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魏石鬼の岩屋(ぎしきのいわや)|八面大王が隠れ住んでいた洞窟|安曇野市穂高

「昔安曇野の民を苦しめる八面大王を、東の蝦夷を征伐にいく途中の坂上田村麻呂という将軍が、33ふしの山鳥の尾羽で作った矢で討った」という、安曇野に古くから伝わる「八面大王」伝説。
その八面大王が坂上田村麻呂に抵抗する為に隠れ住んだのがこの洞窟だと言われています。
全国的にも珍しい、盛り土代わりに岩を使った「ドルメン式古墳」です。
周辺は熊が出やすいので十分注意して行ってください。

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▼▼八面大王関連の記事▼▼
八面大王足湯→八面大王とにらめっこしながら浸かれる足湯
大王わさび農場→八面大王の胴体を埋葬した大王神社、魏石鬼の岩屋のレプリカがあります

正福寺の不動尊の右側から入ります。

わかりやすいように立て札が立っています。

山側には入山禁止のロープ。
人がやっと一人通れる狭い山道を歩いて行きます。

昔の行者が作った石仏でしょうか?岩屋の方まで何体も置いてあります。

ずらりと並ぶ石仏を見ると、怖くなってきます。

本当に鬼が出てきそうな山道。
正福寺から5分くらい歩きます。

なんとなく熊が出そうな感じもしてましたが、やっぱりありました!!
「熊出没注意」

今年は熊被害が多いですし、ここはかなりの山奥。
魏石鬼の不気味さ+熊の恐ろしさで、ドッキドキです~。。。

とりあえず、ケータイの電波はOK!

しばらく歩くと、正福寺の岩上観音堂に着きます。

古びたベンチがあり、焚火をした後が残っています。
こんなところで長居する人もいるんですね~。

岩上観音堂は八面大王の魂を鎮めたところだと言われています。

魏石鬼の岩屋の上に建てられています。

下へ続く古い階段。足元に注意しながらここを下ります。

石灯籠も年季が入ってます。

小さな祠もありますが、これは??

魏石鬼の岩屋の側面

確認しにくいかもしれませんが、観音様が彫られています。
下には石仏もあります。

魏石鬼の岩屋

魏石鬼八面大王という鬼がたてこもったと伝えられる、この岩屋は巨大な花崗岩で組み立てられた穂高町有数の古墳(横穴式石室)である、考古学者鳥居龍蔵博士は全国的美濃珍しい古墳であると推奨した。

石室の上部には観音様が三体彫られています。

石室の入り口はしっかりと施錠

紙垂(しで)は金属製の丈夫なやつ。

石室の中を覗いてみました。

古墳ってことは、この横穴は死者を埋葬した所?
岩屋の奥はただならぬ空気感がただよっています。怖っ!!

岩屋の隣に石碑がありますが、なんて書いてあるのでしょう?
ちょっと読めませんでした。

写真を撮り忘れましたが、まわりにも小さな岩屋があり、そこには家来の小鬼が住んでいたといわれています。

八面大王伝説をより一層楽しみたい場合は、八面大王足湯大王わさび農場もおすすめです。

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正福寺|安産や子育てを見守る「子宝杉」|安曇野市穂高

廃仏毀釈によって現在は常夜灯のみの廃寺となってしまった正福寺ですが、ここにある「子宝杉」が安産や子育て、子宝に恵まれるといういわれがあり、パワースポットとして注目されています。
同じくパワースポットとして人気の有明山神社、魏石鬼の岩屋も近くにありますので、合わせてパワースポット巡りしてみてはいかがでしょうか。

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くるまやの水車のある通りが参道です。
この水車を回している水は有明山神社の「妙見 里の瀧」から流れているようです。

