松本市にある旧開智学校は、日本で最古の小学校です。建物の外観はもちろん中に入ることでもできます。当時の授業で使っていた机や椅子、ノート代わりの小型黒板など昔の日本の学校を見ることができます。
現代の電子黒板とはかけ離れたものを見ることができます。
建物は明治時代の代表的だったという擬洋風建築のため、洋風か和風なのか分からない絶妙なデザインをしています。和室に絨毯というオーソドックな感じではありません。
重要文化財旧開智学校校舎
昭和36年3月23日指定規模・構造:木造二階建 寄棟造 桟瓦葺 中央部八角塔屋付 建築面積517㎡ 157坪
設計・施工:立石清重(たていし ぜいじゅう) 1829-1894松本
沿革
明治6年(1873)5月 創立
明治9年(1876)4月 松本の中心部を流れる女鳥羽川沿い(現、中央1丁目)に擬和風校舎を新築。当初は二階建の教室棟を逆L字型に配し、延面積2653㎡、児童収容数1300人の規模だった。建設費約1万1千円のおよそ7割を松本全住民の寄附によって建築した。
昭和36年(1961)3月 国の重要文化財に指定された。
昭和38年(1963)3月 閉校。小学校としての90年の歴史を閉じる。
昭和39年(1964)8月 現地へ解体、移築、復元。
昭和40年(1965)4月 教育資料館として公開。所蔵資料約10万点、その一部を館内に展示している。公開時間:午前8時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:12月から2月までの月曜日(休日の場合は翌日)及び休日の翌日、12月29日から1月3日まで
観覧料
個人 大人、300円・小中学生、150円 障害者割引あり
団体 大人、250円・小中学生、100円
隣には旧司祭館というものがあります。
とくに開智学校とは関係が無いみたいです。
正面入口の両サイドに石板がありますが、当時ものではなさそうです。
教室を見ることができます。
当時の授業はここで行われていたのでしょう。
当時の机や椅子
机の上に、ミニ黒板があります。紙と鉛筆が普及する前は黒板を利用するということですね。
随分エコが進んでいたことが分かります。今はゴミ箱一杯の紙が出ますよね。
当時のオルガン
音楽の授業もオルガンを利用していたそうです。
授業風景
当時を知ることのできる挿絵というかがあります。子供たちが授業を聞いている感じが伝わりますが、当時は教科書などあまり無かったのかな?
正面玄関の説明書き
正面玄関は限定使用のプレミア利用になっていたそうです。基本的には天皇専用。
旧開智学校の昔の瓦
当時屋根に乗せられていたという瓦が展示されています。
屋根にあった風見
どこから風が吹いているか確認するための風見(風向計)に付けられていたものです。
八角へ登る階段の扉
現在は締め切りになっており、見ることができません。
日本最古の旧開智学校ですが、長野県内で南にある小学校では行事で見学に来る場合もありますが県民はなかなか足を運ぶことがありませんが、一度日本最古の小学校を見てみましょう。
昔、学校のあった場所(およそです)
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現在位置
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