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伊那市 観る

深妙寺|170種類2000株のあじさい寺|伊那市西春近

DSCN0268
アジサイのキレイな時期になりましたので、県内でも有名な深妙寺へ行ってきました。
こちらのあじさい寺は約170種類、2000株のアジサイを見ることができ、県内外から多くの方が楽しみに訪れます。
こちらのアジサイは遅咲きということで、今年(H26年度)のあじさい祭りは7月5日(土)~12日(土)に開催されるそうです。
今回は7月1日に行きましたが、まだ蕾も多く満開まではもう少しというところでした。

深妙寺
所在地:伊那市西春近3160
電話番号:0265-72-5070
HP :http://www.valley.ne.jp/~sigemori/
あじさい祭りなどの情報はサイトにてご確認ください


伊那市街から駒ヶ根方面に向かって広域農道沿いを進んでいきます
あじさい寺の看板が目印ですのでその脇の小道を左折します


すぐに駐車場の看板がありますのでわかりやすいです


広い駐車場があります
深妙寺さんのHPによりますと自家用車80台大型バス3台以上駐車できるそうです


駐車場からすぐのところに本堂へ向かう階段がありますので
そちらへ


本堂までの石畳は石臼!
深妙寺は石臼寺としても有名で、日本最大規模の石臼寺だそうです


地面に埋め込まれています


咲き始めのアジサイ


とてもキレイです
ここのお寺では約170種類のアジサイが見れるということですが
品種まではわかりません・・・


立派な本堂です


本堂で礼拝されたらアジサイ見学スタートです


おすすめコースがあるので順路に沿って見学しましょう


敷地をぐるりとまわれるようです


本堂とアジサイ


白色のアジサイ


石臼の供養塔が本堂横にありました


ブルーが鮮やか


少し薄いブルー


長姫堂と鬼子母神堂
鬼子母神堂は子授け、安産、子育ての神様だそうです


アジサイが沢山


色とりどりのアジサイ


観音様とアジサイ


赤色のアジサイ


薄紫のアジサイ


ここのお寺はブルーのアジサイが一番多かったです
アジサイは土壌の酸性度によって花の色が変わり、一般的に酸性ならば青、
アルカリ性ならば赤になると言われているそうです


少し上の角度から撮ったアジサイ


平和の鐘


紫がかった白いアジサイ


アジサイを見ながら半日陰の小道を歩くのがとても気持ち良かったです


ピンクのアジサイ


閻魔大王の像
迫力のあるこの像の前ではとても嘘などつけません!


閻魔洞


暗くてちょっと怖い・・・


閻魔大王像の石碑


石臼の庭園


趣のある渡り廊下


水琴窟がありました


蛙に水をかけると鳴きますよ


帰る頃には駐車場が一杯

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大町市

仁科神明宮|わが国で唯一の国宝の神明造の建築物|大町市

仁科神明宮(にしなしんめいぐう)の主祭神は天照皇太神。
杉の古木がうっそうと繁る宮山の南麗にあり、東は大峯山系に連なります。

西には大町の田園地帯が眼下に広がり、餓鬼岳を中心に遠く北アルプス連峰を望むことができます。
神聖な空気と巨木に囲まれ、清められる気がします。

住所:長野県大町市社宮本1159  
電話:0261-62-9168
[googlemap lat=”36.45028460440747″ lng=”137.87901878356934″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県大町市社宮本[/googlemap]


51号線の「宮本」の信号から、住宅街を抜けて直進する道と、
松本方面から「高瀬川大橋」信号を過ぎて、上記写真のところの看板を右折する道(こちらの方がわかりやすいと思われます)があります。


入口看板アップ。
仁科神宮宮まで800メートルとあります。


どちらから行っても、この看板がところどころに建てられているので安心です。


どちらを通っても、この看板のところに出ます。


白い線が51号線(県道大町・明科線)。
現在地に通じる右下、緑の一番下の線が看板からのルート。


看板前からの風景。
突き当りが神明宮です。


神社南に大きな駐車場があります。


社務所の注意書き。


駐車場内のトイレ。


入口「神明宮」の石碑。


入口の「定」
昭和21年のものです。
当時は馬がここまで来ていたことがわかります。


現在は、ペット同伴禁止のお願いの貼り紙。
マーキングから天然記念物を守るためとあります。


ここ、一の鳥居から西を見ると・・・
本日は雲に隠れてますが、正面に餓鬼岳が望めます。


杉の巨木がうっそうとした境内でも、この3本は「御神木大杉」で目を惹きます。
真ん中は櫓で覆われています。


昭和54年、当時の天然記念物だったこの杉は突風で倒れ、復元保存されているとの説明があります。


両方の2本の杉の木も、このように鉄管で補強されていました。


枝の一部は見事に逆アーチ。
ここにもたくさんの支え棒が補助しています。


「社叢」
その大部分はスギとヒノキのようですが、アカマツ、クリ、コナラ、ツガ、モミもあり、
なかには、幹囲2メートルを超える大木も数多くあるようです。


「示」


ガラスでカバーされていて、肉眼でも見えにくいですが、このように記されています。


境内の中の二の鳥居。
奥に見えるのが、三の鳥居。
その手前、社務所、宝物収蔵庫があります。


鳥居前の解説。


「手水舎」
水がひんやり気持ちよく、」心身引き締まります。


鳥居をくぐると左手が社務所。


お守りの類だけでなく、仁科神明宮のスタンプや・・


神宮だけでなく、大町、安曇野のパンフレットまでありました。
全国から訪れる方が多いということでしょう。


社務所の右側は・・


休憩室になっています。
入口には竹の杖もあります。


「ご自由に中へお入りください」とあります。
神事や神楽のステンドグラスが何ともふしぎな空間をつくっています。
この「古式作始めの神事」と「太々神楽(だいだいかぐら)」は長野県の指定文化財となっています。
それぞれ、3月、9月に毎年行われます。


休憩所は展示室を兼ねています。
いや、逆のような気がしますが・・・


展示室内。
あえて、アップは撮りませんが、ショーケースの中には赤・青天狗の面もあります。


こちらは「小娘」とあります。
面はここの神社内の倒木でつくられたもの。


展示室の一角にある給茶器。
ご自由にどうぞ、とあります。


社務所前の池には鯉がたくさん泳いでいました。


ここから本殿に向かいます。
この階段を上がっていくのですが、空気が何ともここから違う空間になり、写真は憚られました。
この先に「神門」「拝殿」そして神明造りの本殿があります。


本殿と釣屋、中門(社務所パンフレット写真より)
わが国古来の「神明宮」の様式を正確に伝えていることから、本殿、釣屋、中門は国宝に指定されています。
クロスしている千木は、神明造の特徴の一つです。


駐車場にある案内地図。
このあたりは、仁科神明宮の歴史的に特色のある自然環境を守るために指定された郷土環境保全地域になっているようです。


神社周りの散策路も、静かで心地良いです。
が、明るい時間をお勧めします。

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伊那市 観る 買う

弘妙寺|プロゴルファーや全国のアマ御用達のゴルフ寺|伊那市高遠町

長野県伊那市高遠町の山奥にある弘妙寺(ぐみょうじ)。
標高1000メートルを超える場所にあり、寺としては日蓮宗の寺として800年の歴史を持っています。

この弘妙寺はゴルフ寺と呼ばれております。地名の高遠町という名前からも「高い」「遠く」へポールを飛ばすという飛距離アップとしても祈願されてる方も多いということです。
江連忠プロや諸見里しのぶプロ、上田桃子プロなどのプロも祈願をしているお寺です。

住所:長野県伊那市高遠町荊口826
電話:0265-94-4052
[googlemap lat=”35.866873″ lng=”138.121185″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県伊那市高遠町荊口826[/googlemap]
今回は伊那方面から弘妙寺へ向かいます。

高遠城址公園前の道路です。


城のすぐ下のT字路交差点です、ここを直進して諏訪方面へ向かいます。


杖突峠を登ります。


道路が新しくなったのでとてもスムーズに進むことができます。


山一つ越えなければなりません、途中細い山道へ入ります。
曲がるポイントとして、交番が目印です。
とても小さい案内があります、


山道へ入ります、春には山に桜が咲き乱れております。


かなり険しい山道ですが、引き返さずに進みましょう。


途中トンネルがあります。


心霊スポット系のトンネルですね。


トンネルを抜けると少し山道の後、T字路で看板が出てきますので左折です。


さらに細い山道が始まりますので、対向車に注意してください。


春には途中キレイな桜が咲いています。


途中に商店があります、釣りの魚券もここで買うことができるそうです。
コンビニは当然ありませんので、釣りをされる方はここで買い物を!


