松本市街地を南北に分ける女鳥羽川、143号線でもある「大橋」から「鍛冶橋」「念来寺」「清水橋」まで女鳥羽川を遡ってみたいと思います。
橋から小道に入ると、風情ある時代の面影も垣間見られ、ちょっとタイムトリップしたような感じになれます。
印のあるところがスタート地点の大橋です。
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階段には「鎮神社」の由来の案内がありました。
名前の通り、この女鳥羽川の氾濫を防ぐ守護神を祀っているそうです。
女鳥羽川に沿って続く道を、せせらぎを見ながら歩くのは気持ちがいいです。
が、車と自転車の往来は結構激しいので気をつけて歩きましょう。
横から見ると、奥に広そうです。
が、隣の空き地と電信柱が、現代を象徴している感じですね。
大橋から143号線を北にのぞみます。
右手、黄色い看板が目立っています。
この看板を右に曲がってみましょう。
京染店でした。ここだけ見ると昭和です。
信州は蔵のある家が多いですが、このお宅の蔵も、窓などとても風情があります。
さらに小道を歩いて行くと、店から竹籠が溢れだしそうなお店がありました。
信州でこの茶漉しに出会えるとは思っていませんでした。
竹で濾したお茶はとてもまろいです。
いろんな用途のものが置いてあります。
九州の竹と違い、松本産の竹は細いのが特長だそうです。
鍛冶橋から北へのびる「はしご横町」に洋館のような建物がありました。
「かわかみ建築設計室」とあります。
昭和初期の建物だそうです。
門構えに、ドア・・凝ってますねえ・・。
窓も飾り窓も、その時代のいろんな職人さんの知恵の結晶なのでしょうね。
現代のようにネットで調べられませんものね・・。
橋の名前の由来でもある、旧念来寺の鐘楼が対岸に見えます。
300年前のもので、明治時代は松本のシンボルでした。
そのお隣はカタクラモール。
片倉工業のショッピングセンターで、約50の店舗とかなり広いお客さん用の駐車場があります。
最後が清水橋です。
この橋あたりから川筋がグンと北に曲がります。
古いけどなんだか味のある欄干です。
欄干は低いうえに歩道がないので渡るときは気をつけましょう。
川のせせらぎはずっと変わらないのでしょうが、橋や、道、人の往来・・時代の変遷はめまぐるしかったでしょうね。
近代と現代が交叉する城下町で、いろんな時代におもいをはせながら、せせらぎに耳を澄ませばどこかホッとするかもしれません。