正福寺へは参道以外からも行けるルートがあります。
有明山神社の手水舎の脇から車で入れます。

駐車場

有明山神社から正福寺へ行くならこちらの方が近道です。

駐車場の一角に東屋。
安曇野平が見える見晴らしの良い場所です。

山門

山門の手前に手水鉢?がありますが、使えない状態です。

山門の仁王様「吽形」

「阿形」

お寺へと登る階段はバランス感覚が必要です。

お千度参りの石

正福寺

中を覗いてみました。
これが不動明王像でしょうか。背中の炎がメラメラしています。

穂高町(現在は安曇野市)指定文化財でもあります。

お寺の敷地内にある大きな杉。
これが「子宝杉」です。

触ると子宝に恵まれるそうです。

大きくて全体を写真におさめきれなかったので、動画でご覧ください。

根元は痛みかけているのか、ロープが張ってあり踏まれないようにしてありました。

安曇野市天然記念物として登録されています。


スギ科の常緑高木。本州、四国、九州と中国に分布する。スギは最も寿命の長い樹木で、マツ、ヒノキとともに古くから植栽される有用な樹木である。
胸高直径約1.8m、樹高28m、樹齢不明。
本木は通称「子宝杉」と呼ばれ、安産や子育てを見守る木といわれる。
安曇野市内でも屈指の巨木である。

お寺の東側に魏石鬼の岩屋へと続く道があります。

→魏石鬼の岩屋へ続く・・・。

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有明山神社|くぐると吉運になる開運招福の石|安曇野市穂高

くぐると吉運になるという「開運・招福の石」があり、パワースポットとして注目されている有明山神社。
有明山神社の御神体は信濃富士とも呼ばれる有明山で、山頂に奥社があります。毎年7月には奥社祭があります。
日光東照宮の陽明門を模したと言われている山門(裕明門)には十二支の彫刻があり、内部には格天井絵が描かれています。
春には桜の名所としても有名。

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住所: 長野県安曇野市穂高有明宮城7271(里宮)
TEL: 0263-83-3764

手打ち蕎麦のお店「くるまや」の近くにある神社です。
神社専用の駐車場へは、「くるまや」に曲がる道の一本となりの道から入ります。
近年建てられたような新しい鳥居をくぐると、駐車場。

駐車場

くるまやの脇にある鳥居。
ここから参道がはじまっています。

神社の祭神や祭日などが書かれています。

有明山神社のプロフィール

有明山を神体山とし、全国的に崇敬されている。祭神は「手力雄命」「八意思兼命」「大日貴命」他数柱が祀られている。境内の神楽殿には、橋本雅邦の筆になる花鳥風月の絵があり、また日光陽明門を模した裕明門には眼猫12支24孝の彫刻がある。

黒松並木十三本が続く参道

市有形文化財の裕明門と手水舎は50m先です。

冬場は桜?って気づきませんケド・・・。
春には桜も楽しめます。平地より少し遅咲きです。

手水舎

飛騨の匠山口権之正の作。

龍の口から水

手水舎の天井の彫刻もすばらしい。

市の有形文化財の残月集。
これは神社の中にしまってあるようで、見れません。

裕明門

裕明門と手水舎の説明書き

明治35年(1902)に日光東照宮の陽明門に模して建てられた祐明門は、和様に唐楼を混ぜ精巧美麗を極めた切妻軒唐破風付八脚門で、
内外部の彫刻は12支・24孝などを立川流彫刻師清水虎吉が彫り、格天井絵は京都の画家村田香谷が画いている。
手水舎は飛騨の匠山口権之正の作で、虹梁・天井に彫刻が施されている。

裕明門の中央の彫刻
立派な龍の上に稲穂っぽい植物、鳥、その上に雲が彫られています。

向かって右側の彫刻

上のは竹藪の中にトラ、下は授乳中?の狛犬。

左側の彫刻

上にウサギが2ひき、下に狛犬。

ここにも裕明門の説明が手描きでありました。

山門といえば、普通は仁王様ですが、こちらのは表側に随神、裏側に御神馬がいます。

左側の随神

右側の随神

白い御神馬

黒い御神馬

裕明門の中には京都の画家村田香谷が画いた格天井絵40枚。


外にあるというのにまだまだ色彩がはっきり残っています。

裕明門の細かいデータ

拝殿側から見た裕明門

よく見ると瓦に「肴」という文字が入っています。

境内の狛犬は明治時代の作。
狛犬(阿)

狛犬(吽)

これが話題の開運招福の石


この記念碑は明治二十四年に全国から集められた短歌が当神社の社宝として保管されて来ましたが、今度「残月集」として発刊され、これを記念して作られたものです。
東面に「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」(分に安んじて貪らない)
西面に「吉呼員和(キチヨンデカズワス)」(喜びを集めて和やかに)
(石の中央の口をそれぞれの字の上下左右につけて読む
石は直径1.55米、厚さ0.3米、重量2.4トン)

開運招福の石としてこの四角をくぐりぬけて吉運を集めて下さい。
日本に一つしかありません。
尚、怪我のないようにくぐって下さい。

くぐるだけでラッキーになれるスグレモノ!!