しばらく進むと、見えてきます。
ここが弘妙寺の正面入口の門です。


立派な門には本学山と書かれています


弘妙寺の階段を下から見上げたところ。
かなり急です、自動車で上まで迂回することもできます。


階段の脇には色々なものが植樹されています。
こちらはしゃくなげです。


斎藤かおりのドラゴン選手権優勝の記念植樹です。


斎藤かおりドラゴンコンテスト日本一記念の記念植樹


上田桃子のプロテスト合格の桃の木


上田桃子のプロテスト合格の桃の木としてプレートが付けられています。
桃子だけに桃の木ですね・・・


諸見里しのぶプロテスト記念植樹のいろは紅葉


諸見里しのぶプロテスト記念植樹のいろは紅葉のプレート
なぜ紅葉なのかは不明です。


フジ・サンケイレディスクラシック優勝ダミー・ダーディンの記念植樹


フジ・サンケイレディスクラシック優勝ダミー・ダーディンの記念植樹のプレート
外国の方も仏教に祈願ということですね。


ETGAスポーツ治療院開院記念の植樹


ETGAスポーツ治療院開院記念の植樹のプレート
ゴルファーには有名な治療院ということでしょう。


階段を避け、車で境内へ登ることができます。


意外と大きな坂です。


階段を上から眺めるとこれまた急ですね。


土手にはシャクナゲと桜が植えられています。


こちらが弘妙寺の境内前です。


晴れていれば、すがすがしい高原な感じです。


とにかく鹿がたくさん出没するということで、こんなお願いがありました。


弘妙寺の本堂


本物ソックリな置物の番犬が犬小屋に入ってます。


弘妙寺の玄関。
本堂の正面からでなく、こちらから寺の中に入れるようになっています。


木の板にバシッと書かれています。


表札は住職 田中勲雄。


歴史ある土間です。


歴史ありそうな畳みの部屋


女子プロ諸見里プロの記事
プロテストに合格したときの記事です。


中央が住職です。


本堂へレッドカーペットが続いています。


なぜかソニーのポスターですが、上田桃子プロが載っているポスターですね。
本人のサインが入っています。


こちらは境内内で撮影された写真です。


諸見里しのぶサイン。


カレンダー。


たくさんの色紙サイン。


お相撲さんの手形もあります。ゴルフ寺であり、相撲寺でもありそうです。


黄金にきらめく本堂内部です。


本堂の黄金の仏像群です。


デカイ凧がありました、ゴルフ寺の文字入り。


上田桃子のサイン入り写真。


ゴルファーが購入するという、数珠というか腕にするやつです。


こちらはお守りです。


ゴルフ雑誌で紹介された弘妙寺。


別の雑誌でも紹介されています。初詣スポットということですが、冬場の弘妙寺は凍結に注意ですね。標高は1000を超えてますから・・・


雑誌ゴルフドゥのプレゼントキャンペーンになっていた弘妙寺のお守りです。

高遠町にあり、「高く、遠く」へ飛ばしたいゴルファーはぜひ祈願に訪れてはいかがでしょうか。ぜひマイクラブを持っていくといいかもしれません。
コンペの賞品にもいいかもしれませんね。

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安曇野市 観る

正福寺|安産や子育てを見守る「子宝杉」|安曇野市穂高

廃仏毀釈によって現在は常夜灯のみの廃寺となってしまった正福寺ですが、ここにある「子宝杉」が安産や子育て、子宝に恵まれるといういわれがあり、パワースポットとして注目されています。
同じくパワースポットとして人気の有明山神社、魏石鬼の岩屋も近くにありますので、合わせてパワースポット巡りしてみてはいかがでしょうか。

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くるまやの水車のある通りが参道です。
この水車を回している水は有明山神社の「妙見 里の瀧」から流れているようです。

正福寺へは参道以外からも行けるルートがあります。
有明山神社の手水舎の脇から車で入れます。

駐車場

有明山神社から正福寺へ行くならこちらの方が近道です。

駐車場の一角に東屋。
安曇野平が見える見晴らしの良い場所です。

山門

山門の手前に手水鉢?がありますが、使えない状態です。

山門の仁王様「吽形」

「阿形」

お寺へと登る階段はバランス感覚が必要です。

お千度参りの石

正福寺

中を覗いてみました。
これが不動明王像でしょうか。背中の炎がメラメラしています。

穂高町(現在は安曇野市)指定文化財でもあります。

お寺の敷地内にある大きな杉。
これが「子宝杉」です。

触ると子宝に恵まれるそうです。

大きくて全体を写真におさめきれなかったので、動画でご覧ください。

根元は痛みかけているのか、ロープが張ってあり踏まれないようにしてありました。

安曇野市天然記念物として登録されています。


スギ科の常緑高木。本州、四国、九州と中国に分布する。スギは最も寿命の長い樹木で、マツ、ヒノキとともに古くから植栽される有用な樹木である。
胸高直径約1.8m、樹高28m、樹齢不明。
本木は通称「子宝杉」と呼ばれ、安産や子育てを見守る木といわれる。
安曇野市内でも屈指の巨木である。

お寺の東側に魏石鬼の岩屋へと続く道があります。

→魏石鬼の岩屋へ続く・・・。

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池田町 観る

長福寺|大イチョウとカエデの紅葉|池田町会染

池田町の紅葉スポットといえば、大峰高原の七色大カエデが有名ですが、会染(あいそめ)にある長福寺の大銀杏もすごくきれいです。
銀杏は直径1メートル、高さ30メートルの巨樹で、池田町を南北に走る県道51号線からでも黄色く目立って見えます。大銀杏の隣には樹齢100年を超えるカエデが並び、黄色と赤のコントラストが対照的な風景が楽しめます。
紅葉が楽しめる期間中の午後6時~午後9時は、ライトアップも行われています。
七色大カエデを見に行くついでにこちらの紅葉も見に行ってみてはいかがでしょうか。

[googlemap lat=”36.410415″ lng=”137.897739″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県北安曇郡池田町会染3011[/googlemap]
長野県北安曇郡池田町大字会染3011
TEL:0261-62-4043

県道51号線、滝沢の交差点を東山方面へ向かい、黄色い大銀杏の見える方へ細い道を行きます。
ここを右折し200mほど行くと長福寺。

福祉会館入口の交差点からでも行けます。
ポイントは黄色い大銀杏を目指して行くことです。

右折したところ。
ひときわ黄色い銀杏が目立ちます。

この通りを右折すると、陶芸の「アツムイ窯」さん、創作料理レストラン「あ・うん」さんがあります。

駐車場

意外と広くて停めやすい駐車場です。

これが長福寺の大銀杏とカエデです。

駐車場には丸太イスがありました。
ここに座ってみると、ちょうど銀杏とカエデが楽しめる感じです。 誰も座ってませんが・・・。

丸太イスの近くには池らしきものがあります。

長福寺の看板の脇には仏像がお出迎え。

平日だというのに、写真を撮る人たちでにぎわっています。
七色大カエデを見に行くついでに寄って行かれるという方が多く見受けられました。

本堂へと続く参道

「そうだ、京都へ行こう!!」って感じの、CMや映画のワンシーンにでてきそうな雰囲気です。

立派な本堂があります。

本堂前には六地蔵

向かって右側から・・・

お払いする棒?を持っます。

おそらく宝珠を持っているのだと思いますが、
ごはんを持って「いただきまーす」に見えてしまうのは私だけでしょうか??

数珠を両手で抱えてます。

うちでのこずちのようなものを持っています。

合掌!! 最もスタンダードなお地蔵さん。

帽子がかぶれな~い。
何という神祭用具かわかりませんが、それを持っているせいで帽子が浮いちゃいます。

お地蔵さんたちの前には、ハーブが特産の池田町らしくミントがたくさん生えています。

釈迦涅槃図の説明書き

長福寺には仏像のほかに池田町の文化財に指定されている「釈迦涅槃図」があります。
北安曇郡では最大最古の縦300cm・横188cm もある大きな涅槃図です。

本堂の隣にある豊雲閣

豊雲閣内の様子

小さなお堂

中は何もありません。

その隣に新しいお堂ができてました。

こちらにお引っ越ししたようですね。

境内側から見たカエデ

境内側から見た大銀杏

大銀杏とカエデの下にテーブルがあります。

ここに座って上を見上げると・・・

こんな感じ。 空の青さとカエデの赤、イチョウの黄色のグラデーションがすてきです。

ちょっと場所を移して見上げると、黄金色の木漏れ日☆

カエデを太陽に透かしてみると、ただでさえ鮮やかな赤色がもっと艶やかに輝きます。

葉っぱ一枚一枚が茶色や黒くなっているところがないので、本当にきれいな赤です。

銀杏の葉の方が落ちるのが早いようで、地面は黄色。時々赤。

雲がかかっていますが、晴れていれば北アルプスと紅葉のコラボが楽しめます。

駐車場側にも小さな六地蔵があります。
こちらのお地蔵さんたちもかわいらしく、そして面白いです。

向かって右から・・・
両手で数珠を持っています。本堂の前のと似ています。

招き猫タイプ? スカーフから手が出てます。

巻き物でしょうか? 何かを持っています。

あっち向いてホイっ ←

手と手のシワを合わせて、幸せ~♪

錫杖を持つお地蔵さん。

ここの六地蔵は、一体だけそっぽを向いているのが面白いです。

そっぽ向いたお地蔵さんの向く方から写真を撮ると、バックにちょうど大銀杏が入っていい感じ。
まるで紅葉と一緒に写りたかったかのようなNice smile!!

