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観る 買う 遊ぶ 駒ヶ根市

駒ヶ根シルクミュージアム|養蚕・製糸産業の文化や歴史を学べる|駒ヶ根市東伊那

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駒ヶ根シルクミュージアムは、かつて伊那谷を支えていた養蚕・製糸産業の文化や歴史を後世に伝承するための記念館として設立されました。
養蚕の歴史やその当時の暮らしぶり、製糸産業の発展の様子などが分かりやすく展示解説されており、とても興味深く見て回ることができます。
同じ建物内では『ナチュラルバイキングレストラン菜々ちゃん』が営業しており、地元のお母さんたちがつくる地物食材たっぷりの美味しいレストランです。その記事はこちら

駒ヶ根シルクミュージアム
〒399-4321  長野県駒ケ根市東伊那482
TEL 0265-82-8381
http://www.cek.ne.jp/~shiruku/
開館時間 午前9時~午後5時(受付は4時30分まで)
体験受付時間 午前9時~午後3時
休館日 毎週水曜日/年末年始(12月29日~1月3日)

【観覧料】
 一般(高校生以上)300円
 小中学生 100円
 団体割引(20名様以上)
  一般(高校生以上)200円
  小中学生 50円
 障がい者・戦傷病者割引
  一般(高校生以上) 150円
  小中学生  50円
  介助者(一般1名まで) 150円
 障がい者・戦傷病者団体割引(20名様以上)
 一般(高校生以上) 100円
  小中学生  50円
  介助者(一般1名まで) 150円 
 ※障害者手帳、戦傷病者手帳をお持ちの方はご提示ください。


シルクミュージアムの駐車場
シルクミュージアムまでのアクセスはこちら


シルクミュージアムの看板


入口では花などが販売されていました


この日は第7回現代手織物クラフト公募展が開催されていました


シルクミュージアム玄関


玄関を入るとロビーがあります


ミュージアムショップという売店があり、シルクにまつわる色々なものが売られています


桑の実エキス入り絹の飴とシルク入りはっか糖


シルク製品が沢山販売されています。お土産に良さそうですね。


色とりどりの繭玉


これは生け花展かとおもいきや・・・


“一枚の布で作られている布花盆栽というそうです


とても繊細で細かな所まで本物のようです


階段を下っていくと・・・


体験工房があるようです


こんな可愛い動物のマスコットが各400円で作れます


これも600円で作れるそうです!


こちらのアトリエでつくれるそうです。


入場券を購入して展示をみていきたいと思います。
写真撮影はOKということでしたので一部ご紹介したいと思います!


常設展示の入口には反物のトンネル


鮮やかで綺麗です


日本の伝統織物が一目でわかるようになっています


伊那谷の養蚕農家の生活が描かれています


その当時の暮らしを再現しています


カイコ発見!


沢山います!!


織物一反作るのに必要な繭の量らしいのですが、ぜひ実際見てみてください


リアルに再現されています
子供達も興味津々に見ていましたよ!


自動毛羽取り機だそうです


この大きな機械は自動繰糸機


セリプレーン検査


カイコのからだの説明
おっきいカイコです


カイコの生活環


カイコのからだの中が見れるコーナー
クルクルカイコが回るので子供達は大喜び!


シルク年表


シアター上映
シルクに関する映像が見れるようです

シルクに関する情報が沢山詰まったシルクミュージアム。
カイコを見たことがない子供達に見せてあげることもできますし、昔の重要な養蚕・製糸産業の文化や歴史を知ることができとても為になりました。

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観る 遊ぶ 須坂市

トレインギャラリーNAGANO(2)|鉄道ファンも、ファンでなくとも楽しめる「ミニチュア鉄道博物館」|長野県須坂市

全て国産という3000輌以上の模型車輌は鉄道ファンにはたまらないことでしょうが、
鉄道や模型のファンでなくとも、
手づくり感満載で、鉄道や模型への愛情たっぷり・・・
の、ギャラリーは充分楽しめます。

長野県内の山の風景や、一部その地形や建物が昭和の空気とともに再現されていて、ほんわかした気持ちになります。
昼モード、夕方モード、夜モードに変わってゆくのも何とも情感があります。

住所:長野県須坂市大字福島481
電話:026-248-4188
開館時間:
模型館:午前10時00分~午後3時30分
レストラン:午前11時15分~午後3時00分(ラストオーダー午後2時30分 )
トレインギャラリー入場料:大人 800円 (食事をする人は 600円)
小・中・高校生 :400円 (食事をする人は 300円)
(小学生未満の幼児は大人の保護者がごいっしょの場合に、大人1名につき2名まで無料)
休館日:年末年始(12月30日、31日、1月1日)
ホームページ:http://w1.avis.ne.jp/~fukachan/


大きな地図で見る


(1)で説明のとおり、
同施設のレストラン「信州十割そば処 トレイン」で食事をされる方は割引がありますので、
先に食事、もしくは清算を済ませてから、
ショーケースを右に曲がったところの受付へ。
写真正面奥はお手洗いです。


通路には所狭しとショーケースがズラリ。


列車だけでなく、戦艦大和も・・。


こちらには、子供用の物販などもありました。


写真も、1枚50円で販売されていました。


こちらが券売機。


奥の扉に、館長さんでしょうか、
作業をされているのが見えます。


陳列品の一部をつくられているそうです。
「1年に1本しかできない。」とおっしゃっていましたが、
その手仕事ぶりを見せてもらって納得。


この車両の手すりも、
針より細かい穴をあけて、ひとつづ再現されているのです。


真鍮の部品の見本もありましたが、
キットで購入したんではなく、
全てひとつひとつ、当時走っていた汽車の写真などを見ながら再現してきたそうです。


これは明治12年に走っていた機関車。


受付前のケースからご自身の作品を一つ見せてくださいました。


感激しました!
ホント細かい、緻密な作業・・・
正面の鎖まですべて再現されていました。


では館内へ・・


運行時間も表示されています。


総延長500mのジオラマと、


HOゲージの鉄道模型が展示されています。


館の真ん中にはひときわ大きな模型のデゴイチ。


鉄道のことは全く分からないので、
詳しくは是非行ってひとつひとつご覧になって頂ければと思いますが、
このように、大正時代の機関車や、


今も走っている寝台車両や、


有名な特急や、


現在も走っている「あずさ」もズラリと勢揃いしています。


先程の方が来られて、
ジオラマで眠っていた列車が「発車オーライ」!


まずは新幹線「あさま」が発車しました。


懐かしの車両も・・


バックには、北信の妙高などの山並みや、


駅の向こうには、うっすら北アルプスも・・


発車の様子など、
遠いところもモニターで見えます。


機関車も発車・・


車を乗せた貨物車も・・


貨物車の中の馬の様子も車両ごとに違っています。
ここは親子のようです。


橋の向こうに見えるのは善光寺のようです。


ターンテーブルもあります。


お、なんだか夕暮れの雰囲気になってきました。


りんご畑や看板建物・・
昭和の感じが漂っています。


日が沈んだのでしょうか・・


夜の構内。


寝台が走る姿は・・なんだかとてもロマンがあります。
しかも寝台の車内もリアルに再現されています。
善光寺もライトアップされました。


そして、夜明け。
そう・・実際、日本の鉄道は24時間眠らないのでしょうね。

こちらはコントロール操作盤で自動操作されていますが、


こちらの椅子の前では、
本物の103系のマスコンで運転ができます。


100円入れて好きな車両を選べます。

大人から子供まで
鉄道とその模型の世界をじっくり楽しめます。

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遊ぶ 須坂市 食べる

トレインギャラリーNAGANO(1)|併設レストラン「信州十割そば処 トレイン」 を利用で割引に|長野県須坂市

自慢の蕎麦や こんな定食もあります!
トレインギャラリーへ入館する前に併設のレストランで注文予約ができます。

席もとっていてもらえるし、入館料が割引になります。
おすすめです。

住所:長野県須坂市大字福島481
電話:026-248-4188
開館時間:
模型館:午前10時00分~午後3時30分
レストラン:午前11時15分~午後3時00分(ラストオーダー午後2時30分 )
トレインギャラリー入場料:大人 800円 (食事をする人は 600円)
小・中・高校生 :400円 (食事をする人は 300円)
(小学生未満の幼児は大人の保護者がごいっしょの場合に、大人1名につき2名まで無料)
休館日:年末年始(12月30日、31日、1月1日)
ホームページ:http://w1.avis.ne.jp/~fukachan/


