北アルプス燕岳に源を発する中房川は、安曇野市穂高有明で乳川と合流し、穂高川になります。
中房渓谷を走る中房線は、終点が燕岳の登山口と「中房温泉」、その手前1キロのところにある国民宿舎「有明荘」へのルートです。
穂高駅から登山口まではバスやタクシーも出ており約1時間ほどかかります。
登山口から13キロ区間はゲートがあり、冬季は閉鎖されます。
春は新緑、秋は紅葉が美しい渓谷の道です。
[googlemap lat=”36.3915785294231″ lng=”137.74675369262695″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県安曇野市穂高有明7722[/googlemap]
山麓線と交差する「宮城」の信号を過ぎると、間もなく、左手に「鐘の鳴る丘」で有名な有明高原寮。
そして高原寮を過ぎるとすぐ中房川を渡る、この「大王橋」です。
「大王橋」を過ぎ、ゆったりとしたカーブを上がっていくと、ゲートがあります。
これはゲートが開いている状態。
冬季閉鎖中は、同じ場所ですが、こんな感じで閉じています。
(期間は年によって多少変わります。)
また、冬季でなくても、雨量が規定を超えた時には閉鎖されます。
状況は有明荘、もしくは看板の安曇野建設事務所0263-72-8880に問い合わせてください。
左手、大型車両の場合、長さと、高さ、ホイールベースご確認を!
時々制限を超えた観光バスが通れなくなり立ち往生していることがあります。
冬季は登山者はここから歩きますので、登山者カードは、このゲート入口で提出します。
ゲート入口から4キロほどのところに橋が架かっています。
橋の手前の細い道は、有明山表参道の登山口です。
有明山「表参道」はここから登ります。
「裏参道」は有明荘の裏側からになります。
黒川橋を渡ってすぐのところに約2台分の駐車スペースがあります。
橋を過ぎるとすぐ発電所の建物があります。
中房川は、河川全体が急で、水量の割合に落差を利用した連続発電が可能であることにより、発電所が多く見られます。
中房川にかかる「一ノ瀬橋」。
この橋を渡ると、かなり鋭角ののカーブが続きますので注意。
しばらく走ると、ゲート内に3つあるうちの、最初のトンネル。
その手前に橋があります。
トンネルの中。
夜はよくこの中でカモシカさんに遭遇します。
その他にも野生の動物がたくさん生活していますので、驚かさないよう、ゆっくりスピードで・・。
トンネルを抜けると、安曇野市内が見下ろせます。
車だと一瞬ですが。
さらに上りのカーブが続きます。
このあたり、「観音峠」で、登山口まで、半分ぐらい来ました。
猿が鎮座してます。
中房線は到る所に猿の軍団を見ますが、悪さをした話は聞いたことはありません。
(里では別ですが)
左側のホースは力水。
昔、車がまだ通れなかった頃、ここに湧く水を飲み、力とつけて登ったからその名がついたとか。
雪融けの時期は力水以外にも水があふれ出しています。
絶壁にカーブが続いているのが見えます。
渓谷に道路をつくるのは命がけの大変な作業だったことでしょうね。
ガードレールの下はこんな感じ。
中房川が美しいです。ちょと、怖いですけど。
中房川もこのあたりは川幅が広く、夏は川遊びしている人々も見かけます。
ゲート超えてすぐの小さな建物は山小屋「燕山荘」のケーブル事務所。
ここから合戦小屋まで荷物のみをケーブルで上げます(一般受付はありません)。
今回は有明荘までを記載しました。
次回は、中房温泉、そして登山口まで、登山者用の駐車場情報を含めて、記載したいと思います。
中房渓谷を走る中房線、初夏は新緑、そして秋は紅葉が見事です。
ただし、急で狭い中房線ですので、昼間でもライトを点灯しての安全走行をお勧めします。
早春や晩秋は一部道路が凍結している場合もありますので、有明荘(090-2321-9991)などへ確認されてから行かれることをお勧めします。
コメント
山靴を足に慣らそうと履いて朝の散歩に出たまま、まさにこの写真のコース(+燕登山道:第一ベンチまで)を今歩いてきました。帰りがきつくてなかなか距離が進まず、力水で口を潤し、観音峠まで下りて来たところで、地元の方が車に乗せてくださいました。来週は有明山に表参道コースで登ります。今日の体調で大丈夫だろうか。今日のコースよりもはるかにきつそうです。
お疲れ様でした!中房線はアスファルトなので、登山靴での下りはきつかったかと思います。有明山表参道は中級者向きです。雨の日はお勧めしません。登山道情報を有明荘などでご確認ください。お気をつけて。