日中の紅葉も十分きれいですが、夜はライトアップもしているそうです。
(紅葉期間中の午後6時~午後9時)

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富士見町 観る

眞福寺(真福寺)|貴方の幸せを一生守ってくれる「おびんずる様」|富士見町落合

長野県富士見町にある日蓮宗眞福寺(真福寺)。国道20号線から少しわきへ入った場所にあるお寺です。

最近の田舎では、住職のいないお寺が増える中、眞福寺はこの地に古くからあるお寺で、地元の人たちに愛されているお寺です。
境内へ続く参道にはあのお釈迦様の弟子であるおびんずる様がいますので、ぜひお参りしましょう。あなたの一生を幸せにしてくれます。

住所:長野県諏訪郡富士見町落合下蔦木1
電話:0266-64-2124
[googlemap lat=”35.86377838647654″ lng=”138.27906489372253″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県諏訪郡富士見町落合下蔦木[/googlemap]
眞福寺の入口

杉の樹がたくさん植えられています。
どう見ても参道がありますので迷うことはないと思います。

達筆な石碑

書道のきほんでしょうか、「止めるところは止める!伸ばすところは伸ばす!」。
こんな感じの達筆感ある字が石碑に刻まれています。

左にもあります

こちらも達筆感ある文字です、フォントは統一っ!

参道に杉の大木があります

参道にはあじさいも

全く見頃では無い時の写真ですが、満開時の想像はできそうです。

眞福寺の山門

2階部分に鐘のついた山門。

おびんずる様

冒頭にも写真を乗せましたが、おびんずる様です!
ぜひお参りをしてください。

おびんずる様の説明書き

境内と本堂

山門を抜けると境内になります、規模が規模だけにどでかい本堂という訳ではありません。

こちらが本堂

近年リフォームをした感じがします。

賽銭箱

中に入るためには、土足厳禁です

お寺なので、当然。本堂横には昔からの墓地

裏には分譲中らしき場所が

2区画が成約済みらしい立て札がありました。

山門の裏側

左下に焼却炉がありました、意外とお寺は焼却需要があるのでしょうか。

七靣宮

何とも珍しい名前と感じましたがメジャー?

七靣宮の入口

こちらも土足厳禁。というか導線に札は微妙・・・

七靣宮の内部

天井にそのまんまですが「天」・・・、祀ってありました。

祀られている像の顔は見えません

尊いからでしょうか?もしかして、これは設計ミス・・・

裏には祠がありました

かなり歴史がありそうなものですね。

下の方に国道20号線が見えます

山梨・東京方面へ行かれる際、お寺へのお参りを忘れてしまった人は眞福寺へ寄っていきましょう。
甲州街道(国道20号)で長野県内最後のお寺ですので!

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中野市 観る

常楽寺|ひな壇に並ぶ、ド迫力の五百羅漢の表情は必見|中野市中野

中野市にある常楽寺は戦国時代に、武田から織田へ、最終的に上杉の占領下となったが、上杉景勝(謙信の養子)が円慶寺の希望により寄進した寺院。

常楽寺文書(中野市指定有形文化財)として上杉景勝朱印状や判物が保存されています。

境内に羅漢殿があり、さまざまな表情を見せる五百羅漢が安置されています。

住所:長野県中野市大字中野栗和田2132
電話:0269-22-2687
[googlemap lat=”36.75014637154896″ lng=”138.38235139846802″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]36.750146,138.382351[/googlemap]
常楽寺の入口にある石門

常楽寺にはこの道を進んでいきます

駐車場はこの奥なので自動車の場合はこのまま進んでいきます。

入口には石碑がいくつも

山裾に墓地があります

変わった石もありました

参拝者用の駐車場

かわいい系の地蔵

お地蔵さんがズラリ

賽銭箱もありますね

現代的な掲示板

立派な門

左の仁王

右側の仁王

読めません

ポストらしきものを発見

この日は100円が入っていたので、賽銭箱?

オレンジの屋根が目立ってます

説明看板がありました

常楽寺の欄間説明

    中野市指定有形文化財
    平成七年五月一日指定
    常楽寺本堂の欄間
    常楽寺の欄間は、本堂外陣正面九間の狭間に素木の状態で収まり、実に精巧で高い芸術性をもつ建築彫刻です。
    製作者は諏訪を本拠とした立川流の立川和四郎(専四郎)冨種で万延二年(一八六一)の作です。
    欄間彫刻は、正面中央の「粟穂に鶉」を挟みヽ左右には、中国の物語『二十四孝』から八話を題材として取り上げています。左端より、家が貧しく母の食事不足を思い己の子を埋めようとして黄金を得る「郭巨」、病気の母のため雪の中で笥を掘る「孟宗」、父の葬儀代をまかなうために身を売る「董永」、父に食いつく虎と戦う「揚香」、歯のない姑に己の乳を与える「唐夫人」、孝行心に感心した大象と鳥に耕作を助けられる「大舜」、老いを隠し子供のまねをし両親を養う「老莱子」、眼病に効く鹿の乳を求め鹿皮を被るが誤って狩人に矢を向けられる「ぜん子」です。なお、中央間に納められている「粟穂に鶉」は立川流を代表する彫刻題材です。

    平成十五年十月設置
    中野市教育委員会

常楽寺の文書説明

    中野市指定有形文化財
    平成五年四月三〇日指定
    常楽寺文書
    天正十年(一五八二)、甲斐の武田氏が尾張の織田信長に滅ばされたため信濃は織田氏の支配となります。しかし三か月後の本能寺の変により信長は討たれてしまいます。

    織田氏に劣勢を強いられていた越後の上杉景勝はこの機に乗じ、北信濃を制圧し、中野地方は高梨氏・岩井氏・市川(河)氏・夜交氏らに与えられました。

    天正十年、景勝は中野の円慶寺に対して朱印状と判物を与えて、上杉家の役人であってもみだりに寺内に立ち入って職権を行使できない権利を認め、常楽寺と安源寺を預かりたいという円慶寺の希望を認めて景勝が両寺を寄進しました。この時期の景勝は新領国の経営に腐心しており、このような権利を認める書状を発給することで、除々に領内支配を浸透させていったものと考えられます。

    平成十五年十月設置
    中野市教育委員会

羅漢殿

五百羅漢がこの中に収められていることです。

羅漢がズラズラと並んでいます

スゴイ量です。

左右に

すべて違う表情をしています

数体をご紹介、絵画でありますねこの表情

「ヒョェ~」って感じ

大酒のみでしょうか

「もう一本つけてくれる?」って感じ

ん~考え中

「ん~わからね~な~」って感じ

ご立腹?

「ダメ!」って感じ

人間離れしたお顔立ちです

ぜひ常楽寺でこの顔達を探してみてください。

天井にはつばめの巣

中央には特等席

ん~なんでしょうか

本堂前の庭も立派

回廊がありました

池もありますね

鐘の中


作られた日など記載してあります

昭和48年4月に完成したものらしいです。

しだれ桜があります

近代的なコーナー

歴史的なお寺もやはり、近代化ですね。

本堂はでかいです

入口も大きいですね

本堂の内部

本堂の中も立派

善光寺のびんずるに似てます

触れるようにはなっていないので、顔もバッチリです。

本堂にトイレがありました

裏には墓地が広がります

変わった石像というか地蔵

お参りができます

檀家用のお掃除セット

本堂から

これは何でしょうか

歴史ありそうな扉も

立ててあったものが置いてありました

のどかな場所にありますね

本堂の欄間や五百羅漢など見ごたえのある常楽寺でした。

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安曇野市 観る

鶴王山松尾寺|桜、水芭蕉、牡丹、藤棚がきれい|安曇野市穂高

高野山真言宗のお寺で、山号は医王山。本尊は薬師如来で、近江の湖水より出たと伝えられています。
本堂は昭和34年に国の重要文化財に指定され、室町時代末期の特徴を残した全国的にも珍しい造りの建物です。

お寺周辺には、桜、水芭蕉、カタクリ、藤棚、ボタン・・・など、季節によっていろいろな花が楽しめます。

[googlemap lat=”36.371539245848915″ lng=”137.8275203704834″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]36.371539,137.82752[/googlemap]
【問い合わせ先】
鶴王山松尾寺 電話 0263-83-4171