大きな地図で見る


長野駅方面からですと、エムウェーブを過ぎて、
この千曲川にかかる大きな「屋島橋」を渡ってすぐです。


橋を超えるとガソリンスタンド「宇佐美」が見えます。
このスタンドの隣です。


「信州そば」の紺色の看板・・
より・・遮断機の方が目につくでしょうか。


この遮断器・・音も鳴りますので、
左折時、ビックリしないよう・・・


本物の電車が・・・
そのまわりがかなり広い駐車場になっています。


東急東横線で活躍した通称「青ガエル」が、
長野電鉄で「赤ガエル」と名を変えて、このそばで走っていたそうです。


こちらがギャラリーと食堂のある施設建物。


それぞれの看板があります。


入口には、可愛い遮断機も・・・


それぞれの案内があります。


では中へ


入ると正面に、駅看板があり・・
左 ミニ鉄道博物館に行ったところ・・


入館料の割引のお知らせがあり・・


博物館入館整理券のところに、


このような案内がありまして、
「後で食事をするとしても、先に食事の予約とレシートが必要。」
といわれましたので、


もう一度正面のレジにて、
メニューから食事を注文し、
そのレシートを見せて入館券の購入となりました。

食事は ギャラリー入館前でも後でも大丈夫です。
もちろん 食事だけの利用もできます。


食堂への通路も所狭しと模型が陳列してあります。


店内かなり広いです。


2スペースに分かれていて、
畳もあります。


お昼時間になると、サラリーマンの方など、
そばを食べに入ってきました。


窓からは先程の電車が見えます。


そばは挽きたて、打ち立て だそうです。


石臼挽きの十割そばを打つ店主の想いも書いてありました。


こちらがメニュー。
お子様メニューもあります。


厳選された豚肉を植物油100%で揚げたとんかつ、エビフライなど一品料理もあります。
  


そばだけでなくうどん、
そしてお得セットも。


北海道と信州の国内産のそばの実を使用しているそうです。


常にゆで湯も交換するほどのこだわり・・・

それは是非そばを食べたい!
・・ところなのですが、同行した人が蕎麦アレルギーだったため断念。


こちらは大きなどんぶりで運ばれてきた、
ソースかつ丼(1130円)。


ふたを開けるとこんな感じ。


こちらは
ミニヒレカツ丼とかけうどんセット(1090円)
蕎麦アレルギーの方にとっては うどんメニューがあることは、ありがたいですね。


そして平日来店の場合は
一角に コーヒーのセルフサービスがあります。


カップは2種類自由に選んで一服・・・


さらに
トレインギャラリーの上記ホームページを見てきた方には、
ジェラートをサービスしてくれます。


このジェラート・・地元の牛乳を使っての手づくり。
あまく優しいお味です。


さらに次回用にもチケットをサービス・・・


ジェラートだけ注文もできるようです。
お持ち帰りの方には・・


この箱に入れてくれます。


信州野お土産にそばがきも購入できます。


長野電鉄ロゴ入りの七味唐辛子・・はじめて見ました。

では(2)では博物館の中を案内いたします。

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木曽町 観る

山村代官屋敷|約280年木曾谷を守ったお代官様のお屋敷跡|木曽郡木曽町福島

「山の幸」だけでなく豪華な「海の幸」も!

江戸時代・・車も冷蔵庫もなかった時代に、
渓谷にて、これだけのおもてなしをできたとは!その権力の大きさがわかります。

山村家は、木曽谷の徳川直轄地支配を任された木曽代官で、
福島関所の関守を兼ねていました。
山村代官の暮らしたこの御屋敷で、現存しているのは下屋敷の一部と庭園のみですが
山村家の文化資料、著書、調度品などが展示されています。

住所:長野県木曽郡木曽町福島5808-1
電話:0264-22-3003
開館時間:8:00~17:30、8:00~16:30(11月)、8:30~16:30(12~3月)
休館日:木曜日(12~3月)、年末年始
入館料:一大人300円、小・中学生150円、幼児無料、身障者100円(団体割引、他館との割引共通券あり)
交通:JR木曽福島駅から徒歩10分、中央自動車道伊那ICから車で30分、長野自動車道塩尻ICから車で50分
駐車場:5台(無料専用駐車場)、大型可(要予約)

[googlemap lat=”35.851688″ lng=”137.697782″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県木曽郡木曽町福島5808[/googlemap]


お屋敷玄関です。
十数段の階段がありますが、足の悪い方は階段を使わずに(↓)、


隣の小学校との間の、赤く舗装された道を上がってゆくこともできます。
なつかしい赤い丸ポストも木曾町にいくつか残っています。


「山村氏は鎌倉幕府の大学頭大江匡秀衡一族の流れを祖とし、木曽義元の食客となった ことにはじまり、木曽氏の重臣として活躍しました。後に関ヶ原に向う徳川秀忠の先陣を 承って活躍し、勝利を得たことから木曽谷の徳川直轄支配を任される木曽代官となり・・」と看板解説にあります。


玄関階段前が駐車場になっています。


門をくぐると、正面は「あずまや」。

左手に「山村稲荷」が奉られています。
「おまっしゃさま」という木やりを歌う狐が住んでいた、という伝説があります。


高い木々の中を抜けて左手にお屋敷があります。
日差しが強く蒸した町中からくると、明らかに空気が清涼に変わります。


「ゆったり歩こう」木曽町の地図。
関所跡など関連の場所も載っています。


屋敷玄関。
靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。


受付。
木曽町内の施設共通割引券などもありますので、関所資料館など行かれる際はあらかじめ割引券を購入することをお勧めします。


玄関からみた屋敷内。


進路に合わせて進みますと・・
まずは山村氏が儀式のときに使っていた鐙や鞍などが展示されています。


唐金のほかに金銀の象眼が施されています。


鞍も立派です。
馬に乗って、中山道を行き来した代官の姿は、人々にどのように映ったのでしょうか。


代官様の裃(かみしも)。
㊀という印が山村家の家紋だったそうです。


首には金糸での刺繍。


㊀の入った鮫小紋。
細かいすばらしい技術ですね。


甲冑。
当時の人はだいたい150センチくらいだったらしいです。


「甲冑の付け方」説明もありました。
・・重たかったでしょうね・・・「馬」はなおのこと・・・。


漆の食器にもすべて家紋が入っていました。


右の部屋には歴代代官様の「書」や「絵」が展示されています。


山村家と家臣の「印」。


木曾の草花の標本の中には、クロユリやチングルマなどもあります。


硯箱と煙草盆。


木曽五木。
手書きの説明と実物がとてもわかりやすかったです。

当時、檜を許可なく伐採した者は「打ち首」。
木曾の木を守ることがまずは代官の一番の大事な役目だったそうです。


絵と一緒に「貝あわせ」も展示されています。


トランプでいう「神経衰弱」。
女性たちが何時間もかけてやったそうです。


どれも、このように美しい状態で保存されています。


容れ物も豪華です。


9代の良由(よしたか)公は、島崎藤村の小説『夜明け前』にも名君として登場します。


当時すべて手作りで「本」がつくられていました。
内容も言葉も厳選されたでしょうね。


家系図と屋敷図。
この屋敷の隣は現在は「福島小学校」。
当時はすべて山村屋敷の敷地で、いくつもの庭や何十棟もの建物が立ち並んでいたそうです。


では廊下をわたって・・


翠山楼内部。
凛とした空気と同時に、なんだかとても落ち着く感じです。


木曽駒ヶ岳を借景とした庭。
「築山泉水式」というのだそうです。
雲の中からうっすら木曽駒のピークと稜線が見えました。


庭園から見た下屋敷。
山村蘇門の家臣であり学友でもあったという石作駒石の書斎「翠山桜」。


ここでおもてなしした料理がズラリと並べられています。


伊勢海老などの豪華料理に混じって・・


管理人さんのイチオシのアイディアはこの鍋料理。
火鉢、火箸の上に鍋を置いてます。確かに今の旅館などで個々に出てくる鍋料理の原型かも。


収める「石高」で料理の内容も変わるのだそうです。


こちらは食事でなく肴用だそうです。


なんだか、おせち料理みたいですね。


こちらは徳川家専用のもてなし料理だそうです。


盛り付け方もゴージャス。
これは菜の花だそうです。


着物も目を見張ります。


鶴や亀に施された金の刺繍・・。
どんな女性が袖を通したのでしょうね。


徳川家に料理を運ぶ時のお皿は・・


こんな大きな九谷焼。
富山湾で捕れた鯛や鰤を盛りつけました。
朱く塗られたところを持って運んだようですが、ひとりでは運べなかったでしょうね。


こちらは「おまっしゃさま」といって、屋敷が取り壊されるときに発見されたキツネのミイラを
守り神として祀ってあります。
普段は扉が閉まってますが、中にはほんとうに美しい姿のキツネが保存されていました。


