御柱と言えば木落としというイメージが一番強いのですが、御柱を人海戦術で運ぶ作業のほうが、御柱祭のかなりの時間を占めます。
御柱を運ぶことを曳行(えいこう)と呼んでいますが、今回は諏訪大社下社の山出しの曳航から木落としから注連掛までをご紹介します。全部で下社の御柱は8本ありますが、2番目に大きい春宮一の柱でご紹介。
■山出しをまとめます。
1:山の中から御柱を運び出す。
2:木落とし坂から御柱を落とす。
3:決められた保管場所へ運ぶ。
以上の3点がおもな動きです。
下社の山出し、木落としに参加してみたいという方は岡谷市、下諏訪町の親せきや友達と氏子として参加するか。住所を移して氏子になるのが安心です。ちなみに氏子になると一世帯五千円の寄付(岡谷市は)と言うかが必要になります。
目印の山中から国道142号線まで引っ張り出します。毒沢鉱泉の方角です。
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まだ夜明け前の岡谷市内 5:15
山出しの朝は、暗いうちから活動開始です。昼食を用意しリュックを背負い出発です。
シャトルバス乗り場にはすでにたくさんの氏子
下社の御柱祭りは岡谷市と下諏訪町の住民(氏子)が参加をしますが、岡谷は遠方になるため、シャトルバスが運行されています。ちなみに下諏訪の場合は自宅から歩きになります。
曳行役員・木遣り団は4時30分に出発、一般の氏子は5時30分からピストン輸送されます。
木落とし坂の前で下車 6:20
他地区のシャトルバスや、観光客向けのシャトルバスなど国道に縦列駐車。
一気に人が増えます。
シャトルバスの料金案内
デフレ価格です、いまどきワンコインとは
地下道を使って道路を渡ります
国道には立派な地下道がありますのでこれを使います。確かにこれがなければ危ない感じ
歓迎の横断幕が迎えてくれます
華やかな感じになってきました。
祭りだワン!
ワンワンもお祭りです、7年に一度の着衣ですね。
朝日が登ります、暖かい 6:38
朝は寒いのですが、だんだんと気温もあがりジャンバーが荷物になります。
誰も無い大曲
御柱が通る時は、たくさんの人が見物している大曲(おおまがり)ですが朝は誰もいません。
とにかく山を登ります
バスを降りてから3.5キロ登りますので、意外と時間がかかります。
山奥に進むと舗装道路とはかなり離れます
下に見える舗装路を御柱は進みます
棚木場でのお祈り
当然諏訪大社の神主による儀式があります。これが終わり次第出発です。
御柱曳航の先頭は区旗 7:24
今回の春宮一の御柱は7地区が曵行するので、市旗と合わせて8旗です。
朝は人が少ないです
引き始めは、完全に氏子だけのためか先頭はあまり人気がありません。みんな御柱の見える根元へ根元へ行ってしまいますね。
一番後ろの人が綱を引っ張っています
御柱の後ろに綱がついています、これを追掛という担当の人が管理しています。
御柱古道から見た風景です。
御柱の先頭を行く救急車
何千人以上が参加するため必ずケガや病気の人がいます。救急車ははずせない感じです。
休憩は座り込みます 9:03
今回はこの休憩とお昼時間のみで休憩はありませんでした。毎度毎度時間が遅くなるため休んではいられないそうです。
木遣りの方もメールで忙しそうです
ちなみにすべての区間で携帯は使えました。
木落とし坂が直前ということで参加者のテンションは異常です。