山麓線沿い、鐘の鳴る丘の隣にあります。
この石標があるところを入っていきます。

参道

向かって左側はみごとな杉林

正面が松尾寺、駐車場は左折したところにあります。

こちらが駐車場。ただの空き地じゃないですよ。

鶴王山 松尾寺

鎌倉時代~室町時代にかけて北安曇から南安曇野一部を治めていた仁科氏によって、一五二八年に建立されたと伝えられる。
一八七〇年廃仏毀釈によって廃寺となるが再興し、現存する薬師堂(本堂)は、仁科氏文化の特徴を反映した豪壮優雅な建物として一九五九年に国の重要文化財に指定される。

中部北陸自然歩道 環境庁
「信濃路自然歩道」 長野県

お寺の方へ・・・

湧水でしょうか。水量がすごいです。

仁王門

廃仏毀釈の時も残っただけあって、年季が入ってます。

仁王像ではなく・・・仁王様の絵
阿形

吽形

水車小屋があり、その周りは水芭蕉が咲く湿地帯になっています。

むかーし、むかし・・・あるところに・・・
というフレーズが良く似合う小屋。

もちろん茅葺屋根

水子地蔵

水子地蔵のところにある手水鉢

お寺の説明が書いてありますが・・・後半が消えかかっていたので解読できませんでしたが
おそらく先ほどの説明書きと同じような内容のものだと思われます。

南無大師遍照金剛

僧侶らしき像が2体と、お祈りする人の像が1体入っていました。

まじまじと見ると・・・ちょっと怖いです。

カタクリが咲いていました。

ショウジョウバカマ

スイセン


石仏が何体も並んでいます。

松尾寺はこの階段を登った所にあります。
光の加減だと思いますが、お寺の部分に薄いピンクのモヤモヤが・・・

松尾寺のオーラ? 心霊写真じゃないですよね?

石段を登ります。 何段あったかは??です。

上からの眺め。

千度石

お千度参りができます。

お寺の周りにある杉は、太いものが多いです。

お寺に寄付をしてくれた人のリストが石に刻まれています。

室町時代に建てられたという本堂

正面

本尊は薬師如来ですが、特に公開はしてないようです。

数息観修養道場とあります。


松尾寺本堂の優れた特色について

松尾寺本堂は桁行三間、梁間三間、寄棟造りの堂として建てられているが軒の出を非常に深くし、軒支柱を建立当初から建てて五間堂の形式とも思われる構法をもって構成されている。
このような建物は全国的に少ない。また化粧隅木の正面側の左右二本は下から見上げた時、身舎(しんしゃ)丸桁を境に内部と外方とにおいて「く」の字型をなしている。これは平面の外陣部隅柱間を仕末するためになしたもので、この建物以外に全国に例のないものである。
舟肘(むなひじ)木の形式も実に美しく、縁廻りに立つ支柱が縁柱を兼用し、面を大きく取り、室町時代の特徴をいかんなく発揮している。
地垂木(じたるき)の曲線においては反りが強く実に美しい。
巻斗が正方形であり不思議に思われるが、この例は当地方大町の盛蓮寺にも見られて、室町末期頃この地方における巻斗(まきと)の地方色によったものと思われ、内陣虹梁の「サバシリ」木鼻、実肘木の絵模様、「カエル又」鬼板の彫刻等もよく室町時代末期の優れた特徴を有し、全体的に形をよく形成し、豪壮優雅にして、信州における同時代を知るもっとも貴重な建築物の一つである。

重要文化財松尾寺本堂復元工事監督 広瀬 沸
昭和四十四年三月建之
重要文化財松尾寺本堂保存委員会

寄棟造で、内陣の虹梁さしばり・木鼻・肘木の絵模様・鬼板の彫刻などが特徴的な建物。

どこが虹梁さしばり?木鼻?肘木?かは・・・
こちらのサイトを見るとなんとなくわかるかも。

鳥避け?のネットでしっかりガードされています。

火災報知機&消火器もバッチリ装備。

この屋根の反り返り具合も貴重なんでしょうね。

屋根には鬼板と呼ばれるものがついています。

鬼のお面みたいなのがにらみをきかせてます。

松尾寺周辺は公園として整備されており、中でも20mほどある藤棚は有名です。

まだ咲き始めで、あまりきれいじゃありませんが、満開になると見応えがあります。

藤の花が咲く前は、桜が楽しめます。

藤棚の下に所々、設置されているイス。

藤棚を抜けたところは、広場になっています。

ちょっと老朽化したベンチやテーブルがあります。

こじんまりとしたお寺ですが、季節ごとにいろいろな花が楽しめる静かなお寺です。

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安曇野市 観る

満願寺一帯とツツジ公園|安曇野一のツツジの名所、湧水もおいしい|安曇野市穂高

満願寺は安曇野の西山にある真言宗のお寺です。
お寺の境内が極楽浄土をイメージして造られており、三途の川にかかる橋を渡るところから参道が始まります。

参道を登ったところには、廻遊式のツツジ園が広がっています。安曇野でも一番規模の広いツツジ園で、見頃は5月末から6月初旬。約5000株のツツジが色鮮やかに咲きます。

境内各所には湧水が流れ、マイナスイオンいっぱい!!“満願”という縁起の良い名前でもあることから、パワースポットとしても人気があります。
ただ、入口から三途の川・・・ですので、夜は心霊スポットに様変わり。夜は絶対行かない方が良いと思われます。

地獄極楽図のある本堂の記事はこちら

真言宗・豊山派・栗尾山満願寺(栗尾観音)
第二十六番 信濃三十三観音霊場
〒399-8305 長野県南安曇郡穂高町大字牧1812
TEL 0263-83-2088

山麓線の「満願寺」の看板があるところを西へ行きます。
いっきに山奥の大自然ロードに。。。

途中、道が二つに分かれます。
右へ行くと、本堂脇の駐車場に。左へ行くと、三途の川のある参道入り口の駐車場に行けます。

左の道へ行ってみます。

参道入り口のある下の駐車場。

信濃33観音の26番目の札所です。

満願寺のプロフィール

なんだか難しい説明です。

駐車場の脇に湧水を汲む場所があります。

水質表示など何もないので、沸騰させてから飲むのが無難だと思います。
クセはなく、まろやかな味です。

参道の入り口には六体のお地蔵さまがお出迎え。

極楽浄土に向かってスタート!!

まずは三途の川を渡ります。

屋根付きの太鼓橋。微妙橋(お経橋)といいます。

日本三霊橋のひとつです。(満願寺微妙橋、高野山無妙橋、越中立山無明橋)

安曇野市の有形文化財に指定されています。

微妙橋の説明書き

橋の裏側にお経が書かれているので、お経橋とも呼ばれています。
善人のみ通行可!?

橋の下を流れる川・・・これが三途の川です。

この世とあの世の境で、左右の山を死出山と呼びます。
後ろは地獄、渡れば極楽へ。

微妙橋を渡ったところにあるのは、地蔵堂

賽の河原
たくさん石が積まれています。

賽の河原とは・・・

三途川の河原は「賽の河原」(さいのかわら)と呼ばれる。賽の河原は、親に先立って死亡した子供がその親不孝の報いで苦を受ける場とされる。そのような子供たちが賽の河原で、親の供養のために積み石(ケアン)による塔を完成させると供養になると言うが、完成する前に鬼が来て塔を破壊し、再度や再々度塔を築いてもその繰り返しになってしまうという俗信がある。このことから「賽の河原」の語は、「報われない努力」「徒労」の意でも使用される。しかしその子供たちは、最終的には地蔵菩薩によって救済されるとされる。ただし、いずれにしても民間信仰による俗信であり、仏教とは本来関係がない。
~Wikipedia~

ツツジが有名な満願寺。
一応つつじ公園という表示もあります。

境内全体図があります。

急な山道の参道を登っていくと、極楽浄土です。

杖が必要であれば、地蔵堂の脇にあります。

持ち帰ると三代の…!

三途の川、賽の河原のインパクトが強かったせいか、リアルに怖いです。

階段を上っていくと、仁王門があります。

吽形

阿形

とっても立派な仁王門です。

極楽浄土まであと少し。

しかし、急な石段です。

やたらと石仏があります。

脇道にシャガ(胡蝶花)という花が咲いていました。

極楽浄土に到着

大変な道のりでした。

本堂の脇はまさに極楽?

願いは大きく、世界平和!!

「世界人類が平和でありますように」

手水舎

この水も湧水でしょうか??

立派な鐘楼

ついてみました。 ゴ―――――ン。。。。

実際は余韻が1分以上続いていました。
ビデオでは本当の音がうまくひろえてませんが、やさしくついたのにすごい振動でした。

栗尾観音

善光寺にあった回向柱みたいなのも立っています。

観音様のお顔のアップ

頭にかぶっている冠にも観音様っぽいのがついてます。

観音様の手相

きれいな手相です。

手水鉢

コケの生え具合がマリモみたい。

聖天堂

聖天堂の説明書き

農業・商業の神様が祀られています。

こちらも有形文化財に指定されています。

格天井には藤森桂谷による「龍」が描かれています。

正面の扉は、ちょっぴりマリンテイスト?