小さい子は楽々くぐり抜けられますが・・・立派な体格の方ははまっちゃうかも?

反対側は吉呼員和

動画でくぐった気分を気軽に体験。
吉運をおすそわけ~♪

境内の一角に土俵がありました。

おみくじを結びつけるところ

拝殿

拝殿は猿が入る可能性があるので、施錠してありました。

拝殿内の様子

正しい参拝の作法

おみくじは50円。

上を見上げると額がいくつも飾ってあります。

天狗と人間が絵が彫られた額

三方の上に徳利

明治時代の兵隊さんっぽい人が描かれた絵

岡村阜一の銅像

明治時代に有明山神社を再興し、社殿を建てた人です。

拝殿の脇に小さな滝が流れていました。

「妙見 里の瀧」とありますが、説明書きがうすくていわれなど詳しい事はわかりません。

でもマイナスイオンたっぷりな感じの場所です。

ここから流れている水はくるまやの水車のところまで続いています。

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満願寺一帯とツツジ公園|安曇野一のツツジの名所、湧水もおいしい|安曇野市穂高

満願寺は安曇野の西山にある真言宗のお寺です。
お寺の境内が極楽浄土をイメージして造られており、三途の川にかかる橋を渡るところから参道が始まります。

参道を登ったところには、廻遊式のツツジ園が広がっています。安曇野でも一番規模の広いツツジ園で、見頃は5月末から6月初旬。約5000株のツツジが色鮮やかに咲きます。

境内各所には湧水が流れ、マイナスイオンいっぱい!!“満願”という縁起の良い名前でもあることから、パワースポットとしても人気があります。
ただ、入口から三途の川・・・ですので、夜は心霊スポットに様変わり。夜は絶対行かない方が良いと思われます。

地獄極楽図のある本堂の記事はこちら

真言宗・豊山派・栗尾山満願寺(栗尾観音)
第二十六番 信濃三十三観音霊場
〒399-8305 長野県南安曇郡穂高町大字牧1812
TEL 0263-83-2088

山麓線の「満願寺」の看板があるところを西へ行きます。
いっきに山奥の大自然ロードに。。。

途中、道が二つに分かれます。
右へ行くと、本堂脇の駐車場に。左へ行くと、三途の川のある参道入り口の駐車場に行けます。

左の道へ行ってみます。

参道入り口のある下の駐車場。

信濃33観音の26番目の札所です。

満願寺のプロフィール

なんだか難しい説明です。

駐車場の脇に湧水を汲む場所があります。

水質表示など何もないので、沸騰させてから飲むのが無難だと思います。
クセはなく、まろやかな味です。

参道の入り口には六体のお地蔵さまがお出迎え。

極楽浄土に向かってスタート!!

まずは三途の川を渡ります。

屋根付きの太鼓橋。微妙橋(お経橋)といいます。

日本三霊橋のひとつです。(満願寺微妙橋、高野山無妙橋、越中立山無明橋)

安曇野市の有形文化財に指定されています。

微妙橋の説明書き

橋の裏側にお経が書かれているので、お経橋とも呼ばれています。
善人のみ通行可!?

橋の下を流れる川・・・これが三途の川です。

この世とあの世の境で、左右の山を死出山と呼びます。
後ろは地獄、渡れば極楽へ。

微妙橋を渡ったところにあるのは、地蔵堂

賽の河原
たくさん石が積まれています。

賽の河原とは・・・

三途川の河原は「賽の河原」(さいのかわら)と呼ばれる。賽の河原は、親に先立って死亡した子供がその親不孝の報いで苦を受ける場とされる。そのような子供たちが賽の河原で、親の供養のために積み石(ケアン)による塔を完成させると供養になると言うが、完成する前に鬼が来て塔を破壊し、再度や再々度塔を築いてもその繰り返しになってしまうという俗信がある。このことから「賽の河原」の語は、「報われない努力」「徒労」の意でも使用される。しかしその子供たちは、最終的には地蔵菩薩によって救済されるとされる。ただし、いずれにしても民間信仰による俗信であり、仏教とは本来関係がない。
~Wikipedia~

ツツジが有名な満願寺。
一応つつじ公園という表示もあります。

境内全体図があります。

急な山道の参道を登っていくと、極楽浄土です。

杖が必要であれば、地蔵堂の脇にあります。

持ち帰ると三代の…!

