長野県宝に指定されている「木造金剛力士像(仁王尊)」の股の間を子供がくぐると、麻疹(はしか)が軽くすみ、丈夫に育つといわれ、毎年多くの親子で賑わう恒例の行事です。
例年は4月の第3土・日曜日に行われていますが、今年は善光寺の御開帳の関係で、6月開催となりました。
あっさりくぐり抜ける子もいれば、泣き出して家族にひっぱられてなんとかくぐる子・・・ほほえましい光景がみられます。
まずは、受付。
住所・氏名を書いて、募金をします。
そして、整理券を受け取ります。
(股くぐりの順番は整理券どおりの順番でなくてもいいみたいです。)
仁王尊の説明書き。
阿形像と吽形像の像高と肩張り、胸厚が書かれています。
吽形像の方がちょっと大きいです。
おじさんが、子供をちょうどいい位置にセッティングしてくれます。
写真コンテストも同時開催されるので、
パパママ達は、パシャパシャ写真を撮りまくります。
股くぐり祭りだけじゃありません。
若返り地蔵祭りも同時開催されていました。
「若返りの水」を一杯飲み、お地蔵様にお参りしていただきますと、誰もが心身ともに若返り、生きる活力がみなぎり、いよいよ幸せになっていくこと必定です。
こりゃ、飲まなきゃっ。
「若返りの水」は黒川の名水をひいたものらしいです。
しかし、蛇口からっていうのがねぇ。。。
「若返りの水」っていうからには、湧き水っぽい演出をしてほしかった・・・。
地元の物産を売っているコーナー。
仁王尊の絵が付いた「力もち」が結構売れていました。
(あんこの草もち ¥400)
股くぐり祭りの会場は、歴史的な建物がいろいろ。
田村堂
かつてこの付近にあった明治時代に廃寺になった若澤寺(にゃくたくじ)の本尊を納めた厨子。(重要文化財)
1500年代の室町時代の後期に造られたと推定され、完成当初は総金箔装で、可憐な厨子であったようです。
上波田阿弥陀堂
仁王門と本尊を移した際に、設けられたそうです。
若澤寺参道丁石(第十五丁目)
入り口の仁王門から若澤寺までの距離をしめした標石で、
参道沿いに一丁(109m)ごとに建てられていました。
カキ氷、ジュース、フランクフルト等々・・・露店が並んでいます。
池に落ちないように気をつけて。
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コメント
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