当時の消防衣。
夏は麻、冬はウールなど。これにも家紋が入っています。


もちろん指揮する側の衣で火消はもっと動きやすいものだったようですが、
このまま現代のファッションショーに登場できそうな感じです。


その先へ進みます。


十二代目の山村良祺の書斎「看雨山房」。


この時代にしては天井が高いです。
薙刀の高さと関係あるとのことでした。


良祺代官様も、書斎からこの風景を見ていたのでしょうか。
「看雨山房集」をはじめ、4冊の書も残しています。


廊下を抜けると・・


最後の一部屋です。


9代目の山村蘇門も、小さい頃から読書や学問に励むことが何よりの喜びだったという勉強家だったとか。
どの代官も仕事をこなすだけでなく、残した絵や書の立派なことの驚かされます。


山村家所蔵の雛人形。
弘化4年のものは、顔も姿も大陸の雰囲気です。


雛祭りに珍しいお人形。
秀吉がその長子を肩に乗せています。


「書」のことはわかりませんが、ほれぼれする書体です。


今回は、管理人の奥様が屋敷内を案内してくださいました。
素敵な笑顔と、わかりやすい解説で、
贅沢な空間の中、時代を超えて、とても有意義な時間を過ごさせてもらいました。


手に持っておられるのは、楊枝の入った手づくりの記念品。
旅の途中、使わせてもらいました。

このお屋敷、
戦時中は山村家の疎開先として、戦後は日本銀行の保養施設になったりした時期もあったそうです。
庭園では年に数回お茶会も開かれています。

木曽福島で、中山道が賑わっていた時代にゆっくり思いを馳せたいとき、おすすめの場所です。

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観る 軽井沢町 遊ぶ 食べる

エルツおもちゃ博物館|国内唯一木のおもちゃ博物館|軽井沢町長倉

ドイツのエルツ山地生まれの「木工おもちゃ」を展示、この分野の玩具収集の専門博物館としては国内唯一である。
旧東ドイツ エルツ地方の山地に300年以上にわたって受け継がれてきた、木のぬくもりを大切にし製作した「木工おもちゃ」が数多く展示されている。

エルツは鉱山で発展した地であるが産業革命後、鉱山の閉鎖から豊富な木材を使用した日用品を産業から、現在のおもちゃ産業へと発展した。
長野県北佐久郡軽井沢町長倉(風越公園)193-3  Tel:0267-48-3340
入館料 :大人600円、高中:500円、小学生:400円
[googlemap lat=”36.326432″ lng=”138.595913″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県北佐久郡軽井沢町長倉193−3[/googlemap]


博物館は通称オリンピック道りと言われる塩沢通りをタリアセン(塩沢湖)をタリアセンに向かって進んだ小高い丘の上ある。この案内標識が目印である。


博物館の広い庭内には、「おもちゃの展示館」「木のおもちゃのお店」「森の生活館」「カフェ ルーエ」などの施設があり、子供はもちろん大人も充分楽しませてくれる。


博物館は木立の茂る森の中にある。自然と文化の森でドイツエルツ地方の熟練職人の木工芸術を鑑賞することができる。


博物館の周りのガーデン広場には山野草の花が美しく咲いている。四季折々様々な草花が咲き誇る。


秋の紅葉の季節の博物館である。この季節には秋の山野草の花々が姿をみせてくれる。


正面入口である。右側が「森の生活館」、左側が「木のおもちゃのお店」であり、展示館は入館した奥にある。


館外のショーウインドーには北欧諸国を中心とした巨大玩具が展示されている。左から「くるみ割人形」「クリスマスピラミット」サンタクロース」である。


エルツの熟練木工職人によって作られた繊細な木工作品が並ぶ。


おもちゃのお店の店内に展示されている「くるみわり人形」である。この大きな口の中に胡桃を入れて割るのだという。


店内にはドイツから直輸入された「木のおもちゃ」が、ところ狭しと並び販売されている。高級感があり応接間のインテリアグッツとして買い求めるのも良い。


正面入口から、展示室につながる長いスロープ。


スロープの両サイドの山野草を見ながら展示室へと進む、いかにも軽井沢の博物館らしい造りである。


展示室入口である。展示室内の見どころは「天使と鉱夫」「くるみ割人形」「クリスマスピラミット」「マリオネット=操り人形」「手人形」などの伝統工芸品である。


玩具は子供達が成長する過程で創造性を生み出してくれると言う。子供達と入館し、玩具の魅力、玩具の果たす役割について一緒になって体験するとよい。。


木の温もりと優しさ・暖かさを感じる人形。


巨大な「くるみ割人形」「クリスマスピラミッ」「サンタクロース」


鉱夫の人形である。手にはローソクを持ち、鉱内で働く貧しい鉱夫達の光への憧れを表現している。


展示室内である。中に入ると「くるみ割人形」「クリスマスピラミッ」「マリオネット=操り人形」「手人形」などなどの伝統工芸品が見物である。


展示室内は残念ながら撮影禁止である。何時の日か撮影許可を得て皆さんに紹介したい。


店内は天井から床までが一面のガラス窓で造られ、窓の外に見える軽井沢の自然を満喫しながらカフェが楽しめる。


カフェのテラス席である。清々しい外の空気を吸いながら飲むコーヒーの味は格別である。


店頭ではドイツエルツ地方?の民族衣装を着た「おばあさん人形」が迎えてくれる。


このカフェのお勧めメニューは、「懐かしのハヤシライス」「野菜畑カレー」である。いずれも700円と格安である。


全面ガラスの開放感のあるカフェ店内。


木のおもちゃの店内展示品。


ドイツ製食器が展示販売されている。


ドイツ製食器が展示販売されている。

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松本市 観る

四賀化石館|世界最古のシガマッコウクジラの化石|松本市七嵐

数千年前は海だった、松本市四賀地区。クジラの化石やアロデスムス(シナノトド)の化石など、世界的にも珍しい化石を展示しています。特に世界最古と認定されたマッコウクジラの化石は全長約5.5mもあり迫力満点。化石を採取したりクリーニングして学ぶ化石教室も開かれています。夏休みの自由研究にもいいですね。

[googlemap lat=”36.31759757695371″ lng=”137.99821615219116″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]36.317598,137.998216[/googlemap]
四賀化石館
【開館時間】午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
【休館日】毎週月曜日(月曜日が休日の場合は、翌日が休館)
    冬期休館(12月1日から1月31日)
【入館料】大人300円、小・中学生150円(20名以上の団体は大人200円、小・中学生50円)
【お問い合わせ】松本市七嵐85-1
TEL:0263-64-3900 FAX:0263-64-4239

国道143号を四賀地区方面へ。この交差点を右折。
福寿草祭りの会場と同じ方面です。

錦部保育園があるT字路を右折。

右折してすぐに建物が見えてきます。

目印の看板

大きな木の後ろにあるのが化石館の建物

駐車場

アルピコのバスでも来れます。

バス待合所はログハウス風

外には大きな石がゴロゴロしています。
さすが、化石館!!

「友ら励みし にしごりの 学舎のあと」と書かれた石碑

ちなみに、化石館のお隣は保健センター。

入口

開館時間や入館料など。
博物館としては比較的安い方ではないでしょうか。

受付

パンフレットとチケット

~パンフレットより~
四賀は、今から1500万~800万年くらい前(新生代第三期中新世)には、海の底でした。この海に運び込まれた泥、砂や小石が長い年月かかって岩石となり、内村層、別所層、青木層などの地層をつくりました。
内村層の堆積したころは、海底の火山活動がはげしい時代でした。この火山活動によってできた岩石は、全般に緑っぽい岩石となっているため一括して緑色凝灰岩(グリーンタフ)と呼ばれています。稲倉峠~戸谷峰~三才山峠から小県郡・上田市方面に分布しています。
別所層は石灰から黒色の泥岩を主とする地層です。一部には砂岩の薄い地層をはさむこともあります。泥岩の中からは、たくさんの化石が産出します。クジラの背骨や肋骨、魚類(骨やうろこ)、二枚貝などのほか、植物の葉の化石も産出します。化石館に展示してあるシガマッコウクジラも別所層から産出しました。別所層は保福寺川より北で、四賀の南半部から小県郡・上田市方面にかけて分布しています。
青木層は砂質泥岩の多い地層です。この地層の最下部には厚い砂岩層か礫岩層があり、別所層と区別されます。穴沢口にある豆岩(まめいわ)は、これにあたります。化石も多くシナノトド(アロデスムス)、二枚貝や巻貝などを産出します。青木層は、四賀の北半部から東筑摩群北部にかけて分布しています。