三途の川、賽の河原のインパクトが強かったせいか、リアルに怖いです。

階段を上っていくと、仁王門があります。

吽形

阿形

とっても立派な仁王門です。

極楽浄土まであと少し。

しかし、急な石段です。

やたらと石仏があります。

脇道にシャガ(胡蝶花)という花が咲いていました。

極楽浄土に到着

大変な道のりでした。

本堂の脇はまさに極楽?

願いは大きく、世界平和!!

「世界人類が平和でありますように」

手水舎

この水も湧水でしょうか??

立派な鐘楼

ついてみました。 ゴ―――――ン。。。。

実際は余韻が1分以上続いていました。
ビデオでは本当の音がうまくひろえてませんが、やさしくついたのにすごい振動でした。

栗尾観音

善光寺にあった回向柱みたいなのも立っています。

観音様のお顔のアップ

頭にかぶっている冠にも観音様っぽいのがついてます。

観音様の手相

きれいな手相です。

手水鉢

コケの生え具合がマリモみたい。

聖天堂

聖天堂の説明書き

農業・商業の神様が祀られています。

こちらも有形文化財に指定されています。

格天井には藤森桂谷による「龍」が描かれています。

正面の扉は、ちょっぴりマリンテイスト?

繊細かつ力強さを感じる彫刻

ツツジ園の入り口

広い斜面に約5000株のツツジが咲く景色は極楽そのもの。

ツツジの色もイロイロ・・・。

ピンクのツツジ

赤いツツジ

サーモンピンクのツツジ

白いツツジ

黄色いツツジ

藤棚もありますが、こちらもちょうど見頃。

安曇野のあちこちで見られるフランスギクも。

東屋

東屋の屋根にはこんな札が。

両端のところ・・・世界平和、万民豊業と書いてあるのでしょうか。
縁起のよさそうな東屋です。

東屋の屋根のてっぺんに瓶?

蓮華池

紅葉のシーズンではないけど、葉っぱが赤いです。

湧水でしょうか。蓮華池へと流れる様子は趣深いものがあります。

満願寺の境内は水の流れを感じる場所がたくさんあるので、マイナスイオンもすごいんじゃないでしょうか。
満願寺一帯の空気はちょっと違います。

本堂はこちらの記事で・・・

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栗尾山満願寺本堂|コワ~イ地獄極楽図がある|安曇野市穂高

725年頃、裏山の奥にある長者ヶ池から出現した一寸八分の黄金仏像を、聖武天皇の勅願によって堂宇を建て安置したのが始まりと伝わる、歴史ある満願寺。

本堂には、亡くなった後の四十九日の苦しみを現す、「地獄極楽変相之図」が飾られています。
血の池地獄、針山地獄、閻魔大王の裁判所・・・ベタな地獄の絵ですが、お寺ならではの空気感と、怖い画風のおかげで、妙な説得力があります。
お寺の方に詳しく説明していただくこともできるので、子供を連れていくと良い勉強になるかもしれません。

極楽浄土風の境内一帯と、ツツジ園の記事はこちら

真言宗・豊山派・栗尾山満願寺(栗尾観音)
第二十六番 信濃三十三観音霊場
〒399-8305 長野県南安曇郡穂高町大字牧1812
TEL 0263-83-2088

下の参道入り口にも駐車場がありますが、本堂の横にも駐車場があります。

行き方は満願寺一帯とツツジ園を見て下さい。

本堂へ

本堂へ向かう途中にも湧水を汲める場所があります。

湧水は水道から出しっぱなし。蛇口は閉めちゃいけないみたいです。

何も表示がないのでなんとも言えませんが、ひしゃくがあるので飲んでも大丈夫なのだろうと思います。

清潔で立派なトイレ

ちょっとした休憩スペースもあります。

オダマキ?

