手づくり硝子の戸の、向こうに見えるお雛様・・・なんとも風情があります。
「千体の雛祭り」の時期は、建築園にもお雛様が飾られます。
須坂市内の歴史的価値のある建築物が、ここで移築・復元されています。
武家長屋や油屋、藩医の私塾(江戸時代)や、製紙行の繁栄がうかがえる長戸門(明治時代)など、
可能な限り忠実に復元されています。
住所:長野県須坂市野辺
開館時間:午前9時~16時(1~2月は9時半~16時)
休館日:毎週水曜日(祝日は開館) 12/29~1/3
入場料:無料
アクセス:須坂長野東ICより国道403号・県道58号・北信濃くだもの街道経由8分
長野電鉄須坂駅よりタクシー7分
[googlemap lat=”36.636963″ lng=”138.319579″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県須坂市野辺1367−1[/googlemap]
こちらが入口のでもある「長門門」
明治30年の建物で、須坂の製糸の全盛期の財力が示されています。
そして目の前に「頭上落雪注意」。
この時期、長戸門の屋根から落ちる雪に注意!
記念撮影用の武士が・・・。
「菖蒲の節句」のときは盛り上がるのでしょうね。
慶応元年の建築。
須坂藩医 板倉雄碩氏の居宅だそうです。
二階が寺小屋になっていました。
132人の生徒が、読・書・珠を習っていたそうです。
雪景色にお雛様が映えます。
佐久間象山の処方箋など板倉家ゆかりの資料が展示されています。
そして、「雛祭り」期間中は、所狭しとお雛様が飾られています。
「元・板倉家」の隣は「武家長屋」。
解説です。
江戸末期の建物。
一戸建ての住宅に住めたのは中士以上の侍だそうで、
下士や足軽は11戸の長屋に住んだそうです。
この武家屋敷は11戸の長屋の1戸を復元したもの。
奥にあるのが「旧 牧家」
江戸末期の町屋。L字型の曲屋です。
入口あたりにはいろいろなつかしい道具が、今にも使えそうに置いてありました。
3月にしてはかなり雪の降り積もった日、建築園を歩いていると、
ふとタイムスリップしたような感覚になりました。
それだけ、生活感そのまま復元されているということでしょうね。