記念スタンプ

アロデスムスとマッコウクジラの2種類のスタンプでした。

トイレは電気代節約のため消灯中でした。

マンモスの牙が何気なく展示されています。
ワイルドだぜぇ~。

検索コーナー
パソコンではなく、本で調べるシステム。

新聞の切り抜き

四賀化石館といえば、「マッコウクジラ」
全身化石が展示されています。
それを発見した時の当時の様子・・・

化石館の裏から約1キロメートル下流の保福寺川で魚釣りをしていた時に足元の岩の中に歯を発見し、一年間にわたりコツコツと自分で掘っていた、第一発見者の小学五年生山田智久君

発見された化石が大水で流されないようにジャカゴで護岩をし、又雨の日でも暑い日でも発掘作業ができりょうに天幕を張りました

重機で周囲を掘り削岩機で岩を砕く作業は大変でした

ロマンを秘めた全長7メートルの岩石を三ヶ月がかりで掘り出すことができましたが、何の化石が入っているのかはっきりしませんでした

悪戦苦闘の発掘が無事終了し状況説明をする信州大学田中邦雄教授。その後、10人で約9ヶ月の化石クリーニングにより、世界では2例目の「マッコウクジラ」の化石であることがわかりました

1階にはマッコウクジラをはじめ、いろいろな化石が展示されています。
顕微鏡で覗いて見る化石なんかもあります。

2階へ。

階段も化石館ならではの工夫。

いろいろな世界の大理石が敷いてある豪華な階段です。

途中から世界の花崗岩に。

2階の廊下には、岩石や貝殻などが展示されています。

木下藤吉郎氏の剥製コレクションルーム
まるで動物園のようです。

学習室

学習室の後ろは全部水道

研磨する機械

販売コーナー
化石館にしかないマニアックなお土産が面白いです。

化石採集布袋

シガマッコウクジラのストラップ

サメの歯の化石

産地は四賀ではありませんが、8000年前の化石が300円で買えます。

アンケート

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松本市 観る

たてもの野外博物館 松本市歴史の里(7)|江戸時代後期に建てられた下級武士の住宅・木下尚江生家|松本市島立

明治2年、松本藩士の子として、この家に生まれました。

木下尚江は、新聞記者、弁護士、小説家として活動しながら
普通選挙の実現などの社会改革を目指して活躍した社会運動家です。
生家の雰囲気から、一人の歴史人物の生い立ちを垣間見ることができます。

住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分
[googlemap lat=”36.231582″ lng=”137.93374″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市島立2196−1[/googlemap]


たてもの野外博物館の、入口を入ってすぐ右側の建物です。


右下の木の看板、
「木下尚江生家」赤い矢印が見えるでしょうか。


入口です。


広い土間が見えます。
玄関に写真が飾ってあります。


この方が木下尚江。
昭和11年、晩年の撮影です。


玄関すぐ右は「とりつぎ」になっており、障子が全開なので、縁側まで見渡せます。


生家案内のアップ。


玄関から見えるので気になってました。
土間にこんなものも置いてあります。
味噌作りに使っていたようです。


彼の著書から抜粋された文章もあります。
当時の生活ぶりが、温度をともない、伝わってくる感じです。


土間にはいろいろ資料が展示してあります。
「木下尚江さんはこんな人」


「木下尚江の生涯」
イラスト入りでわかりやすいです。


著書「神 自由 人間」からの抜粋。


「木下尚江を巡る人々」
「同志」「敵対」など色分けされていてわかりやすいです。
彼が影響を受けた、政治家の田中正造とは、その死期にも立ち会い、看護を行いました。


「尚江再評価」
~「松本の恥」から「民主主義の先達」へ、とあります。
松本・城山公園にある、機関車の形をした顕影碑の写真が印象的でした。


そして土間突き当り。
勝手口はかんぬきになっていました。


そして右手が室内への入口になっています。
実際はこの部屋は台所だったところ。
右に竃が見えます。


竃(かまど)


ここにも、著書からの抜粋があります。
幼年時代、母親がこの前で、石を切って火を取る音や、焚き付けの白い炎が立ち上る姿の記憶が記されています。


当時は、煙が立ち上っていったのでしょうか。


ここで、「松本市歴史の里」ロゴ入りのスリッパにお履き替えます。


「居間」では解説映像も見れます(15分)。


「居間」「取次の間」、奥は、


「寝室」「客間」と広々しています。


資料も、この落ち着いた雰囲気の中で、閲覧できます。


お茶をたてて、もてなしたのでしょうか。


縁側から、館内の和風裁判所が、見えます。


・・・何か干してあります。


どんぐり。
煮出して染料にしたようです。
ここにも幼少期の思い出が著書から抜粋されています。


外から見た「縁側」。


来館者用の書き込みノート、
イラスト付きで、「うちの父に似てる」。
ほのぼのしたメッセージに、思わず、クスッ・・・似てる!

木下尚江を知らない人でも、この家の中で、その生い立ちや思想、
そして、当時の時代背景や、生活の様子が、わかりやすく展示されています。
なぜか、心地よい、しばらく離れがたいような空間でした。

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松本市 観る

たてもの野外博物館 松本市歴史の里(6)|江戸時代後期の旧奈川村の旅人宿・工女宿宝来屋|松本市島立

松本市重要文化財です。

明治から大正にかけて、飛騨地方から諏訪・岡谷の製糸工場へ向かう工女たちが大勢宿泊したそうです。
見た目よりもずいぶん広い宿の中。
道具類もそのまま保存されており、当時の山里の暮らしが窺えます。

住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分
[googlemap lat=”36.231582″ lng=”137.93374″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市島立2196−1[/googlemap]


電球の下の空間が入口になります。
左側の側面は・・


こんな感じ。
すべて雨戸が閉まるよう設計されているようです。


さらに裏から見るとこんな感じで、屋根の上には石が置かれています。
「石置き板葺き屋根」というそうです。
縁側のところでは、「建築ワークショップ」が行われていました(要・予約)。


では、中へ入っていきましょう。


案内板に平面図もあります。
写真・真ん中の女性は、工女に慕われていた宿のおばあちゃんのようです。


入口に入る前に「厠」はありました。つまり、外です。
手洗い場も残っています。


こちらは、外でなく、入口・雨戸の中にある「馬屋」。
かなり広いスペースです。


模型もあります。


玄関。広い!
出入り部分は、かなりすり減っていて、本当にたくさんの人が、ここを利用したことを肌で感じます。


玄関周りには、つい最近まで使われていたような道具がずらり・・・。


この広い土間は、玄関や台所や道具置き場・・いろいろ兼ねていたのでしょう。


野麦峠の冬は大変だったことでしょう。
実際はもっとたくさんここにかかっていたのでしょうか・・・。


かんじき、ゲタ版・・ってことは足袋・・・。


すべて手作りの時代。
濡れたものをここで乾かしていたのでしょうか。


道具箱の置かれているここは「寝べや」。


こちらは「味噌べや」


「小部屋」にはたくさんの道具類。
臼があります。蕎麦を挽いたのでしょうか。


「いどこ」と言うそうです、この空間。
囲炉裏が二つきってあります。
工女たちで賑やかだったのでしょうか。


鉄瓶もずいぶん大きいです。


囲炉裏の上は・・・


ずいぶんいぶされていますね。
歴史を感じます。


高い天井の壁には・・


「神棚」
下の物入れには手紙や書類を入れた、とあります。


「いどこ」の引き戸、次の間?押し入れ?
と思いきや、開けると階段!
2階へ続いています。


狭く、かなり急な階段の上には、こんな広い空間が。


「寝べや」の札。
そう、寝室、というよりまさに寝べや、という言葉がぴったり。


大勢の工女がここで疲れを癒したのでしょう。
薄暗い中、障子明りが何とも風情がありました。


この障子、外から見ると、この2階部分になります。


また1階に下りてきました。
「本座敷」「座敷」とメインの部屋が2部屋。
そして、「中の間」「板の間」とあります。


一角で、糸紡ぎ体験できます。
なぜか、座布団とセットで「おかみさん用てぬぐい」が置いてあります。


当時の暮らしの再現映像もあります。(33分)


