諏訪大社 下社の御柱祭「木落とし」から山出しの終了地点である、「注連掛」までをご紹介。
昭和精機という工場の場所が木落とし坂で、ポイントしてある場所が御柱を保管しておく注連掛の場所です。
木落としの後、ここまで曵行をして最終は「木登り坂」です。
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棚木場からはるばる3.5キロを旅してきた御柱がいよいよ急斜面を下ることになります。危険ですが伝統の祭のため続けられている木落としです。
山出しの前篇はこちらからご覧ください「春宮一 棚木場~木落とし坂まで」
御柱の後ろに結ぶ綱
木落とし坂に固定された御柱を後で固定しておくための綱です。
基本的には引き綱と同じですが、切られる用の綱です。
セッティングにはまずワイヤーを利用します
綱に紛れて銀色の細い線がありますが、ワイヤーです。
綱がキチンと固定されるまではワイヤーで仮固定をするそうです。
2本の鉄柱へ先程の綱を結びつけます
茶色で筆文字の書かれた鉄柱へ先程の綱を結びつけるそうです。
普段は道路なので専用のマンホールで蓋がされています。
こちらが普段の状態
一見、下水か何かのマンホールに見えます。
木落とし坂という名前まで明記されています。
文字の部分だけ変更できる金型があるのかもしれませんね。
まさか、この2蓋のために・・・ありえますね。
木落とし坂の待つがすぐそこです
中央の松の先は木落とし坂です。
一等席の観覧場所
最高の見物席ですが、逆に見物されている状態・・・
木遣り団も集合
曵行中は散らばっている木遣りも全員坂の頂上へ集合です。
木落としの御柱を置く場所 15:25
木落としの際、御柱が固定される位置です。
先に落ちた御柱で笹竹と地面がえぐられています。
下の観覧席にはすごい人数が座っています
この日の参加者は20万人以上ということですので、この写真だけでも10万人以上はいるということでしょうか。
綱は左右に分かれていきます
御柱より先に進む綱はすでに一番下まで到着しています。
2010年から坂に笹竹が植えられています
スピードが出る用になのか、坂が整備をされたそうです。
坂の途中で止まると、そこへ人が集まり、再度木が動き出した時、かなり危険のため一気に下まで御柱が下れるようにという配慮らしい。
セレモニーの開始
木落としの直前、横断幕の掲示とともに木落としセレモニーが始まります。
木落とし用の準備をしています
御柱に乗る人が掴る綱を付けたりと意外と到着から時間がかかります。
御柱の先頭付近は大混雑
みんな御柱に乗りたい、触りたいで集まるので元綱係の人などが必死に排除します。
とくにあきらかに氏子でも無いという人は放り出されてしまいます。
また引き出すため一斉に準備
これで山出しが終わりではありません、これからある意味最大の難所「木登り坂」が待っています。
土に突き刺さっている御柱を引っ張ります
この作業を見ていると、「人間はピラミッド作れるな」感じますね。
帰りはすごい人が動き出します
観覧席で木落としを見ていた人、綱は曳いてきたがここで帰る人が一斉に帰宅へ
延々と人が連なっています
マラソンのスタート時の状態になっています。
ある程度、人が少なくなるまで待機です。
木落とし後も氏子は帰れません
本日の最終は木落としではありません、注連掛までが山出しの工程です。
完全に氏子だけでスッキリしています
木落としから約1時間後です 17:05
ギャラリーはいません、地区のご近所ばかりという感じでしょうか。
左の砂利坂を登ります 17:42
なぜ最後に坂をご用意してあるのかは不明です。
最後の最後に「木登り坂」の登場です。
坂の中盤まできました
意外ですが、坂をスムーズに登ります。
ここでも、古代エジプト人のピラミッドの建設が謎とは感じなくなりますね。
登れ!登れですごい声
御柱の前で、後ろ向きになり足元を見ている人がいましたが整地というか何かしてました。
これで下社山出しは終了です、さぁ帰ります
交通規制がされているので、お迎えもタクシーもきません。
しばらくは歩かなければなりません。
真っ暗になった下諏訪を歩いて帰ります
どんな路地に入っても法被(ハッピ)姿の人が歩いていました。 18:48
3時起き、19時まで、10キロ以上の超微速歩行は意外と足にきます。
無事終わりなによりです、では次回の木落としで。
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