堀辰雄の代表作「美しい村」に登場することで有名な山荘である。
1941年(昭和16年)アメリカ人スミスが使用していた別荘を購入し、4年間をこの山荘で過した。
後年、深沢紅子夫妻が夏のアトリエとしても使用された。
現在は、妻の掘多恵子夫人より軽井沢高原文庫に寄贈され、この地に移築し一般公開している。
入場料:高原文庫の入館料に含まれる。
住所:長野県北佐久郡軽井沢町塩沢202-3
電話:0267-45-1175
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解説版には堀辰雄の山荘入手から、現在の保存までの経緯が書かれている。
山荘の構造は落葉松を主材として、屋根は切妻屋根であり軽井沢初期の別荘の代表的な造りである。
正面玄関上部の1412番の表札が目に留まる。
玄関の天井の梁は、落葉松の丸太を剥き出しのまま使用し素朴な造りである。
山荘の造りは落葉松の丸太を梁に剥き出しのまま使い、いかにも文学者の山荘らしい素朴な造りである。
屋根は「杮葺き」であったが現在はトタンに改築されている。
屋根からは暖炉の煙突が素焼きの土管を重ねたまま突き出しており、素朴で趣きのある光景である。