軽井沢高原文庫|堀辰雄の代表作「美しい村」に登場した1412番山荘|軽井沢町塩沢

堀辰雄の代表作「美しい村」に登場することで有名な山荘である。
1941年(昭和16年)アメリカ人スミスが使用していた別荘を購入し、4年間をこの山荘で過した。
軽井沢高原文庫の堀辰雄1412番山荘

後年、深沢紅子夫妻が夏のアトリエとしても使用された。
現在は、妻の掘多恵子夫人より軽井沢高原文庫に寄贈され、この地に移築し一般公開している。

入場料:高原文庫の入館料に含まれる。
住所:長野県北佐久郡軽井沢町塩沢202-3
電話:0267-45-1175
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解説版
解説版には堀辰雄の山荘入手から、現在の保存までの経緯が書かれている。

山荘全景
山荘の構造は落葉松を主材として、屋根は切妻屋根であり軽井沢初期の別荘の代表的な造りである。

山荘正面玄関別荘番地1412
正面玄関上部の1412番の表札が目に留まる。
玄関の天井の梁は、落葉松の丸太を剥き出しのまま使用し素朴な造りである。

山荘正面の壁面
外壁は杉の木の皮を使用した杉皮張りである。

山荘の軒下
山荘の造りは落葉松の丸太を梁に剥き出しのまま使い、いかにも文学者の山荘らしい素朴な造りである。
屋根は「杮葺き」であったが現在はトタンに改築されている。

暖炉の煙突
屋根からは暖炉の煙突が素焼きの土管を重ねたまま突き出しており、素朴で趣きのある光景である。

紅葉の中の山荘
紅葉の季節の樹木の中に建つ山荘である。

石積み暖炉
紅葉の季節の樹木の中に建つ山荘である。

山荘内Ⅰ
室内の壁面はアンペラ貼りである。

山荘内Ⅱ
木の温もりを生かした素朴な山荘内。山荘内では様々な特別展が開催されている。

山荘テラスⅠ
小説「美しい村」に登場することで知られるテラスである。

山荘テラスⅡ
テラスは軽井沢別荘に多く見られる屋根付である。

山荘テラスⅢ
テラスは広く設計してあり、寛ぎの空間として利用された。

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