咲いている花も一味違います。

満願寺の本堂

弘法大師修行像

説明書き

弘法大師とは空海のことです。
真言宗の開祖です。

下から見ると、険しいお顔をしてる感じ。

サッカー?  足元にある石はなんでしょう?

頑張れニッポン。

レレレのお地蔵さん!?

「清浄心
掃けば散り拂えば また塵つもる 人の心も庭の落葉も」
と書かれています。

お参りですかぁ~?

本堂の正面

青い香炉が目立ちます

魔尼車

この経筒を一回まわせば、お経を一巻読んだのと同じ功徳が得られるという、なんとも便利なアイテム。

般若心経が書いてある経筒に軽く手をあてて、左に回して下さい。
その時「ギャーテイギャーテイハーラーギャーテイハーラーソーギャーテイボージーソワカー」と経文を唱えて下さい。

参拝者芳名帳平成22年度版

なんとなく置いてありますが、個人情報が心配です。

お守りは無人販売

本堂の前なら誰も恐ろしくて盗む人はいないでしょう。

おみくじは2タイプ。
リーズナブルな50円のおみくじ

猫が付いた福招おみくじ 200円

おみくじを結ぶところ

木におみくじはNGです。

お線香も無人販売で。

一束30円です。箱入りは100円。

ずらりと並ぶ燭台

ちょっと不気味です。

第26番 御朱印受け所

入口正面にある床の間・・・あの鏡はもしや?

浄玻璃の鏡?

浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)とは、地獄を守護する閻魔が亡者の裁判で亡者の善悪の見極めに使用する水晶製の鏡である。
この鏡には亡者の生前の一挙手一投足が映し出されるため、いかなる隠し事もできない。もしこれで嘘をついていることが判明した場合、閻魔に舌を抜かれてしまうという。
また、これで映し出されるのは亡者自身の人生のみならず、その人生が他人にどんな影響を及ぼしたか、またその者のことを他人がどんな風に考えていたか、といったことまでがわかるともいう。
一説によればこの鏡は亡者を罰するためではなく、亡者に自分の罪を見せることで反省を促すためのものともいわれている。
~Wikipediaより~

ここから本堂の中を見ることができます。

本堂の中の様子

廊下はとても広いです。

廊下の隅っこに大きなわらじが。

さて、満願寺といえば「地獄極楽変相之図」が有名です。
全部で4枚あり、死後の世界が描かれています。

地獄極楽変相之図1

賽の河原と地蔵尊

賽の河原では親より先に死んだ子供たちが、父母を恋しいと石を積み、
地蔵菩薩様が子供たちを暖かく見守っています。

満願寺の賽の河原の様子はこちらの記事で。

葬頭河の婆

三途の川を渡ったら脱衣婆(剥ぎ取り婆)が服を剥ぎ取ります。
ここから罪の重さにより行く地獄が決定します。

血の池地獄

心も体も清く持たないと血の池に苦しむんだそうです。

針山地獄

痛そう・・・

地獄極楽変相之図2

閻魔大王裁判所

閻魔帳に罪状が全て書かれています。

生きている時にしてきた罪によって、いろいろなお仕置きが待っています。

火の車

生きている間に悪いことをした人は鬼が火の車に乗せて地獄へ御案内。

たち臼の中のせっかん

コブラツイスト~!!

浄玻璃の鏡で善悪の見極め。
嘘をついた人は舌を抜かれます。

地獄極楽変相之図3

六道能化の地蔵尊

六道の巷に現れて、衆生を教化し救う地蔵菩薩

六道(りくどう、ろくどう)とは、仏教において迷いあるものが輪廻するという、6種類の迷いある世界のこと。
* 天道(てんどう、天上道、天界道とも)
* 人間道(にんげんどう)
* 修羅道(しゅらどう)
* 畜生道(ちくしょうどう)
* 餓鬼道(がきどう)
* 地獄道(じごくどう)   ~Wikipediaより~

畜生道

畜生道は牛馬など畜生の世界である。ほとんど本能ばかりで生きており、使役されなされるがままという点からは自力で仏の教えを得ることの出来ない状態で救いの少ない世界とされる。

修羅道

修羅道は阿修羅の住まう世界である。修羅は終始戦い、争うとされる。苦しみや怒りが絶えないが地獄のような場所ではなく、苦しみは自らに帰結するところが大きい世界である。

