松本城の堀は、本丸の外側を「内堀」、二之丸の外側を「外堀」、三之丸の外側を「総掘」と呼ばれています。
明治19年の水害で「総堀」周辺の半分が水に浸かってしまったそうです。
それを機に、総堀の半分が埋め立てられることになり、その際この井戸が作られました。
松本城の北門があったので「北門大井戸」と呼ばれるようになりました。
[googlemap lat=”36.23949666799923″ lng=”137.97308921813965″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市丸の内4−1[/googlemap]松本城のすぐ近くですが・・・
もうひとつ詳しい地図で場所を確認。観光案内所で頂いた地図を見ると、
松本城のすぐ北側にある通りから1本入ったところにあります。
マップ上、紫の点線、お城の北側の道を直進した後、左折します。
まっすぐ進むと、左手、石材屋さんの観音様(?)が意外に目印です。
右手に止めてある自転車、この下に「北門大井戸」があります。
何段か、階段を降りると、右手の屋根が見えるのが井戸の屋根です。
井戸にたどり着く前、右手の遊具に野鳥が止まってました(左下)。
鳥も美味しい水を求めてやって来るのでしょうか?
石碑があります。ここ、北門馬出は松本城第二の規模の大きさだったそうです。
まさに、「兵どもが・・」ですね。
案内の後ろの説明です。
その向こうに見えるのが、水の神様を祀っているのでしょうか。
お供えのお水はもちろんこの井戸の水でしょう。カリンが供えてあるとはさすが信州・・
全体からみると小さくなりましたが左の、水神様の正面、大きな屋根の下に井戸があります。
太陽の光を浴びて水もキラキラ輝いています。
触ってみると、冷たくもなく、暖かくもなく・・
水神様に手を合わせてから、左右の水、飲み比べてみました。
・・なんとなく、細く出ているほうが甘味があって美味しく感じました。
見上げると、井戸のある屋根も、城下町らしく、簡素な中に風情を感じます。
土俵を思い出しましたが・・。
屋根の下には、ベンチもあります。傾斜に合わせて(?)、片足には補強も。
松本市内の水を巡り、今回は松本城の近く「北門の大井戸」へ行ってみました。公園の中にあるのは珍しい、というか、有難いですよね。子ども連れで、どんだけはっしゃいでも、汗だくになっても、手も顔も、洗えるし、喉が渇けば水も飲めますから。 暖かい日はここでお弁当もよさそうです。