ケースの中には貴重な資料も。


珍しい道具類も。


旅館ならではの品もあるのでしょう。
どれも、いぶされ、使いこまれ、あじがあります。


外に「野麦峠工女碑」がありました。
少女たちの姿が何ともいたたまれません。
この宿も「工女哀史」の一つなのですね。

では次はシリーズ最後の「木村尚江生家」へ行ってみましょう。

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松本市 観る

たてもの野外博物館 松本市歴史の里(5)|昔ながらの糸ひき実演も行われている旧昭和興業製糸場|松本市島立

今にも動き出しそう・・・。

館内はどこもきれいに手入れされていますが、動態保存を目的に移築された、ここはまた格別。

大正14年から平成7年まで操業していた、繭から生糸をひく製糸工場を、
設備・機械類も含め、下諏訪町から移築したそうです。
昔ながらの技術で生糸をひく実演も、定期的に行われています。

住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分
[googlemap lat=”36.231582″ lng=”137.93374″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市島立2196−1[/googlemap]


右手は(4)の「展示・休憩棟」。
真ん中煙突の建物が「ボイラー室」。
そして左が製糸場です。


近づいてみましょう。
この赤い屋根は、遠くからも見えました。


入口です。


入口案内板。
輸出用(ストッキング)でなく、国内(着物地)用の「太糸」を生産していた、
当時の典型的な小工場だそうです。


「煮繭」(しゃけん)と読みます。
糸のほぐれをよくする作業です。


ここで行われました。


この器具が使われていたようです。


これで蒸したのでしょうか・・。


使いこまれた札や、時計もそのままで、
明日から、またみんな出勤してくるかのような雰囲気・・。


糸の数などの札なのでしょうか。
チョーク後もそのまま。


奥の物置に道具たちが整然と並んでいました。


トイレ。
使用されていませんが、当時のまま。このつくり、なつかしい・・・。


右奥は「選繭(せんげん)」という作業に使われたかご。
良い繭だけで糸ひきできるように、虫の害を受けた繭などを左の木の箱に分けてあります。


向かいのスペースにはいろんな道具が山積されてます。
どれもあじがあります。


桶も台車も重たそう…だけど…かっこいい。


「玉繭繰糸」
玉繭とは蚕が2頭で一つの繭をつくった際の「規格外の繭」のことだそうです。


「玉繭だけだと糸がうまくつながらないから、普通の糸も混ぜてひく」
のだそうです。


「繰糸」とは、繭から糸をひきだしその何本かをあわせて1本の生糸にすること。


ここが実際の作業場。


一人一人の椅子に座布団が置かれてます、
が、長時間は大変そうですね。


近づいてみます。
右上にかけられている札は、時計の下にあった札のようです。


磨きこまれている作業場と道具類。


鍋のお湯は90度もあるのだそう。
小さな器に水をため、時々指先を冷やしながら糸をひいていたそうです。


頭上には糸枠がたくさん・・・・


片隅にも所狭しと・・・


どの道具も見とれるくらいきれいだなあ・・・と感じつつ・・・、
糸ひきは、とても根気のいる、大変な作業の様にも思えました。


その奥の部屋は・・


右は次の工程の作業場、


左は応接コーナー。


今にもお客さんでも入ってきそうな玄関。


レコードは来客用?休憩用?


掃除道具の塵取りなどは、当時のまま、今も使用されている感じでした。


棚には、招き猫と観音様が隣り合わせに!


「束装(そくそう)」とは、生糸をまとめ、決められた重さの「括」にすること。
しめくくりの大事な仕事だそうです。


この道具が・・・、


その「括造器」。


そして「検査」。
決められた糸の太さになっているか、毎日成績が発表されたそうです。


この道具、


「セリプレーン検査器」というそうです。
生糸の品質を検査しました。


ショーケスに生糸や製品などが飾られています。


養蚕から、製糸、布になるまでの過程は、本当に複雑で、
多くの専門家の手が必要でした。
今の「使い捨て」の時代には見えないことがたくさん詰まっている気がします。


窓の向こうは晴れていれば北アルプスも望めることでしょう。


糸ひき体験もできます。

年に何度か行われている糸ひき体験の講座、
当時の器具をそのまま使って、という体験は他ではなかなかできないことでしょう。
一度是非参加したいものです。

さて次は製糸工女たちが大勢宿泊していたという「工女宿宝来屋」(松本市重要文化財)へ続きます。

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松本市 観る

たてもの野外博物館 松本市歴史の里(4)|映画「あゝ野麦峠」のダイジェスト版もみれる展示・休憩棟|松本市島立

当時の映画看板も展示してあります。

展示棟には、川島芳子記念室、やシベリア抑留展示コーナー、山本茂実展示コーナーがあります。
また体験コーナーではこの日「子ども裂き織り体験」が行われていました。
歴史の里では、そのほか「高機で草木織体験」や「糸染体験」などの体験講座が定期的に開催されています。

住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分
[googlemap lat=”36.231582″ lng=”137.93374″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市島立2196−1[/googlemap]


「展示・休憩棟」入口です。


入るとすぐ左は「休憩室」とプレートがついています。


ドアを開けると、左スペースは「山本茂実コーナー」。


「あゝ野麦峠」の著者です。
松本市出身です。


野麦峠の作品にちなんで、当時の工女たちの写真・・


そして、作品にちなんだ資料が展示されています。


この作品は「記録文学」と言われています。
ある製糸工場の「工女哀史」です。


ボタンを押せば、
テレビで、映画のダイジェスト版(13分)、もしくは
「ある糸ひき工女の思い出」(音声のみ 5分)を体験できます。


専用ブース。


ポスターが気分を盛り立ててくれます。


簡単なパーテーションを挟んで隣は、台所なども備えた体験コーナー。


この日は「子ども裂き織り体験」。
ここで、靴を脱いで・・・親子で楽しそうに作業していました。


展示棟左奥は「川島芳子記念室」。


案内が出ています。
清朝の皇族として生まれながら、辛亥革命をへて、松本出身の大陸浪人・川島浪速の養女となり日本で育ちました。
松本高等女学校まで馬で通った話は有名だそうです。


こじんまりとした、でもなんとなくあたたかみのあるスペースでした。


この時代だからこその力強いメッセージが伝わってきます。


直筆のものや所縁のものなど展示されています。


彼女について研究されている本や、記事・・・


お墓参り用の地図もありました。


当時の新聞記事などもあります。


略年譜を見ていると、どんだけ壮絶な人生だったことか・・想像すら尽きません。


高校時代の美しい少女姿。


同一人物とは思えません。
スパイ時代の男装姿。


さて、こちらは展示棟右奥、一角につくられた「シベリア抑留展示コーナー」
たくさんの人が命を落とした、シベリアの寒さ、労働の過酷さが伝わってきます。


絵画や展示品の数々。


当時の衣服や飯盒などの生活品も展示されています。


火打ち石まで必需品だったとは・・・。


展示コーナー奥がトイレです。


展示棟を出ると、右手の建物には、長い煙突が・・・


ここはボイラー室でした。
その隣に続くたてもの「旧昭和興業製糸場」にて、繭をゆでて糸をつくるときに使われていたようです。

ではその製糸場へ進んでいきましょう。

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松本市

たてもの野外博物館 松本市歴史の里(3)|旧松本少年刑務所・平成2年まで使用された独居舎棟|松本市島立

松本の歴史と文化を伝える・市民がつくった博物館 たてもの野外博物館 松本市歴史の里
その3です。
その1はこちらから、その2はこちらから

こちらがその部屋。

昭和28年、創建当時の板張りの部屋です。
昭和50年代に改善された畳敷きの部屋もあります。

住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分
[googlemap lat=”36.231582″ lng=”137.93374″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市島立2196−1[/googlemap]


裁判所から、渡り廊下でつながっています。
右手の白い建物です。


外観。
越後屋根です。中の熱気が抜けやすいのだそうです。


入口看板。
建築当初の状況をできるだけ再現しているそうです。


広い廊下。
何とも言えない緊張感が、まだ漂っている感じです。


部屋に番号が打ってあります。
これだけでは部屋の様感じがしませんが、


布団が入ると、ちょっと生活感が。
以外に窓が大きいです。
のぞき穴の深さから、このドアの厚みが伝わるでしょうか。


松本少年刑務所が舞台のテレビドラマ「塀の中の中学校」も部屋に展示してありました。
渡辺謙さん、オダギリジョーさんが熱演しています。
本は、売店に売っています。


こちらが50年代に改善された畳の部屋。
右奥。扉下がトイレです。


木ですが、重々しい扉。


外から鍵がかかります。


ここから、やり取りをしていたのでしょうか。
先程ののぞき穴部分の外側です。


こちらは天井。
内部から見た越後屋根部分です。


外に出ると、何気ない風景も解放感で満たされます。
晴れていれば、北アルプスが一望できます。


一角に、博物館の記念碑がありました。
取り壊しが決定していた建物を、こうして博物館として残すまでの市民運動にするには、
みえない甚大な努力があったのでしょう。


木の案内板に従い、次は展示棟へ行ってみたいと思います。
川島芳子記念室・シベリア抑留展示コーナー・山本茂美展示コーナーがあります。

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松本市 観る

たてもの野外博物館 松本市歴史の里(2)|明治憲法下の和風裁判所 「県宝」旧長野地方裁判所松本支部庁舎|松本市島立

松本の歴史と文化を伝える・市民がつくった博物館 たてもの野外博物館 松本市歴史の里
その2です。
その1はこちらから、

廊下、ピカピカです。

明治41年に松本城・二の丸御殿後に建てられました。
内部・外部ともに、完全な形で国内に唯一残る建物で、長野県宝に指定されています。
和風建築の見事さもさることながら、どこもピカピカに手入れされ、磨かれてるところにも感動しました。