地獄極楽変相之図4

地獄から逃げ出そうとしたら龍に食べられ、地獄へ戻されます。

善行を行った人は地獄で罪を相殺したら極楽浄土へのお迎えがきます。

昔は「バチがあたるよ」とかよく言われたりしましたが、最近は「バチ」なんて言わなくなりましたね。
「バチ」の意味もなかなか理解されない今どきの子供には
地獄極楽図を見せて、お寺の人のお話を聞かせるといいかもしれませんね。

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光城址(古峯神社)|光城山の頂上にある山城|安曇野市豊科

光城山の頂上にある、海野氏の一族、光氏によって築かれた山城。
ノロシを使い、連絡しあう役割もしていたようです。
本郭の中心部には火の守り神を祀る古峯神社があり、登山客などがお参りしていきます。

麓から歩いて登ることもできますが、車で山頂まで行くこともできます。
今回は光城山を車で登ってみるコースで行ってみます。

光城山を歩いて登るコースはこちらを・・・。

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頂上へと行ける道の入口

この看板だけが頼りです。細い道でわかりにくいかもしれません。

林道の道端には桜が満開

狭い道幅ですので、すれ違いに注意です。

頂上付近まで行くと、大きな地図があります。

現在地はこちら

この地図があるところを左折します。

ちなみにここから歩くと徒歩5分で山頂です。

一応駐車場はありますが、5台でいっぱいいっぱい。

桜の季節に駐車できればラッキーでしょう。
満車の場合は下から登るしかありません。

駐車場のある辺りはアカマツの林が広がっています。

林間広場(多目的生活ゾーン)という場所らしいです。

広場っぽくないし、多目的生活ゾーンって・・・ホームレス歓迎みたいな??
不思議な広場です。

光城址(古峯神社)

だいぶ年季が入った案内板です。

去年新しく設置された新しい案内板

おじさん熟読中・・・

光城跡

安曇野市内では規模の大きな山城で、鎌倉時代にこの地に来住した海野氏の一族、光氏によって戦乱の激しくなった戦国時代(十六世紀)に築かれたと考えられる。
犀川右岸丘陵上の尾根道南端を固めており、武田氏の松本平進攻に対しても、兵を配備し籠城したとみられる。しかし、天文二二年(一五五三)、刈谷城攻めに際し戦わずして落城した。その後、天正十年(一五八二)に松本城主となった小笠原貞慶によって修復されたと考えられる。

平成二十年十月二十九日  安曇野市教育委員会

これが光城址(古峯神社)です。

ボロい建物ですが、人気は上々↑↑

手水鉢は扇形をしてます。

神様からのお願い

火を祀る神社だけあって、火事には特別に注意している感じです。

梁には文字がいろいろと書かれています。

時代を感じる絵が掲げられていますが、こんな適当な管理で大丈夫でしょうか・・・?
劣化が心配です。

こんな山の上にある神社にも番地があるんですね~。

神社内にも説明がありました。

光城址と古峯神社のゆかり

この山頂にお城が築かれたのは遠く五百年余りの昔、戦国時代もまだ初めの頃、海野六郎幸元という武将がここに城を築いて自ら光之六郎幸元と名乗ったといわれている。
この海野氏の一族は、そのころ会田、刈谷原、田沢(上の山)、塔ノ原にそれぞれ城を築き、互いにノロシ等を使って連絡し合って栄えていたので、城内の最も高い所でノロシ台のあたりに火の守り神とされる此の古峯神社が祀られてきたものであろう。
やがて戦国時代の末頃、川中島の合戦が近づくや、武田信玄(晴信)の先鋒によって、天文二二年(一五五三年)三月、刈谷原城などとともに光の城も攻め落とされて武田方に従ったということである。

昭和六十三年四月 光南村古峯神社奉賛会

火の神様

手前にお賽銭箱があります。
登山客が多いので、結構入るらしいです。

登山日誌にひとことメッセージを。。。

でっこぼっこ♪ふれーんず♪ の たまご王子が見張り役。

光城山 登山日誌 思い出の箱

登山日誌だけでも数十冊はあるでしょうか。
すごい!!

