創業120年を記念して2005年に建てられた、あづみの菓遊庭。
製菓工場と店舗と喫茶がひとつになった総合施設です。
いつもきれいに手入れされている庭園は、さまざまな草木が四季を通じて楽しめるほか、中庭には工場があり、自由に見学することができます。
お菓子作りにも使っている安曇野の天然水が汲める水場もあります。
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開運堂(あづみの菓遊庭)
住所 長野県安曇野市三郷温 6956
TEL 0263-76-5060
FAX 0263-77-1020
営業時間 9時~18時 喫茶営業は・・・9時~17時
毎日営業
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三郷の県道321号沿いにあります。
豊科ICから約7.5km,松本ICから約11kmの所にあり、近くに公共交通機関もないので車で行くことをおすすめします。
敷地の約30%が緑地だそうです。きれいなお庭が広がっています。
四季折々の草木を楽しみながら散策するのもいいですね。
地下200mから汲み上げた、アルプスの伏流水。
もちろん自由に持ち帰りOKです。
入口前にある長いベンチ
集合写真とか撮るのに便利そうですね。
手前にお菓子の販売コーナーがあり、奥に喫茶コーナーがあります。
「菓子工場」三村悠記
開運堂名物の「開運老松」をテーマに描いた作品が展示されています。
ターンテーブル型電子レンジ誕生のきっかけは、開運堂の銘菓「開運老松」のおかげだった?
社長のひとりごと・・・「開運老松」昔ばなし
信州松本の銘菓「開運老松」は昭和三十九年、開運堂創業満八○周年の記念に創作販売を始めました。
開運堂は今年で創業百二十五年、「開運老松」も四十五歳になりました。
四十五年前の松本はまだまだ専業農家が多く、開運堂のお客様の中にも農家の方が大勢いらっしゃいました。当時の農作業は今よりも過酷な肉体労働だったため、「開運老松」は味が薄い(=甘味が足りない)と悪評でした。
しかし、都市部ではこの淡白な味が好評で、発送注文を沢山いただきましたが、現代のように生菓子を安全に長期保存する技術も、また宅急便も無く、近隣地でも郵便小包で2~3日。お客様の手元に到着する頃にはカビが発生してしまい、苦情が絶えませんでした。
昭和四十四年だったと思います。「電子レンジ」なるものが世に出て参りました。発売のキャッチコピーは確か「冷えたご飯が瞬時に炊きたてのように温かく」だったと思います。開運老松のカビに悩んでいた私達は「そんなに凄い性能なら、熱殺菌が出来るのでは?」と考え、当時にしては非常に高価な道具でしたが、迷わず飛びつきました。
そして・・・、確かに効果は抜群。昭和四十五年七月十九日から「チン!」した開運老松を自信満々で全国へ送り出しました。
ところが、斑点状にカビが発生する不思議な現象が多発し、またまた返品の山・・・。
熱殺菌や連続使用はレンジメーカーでも想定外で、数人のメーカー研究員が色々な機械を持ち込み、数日にわたり我々と一緒に朝から晩まで「チン!チン!チン!チン!」。その実験データを持ち帰り、それから間もなく受け皿が回転する新型電子レンジ「ターンテーブル式電子レンジ」が発売されました。
部分的に発生した開運老松のカビは、どうやら電子の照射ムラによるものだったようです。物体を回転させることで、それを解決したのです。
その後、開運老松の増産に対応できるよう全長一○メートルのコンベアー式超大型電子レンジの開発も試みましたが、まもなく脱酸素剤が開発され作業性と確実性が飛躍的に向上し、開運老松「電子レンジ作戦」は終了しました。こんな特殊な体験をした和菓子は開運老松だけかもしれません。
オススメ商品コーナー
この時期は「若あゆ」と「リンゴどらやき」がおすすめのようです。
若あゆ
6月1日、あゆ釣りの解禁にあわせて発売。
見るからに涼しげな魚形。味わいもこれにふさわしく、「ゆず」風味の求肥(ぎゅうひ)入り。
リンゴどらやき
6,7月の限定品。
角切りとすりおろしの紅玉リンゴジャムを自社ブレンド。 このこだわりジャムを開運堂おなじみのどら焼きの皮でサンド。
開運堂オリジナルエコバック
毎年正月、本店に飾る江戸時代に描かれた「松の屏風」の絵柄をプリントした個性的なデザインのエコバック。
奥には喫茶コーナー
AM9:00~PM5:30 ラストオーダー5:00
ガラス張りの開放的な空間でのんびりくつろげます。
晴れていれば常念岳がきれいに見えます。
ハセップ規格認定の工場です。
この工場は農水省の高度化計画によるハセップ規格認定施設です。
ハセップ(HACCP)とはHazard Analysis and Critical Control Point<危害分析・重要管理点>と訳されています
米国の航空宇宙局NASAが、有人ロケットを打ち上げ、乗組員を宇宙に長期滞在させるために持参する食料品を、安全に製造し保存する厳格なシステムを開発しました。
欧米の食品製造では、安全と安心の企業責任として普及しています。
国内で小規模菓子製造工場のハセップ認定は、まだ極めて稀です。
緑豊かな中庭を囲むように工場があります。ぐるっと一周外から見学できます。
この日は工場はお休み。実際に作っているところは見れませんでした。
ガラスが反射して写真だと中が見づらいんですが・・・
生菓子・雪形・さざれ水製造
洋菓子の方は大きな機械より、道具の方が目立ちました。
これは・・・砂糖でしょうか?
これは豊科インター店ですが、限定販売の特製あんみつの列に並んでみました。
10分前くらいには30人くらいの列ができていました。
私は5番目☆
整理券をゲットしても油断は禁物。
列を離れ、不在の場合は無効になってしまいます。
あんみつは4個入り。黒蜜もボトルにたっぷりついてきます。
あまった黒蜜は煮物などの料理の隠し味に使えます。
アジサイをイメージしたあんみつ。
サイドから見ると、とっても涼しげ。
フルーツとあんこの乗ったプレートの下には、カラフルな寒天と白玉
いただきまーす!!
あんこ、白玉、栗、寒天・・・どの素材もおいしいあんみつです。
甘党にはたまらない味です。
ほかにも期間限定、数量限定・・・限定モノが多い開運堂。ついついいろいろ買っちゃいます。
コメント
[…] 絵本、ポストカード、文具、「りんごの天使」「木の葉の精」といった開運堂コラボのお菓子まで、いろいろなお土産がそろっています。 […]