住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分
[googlemap lat=”36.231582″ lng=”137.93374″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市島立2196−1[/googlemap]

外観です。


玄関口。
厳粛な気分になる佇まいです。


天井部分。
鳥の巣除けでしょうか、金網などでなく、木の刺部分を使って、建物と調和するよう心配られているよう感じます。


案内版も出ています。
深志神社や松本銀行などの工事を行った技師が工事を請け負った、とあります。
写真は当時の判事と検事。


法服が飾ってあります・・。


・・と思いきや、これを着て「昔の判事さんに変身して」裁判所を探検できるようです。
子供用もあり、どこでも記念撮影OK!


こちらが正面玄関。


解説。


右手の受付室、玄関からは、確かに格式の高さ、敷居の高さを印象づけています。


順路に沿って、まずは書記室へ。


記録ビデオが自動放映されていました。
折りたたみ椅子も、時代を感じます。


土足が申し訳ないくらいピカピカ。


訟廷。


先程の法服を着たマネキンも立っています。


判事室へ。


シンプルながら立派な机と椅子。


長野県下で当時使われていた法律図書。


当時の写真と図面。


判事室のピカピカの床は・・・


仕上げに、柔らかくて足触いのいい、リノウムが仕上げに使われました。
天然素材でこんなにできるのですね。きもちいいです、この部屋の床。


角材を格子のように組み立てる「格天井」というのだそうです。


電気のカサもレトロですが、天井も部屋によって違います。


「裁判所におかれた検事局」とは・・という解説です。


でもこの検事局の中は、今・・・


捕物(とりもの)者道具の展示コーナーになっています。


「捕物三道具」とあります。


徳川幕府刑事図譜本編の複製だそうです。


鉄扇十手・・・重そう…痛そう・・・


捕縄・・・あの楔部分は・・・?!


呼子笛。


角手。


「取り調べ」


「処罰」


「取り調べ」「処罰」に使用された道具。


十手にもいろいろあります。


鉄製のものまで・・・。

このコーナーは、江戸時代を中心に司法の一部について絵と実物によって、取締りの過酷さ、厳しさを明らかにしようと設置されたそうです。


さて、お隣の部屋は、空気も変わって、
歴史の里で行われてきた「建築ワークショップ」のこれまでの軌跡を展示してあります。


1回目は土間の叩きつけ体験だったようです。
この道具を使ったのでしょうね。


2回目は石置き板葺き屋根の葺き替え体験。
土壁も作ったようです。


小舞かき、貫伏せ、と工程を進め・・


上から右のように土を塗った様子が・・順番に並べられていてわかりやすいです。


この日は外で5回目が行われていました。
(要・予約)


「仕口・継ぎ手」
初心者から、体験者まで、みなさん真剣そのもの。


奈川村の職人さんの指導のもと、みなさんそれぞれ完成させておられました。


では、裁判所から、次は旧松本刑務所独居舎房へ続きます。

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松本市 観る

たてもの野外博物館 松本市歴史の里(1)|松本の歴史と文化を伝える・市民がつくった博物館|松本市島立

松本の歴史と文化を伝える・市民がつくった博物館 たてもの野外博物館 松本市歴史の里。
ワークショップも開催されています。

内容は、「染め織関係」が主ですが、この日は「建築」ワークショップが行われていました。

たてもの野外博物館には、6,400平方メートルもの敷地に、江戸後期から昭和にかけて建てられた、
5棟の歴史的建造物が移築・保存されています。

住所:長野県松本市大字島立2196-1
電話:0263-47-4515
開館時間:午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)・年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人(高校生以上)400 円 小人(中学生以下)無料
交通: アルピコ交通大庭駅→徒歩15分
長野道松本ICから国道158号経由1km3分
[googlemap lat=”36.231582″ lng=”137.93374″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県松本市島立2196−1[/googlemap]

158号線、上高地方面からですと、「町区東」信号過ぎると上記の看板が出ています。


次の信号「小柴」を左折です。白い看板が左手に出ています。
信号向こうに、高速道高架が見えます。
松本方面からは、この高速をくぐって最初の信号「小柴」を右折になります。


細い路地を行きますと、2本目左折するところにまた看板が出ています。


遠くから見た博物館。
田んぼの向こう、赤い屋根が製糸工場。
右側が和風裁判所、真ん中の白い建物は、旧松本少年刑務所独居舎房。


道路側には、浮世絵博物館も看板の通りありましたが、ロープで閉鎖されていました。


駐車場、かなり広いスペースがあります。


ではここから玄関口です。
左が先程見えた和風裁判所。


入口の看板アップです。


入場口、ちょっと狭くなり、雰囲気が出てきました。


入場口から。
突き当りに案内図が見えます。


信州の近代をテーマに貴重な建物が集まっています。
かなり広いので、案内板を見ながら、館内の大まかな説明を・・


まずは、入場口横の家は、武家住宅「木下尚江(なおえ)生家」。
作家・社会運動家であった木下尚江(1869~1937)の生家で、関連資料や「火の柱」他の著書を展示してあります。


この案内板の右横の建物は「管理・トイレ棟」でした。
ミュージアムショップもあるので、後でくわしくご案内します。


施設内の真ん中あたりにある「川浦(かわうら)宿・宝来(ほうらい)屋」
昭和58年に川浦から移築されました。
工女が大勢泊まったという宿、とても風情があります。
 


外から見えた、「県宝旧長野地方裁判所松本支部庁舎」と「松本少年刑務所」。

明治41年(1908)に建てられた裁判所は、明治期を代表する現存の近代和風建築として価値が高く、
また、旧憲法下の法廷は全国で当施設のみが唯一現存しているもので、県宝に指定されています。


「座繰(ざぐり)製糸工場」 
動態保存を目的に、設備・機械類も含めて下諏訪町から移築しました。
昔ながらの技術で生糸をひく実演を、定期的に行っています。

座繰りとは、数個の繭から糸を集めて一本の生糸にして糸枠に巻き取る手回しの器具のことだそうです。


右奥の「展示・休憩棟」には、
川島芳子記念室、やシベリア抑留展示コーナー、山本茂美展示コーナーもあります。


では案内図右横の「管理・トイレ棟」へ。


入口には竹馬が・・・
この敷地内なら安心して練習できるかも。


入口。


博物館の入場券もこの券売機で買います。


奥に無料のコインロッカーがあります。
多目的トイレには、幼児向け小型洋式便器も設置してあります。


売店入口の昔のおもちゃ。


売店。
こじんまりして見えますが、おもしろいものがいろいろあります。


歴史の里オリジナル商品で、「松本希望の家」の草木染グッズ。
天然の優しい色合いです。


天然繭や髪飾りと一緒に並んでいる書籍は「塀の中の中学校」
松本少年刑務所が舞台の2010年のドラマ。
オダギリジョーや渡辺謙、大滝秀治がアツイ演技をしていました。


製糸場で繭から糸をひき、加工した絹糸も売られています。
太さが3種類ありました。


藍の種も売られています。
やはり、染色をするなら、種から・・・?!


壁にもいろいろズラリ!


