松本市上土の下町会館にある、御影石で作られた井戸です。地下30mから汲み上げています。
ここはその昔、松本城の東門があり、町民や住民はここから城内に入ったそうです。最大の馬出しもあったとか・・。
そう聞いて佇んでみると確かにこの辺りは 独特の雰囲気があります。
住所:長野県松本市大手上土通り
[googlemap lat=”36.23616072084358″ lng=”137.97269225120544″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市大手[/googlemap]
ここは辰巳の庭。立て看板と、ししおどし風の竹口から井戸水が出ています。
左手一方通行標識の所を曲がり、外堀小路を通って東門の井戸へ行ってみましょう。
とても風情のあるクリーニング店や老舗のお蕎麦屋さんなど昭和を感じる通りです。
アーケードを出ると、これまた風情ある建物は、信州で愛読者の多い信濃毎日新聞社。地元では「信毎」と言われています。
これは明治に創業した松本の老舗ホテル、「花月」の喫茶店の屋根。
すべて松本民芸家具で統一されていることで知られています。
普段は人力車も置かれていて、時代をタイムスリップした感じになります。
「花月」の隣「下町会館」に東門の井戸はあります。
「上土町・下町会館」の石碑の下の御影石が見えるでしょうか。
注意書き!「飲用にはご注意ください」とあります。
(・・私は大丈夫でしたが・・)
大正時代の雰囲気を残す下町会館。
先程のベンチの木はこんなに高いのです。
夏は日陰になるのかな?
下町会館が面している通りには当時のままの建物がたくさんありました。
白い建物は写真館でした。
その写真館前の道路挟んで反対側。
通り過ぎそうになりましたが、神社がありました。
柊も石の階段もきれいに手入れされています。
地元の方に大切にされているのでしょう。
神社を横から見るとこんな感じ。
いつの間にか、駐車場になってしまったのでしょう。
水を巡りながら松本の城下街を歩いていると、明治~昭和、そして平成の現代そのものへの移り変わりを感じます。
疲れたら美味しいお水を飲んで、ベンチで一休みしながら、水と歴史を味わう散歩もお勧めです。