当時の映画看板も展示してあります。
展示棟には、川島芳子記念室、やシベリア抑留展示コーナー、山本茂実展示コーナーがあります。
また体験コーナーではこの日「子ども裂き織り体験」が行われていました。
歴史の里では、そのほか「高機で草木織体験」や「糸染体験」などの体験講座が定期的に開催されています。
住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分

「展示・休憩棟」入口です。

入るとすぐ左は「休憩室」とプレートがついています。

ドアを開けると、左スペースは「山本茂実コーナー」。

「あゝ野麦峠」の著者です。
松本市出身です。

野麦峠の作品にちなんで、当時の工女たちの写真・・

そして、作品にちなんだ資料が展示されています。

この作品は「記録文学」と言われています。
ある製糸工場の「工女哀史」です。

ボタンを押せば、
テレビで、映画のダイジェスト版(13分)、もしくは
「ある糸ひき工女の思い出」(音声のみ 5分)を体験できます。

専用ブース。

ポスターが気分を盛り立ててくれます。

簡単なパーテーションを挟んで隣は、台所なども備えた体験コーナー。

この日は「子ども裂き織り体験」。
ここで、靴を脱いで・・・親子で楽しそうに作業していました。

展示棟左奥は「川島芳子記念室」。

案内が出ています。
清朝の皇族として生まれながら、辛亥革命をへて、松本出身の大陸浪人・川島浪速の養女となり日本で育ちました。
松本高等女学校まで馬で通った話は有名だそうです。

こじんまりとした、でもなんとなくあたたかみのあるスペースでした。

この時代だからこその力強いメッセージが伝わってきます。

直筆のものや所縁のものなど展示されています。

彼女について研究されている本や、記事・・・

お墓参り用の地図もありました。

当時の新聞記事などもあります。

略年譜を見ていると、どんだけ壮絶な人生だったことか・・想像すら尽きません。

高校時代の美しい少女姿。

同一人物とは思えません。
スパイ時代の男装姿。

さて、こちらは展示棟右奥、一角につくられた「シベリア抑留展示コーナー」
たくさんの人が命を落とした、シベリアの寒さ、労働の過酷さが伝わってきます。

絵画や展示品の数々。

当時の衣服や飯盒などの生活品も展示されています。

火打ち石まで必需品だったとは・・・。

展示コーナー奥がトイレです。

展示棟を出ると、右手の建物には、長い煙突が・・・

ここはボイラー室でした。
その隣に続くたてもの「旧昭和興業製糸場」にて、繭をゆでて糸をつくるときに使われていたようです。
ではその製糸場へ進んでいきましょう。