昔のおもちゃ。


絹の5本指ソックス、日本製はなかなか探すのは大変ですが、博物館にあるとは。
ほかにもタオルなど。


こちらも、歴史の里オリジナル商品。
木下尚江の「書」をモチーフに染めた作品です。


歴史の里のガイドブックなど。


奈川高原の日本蜂蜜や、絹飴!
信州のお土産も、ここで済ませられそう・・・。


繭を使った人形作り・・・


可愛い見本がたくさん置いてありました。


この日の建築ワークショップは「仕口・継ぎ手」。
奈川の職人さんから、釘を使わない組み方を皆さん一生懸命教わっています。

案内図で見た「たてもの」の内部へ、次回は入っていきたいと思います。

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観る 須坂市

世界の民族人形博物館|豪華!高さ6メートル、三十段飾り・千体の雛祭り|須坂市野辺

平成13年から”須坂の町のひな祭り”として、市民から寄贈された雛人形およそ6000体が展示されています。

江戸時代~平成までの様々な年代の雛人形を楽しむことができます。

世界の民俗人形博物館は、多くの優れたデザイナーを発掘し育てられてきたことで知られる、
須坂市出身の小池千枝氏(文化服装学院名誉学院長)より寄贈された、世界100数ヵ国の民俗人形およそ3,000体あまりを所蔵、公開しています。

住所:長野県須坂市野辺1367-1須坂アートパーク内
電話:026-245-2340
開館時間:1月下旬~4月中旬(お問い合わせください)
9時~17時(1~2月は9時半~16時半)
入館料:大人500円 小中学性300円(版画美術館と共通)
アクセス:須坂長野東ICより国道403号・県道58号・北信濃くだもの街道経由8分
長野電鉄須坂駅よりタクシー7分

[googlemap lat=”36.636963″ lng=”138.319579″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県須坂市野辺1367−1[/googlemap]

入口です。
自動ドアが開くとすぐのところで発券しています。


入口では「ハート」の中に入って記念撮影ができます。


雪のときは特に注意!


入って正面のお雛様飾り。


風格がある感じです。


入ってすぐ右奥にトイレがあります。


右奥の壁のお雛様。


着物も、表情も気品がある感じです。
そんなお家からやってきたお雛様なのでしょうね。


1階奥に、メインの30段飾りがありますが、まずは周りから見てゆきましょう。
左の廊下から、30段の裏を通り、右の廊下を周って階段で降りてくる、というように一巡できるようになっています。


左廊下、壁にはズラリ・・・


入口付近のお雛様の提供者の家名が書いてあります。
昭和40年代のものと平成の物のようです。


入口ですでにこんなにたくさん・・・・・


お雛様もいろいろ・・


しぐさも・・


顔や表情も、それぞれちがいますね。


廊下左手は常設の世界の人形。
こちらは撮影禁止ですが、素朴でかわいいものがいっぱいです。


その奥にもまたひな壇が・・・


そして突き当りが展示室になっています。


ここには江戸後期から昭和初期までのものが展示してあります。


こちらは「古今雛」


こちらは「享保雛」


展示室を出ると、ゆったりとしたスロープになって展望室へと続きます。


スロープのところにも展示品がたくさんです。
こちらは「押し雛」。


横から見るとこのようにペッタンコです。


いろんな形のお雛様があります。


展示の仕方、見せ方で、雰囲気もまたかわりますね。


思わずこちらも微笑んでしまう、子供雛。


スロープから人が見下ろしているのは・・・


30段雛・・
後で正面からゆっくり眺めることとして・・・


アートパークオリジナルの「雛人形みくじ」なんていうのもあります。


柱の向こうは展望室。


「恋のお願い♡折り紙お雛さま」なんてのもあります。
願を書いて、折るようですね、折り方も丁寧に説明してあります。


たくさんの願いが・・・
飾られています。


顔は人形の「いのち」ですよね。


展望室というだけあって、円形になった窓側にテーブルがあります。


喫茶「雪洞」のお品書き。


ま、本日は雪景色ですが。


晴れていれば飯綱山、黒姫山、妙高山・・・戸隠山も見えるようです。


では階段を下りて30段雛段へ。


先程の、スロープから眺めている人が右に見えます。


豪華絢爛!


真ん中が平成の雛であとは昭和40年代のもののようです。


どこから見ていいやら・・
圧巻です。


隅にゆったりしたソファーが置いてありました。
これならゆっくり見れますね。


売店もあります。

雛人形を、あまり家庭で飾らなくなった現代・・
こういう所へ来て、目の保養だけ、子供の成長をともに願うのもよいかもしれません。
雛祭りが終わると「菖蒲の節句」展が行われます(4月下旬~6月中旬、お問い合わせください)。

カテゴリー
大町市 遊ぶ

大町エネルギー博物館【2】|源泉かけ流しの足湯がある博物館|大町市平

『大町エネルギー博物館【1】|各種エネルギー関係の模型や資料』の続きです。

大町エネルギー博物館は火力、水力、原子力などの実物や模型を展示しているエネルギーに関する博物館。
科学について遊んだり体験しながら学ぶことができる施設です。
以前はソーラー足湯でしたが、老朽化により稼働停止。現在は天然温泉100%のかけ流しの足湯として復活しています。
土日祝日はプラネタリウムの投影もあります。

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【入館料】大人400円 中学生300円 小学生200円
      プラネタリウムはプラス200円
      足湯のみの利用は200円
【開館時間】9時~17時
【休館日】水、木曜日
【住所】大町市平2112-38
【TEL/FAX】 0261-22-7770
【HP】http://omachiemuse.web.fc2.com/

手回し発電

原子力・水力・火力の3つのハンドルがあり、それを回すと上の絵に埋め込まれた電球が光ります。

原子力の写真が「福島第一原子力発電所」

こんなにきれいな建屋だったのに・・・切ないですね。

日本の電力会社と電源構成

日本の電力事業は、発電、送電、拝殿を一貫して行っている10の電力会社、北から北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力から構成されています。主にこれらの電力会社が、地域ごとに私達の家族や会社などに安定した電源供給を行っています。

日本の発電は、かつては水力発電が中心でしたが、豊富で安い石油の出現などによって、昭和30年代後半から火力発電が中心となりました。火力発電の燃料は、石油、石炭、LNGなどがつかわれていますが、最も多き時で全発電量の6割以上を石油が占めていました。しかし、オイルショック以降は高価で供給の不安定な石油に代わって、原子力、石炭、LNGなどを使った電源の開発が進みました。
さらに、クリーンな自然エネルギーを利用した太陽光発電、風力発電、燃料電池などの実用化に向けて研究開発がすすめられ、バランスの良い電源構成が図られています。

電源別発電能力 (クリックで拡大)

工作コーナー

土日祝日などに科学体験教室が開かれたりします。

積み木遊び

手作り?結構細かい積み木です。

キューブパズル

いろいろなパズルがあるので、長いこと楽しめます。

難しそうな機械もたくさん展示されています。

国産アルミニウム電解漕

大町はアルミニウム発生の地だったんですね~。

化石エネルギー

化石燃料は主に石油、石炭、LNG、オイルシェル、、オイルサンドです。
火力発電の原料は石油、石炭、天然ガスを中心に使っています。

醤油、お酢、サラダ油、ソース・・・ 調味料っぽく見えますが、化石燃料の実物です。

石炭の可採年数231年(1993年現在)
石油の可採年数43年(1998年現在)

資料がかなり古いのがキズ・・・。
そろそろ更新されても??

集光式太陽光発電装置

上部のフレネルレンズで太陽の光を中心部のシリコン誘導体に集め発電します。太陽の移動につれて方向を変えていく仕組み。

回転体の慣性、円運動と遠心力

説明を読んでもチンプンカンプンですが、ボタンを押して動くと・・・「おおっ!」となります。

海洋エネルギー関係

タリウス型風車、プロペラ型風車、サポ二ウス型風車・・・風車だけでもいろいろな形があります。

プロペラ型の風力発電機

ボタンを押すとプロペラが回ります。

屋内展示のため、風の代わりに電気でプロペラを回しています。

フレネル型太陽炉

フレネルとは「平ら」という意味。パラボラの様なお椀型と異なり、平らな板の上に小さな鏡を少しづつ傾きを変えて円形に並べると、太陽の光を一点に集めることができます。直径90cmですが熱が逃げないように処理した二重のガラスびんに水を入れ熱すると、5分程で沸騰するようになります。

水力発電関係の展示物

パラボラアンテナを利用した音声伝送

ひそひそ声でアンテナに向かって話すと・・・

対面のもう一方のパラボラ前でよく聞こえます。

山頂や電話局の屋上に見かけるパラボラアンテナは、マイクロウェーブの伝送路として、電波のハイウェーです。
一つの電波で何千通話もの電話の声やテレビの映像を運んでいます。

このパラボラアンテナは長野~横手山間でテレビジョンの中継回線として実際に活躍したアンテナ。
波長が数センチメートルのマイクロ波では指向性の鋭いパラボラアンテナとホーンリフレクタアンテナが広く使用されています。
パラボラアンテナは電波を反射する一種の凹面鏡で、反射面の形状は回転放物面であり、その焦点で電波の発射又は受信をします。

エネルギーには関係ありませんが、泉小太郎のジオラマも展示

泉小太郎伝説

大昔、このあたりは水を漫々と湛えた大きな湖でした。
村人たちは山と湖に挟まれ僅かな土地に貧しく暮らしていました。
湖にすむ犀竜を母とする小太郎は、人々のために湖の水を海へ流し平らな土地を得たいと考え母竜の背に水を堰き止めている大岩に体当たりして行きました。
小太郎の母子の命がけの働きによって湖の水は怒涛となって日本海へと流れ下りその跡には広大な平野が広がりました。
傷ついた母子は仏崎観音寺に入ってこの土地の人々を見守っていると伝えられています。

裏口

屋外展示物や足湯は裏口から行けます。

足湯

源泉は「高瀬の湯」、  単純硫黄温泉です。

老朽化により稼働停止となったソーラー足湯に変わり、天然温泉100%かけ流しの足湯として復活。

200円で足湯のみの利用もできます。 タオルがない場合は受付にて100円で販売。

かなり熱めのお湯。 
ぬるぬるした感じで、お肌がしっとり。

横には小さな水車。 お湯を冷ましているのでしょうか??