繊細かつ力強さを感じる彫刻

ツツジ園の入り口

広い斜面に約5000株のツツジが咲く景色は極楽そのもの。

ツツジの色もイロイロ・・・。

ピンクのツツジ

赤いツツジ

サーモンピンクのツツジ

白いツツジ

黄色いツツジ

藤棚もありますが、こちらもちょうど見頃。

安曇野のあちこちで見られるフランスギクも。

東屋

東屋の屋根にはこんな札が。

両端のところ・・・世界平和、万民豊業と書いてあるのでしょうか。
縁起のよさそうな東屋です。

東屋の屋根のてっぺんに瓶?

蓮華池

紅葉のシーズンではないけど、葉っぱが赤いです。

湧水でしょうか。蓮華池へと流れる様子は趣深いものがあります。

満願寺の境内は水の流れを感じる場所がたくさんあるので、マイナスイオンもすごいんじゃないでしょうか。
満願寺一帯の空気はちょっと違います。

本堂はこちらの記事で・・・

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安曇野市 観る

栗尾山満願寺本堂|コワ~イ地獄極楽図がある|安曇野市穂高

725年頃、裏山の奥にある長者ヶ池から出現した一寸八分の黄金仏像を、聖武天皇の勅願によって堂宇を建て安置したのが始まりと伝わる、歴史ある満願寺。

本堂には、亡くなった後の四十九日の苦しみを現す、「地獄極楽変相之図」が飾られています。
血の池地獄、針山地獄、閻魔大王の裁判所・・・ベタな地獄の絵ですが、お寺ならではの空気感と、怖い画風のおかげで、妙な説得力があります。
お寺の方に詳しく説明していただくこともできるので、子供を連れていくと良い勉強になるかもしれません。

極楽浄土風の境内一帯と、ツツジ園の記事はこちら

真言宗・豊山派・栗尾山満願寺(栗尾観音)
第二十六番 信濃三十三観音霊場
〒399-8305 長野県南安曇郡穂高町大字牧1812
TEL 0263-83-2088

下の参道入り口にも駐車場がありますが、本堂の横にも駐車場があります。

行き方は満願寺一帯とツツジ園を見て下さい。

本堂へ

本堂へ向かう途中にも湧水を汲める場所があります。

湧水は水道から出しっぱなし。蛇口は閉めちゃいけないみたいです。

何も表示がないのでなんとも言えませんが、ひしゃくがあるので飲んでも大丈夫なのだろうと思います。

清潔で立派なトイレ

ちょっとした休憩スペースもあります。

オダマキ?

咲いている花も一味違います。

満願寺の本堂

弘法大師修行像

説明書き

弘法大師とは空海のことです。
真言宗の開祖です。

下から見ると、険しいお顔をしてる感じ。

サッカー?  足元にある石はなんでしょう?

頑張れニッポン。

レレレのお地蔵さん!?

「清浄心
掃けば散り拂えば また塵つもる 人の心も庭の落葉も」
と書かれています。

お参りですかぁ~?

本堂の正面

青い香炉が目立ちます

魔尼車

この経筒を一回まわせば、お経を一巻読んだのと同じ功徳が得られるという、なんとも便利なアイテム。

般若心経が書いてある経筒に軽く手をあてて、左に回して下さい。
その時「ギャーテイギャーテイハーラーギャーテイハーラーソーギャーテイボージーソワカー」と経文を唱えて下さい。

参拝者芳名帳平成22年度版

なんとなく置いてありますが、個人情報が心配です。

お守りは無人販売

本堂の前なら誰も恐ろしくて盗む人はいないでしょう。

おみくじは2タイプ。
リーズナブルな50円のおみくじ

猫が付いた福招おみくじ 200円

おみくじを結ぶところ

木におみくじはNGです。

お線香も無人販売で。

一束30円です。箱入りは100円。

ずらりと並ぶ燭台

ちょっと不気味です。

第26番 御朱印受け所

入口正面にある床の間・・・あの鏡はもしや?

浄玻璃の鏡?

浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)とは、地獄を守護する閻魔が亡者の裁判で亡者の善悪の見極めに使用する水晶製の鏡である。
この鏡には亡者の生前の一挙手一投足が映し出されるため、いかなる隠し事もできない。もしこれで嘘をついていることが判明した場合、閻魔に舌を抜かれてしまうという。
また、これで映し出されるのは亡者自身の人生のみならず、その人生が他人にどんな影響を及ぼしたか、またその者のことを他人がどんな風に考えていたか、といったことまでがわかるともいう。
一説によればこの鏡は亡者を罰するためではなく、亡者に自分の罪を見せることで反省を促すためのものともいわれている。
~Wikipediaより~

ここから本堂の中を見ることができます。

本堂の中の様子

廊下はとても広いです。

廊下の隅っこに大きなわらじが。

さて、満願寺といえば「地獄極楽変相之図」が有名です。
全部で4枚あり、死後の世界が描かれています。

地獄極楽変相之図1

賽の河原と地蔵尊

賽の河原では親より先に死んだ子供たちが、父母を恋しいと石を積み、
地蔵菩薩様が子供たちを暖かく見守っています。

満願寺の賽の河原の様子はこちらの記事で。

葬頭河の婆

三途の川を渡ったら脱衣婆(剥ぎ取り婆)が服を剥ぎ取ります。
ここから罪の重さにより行く地獄が決定します。

血の池地獄

心も体も清く持たないと血の池に苦しむんだそうです。

針山地獄

痛そう・・・

地獄極楽変相之図2

閻魔大王裁判所

閻魔帳に罪状が全て書かれています。

生きている時にしてきた罪によって、いろいろなお仕置きが待っています。

火の車

生きている間に悪いことをした人は鬼が火の車に乗せて地獄へ御案内。

たち臼の中のせっかん

コブラツイスト~!!

浄玻璃の鏡で善悪の見極め。
嘘をついた人は舌を抜かれます。

地獄極楽変相之図3

六道能化の地蔵尊

六道の巷に現れて、衆生を教化し救う地蔵菩薩

六道(りくどう、ろくどう)とは、仏教において迷いあるものが輪廻するという、6種類の迷いある世界のこと。
* 天道(てんどう、天上道、天界道とも)
* 人間道(にんげんどう)
* 修羅道(しゅらどう)
* 畜生道(ちくしょうどう)
* 餓鬼道(がきどう)
* 地獄道(じごくどう)   ~Wikipediaより~

畜生道

畜生道は牛馬など畜生の世界である。ほとんど本能ばかりで生きており、使役されなされるがままという点からは自力で仏の教えを得ることの出来ない状態で救いの少ない世界とされる。

修羅道

修羅道は阿修羅の住まう世界である。修羅は終始戦い、争うとされる。苦しみや怒りが絶えないが地獄のような場所ではなく、苦しみは自らに帰結するところが大きい世界である。

地獄極楽変相之図4

地獄から逃げ出そうとしたら龍に食べられ、地獄へ戻されます。

善行を行った人は地獄で罪を相殺したら極楽浄土へのお迎えがきます。

昔は「バチがあたるよ」とかよく言われたりしましたが、最近は「バチ」なんて言わなくなりましたね。
「バチ」の意味もなかなか理解されない今どきの子供には
地獄極楽図を見せて、お寺の人のお話を聞かせるといいかもしれませんね。

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松本市 観る

玄向寺|ぼたん祭り・雅楽の演奏会で花見と音楽観賞|松本市大村

松本ではぼたんで有名なお寺、玄向寺へ行ってきました。

毎年5月第2土・日曜日にはぼたん祭・雅楽演奏会が開催されます。

ぼたんの咲き頃は毎年この時期にはかなり咲き終わっている、という感じでしたが今年はまだ満開になっている種類は少なく、まだまだ蕾でこれから本番、というぼたんが沢山ありました。

珍しい黄色などのぼたんはこれからでも充分楽しめると思います。また日本の伝統音楽、芸能である雅楽の演奏も開催されますのでこの機会に雅な世界を覗いてみたいと足を運んでみました。

〒390-0304 長野県松本市大字大村681
0263-46-1393
[googlemap lat=”36.252143″ lng=”137.992728″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市大村681[/googlemap]
仁王門

