お城の東のこの辺りは、商人町であると同時に職人町として物販、飲食、娯楽の中心として発展してきました。
鯛萬の井戸は、割烹料亭「鯛萬」があったことから呼ばれるようになりました。
平成15年に小公園として整備しされ、たくさんの人が、ペットボトルを持って水汲みに来ています。
住所:長野県松本市大手5-6

女鳥羽川にかかる鍛冶橋からのびる「はしご横町」を北へ進むと井戸入口の看板が右手にあります。
手前のお店、居酒屋さんでしょうか。
戸口が低く面白いですね。

名店街横町の案内の下をくぐります。

鯛萬小路とも呼ばれていますが、小路という言葉がぴったり。
なんだかわくわくします。夜はまた風情が変わるのでしょうね。

横町を抜けると石畳みの閑静な住宅地にでます。

ありました!

入れ替わり立ち替わり多くの方が汲みに来られていました。

ペットボトルがズラリ。

汲み方もさまざま・・。
発布スチロールにそのまま汲む方もいました。

たくさんの人が訪れても、あふれるように水はこんこんと湧いています。

「必ずお持ち帰りください」の木の看板の下に「持ち帰らないでください」の注意書き。
水は戻さなくていいですが、ひしゃくは戻してくださいね、ってことでしょうね。

あふれた水は隣へ移り・・

さらに流れて・・・

池へゆきます。その先には・・

鯉がいました。
かなり大きいです。

手押しのポンプもありました。
夏場は現役で使われているようです。

軒下に大きなベンチ。
たぶん寝転べます。人がいなければ!

立派な石碑もありました。

春は日向ぼっこにぴったりのベンチ。
きれいに整備された公園は近くの方の安らぎの場であるだけでなく、生活に欠かせない水場でもあるのでしょうね。
近くの飲食店もここのお水で美味しい料理をつくって来たのでしょうね。