旧雨宮邸は雨宮御殿とも呼ばれ重要な文化遺産である。雨宮敬二郎は明治時代一代にして財閥を築いた人物であり、軽井沢の開発者として知られる。この離れ山に事務所として100坪の邸宅を建設した。また明治の末期には120坪の新座敷建設し政財界の賓客を迎えた(現在公開)。
所在地:軽井沢町大字長倉2112-21
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離山公園案内版
離山公園内には、旧雨宮邸・市村記念館(旧近衛文麿首相別荘)・軽井沢民族資料館・町立図書館が並立し、軽井沢の文化と歴史の多くを知ることができる。
武家門
旧雨宮邸は国道18号線沿いの南原交差点近くにある大きな構えの武家門を奥深く入った庭内にある。
旧雨宮邸庭園
武家門をくぐり抜け、広大な庭内を奥へと進むと、旧雨宮邸、旧雨宮新座敷である。
旧雨宮邸新座敷
新座敷は明治末期に建築され、現役総理大臣「伊藤博文」が招かれたといわれる。この他政府・財界の大物が軽井沢に避暑に来る折この屋敷に宿泊している。
奥座敷(庭園より)
庭内から観た座敷内である。室内は広く、太い柱、太い梁で造られており、特に床の間と明り取りは豪華な贅沢な造りとなっている。
外廊下側ガラス戸
新座敷内の廊下は幅広くとられ、ガラス戸も当時のままを現存した貴重な文化遺産である。
展示会
新座敷内では時折著名人の書道展等の展示会が開催されている。
蔵Ⅰ
旧雨宮邸の蔵跡である。現在はギャラリーとして利用されている。
蔵Ⅱ
蔵の中では、年間を通して絵画、創作家具、漆器、パッチワーク等のさまざまな展示会が催されている。
庭内の大樹Ⅰ
広大な庭内には樹齢500年と云われる見事な「イチイ」の大樹が生茂っている。
庭園内
広大な庭園内には大樹が茂り、手入の行き届いた庭内を散策することができる。
庭園内のせせらぎ
庭内には築川が築かれた贅沢な庭園であり当時の雨宮財閥の隆盛が偲ばれる。
雨宮池全景
旧雨宮邸の西側には周囲が木立におおわれた雨宮池がある。
雨宮池遊歩道
雨宮池の周囲は遊歩道となっており、散策には絶好の場所である。
休憩ベンチ
雨宮池の周囲には各所にベンチが置かれ訪れる人達の憩いの場所となっている。
雨宮池と3羽の鴨
雨宮池のなかにはカヤが生茂り鴨達の絶好の住処である。