守護神金剛力士を安置する門です。
駐車場はこの左側を入ったところにもあります。

全景

裏には「女鳥羽山」が。
手前の道路は右方面は美ヶ原温泉、左方面は浅間温泉になります。

わらじ

仁王門の柵に沢山かかっていました。

仁王像・右

仁王門は1697年の建立で、仁王像はこの門より古く約500年前のものと言われています。
左手には何やら剣の様なものを持っています。

仁王像・左

どっしりとしていて睨みをきかせています。

オープンガーデンの案内

オープンガーデンに参加されているようです。

石碑

松本城主・水野公菩提所と石碑に標されています。

六地蔵尊

入り口には石碑が並んでいます。
手前のぼたんの花はつぼみでこれから咲く準備です。

ボタンの花とつぼみ

まだこんな感じです。

松本札所33番観音のたて看板

松本観音霊場 第三十一番札所となっていて観音像があります。

庭園入口

品の良い薄いピンクのぼたんです。

寺の門

ぼたん庭園維持のための浄財の協力のお願いがあります。

雅楽演奏会ポスター

2日間で合計4回の演奏です。

庭園内

満開のぼたんです。

旧本堂

室町時代の建立

注意書き

中に入らないよう注意書きが。

たけのこ

ここで収穫されたものを販売していました。
すでに、売り切れです。

ところどころ満開

これは見事な枝ぶりのぼたんです。

石楠花

まだ堅いつぼみですが、かなり大きな花が咲くかと思います。
楽しみです。

日当たりが良いので満開です。

これだけ開いているので甘い香りがぷんぷんしていました。

ドウダンツツジ

強い日差しの中、精一杯咲いています。

芍薬

珍しい種類です。

スプリンクラー

庭の隅に設置されています。管理も大変でしょうね。

石楠花

これは見事に咲いています。

新本堂

庭園から新本堂を望む。

一息

一息する時、腰掛けてください。

藤棚

庭園には藤棚もありますが、開花するにはまだ時間がかかりそうです。つぼみのぼたんと藤棚も咲き出すともっと庭園は賑やかになります。

西側の山

西側の山をバックに、の景色です。

庭園から北アルプス

庭園から北アルプスが望めます。

新本堂の屋根

こちらが雅楽演奏会の会場になります。

玄向寺

女鳥羽山・玄向寺の提灯

演奏会チケット

昨年まで無料、今年からは入場料が500円です。

念佛の数珠

大きくてりっぱな数珠です。一玉は直径7~8センチもあるでしょうか。

ぼたん寺のみやげ

ゴーフレットです。パッケージは奇抜です。

お守り・キーホルダー

一筆箋

演奏会

笙の厳かな音色で始まりました。この方は松本市ご出身で元宮内庁楽部首席楽長の岩波滋先生です。
数年前から副住職が中心となって岩波先生にご指導いただき「雅楽教室」を開設、月2回お稽古をされているとのことです。今日は晴れの舞台となります。

会場内

客席が設けられ、松本富貴雅楽会のメンバー約20名が勢ぞろいです。観客席は少しゆとりがあります。
本堂ですので浄土宗の本尊「阿弥陀如来三尊佛」が後ろに鎮座
されています。

笙の演奏

凛々しい姿です。

太鼓の演奏

女性の方でした。

演奏風景

曲目「平調越殿楽」「陪ろ」「壱越調蘭陵王」の三曲演奏されました。
厳かに演奏されていました。普段あまり耳にしない演奏ですので緊張しました。

打楽器・鞨鼓(かっこ)

この楽器奏者が礼をすると、演奏が終了したという合図のようです。

ぼたんの屏風

色とりどりのぼたんの絵が書かれている屏風です。
ぼたん寺には相応しい素晴らしいぼたん絵の屏風です。
こんな機会でないとお目にかかれないかと思います。
こちらのぼたん園は明治18年(1885)戒譽隆説和尚がぼたんを植樹し、現住職で5代目、現在120種1250余株のぼたん園で平成21年8月阿弥陀如来・二十五菩薩石像の永代供養墓と庭園が完成されました。

ぼたん屏風アップ

一枚一枚、一輪一輪見事に書かれています。

掛け軸

お釈迦さんのまわりの菩薩さんは雅楽の楽器をそれぞれ持って演奏されています。

お釈迦さま

花祭りの社に納められています。
甘茶をかけられます。

参道

多数の石佛が整然と参道に並んでいます。その脇にはぼたんが植えられています。

播隆上人像と六字名号碑

北アルプスに面して境内に建つ槍ヶ岳開山、播隆上人像(ばんりゅうしょうにんぞう)と六字名号碑です。
確か、松本駅前にも播隆上人像があったかと思います。

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観る 駒ヶ根市

光前寺の春|7年に一度の御開帳とシダレザクラ|駒ヶ根市赤穂

春の光前寺です。
光前寺にあるシダレ桜は全国的に有名です。
今回は昼間の桜ですが、夜桜が特に絵になるため、毎年桜の時期になると、テレビなどで中継されます。
また、今年は光前寺が開創されてから、1150年の節目の年であると同時に、7年に一度のご開帳にもあたります。御開帳の様子も少しレポートします。

光前寺は、初詣も大変多くの方が参拝しに来られます。その様子はコチラ

光前寺
〒399-4117
長野県駒ヶ根市赤穂29
0265-83-2736

[googlemap lat=”35.736107″ lng=”137.896694″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県駒ヶ根市赤穂29[/googlemap]

光前寺までの一本道は渋滞。

入口付近も賑わっていました。

となりのお土産屋さんも混んでいます。

“花よりだんご”の立て看板が見えます。
お土産さんとしてはまさしく“花よりだんご”ですよね。

大講堂前の庭はほとんどが桜です。

一眼レフをもった方が大勢。

ナイスな写真を撮りたくても逆にカメラを持った方が見切れるという状態しばしば…

雪と桜。

昨日降った雪が不思議な風景をつくり出しました。
めったに見れない光景です。

こんなに雪が…

ソメイヨシノはだいぶ開花しています。

大講堂前の桜

大講堂前の池と桜

青い空に桜がキレイです。

大講堂前のシダレ桜はもう少し。

見事な桜です。

杉並木参道と桜

杉と桜。緑とピンクのコントラストが良い感じ。

杉並木には光苔が自生しています。
みなさん石垣の合間を覗きこんでいます。

光苔?

まだのようですね。

杉並木は大勢の人。

高遠の桜とセットのツアーもあったようで、ツアー客の方も大勢いました。

シダレ桜は少し早かったようで、蕾が目立ちます。

“鐘楼前の桜は夜桜としてライトアップされるスポットですが、
こちらもまだ早いようです。

鐘楼

鐘楼前の見事なシダレ桜

鐘楼前のシダレ桜はかなりの年代モノ

三門

御開帳の案内看板

春の御開帳は
平成22年4月3日(土)~5月9日(日)
秋の御開帳は
平成22年10月23日(土)~11月14日(日)

4月の風景とは思えない一枚。
初詣の写真といってもおかしくないような。。。
初詣の写真はコチラ

階段を登ると本堂

この柱に触ることでご利益を受けられます

奉納用の線香は一把100円

線香に火を付けます。

火傷には注意。

この煙を浴びるわけですね。

それから、本堂で拝みましょう。

駐車場のシダレ桜も咲きつつあります。

満開でないのが少し惜しい・・・

仙丈ヶ岳がキレイに見えました。

光前寺は、初詣も大変多くの方が参拝しに来られます。その様子はコチラ

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松本市 観る

放光寺|信濃屈指の厄除観音で有名|松本市蟻ヶ崎

松本市城山公園(松本市蟻ヶ崎)駐車場から徒歩2分、信濃屈指の厄除観音で知られている放光寺をご紹介します。

蟻ヶ崎の坂道を登り城山公園入り口はまっすぐに、右に曲がり登りつめると石段が見えます、その登りつめたところに放光寺はあります。

曹洞宗の寺院、山号は日光山、別称松本日光、本尊は十一面観音菩薩(長野県宝)で秘仏です。平安時代後期の作、松本地方最古に属する木造仏で拝観できません。

松本では兎川寺、牛伏寺と並び最も歴史のある寺院。

寺伝によれば天平2年(740年)行基を開山として創建したとされる。

平安時代の延暦年間(782年~806年)坂上田村麻呂が伽藍を建造し整備したと伝わる。当時は真言宗であったが廃仏稀釈で荒廃し、大正時代に曹洞宗の寺院として復興されました。松本三十三番観音霊場2番。

境内には本堂・六角堂・秋葉神社があり伝統的な行事では毎年1月第2月曜日(成人の日)と前日の日曜日に行われている厄除観音大縁日は長野県内外から数万人以上の参拝者が厄除をはじめ、身体健全、商売繁盛、合格祈願等のご祈祷に訪れる。また四萬八千日ほおずき市、二年詣(除夜の鐘・初詣)でも多くの参拝者が訪れています。
長野県松本市大字蟻ケ崎1283
0263-33-9046
[googlemap lat=”36.249983″ lng=”137.957044″ width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市蟻ケ崎(大字) 1283[/googlemap]
放光寺地名の由来石盤

昭和初年の旧町名は放光寺と言われていた。この地域は近世は蟻ヶ崎村の中にあった。名の由来は真言宗の古寺放光寺があったからで蟻ヶ崎村が放光寺と呼ばれたこともあった。

放光寺への石の階段

ここを登りつめると放光寺があります。高台にありますのでどんなお寺か、楽しみです。

石段を登りつめ振り返った景色

階段もかなり急でした。遥か向こうに松本市内が見えます。こちら側からは駐車場はありませんので健脚の方でしたらこの階段からお寺に入る事をお薦めします。自信の無い方は城山公園側から駐車場に車をおいてご参拝ください。

