高野山真言宗のお寺で、山号は医王山。本尊は薬師如来で、近江の湖水より出たと伝えられています。
本堂は昭和34年に国の重要文化財に指定され、室町時代末期の特徴を残した全国的にも珍しい造りの建物です。
お寺周辺には、桜、水芭蕉、カタクリ、藤棚、ボタン・・・など、季節によっていろいろな花が楽しめます。
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【問い合わせ先】
鶴王山松尾寺 電話 0263-83-4171
山麓線沿い、鐘の鳴る丘の隣にあります。
この石標があるところを入っていきます。
鶴王山 松尾寺
鎌倉時代~室町時代にかけて北安曇から南安曇野一部を治めていた仁科氏によって、一五二八年に建立されたと伝えられる。
一八七〇年廃仏毀釈によって廃寺となるが再興し、現存する薬師堂(本堂)は、仁科氏文化の特徴を反映した豪壮優雅な建物として一九五九年に国の重要文化財に指定される。
中部北陸自然歩道 環境庁
「信濃路自然歩道」 長野県
水車小屋があり、その周りは水芭蕉が咲く湿地帯になっています。
むかーし、むかし・・・あるところに・・・
というフレーズが良く似合う小屋。
お寺の説明が書いてありますが・・・後半が消えかかっていたので解読できませんでしたが
おそらく先ほどの説明書きと同じような内容のものだと思われます。
僧侶らしき像が2体と、お祈りする人の像が1体入っていました。
まじまじと見ると・・・ちょっと怖いです。
松尾寺はこの階段を登った所にあります。
光の加減だと思いますが、お寺の部分に薄いピンクのモヤモヤが・・・
松尾寺のオーラ? 心霊写真じゃないですよね?
松尾寺本堂は桁行三間、梁間三間、寄棟造りの堂として建てられているが軒の出を非常に深くし、軒支柱を建立当初から建てて五間堂の形式とも思われる構法をもって構成されている。
このような建物は全国的に少ない。また化粧隅木の正面側の左右二本は下から見上げた時、身舎(しんしゃ)丸桁を境に内部と外方とにおいて「く」の字型をなしている。これは平面の外陣部隅柱間を仕末するためになしたもので、この建物以外に全国に例のないものである。
舟肘(むなひじ)木の形式も実に美しく、縁廻りに立つ支柱が縁柱を兼用し、面を大きく取り、室町時代の特徴をいかんなく発揮している。
地垂木(じたるき)の曲線においては反りが強く実に美しい。
巻斗が正方形であり不思議に思われるが、この例は当地方大町の盛蓮寺にも見られて、室町末期頃この地方における巻斗(まきと)の地方色によったものと思われ、内陣虹梁の「サバシリ」木鼻、実肘木の絵模様、「カエル又」鬼板の彫刻等もよく室町時代末期の優れた特徴を有し、全体的に形をよく形成し、豪壮優雅にして、信州における同時代を知るもっとも貴重な建築物の一つである。
重要文化財松尾寺本堂復元工事監督 広瀬 沸
昭和四十四年三月建之
重要文化財松尾寺本堂保存委員会
寄棟造で、内陣の虹梁さしばり・木鼻・肘木の絵模様・鬼板の彫刻などが特徴的な建物。
どこが虹梁さしばり?木鼻?肘木?かは・・・
こちらのサイトを見るとなんとなくわかるかも。
屋根には鬼板と呼ばれるものがついています。
鬼のお面みたいなのがにらみをきかせてます。
松尾寺周辺は公園として整備されており、中でも20mほどある藤棚は有名です。
まだ咲き始めで、あまりきれいじゃありませんが、満開になると見応えがあります。
コメント
おひさまロケ地とか、わさび田湧水とか参考になりました。
ありがとうございます。
カタクリの次の花は「ショウジョウバカマ」ですね。
あの花は「ショウジョウバカマ」というんですね。ありがとうございました。