安曇野の清らかで豊かな湧水の恵みは、この地の名産である山葵をつくります。
そのわさびを酒粕に漬け込んでつくられる「わさび漬け」。
穂高駅から徒歩3分の駅前通りにある小笠原わさび店は、地元でも評判の高い老舗の一つです。
わさび本来の辛さと風味にこだわり、人工物は一切使用せず、創業以来の変わらぬ手作りの製法でつくられる上品な味に、地元だけでなく遠方のファンも多いです。
住所:長野県安曇野市穂高5976-3
電話・FAX: 0263-82-2414
[googlemap lat=”36.339804″ lng=”137.881852″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”16″ type=”G_NORMAL_MAP”]穂高駅(長野)[/googlemap]
車の場合は147号線を「穂高駅入口」信号で穂高駅方面に曲がります。
一つ目の信号を過ぎるとすぐ右手、黒(店)と白(作業場)の建物です。
右の白い建物はご覧のように作業場。
ご家族で作業されているのを、通りからよく見ます。
昔はよくある光景だったかもしれません。
この手作業が大切なのでしょうね。
お店の右に看板が立っています。
細い路地を挟んで隣が駐車場です。
店内です。
化粧箱に入ったわさび漬け見本が並んでいます。
化粧箱なしでも100グラム(378円)から購入できます。
鮫皮のわさびおろしも売ってます。
これだと山葵本来の甘みや香りがより引き立つのだそうです。
小笠原わさび店のオリジナルはこのセロリ漬けです。
酒粕でつくられており辛くない、甘いです。
こちらがわさび漬け。
山葵と酒粕と塩だけでつくられています。
注文すると、その場ではかりで量って、量に合わせ化粧箱に入れてくれます。
壁には「早春賦」の楽譜が。
ここから早春賦碑へは車で5分もかかりません。
例年4月中旬ごろまではわさびの花も売っています。
お浸しにするとおいしいです。
産地ならではの食材ですね。
もちろんわさび自体も売っています。
この部分、こちらでは根でも地下茎でもなく「芋」とよばれます。
そう思ってみるとそう見えてくるような・・
おかみさんは「わさび漬けを、ちくわやかまぼこにつけて食べるのが一番好き」とおっしゃってました。
山葵は季節によって辛みが違うのだそうですが、「味を人工物や量によって均一化させるのでなくその季節のわさびそのものの新鮮な味と届けたい」と言われる姿に作り手の誠実さと心意気を感じました。
わさび漬けは前日に作ったものを売ってます。当日だとまだ少し苦みがあるのだそうです。
つくってから冷蔵庫で10日間ほど持ちます。
夏に遠くから来店される方は、保冷剤や保冷パックをもっていかれることをお勧めします。
もちろん土産用などのために保冷剤など有料で置いてあります。ここから発送することもできます。