石の階段最上段

本堂が正面にどっしりと姿を現しました。

六地蔵

入り口には六地蔵さんがお守りしています。

本堂

放光寺本堂正面です。思ったほど境内は広くないので縁日はすごい人ごみになると思われます。

本堂正面アップ

本堂西側から

堂内は天井が高い造りになっています。

放光寺の十一面観音立像の看板

長野県宝・指定年月昭和49年11月14日、所有者放光寺
由緒・来歴が書かれています。
この仏像は常時は秘仏となっていますが、7年に一度1月15日・16日の縁日に一般に公開されるそうです。

六角堂

江戸時代に創建された旧六角堂は年月が経ち傷みがかなり激しく、平成13年に現在の六角堂に旧六角堂の趣を残し再建された。六角堂の由来は正六角形をした御堂のそれぞれの一辺に十一面観音、聖観音、千手観音、馬頭観音、不空羂索観音、如意輪観音の六観音を安置したことからできたもので、迷いの世界から人々を六観音によって善の方向に教え導く御堂であると言われています。
すべて六角で成り立っている珍しい御堂です。

六角堂正面扉

六角堂(鐘楼堂)とも言います。窓も六角ですね。

六角堂の中

手前に梵鐘、奥には慈母観音像が。
この梵鐘は毎日お昼零時に5つ打ち、時間を知らせているようです。

慈母観音像

この観音様を拝むと身と心が清められます。母乳を赤ん坊に与え大きな愛で人々を助けるという珍しい観音様です。色合いが綺麗です、良く見ると子供がお乳を飲みながらだるまさんも触ってます。ご機嫌ですね。

六角堂の柱

屋根も柱も窓も石もすべて六角でできている不思議な御堂。今年は寅年、寅の文字の横にも干支(寅)の彫り物がくっきりと彫られています。
六角堂廻りというのがあり「子」から左廻りに最後の「亥」まで手を合わせ廻ると心と身が清められるとのことです。
さ~、行きましょう。

松本札所看板

松本札所、25番放光寺。全久良音謹書

社務所

大きな字で分かり易く案内があります。

社務所の上の看板

今年の厄除観音の大縁日は1月10日(日)・11日(成人の日)・男子厄年13歳、25歳、42歳、61歳、73歳・女性厄年
13歳、19歳、33歳、37歳、61歳、73歳です。この前後の年を前厄、後厄といいます。
当てはまる方がいたら放光寺に行きましょう。

石像

象に観音さまが乗られています。

絵馬

それぞれ願い事が書かれていますね。

カテゴリー
観る 駒ヶ根市

光前寺|雪の積もる初詣|駒ヶ根市赤穂

上伊那地域で最も知名度のあるお寺が光前寺です。諏訪大社や善光寺など全国的に知名度のある場所もありますが、遠い・混む・寒いということで地元の人は近場の光前寺への初詣が多い感じです。中央アルプスの麓ということで、雪が降りやすい場所です。さすが初詣です、夏の最盛期並みに混んでいました。
庭が日本国指定名勝にも指定されています。日本庭園マニアにはおススメかもしれません。

■御本尊 不動明王(秘仏)
■宗派  天台宗(比叡山延暦寺末)
■開基  本聖上人
■開基年代 清和天皇貞観2年(860)
開祖本聖上人は、比叡山にて研学修行の後、太田切黒川の瀑の中より不動明王の尊像を授かりこの地に寺を開かれました。
以来一千百余年の長い歳月の間には幾多の火災などにより古記録を焼失しました。
古くは武田・羽柴家などの武将の保護を受け、特に徳川家からは地方寺院としては破格の60石の寺領と10万石の大名格を与えられるなど隆盛をきわめました。
明治以降は多くの末寺なども廃寺となりましたが、今なお樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた境内には十余棟の堂塔を備え、長野県下屈指の大寺であり、南信州随一の祈願霊場として広い信仰をあつめております。
また、境内全域が名勝庭園として国の文化財に指定されています。
そのほか霊犬早太郎の伝説はあまりにも有名です。
また、伊那七福神の弁財天をまつる寺でもあります。光前寺公式サイトより転載

近くには温泉やロープウェイ、キャンプ場などあり駒ヶ根市の一大レジャーエリアにもなっていますので、春夏秋冬と遊ぶことができます。

春の桜咲く光前寺、御開帳の様子はこちらをどうぞ

長野県駒ヶ根市赤穂29
0265-83-2736
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入口の山門

アルプスの麓であるため、案外雪は積もりやすい感じの場所です。参道は除雪済みでした。

大きな石碑

コケなどので何が書いてあるかさっぱり分かりませんが、石碑

シールがたくさん貼られています

門にはたくさんの参拝者シールが貼られていますが、どうやって・・・という場所にあります。謎です。

仁王様 右側を警備

仏敵が不法侵入するというこで、門の両側にある守護神です。お寺版のセコムですね。

仁王様 左側を警備

2人で1チームは危険時の行動には鉄則ですね。

わらじがありました

これを履いて警備に行ってくださいということでしょうか。たくさんのわらじがありました。

賓積山と書かれた木額

光前寺の正式名称は、宝積山 無動院 光前寺です。そのためこの門にはこれがついています。

境内続く参道

参道を進んでみます

光前寺郷土環境保全地区の看板

光コケなどを大事にしてほしい。という趣旨です。

雪の積もった参道

来ている人全員が完全防備。過剰と思えるくらいの支度で丁度いい感じ。

青々とした松にも薄っすらと雪が

松は青々としています。

文化財保護協力の看板

こちらにも協力してほしい看板です。相当悪さをする人がいるということでしょうか。

光前寺全景の案内看板しかも手書き

全景を知ることのできる看板が参道の途中にあります。手書き看板で今では大変レトロな感じです。

奥へ続く参道

途中から大きな杉並木になります、樹齢数百年になるらしいです。

案内所

参道の途中に案内所があります。

案内所だけど各種物販

お守りやお札など色々と販売中。

色々と販売しています

本殿までは道のりがあるので、ここで買ってしまってもいいかもしれません。

杉並木となっている参道

立派な杉並になります、ちなみに光コケはこの石垣の中で見ることができます。

冬場は光苔は見れないそうです

冬場は残念です。

階段の先には大きな門

さらに大きな門が見えきます。

古札納め所

古いお札などありましたら、ここで処分をお願いしましょう。

納め所も混んでますね

混んで切る時は混んでいますが、あまり待たされることは無さそうです。

納め所にはだるまも納められている

縁起物のだるまもOKっぱいです。

だんだんと混み始めた参道

本殿に近づくにつれ、混んできます。

門の間は物販コーナーで大盛況

一瞬、店へ来たかと思うくらい商売モードになっています。

左側の売店も盛り上がりを見せています

両サイドが売場となっているので、混みこみ状態。

本殿への参道は渋滞で停止

本殿参拝の最後尾は渋滞で止まります。薄着の方はキツイと思います。

池もありますが、寒そうです

池は凍っていませんが、寒さを盛り上げてくれます。

小さいタイプの物があります

誰も並んでいない場所がありましたが、雪がある・御利益が無さそう、なのか誰もいきません。

遠目から本殿

本殿を遠くから見てみました。

本殿の横姿です

案外奥へ続いてるのですね。

本殿までもう少し

あと一つの階段を登り切れば本殿です。

灯篭

寺院お決まりの石でできた灯篭

香炉が見えてきました

ここまで来ると、ただ列を待つだけでなく暇を潰せそうです。

振り返ってみるとすごい人

階段から後ろを振り返ってみました。ほぼ4列で順番待ちが続いています。

お線香は100円

香炉へ投げ入れるお線香は100円で売っていました。

香炉は激熱ということです

夜中から燃えていたためでしょうか。とてもホットらしいです。

煙だけの線香から炎が

お線香は煙だけかと思っていましたが、ここでは炎を立てて燃えています。
完全燃焼中です。

ボーボー燃えています

ろうそくが燃えています

ろうそくは1本50円

本殿の彫刻

鷹と龍でしょうか。

龍の彫刻

右側には龍の彫刻を発見

猿の彫刻も発見

左側には猿が彫られています。

本殿の中は色々と飾りがありますね

鐘ではありません、銅鑼(どら)です

ガラガラ鐘を揺するタイプもありますが、光前寺は銅鑼を叩くタイプです。
難しいタイプです。

一番左の銅鑼は縄がない・・・

ちなみにこの日、3個ある銅鑼のうち一番左は縄がありませんでした・・・混雑するはず

剣が祀られています

剣が頭上にありました、少し怖い。

相当願いを聞いていると思われます

どのくらいの願いを叶えるのでしょうか。

お賽銭に札はありませんね

お賽銭が見えてましたが、紙幣はありませんでした。不況のためか「小銭で御免」という状態

次々と神頼み

みんなお願いをしていきます。

さらに願いを込めるときはこちらで500円

深い願いを聞き入れてもらうにはこちらで、500円が必要です。

おみくじを縛り付ける

悪いおみくじが出たら縛り付けていきましょう。

早太郎の墓も雪で寒そう

雪が積もっています。

3重の棟

17メートルの高さがあり、長野県重要文化財に指定されています。

結構立派な塔

鐘突きも順番待ち

お寺と言えば鐘突きですが、ここも順番待ちの状態です。

仮設トイレもあります

光前寺自然探勝園案内図

冬場もいい景色を楽しめるますが、春のしだれ桜・夏の庭園・秋の紅葉など365日でさまざまな表情を見せてくれる光前寺です。

春の桜咲く光前寺、御開帳の様子はこちらをどうぞ

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松本市 観る

徳運寺|厄除け参りで有名な東山厄除観音|松本市入山辺

松本の厄除け参りで有名な東山厄除観音「徳運寺」をご紹介します。松本駅より東へ8.5km、美ヶ原に向かい薄川沿いに山間を走りました。
松本市入山辺にある曹洞宗の寺院、山号は福田山、本尊は11面観音。

