「育てる楽しみ、食べる喜び、豊かさを分かち合うことを伝えたい」
安曇野市三郷にある「自給自足Life」では、様々な無農薬・家庭菜園教室を開催しています。
安曇野の大自然の中、無農薬の自然栽培を学びながら、
田んぼ、雑穀、日本みつばち、自然養鶏、蕎麦打ち教室など自給自足の暮らしに欠かせない体験や見学会が行われています。
住所:長野県安曇野市三郷小倉2254 自給自足Life 竹内孝功(あつのり)
ホームページ:http://39zzlife.jimdo.com
菜園教室の日程等、年によって異なりますので、ホームページにてご確認ください。
問い合わせもこちらからできます。
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自給自足Lifeの主催する菜園教室は、大きく3つあり、
1.Azumino自給農スクール(月1回 随時参加可能)
長野県安曇野市三郷にて、月に1回無農薬・家庭菜園の基本を学びます。自然農・自然農法の導入の仕方、野菜別の育て方、田植えや稲刈り、雑穀の栽培も体験できます。
2. あずみの自然農塾
長野県安曇野市穂高にあるオーガニックコミュニティー「シャロムヒュッテで」年間10回、宿泊しながら自然農の田んぼ、菜園を体験しながら、学べるコース。
人気の宿に泊まって、信州安曇野の農的生活を体験できるとあって、都会の方に大変人気です。
3. NHKカルチャセンター「無農薬・家庭菜園の法則」など
長野県山形村にあるiCITY21の2階にあるNHKカルチャー松本iCITY教室で、 無農薬栽培に共通した理論や失敗しない方法を質問などをかわしながら教わることができます。
その他、自宅ベランダでオーガニック野菜を育てたり、 市民農園をはじめたい方へ向けても、長野県県内外で「エコ菜園プランター講座」なども行っています。
今回は7月に「シャロムヒュッテ」で行われた、あずみの自然農塾の一日を覗いてみました。
初日は午後から。
玄関先には関東や関西など県外遠方からの20数名の受講者が集まっています。
シャロムヒュッテの畑の一部に「あずみの自然農塾」の区画があります。
この日は小麦の刈り取りと脱穀。
去年蒔いた、小麦が青空の中、黄金色に輝いています。
去年の塾生が秋に植えた小麦を、
今年の塾生が夏に刈り取り、その種でまた秋に植えるという循環が続いています。
色々な種類の小麦「青葉」「ユメアサヒ」「ニシノカオリ」の3種類があり、その違いの説明です。
農家の人にとっては当たり前のことでも、初心者にはわからないことがたくさん。
自身の体験から、ちょっとしたコツを分かりやすく楽しく伝えています。
ここの畑は、耕さず、草を敵としない自然農。
小麦の間にはコスモスが咲いていたり、土だけでなく気持ちにも豊かになります。
刈り取っていく作業は、心地よく楽しそうです。
小麦が刈られ、束ねられ
あっという間に景観が変わってゆきます。
電気も石油も使わない、昔の脱穀機を、足踏みミシンのようにリズミカルに踏みながら、手で束を回転させて脱穀してゆきます。
脱穀機がない場合、少量の場合は、このようにビニールシートをひいて、脱穀棒で叩きます。
こちらは足と手を分担して親子で脱穀中。
見るとやるでは大違いのようですが、みなさんだんだん慣れてきて、コツもつかめたようでした。
初めて見る人もいるようでした。
みんな集まって手に取ったりしています。
小麦の玄麦です。
みんなで食べる、パンやうどん、おやきになったり・・
後は、水に沈めて種の様子を見て、食用と来年の分の種に分けます。
保存法も説明していました。
翌日、柏矢町にあるシャロムヒュッテの田んぼに、皆さん移動。
6月に皆さんの植えた稲、その成長を確かめながら、本日は田んぼの除草。
こちらは不耕起(耕さない)の自然農の田んぼ。
ご覧のとおり、長靴でも歩けるほど、土がしっかりしています。
豊かな土にはこのようアマカエルだけでなく、
「豊年エビ」など今では珍しい生き物も生息、共存しているそうです。
稲と雑草の見分け方を説明。
よく似ているし、間違えると大変なので、みなさん真剣です。
田んぼには、いろいろな草が生えます。
ヒエなど除草するものを、見本として路肩に置いてありました。
稲を刈ってしまわないように、草のみを刈ります。
みなさん、はじめは恐る恐る、確認しながら・・
秋にはまたみんなで、稲刈り、脱穀、
そして自分たちでつくった新米を食べる喜びを味わえます。
冬には皆でそのお米で餅つきです。
安曇野自然農塾の様子はこちらのページからもご覧いただけます。
http://azuminosizennoujyuku.blogspot.com
また蕎麦好きの方には、松本市の浅間 温泉玉之湯で、4回に渡る究極の信州そば作り教室も行われています。
前半3回は、自然農法による究極のそばの栽培。在来そばの種まき、収穫、脱穀を体験いただけます。
そして最終回は、館主による蕎麦打ち教室。
老舗旅館に宿泊しながらの蕎麦三昧コースは、大好評です。
詳しくは、
http://www.asama-tamanoyu.co.jp/tamanoyufarm/specialsoba.html
近郊の方も、遠方の方も、農体験を通して、違う目線での安曇野の地を体感できることでしょう。