山頂付近は平らな公園みたいになっています。
お花見におすすめです。

桜が咲く前にもかかわらず、たくさん人がいました。

桜が咲いていない時期は、“お山見” で・・・。

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生坂村 観る

乳房イチョウ|煎じて飲めば母乳の出が良くなる|生坂村小立野

長野県の天然記念物にも指定されている、樹齢800年のイチョウの木。
イチョウの小枝を煎じて飲めば母乳の出がよくなるということで、妊婦さんや出産後の女性が祈願にくるそうです。
名前からも連想できますが、かなりの巨乳です。

みちゃう?

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安曇野市 観る

願いがかなう仁王様の下駄|吉祥山 東光寺|安曇野市

吉祥山東光寺は、信州七福神の一つで、門前には「吉祥仁王様の下駄」と呼ばれる大きな下駄があります。
大下駄を履くと、願い事がかなうといわれています。
また、本堂下では御戒壇めぐりができます。

下駄を履いて、御戒壇めぐりで幸福の鍵に触れば、イイ事あるかも?

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上松町 観る 遊ぶ

寝覚の床|上松町

上松町は、浦島太郎が晩年を過ごしたといわれる場所。
現世に戻って、諸国を旅した浦島太郎は、上松の里が気に入って住みつき、毎日寝覚の床で釣りを楽しんだという伝説が残っています。
床岩まで行くには、大岩を登らなければならないので、かなりハードですが、花崗岩の造形はお見事!!
宝物館には、浦島太郎が使っていたといわれる釣竿も展示されています。

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上松町 観る 遊ぶ

小野の滝|上松町

国道19号線のすぐ脇にある滝。気軽に立ち寄れます。
水源は中央アルプス木曽駒ケ岳。
中山道の名所であり、木曽八景の一つとして有名です。
広重・英泉合作の中山道六十九次の浮世絵にも描かれています。

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波田町 観る

上波田阿弥陀堂 仁王尊股くぐり祭り|波田町

長野県宝に指定されている「木造金剛力士像(仁王尊)」の股の間を子供がくぐると、麻疹(はしか)が軽くすみ、丈夫に育つといわれ、毎年多くの親子で賑わう恒例の行事です。
例年は4月の第3土・日曜日に行われていますが、今年は善光寺の御開帳の関係で、6月開催となりました。
あっさりくぐり抜ける子もいれば、泣き出して家族にひっぱられてなんとかくぐる子・・・ほほえましい光景がみられます。

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安曇野市 遊ぶ

烏川渓谷緑地(水辺エリア)|安曇野市

烏川(からすがわ)の流れに沿い、東西に広がる川と林間を整備した緑地です。
国営アルプスあずみの公園を過ぎて西に行くと、あっという間に自然いっぱいの森林になります。
多種多様な野生動物・植物が共存し、自然環境を大切にすることを身をもって感じることができる場所です。
烏川のせせらぎを聞きながら、水遊びや散策、自然観察、写真撮影、写生などを楽しむことができます。

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善光寺 (三門~本堂) |長野市

1400年の歴史を持つ、「牛に引かれて善光寺参り」で有名な日本を代表するお寺のひとつです。
本堂は国宝に指定されており、日本最古のみ仏を祀っています。
無宗派の寺院であり、身分も性別も分け隔てなく、お参りした全ての人に救いや希望をもたらしてくれるお寺ということもあって、県内外から年間500万~700万人の参拝客が訪れます。
ご本尊は一光三尊阿弥陀如来。
今年(平成21年)は7年に一度の御開帳で、高速道路一律1000円も手伝って参拝客は過去最高の673万人を記録しました。

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善光寺 (参道入口~仁王門~仲見世通り)|長野市

善光寺の参道周辺には、天台宗、浄土宗合わせて39の宿坊が軒を連ねています。それぞれが住職がいる独立した寺院で、参拝客を受け入れるともに、善光寺如来を守る役割を果たしています。
また、仁王門から三門まで続く仲見世通りは、土産物店や旅館などが立ち並び、多くの参拝客で賑わっています。

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穂高神社|安曇野市

穂高駅の東側にある神社。
主な祭神は海の神、穂高見神(ほたかみのかみ)です。
毎年9月27日には、「お船祭り」という例大祭でにぎわいます。
今年(平成21年)は、20年に一度といわれる大遷宮祭の年で、県内外からも多くの方が参拝にいらしてました。
127年ぶりに拝殿が増改築され、拝殿がピカピカになりました。