1331年(元弘3年)神氏が雪村友梅を招いて創建
1501年~1521年(永世年間)折野氏(山家氏)が中興するもまた廃絶する・1851年(嘉永4年)焼失
1854年(安政1年)曹洞宗の徳運寺として再建

すでにお寺は年末~新年を迎える用意がすすめられていて近くの田んぼには三九郎のやぐらも組み立てはじめられていました。

長野県松本市大字入山辺4526 電話:0263-31-2215

場所はこちらです。
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徳運寺への看板
道路沿いの田んぼの中のあぜに徳運寺の看板、古民家再生と書いてありますので看板もそれ風に屋根まで取り付けてあります。
薄川沿いを東山に向かいひたすら緩やかに上ります。
あと、1,2km。もう少しです。


徳運寺入口看板
入口はちょっと上り坂になっています、坂を登りつめたところにお寺があります。
200mほどですのでご安心ください。


バス停(徳運寺前)
少し上り坂になっていますが、左に先ほど道路沿いにあった看板と同じ看板に徳運寺と書かれています。
バスで来られた方はこちらで降りてください。


徳運寺全景
東山をバックに山門・塀と落ちついた感じのお寺です。
奥には本堂の屋根が見え、右手には庫裏が見えます、山際にゆったりと構えているお寺ですね。


東山厄除観音
山門の階段を上がると、観音さまが高い位置に祭られています、右手に東山厄除観音さまが穏やかなお顔で立っています。
そのまわりは置き石や植木で囲まれています。
厄除の時は大勢の人で賑わいます。


鐘楼
山門に入りすぐ左手に鐘楼。立派なお堂に守られています。
(昭和61年の新築)こちらで突く鐘は山辺の谷に響きわたります。
その横には平和を願う平和観音が置かれています。


厄除絵馬
札が棚につるされています。札には厄という文字が中央に書かれていてそれぞれ厄払いの願い事が書かれています。
厄除祈願の札がつるされていますが、それぞれ何とお願いしているのでしょうね。


本堂
どっしりとした本堂です。本堂は当時のままです。
屋根は独特の丸みを帯びていて美しいつくりです。以前はカヤ葺だったようですが、現在は銅板に葺き替えられています。
屋根内部は見学もできるようになっています。


長寿観音と石塔
長寿観音の後ろには、何体もの石仏が高く積まれています。
思わず合掌。


皇太后階下御参拝記念碑
松ノ木・つつじの木の横に記念碑があり、守られているのでしょう。
こんな山深いお寺に御参拝にお越しいただいたのですね。


入り口庭園
さるすべりの木とつつじと大きな置石が。
この季節は花がほとんど咲いていませんが、四季折々に境内をかざる花々はそれは見事で、庭を鑑賞に来られる方達も大勢います。特に知られているのは紫・赤・白の三色フジは見事ですよ。とても良い香りで見ごろの5月中旬にはお薦めのスポットとなります。


ギャラリー・ボーロ
古民家風でギャラリーの看板とワンちゃんが番人のようですね。
古民家再生で癒しと安らぎの空間が併設されて多目的に利用されているようです。
寺は本来ヒーリング(癒し)の場だったという住職が敷地内に民家を再生しました。


庫裏の内・1
入り口の土間には民芸調の机といすが置かれています。
ゆったりした空間ですね。
ギャラリーとして利用されています。松本民芸家具が落ち着きますね。


庫裏の内・2
じゅうたんの上に落ちついた机といす。
モダンな感じでここにも民芸家具が置かれています。


庫裏の内・3
広い座敷にこれも民芸家具の机と椅子が。
広い多目的な空間です。


徳運寺開山「雪村友梅」大和尚年譜
大きな額に納められています。

徳運寺開山元朝勅賜宝覚真禅師「雪村友梅」大和尚の1290年~1346年年譜がかけられています。
1331年(元弘元年)山辺の地頭 神系諏訪氏の神 為頼が下諏訪慈雲寺の雪村友梅禅師を請して徳雲寺(臨済宗)を創建。その後1533年頃火災に遭い、古文書類を焼失したが当時の山家城主・折野源当十郎が大安寺の安室生盛大和尚を晴し曹洞宗「徳運寺」として復興。


裏庭
灯篭や石で造られた水桶、飛び石が置かれいます。
裏山の傾斜を活用して落ち着いた庭園になっています。


本堂内部
木魚、鐘がありここでご祈祷します。
この奥にある本尊は千手観音です。


本堂内部 入り口
本堂入り口で厄除の日に飾る提灯が半分たたみ込まれています。
この赤い提灯は厄除のときには大きく広げられて大活躍です。かなり大きいです。


本堂内部
鐘と太鼓とその後には階段がありここから屋根裏も見学できます。
本堂屋根裏の見学も希望があれば、見せていただけるようです。そのときはこの階段を昇ります。


三九郎
高さ10m以上もあるやぐらです。松の枝などがつまったやぐらにヒノキの葉をかぶせて作ります。
高さ10m以上もあるやぐらが2基並んでいました。12月上旬ともなると用意し始めます。厄除縁日は正月第二日曜日の午後8時に三九郎に点火します。
多くの美男・美女で賑わいます。
特に伝統の三九郎火祭りは圧巻です。

厄除観音例大祭は正月第二日曜日・月曜日です。ちなみに昔は第二土曜・日曜日でした。
多くの善男・善女で賑わいますがとくに伝統の三九郎火祭りはダイナミックですよ。
寒い夜空に真っ赤な火柱が天高くと昇り、無病息災を祈ります。山辺の住人としては欠かす事のできない行事となっています。

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安曇野市 観る

願いがかなう仁王様の下駄|吉祥山 東光寺|安曇野市

吉祥山東光寺は、信州七福神の一つで、門前には「吉祥仁王様の下駄」と呼ばれる大きな下駄があります。
大下駄を履くと、願い事がかなうといわれています。
また、本堂下では御戒壇めぐりができます。

下駄を履いて、御戒壇めぐりで幸福の鍵に触れば、イイ事あるかも?

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上松町 観る 遊ぶ

寝覚の床|上松町

上松町は、浦島太郎が晩年を過ごしたといわれる場所。
現世に戻って、諸国を旅した浦島太郎は、上松の里が気に入って住みつき、毎日寝覚の床で釣りを楽しんだという伝説が残っています。
床岩まで行くには、大岩を登らなければならないので、かなりハードですが、花崗岩の造形はお見事!!
宝物館には、浦島太郎が使っていたといわれる釣竿も展示されています。

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観る 長野市

善光寺 (三門~本堂) |長野市

1400年の歴史を持つ、「牛に引かれて善光寺参り」で有名な日本を代表するお寺のひとつです。
本堂は国宝に指定されており、日本最古のみ仏を祀っています。
無宗派の寺院であり、身分も性別も分け隔てなく、お参りした全ての人に救いや希望をもたらしてくれるお寺ということもあって、県内外から年間500万~700万人の参拝客が訪れます。
ご本尊は一光三尊阿弥陀如来。
今年(平成21年)は7年に一度の御開帳で、高速道路一律1000円も手伝って参拝客は過去最高の673万人を記録しました。

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観る 買う 長野市

善光寺 (参道入口~仁王門~仲見世通り)|長野市

善光寺の参道周辺には、天台宗、浄土宗合わせて39の宿坊が軒を連ねています。それぞれが住職がいる独立した寺院で、参拝客を受け入れるともに、善光寺如来を守る役割を果たしています。
また、仁王門から三門まで続く仲見世通りは、土産物店や旅館などが立ち並び、多くの参拝客で賑わっています。