「煎りたて」「挽きたて」「入れたて」の3拍子を揃え、鮮度を大切にした、こだわりの珈琲が飲めるお店です。
コーヒー、手作り菓子を目的に行かれることはもちろんです。
が、何よりまず自然豊かなこの地のロケーションと、わらでみんなでつくったという喫茶店自体の空間の心地よさを味わっていただきたい場所です。
[googlemap lat=”36.562006″ lng=”137.869014″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県大町市美麻14902−1[/googlemap]
住所:長野県大町市美麻14902-1
電話:0261-23-1102
営業:午前10:00~日没
定休:不定休(ホームページにてご確認ください)
33号線を長野市方面へ進んでいきます。
右手に白と緑の旗がたなびいているところ、曲がる道が見えます。
4月に入っていますが、落葉松の周りはまだ雪に覆われています。
同時に後ろを振り返ると幹の合間に残雪の北アルプスが見えています。
落葉松林を抜けると、ストロー・ベイルハウス(藁の家)でも有名な美麻珈琲が突如現れます。
左手にあるのは、薪小屋です。
1年かけて手作りでできた家。
断熱性は一般住宅の6~8倍とか。石垣で組んだ地下はガレージになっています。
正面は中山高原。雪が解けるとここは一面菜の花です。
コーヒーより、まず思わず駆け上り「伸び」したくもなります、この風景。
側面はこんな感じ。
つい顔がほころぶ手作りのデコボコ感。
こんな家に憧れましたが、うちは湿気が多く断念。
日当たりのいい場所に家を建てる方、おすすめです。
ポストがたくさん??と思ったら、こんな低いところに巣箱でした。
天敵がいないんでしょうね。
案内には店主から、「私たちが暮らしながら、コーヒーの焙煎、販売、菓子喫茶を行っています」とあります。
ケースに入れられ、冷えた豆と、ショーケース前にはこれから焙煎する青豆がドンと置かれていました。
浅煎りと中煎りで注文しましたが、さすがに写真では同じですね。
水は女犬原、居谷里湿原(静かで美しいところです)の湧水です。
豆も水が美味しいコーヒーをつくります。
晴れた日は美味しい空気も吸いながら、目の前の高原を望むベランダでお茶、おすすめです。
さっき、伸びをしに昇ったり下りたりした足跡がしっかり残ってるのが見えます。
一つはアンティーク四角テーブルと椅子。
おおきな丸テーブルもあります。
ここはソファーがメインですね。
眠ってしまいそうです。
中山高原の春の写真が飾ってあります。
これは煙がほとんど出ないという、フィンランドの暖炉Nunna uuniです。
もちろん中で調理できます。
コーヒー豆のかすを乾かしているようです。
用途は山羊を飼ってる方への消臭剤としての提供でした。
大量に出るものの対処に無駄がないです。
小さなステンレスのやかん、じゃなくて、銅のやかんがめっちゃ大きいのです。
そもそもこの暖炉がでっかいんですが。
店内と家具が調和してます。
が、所狭しと物販が並んでいます。
もともと兵庫のサント・アンというお菓子屋さんと聞いています。本店の商品も置いてあるいうことでしょうか。
販売用の豆は、外国製ガスレンジの上に置かれていました。
現役で動いているそうです。
中山高原のポストカード(150円)も置かれています。
「美麻珈琲だより」もありました。
コーヒーについての案内だけでなく、会員の方への信州案内にもなっている内容でした。
レジの下には普通にテレマーク(普通のスキーより足を固定されずに雪山歩き、滑りができる)の靴が。
雪深いこの辺りでは、レジャーというより生活必需品に近いのかもしれませんね。
入口、出るときはなんだか違う空間へ移行するような感じのドアでした。
雪深い冬の間は、土日だけの営業になったり、通常も日没までの営業、と自然のサイクルに合わせて営業していることがわかります。
2011・4現在隣に食事のできるスペース建築中です(地下はワインセラー)。
大自然の中でのんびりお茶をしたいとき、ゆったり語らいたいとき、リフレッシュにおすすめです。
家づくりに興味のある方は、セルフビルドのワークショップもやっています。
コメント
こんばんは!
家を建てたいのですが、美麻珈琲さんのようなストローベイルハウスの家を造りたいと前から思ってました。
まずは何から始めればよいのでしょう・・。
まずは藁を手に入れるのに、牧場(ベイルは家畜用のものです)に問い合わせることからになると思いますが、初心者の方でしたら、日本ストローベイルハウス協会という団体がありますので、そちらに問い合わせてワークショップなどに参加されることをおすすめします。