかもしれません。
また、子供向けのメニューもデザートぐらいでしょうか。。。
一日出入り自由なので場合によってはお昼は外で食べた方が良いでしょう。

テーブルとイス
カフェのテーブルとイス
ちょこっと生花が飾ってあったり、イスもかわいらしい。

セルフサービスです。最初にカウンターで注文して清算を済ませます。
カフェカウンター

料理ができあがったら、ポケベルみたいなやつが音とバイブでお知らせ。
呼び出し用のポケベルみたいなやつ

カフェテラス
カフェテラスとシーソー
外でも食べれます。
暑いので誰もいませんでしたが、シーソーがおいてあり、時折子供たちが遊ぶ姿がみられました。

キノコと山菜のおこわ ¥500
きのこと山菜のおこわ
松川村のもち屋「とんとん」さんの手作りおこわ。付け合せは野菜たっぷりの五目ひじき。

天然酵母の石釜ピザ ¥630
天然酵母と石窯のピザ
しっかりとした生地に季節の野菜をトッピング。ラスクと県内産野菜を使った無添加ピクルス付。

よもぎの米粉シフォン黒蜜添え ¥430
よもぎの米粉シフォン黒蜜添え
松川村周辺で手摘みした「よもぎ」を使ったシフォンケーキ。

左から、ブレンドコーヒー、赤シソソーダ、カフェオレ(Ice)
コーヒー、カフェオレ、赤シソソーダー

展示室1 
展示室1
いわさきちひろさんの代表作や絵本の原画、初期童画などが展示されています。

展示室1の前、中庭が眺められるゆったりとした空間
中庭が眺められる広い空間

絵本の部屋
絵本の部屋
中央に大きな机があり、本棚にはたくさんの絵本
自由に手に取り読むことができます。

ここにおいてあるイスは子供用のかわいらしいデザイン。
ウサギの耳が背もたれになっているものや、肘掛椅子、長椅子など、子供サイズです。
うさ耳イスと、ゆったり肘掛イス

渡り廊下に行く手前の部屋
渡り廊下に行く手前の空間
とにかくこの美術館にはいたるところに腰掛けるところがあります。

いわさきちひろ年表
ちひろの年表
代表作の絵と共にいわさきちひろさんの一生がわかります。

渡り廊下
渡り廊下
この先は世界の絵本館です。

廊下の途中には「シデロ・イホス」という鉄琴があります。
エキゾチックな音がします。

テラス
テラス
ここはリゾート地?というくらい、美術館だということを忘れそうになります。

寝椅子まであります。お昼寝にちょうど良さそうです。
パラソルの下に寝椅子

渡り廊下から見える風景もきれいです。
渡り廊下から見える庭

唯一の欠点
ハチに注意
景色のいいところでゴロゴロできる最高の場所ですが、油断は禁物です。

ここからも公園へ出られます。
公園へと抜けられる出口

一面の花畑。
よく手入れされています。
大花壇

世界の絵本館のホール
世界の絵本館のホール
この奥が展示室3,4,5。
左側にはトイレ、授乳室があります。

勉強できそうな場所もありました。
本を読む人

多目的ギャラリーでは、地元松川村の中学生達がボランティアでワークショップを開いていました。
ワークショップのポスター

ちひろの水彩技法と赤羽末吉の絵本づくりの技法の二つが体験できます。
せっかくなので、両方を体験してきました。
ちひろの水彩技法と赤羽末吉の絵本づくりの技法

まず最初にちひろ技法の特徴などの説明を受けます。
ちひろ技法の特徴

ちひろ水彩技法の手順
ちひろの水彩技法のやり方

まず、たっぷりと水を含ませた筆で紙全体をぬらします。
紙にたっぷりと水をのせる

かわかないうちに絵の具(赤、青、黄)をたらします。
絵の具をたらす

紙を傾けたりゆすったりして、にじませます。
紙を傾けたりゆすったりする

あとは、中学生ボランティアがドライヤーで乾かしてくれます。
中学生のボランティアが乾かしてくれる

15分くらい干します。
干す

そのままでも素敵な作品になりますが、型を使って切り抜いたり、好きな形に切り抜いて別紙に貼ります。
型を使ったりしてくり抜いて別紙に貼る

ちひろ水彩技法作品、完成!!
ちひろ技法完成
あえて丸形だけで切り抜いて、シャボン玉をイメージしてみました。

次は赤羽末吉の絵本作りの技法を体験。

和紙だけで構成された赤羽末吉の絵本
赤羽末吉の絵本

和紙で構成された絵本の説明書き
和紙だけで構成された絵本

これから作るもののお手本
赤羽末吉技法のお手本

まずは外側の枠となる台紙を選びます。
外側の枠となる台紙

和紙や色紙を選びます。
和紙や色紙

作業テーブルにはあまった和紙などがたくさん。
この中からも使えそうなものを選んで、好きなように台紙に貼り付けていきます。
紙がごちゃごちゃした作業テーブル

切ったり、ちぎったり・・・紙を重ね貼りしていくのが赤羽末吉技法。
切ったりちぎったりして和紙を重ね貼り

センスがなくて・・・微妙ですが、これで完成!!
赤羽末吉技法を使った作品完成
紙を貼っただけの時点では微妙な作品でも、最後に外枠をつけるとそれなりの作品に見えてきます。

受付から作品完成まで中学生ボランティアが手とり足とり丁寧に教えてくれます。
本当に中学生?といわんばかりのしっかりした中学生たちでびっくりしました。

ちひろ美術館の印象は、なんといっても館内のあちこちにあるイス。
絵を鑑賞するだけでなく、イス鑑賞も楽しいです。
イス2脚
のんびりくつろぎに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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