自然いっぱいの場所に、疲れた頭が癒されます。

屋外展示物もいろいろ。

噴水用太陽電池

外にある噴水はこの太陽電池で稼働しています。
天気によっては噴水の高さが違うとか・・・。

太陽光による噴水の仕組み

良く見ると、博物館自体も屋根に太陽光パネルが設置されていますね。

水車発電機

赤いスイッチを押すと、バルブが開き、上部水槽からの放水で水車が勢いよく回転します。
この回転がベルトで発電機に伝えられ、発電(ランプが点灯)します。
普段は足湯からオーバーフローしたお湯で水車をまわしています。

回転変流機

回転変流機の説明 (クリックで拡大)

横軸水車発電機

横軸水車発電機の説明 (クリックで拡大)

実際に使われていた機械やパーツなど本格的な難しいものから、パズルなど子供達にも親しみやすい展示もあり、ここで遊べば科学に興味を持つようになるかも??
足湯や屋外遊具があるのも魅力です。

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大町市 遊ぶ

大町エネルギー博物館【1】|各種エネルギー関係の模型や資料|大町市平

火力、水力、原子力などの実物や模型を展示しているエネルギーに関する博物館。
科学について遊んだり体験しながら学ぶことができる施設です。
以前はソーラー足湯でしたが、老朽化により稼働停止。現在は天然温泉100%のかけ流しの足湯として復活しています。
土日祝日はプラネタリウムの投影もあります。

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【入館料】大人400円 中学生300円 小学生200円
      プラネタリウムはプラス200円
      足湯のみの利用は200円
【開館時間】9時~17時
【休館日】水、木曜日
【住所】大町市平2112-38
【TEL/FAX】 0261-22-7770
【HP】http://omachiemuse.web.fc2.com/

駐車場

駐車場の片隅に薪ガスの車庫

「もくちゃん」というニックネームで親しまれている薪バス。
イベントの時などに運行しているようです。

昭和25年に製作されたガス発生炉を使い、ボンネットタイプのバスとして復元。
(クリックで拡大)

車庫の横にはコンクリートバケット

コンクリートバケットの説明

黒部ダムを造る時に実際に使われたものだそうです。

博物館にはにつかわしくない石仏が所々にあります。

大町ダムの建設で水没した、葛温泉に至る古径一帯に造立されていた石仏を、ここに移したということです。

木々に囲まれた自然豊かな場所にある博物館。
屋外にも展示物や遊具がいっぱいです。

水車・発電機

1921年(対象10年)製造。
水車はスイスのエッシャ・ウィス社製、発電機はアメリカのウェスティング・ハウス社製。
二連水車の内一台は高瀬川テプコ館前に展示。(現在は高瀬川テプコ館は閉館しております。)

ターザン

ハンモック

この他にもブランコやツリーハウスなど手作り遊具で遊べるようになっています。

近未来的な入口です。

入館料とプラネタリウムの投影案内

大町市内在住の65歳以上、小中学生は無料!!

アーチ型のトンネルをくぐっていきます。
壁には所狭しと作品やポスターなどの展示。

受付

入館記念券

館内マップ(クリックで拡大)

ミュージアムショップ

各種木製パズル、科学的玩具、木製品などがそろっています。

薪バス「もくちゃん」はトミカやチョロQになっていません。
自家製作です。お土産におすすめ。

薪バスの紹介ビデオを見ることができます。

コインロッカー

手荷物を置いて思いっきり遊べ(学べ)ます。

ビー玉ころがし

ボールコースター

ピタゴラ的装置みたいで、きまると気持いいです。

何気に座ったイス・・・よく見ると値札が。

現品限りの特価8000円!!

ソーラーカート(動きません)

単結晶シリコン太陽電池99枚使用
総出力(晴天時)100w
最高速度約10km/h

電磁力関係の展示

石けん膜の数学

糸を結んだいろいろな形の枠を石鹸水につけて、どんな膜ができるか見ることができます。

スイッチを押すとリニアモーターカーが走ります。

誘導型リニアモーターカーの原理

リニアモーターは、三相交流誘導モーターを軸方向に切ってまっすぐ伸ばしたような構造で、車体にとりつけられた推進番と地上のコイルとで一体の電動機をかたち作っています。
三相の交流はレールをはさんで並べられたコイルに3分の1づつ位相のずれた電流を流しこむので、各電磁石は吸引と反発をくりかえし、車体を前へ進ませます。

2階はプラネタリウム

土日祝日のみ投影しています。

プラネタリウムのスロープの下は休憩室になっています。

小型の自動販売機もあります。

フジテレビドラマ「黒部の太陽」で撮影に使われたミニチュアセット

2009年3月21日(土)22日(日) 放送。主演は香取慎吾・小林薫。

このセットはトンネル上部が破砕帯の圧力によって押し寄せる「盤ぶくれ」や、破砕帯の水が押し流されるシーンなどに使われました。大きさは約1/3で、鉄骨が曲がったりするシーンを撮るために、ミニチュアセットの鉄骨部分はウレタン製です。
中央の足場のような機械は、当時最先端の掘削機「ジャンボ―」です。この製作だけでも約1ヶ月かかったそうです。
このセットでの撮影のほか栃木県では作業所とトンネルの外観(1・スケール)を撮影し、原寸でのトンネル内部撮影は日活撮影所で行われました。
約1/3スケールのセットは、扇沢駅にも展示しています。

香取慎吾さんが撮影時に着用していた衣装

こっちもかな?とりあえず触っておきましょう。

黒四建設の歴史

科学クイズ

クイズに正解していくと、下の画面の絵が完成します。
間違えるとブザーが鳴ります。

いろいろな計測用具

続きは大町エネルギー博物館【2】へ・・・

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池田町 観る

てるてる坊主の館 浅原六朗文学記念館|てるてる坊主の作詞者の記念館|池田町池田

童謡「てるてる坊主」の作詞者、浅原六朗(池田町出身)の記念館。
からかさを模った建物内には、浅原六朗の蔵書、青春日記、交友があった作家たちの書簡及び写真、人間俳句集、自筆の書、色紙、愛用の筆記用具などの資料が展示されているほか、毎年クラフトパークで行われるてるてる坊主アート展で出展されたてるてる坊主が飾られています。
てるてる坊主のBGMを流してくれたり、係の方が詳しく案内してくれたり・・・丁寧なおもてなしなのに入館料は無料です!!

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てるてる坊主の館 浅原六朗文学記念館
【開館時間】午前9時30分~午後5時
【休館日】毎週月曜、国民の祝日、年末年始
【入館料】無料
【お問い合わせ】
Tel:0261-62-5659
Fax:0261-62-6616
池田町池田3203-5(役場敷地内)

てるてる坊主の館は池田町役場の隣にあります。
ここは役場庁舎のある敷地の入口にあるロータリー。

非核平和宣言記念碑よりも目についてしまうのが・・・

てるてる坊主!!

町のあちこちで見ることができます。

駐車場は役場の駐車場へ。

教育会館や役場など町の施設が集まる敷地内の一画にあります。

池田町教育会館

池田町公民館

今年で30回目「てるてる坊主童謡まつり」が6月25日(土)午前9時から池田町公民館で開催されます。
午前中は童謡の披露、午後は素敵な銅版に変身した「てるてる坊主の館」を記念してコンサートを開催します。入場は無料。
(お問い合わせ:池田町図書館0261-62-5659)

池田町役場

池田町立図書館

てるてる坊主の館

「てるてる坊主」<「浅原六朗」

親しみやすい「てるてる坊主の館」という呼び方より、正式名称の「浅原六朗文学記念館」が強調された館名板です。

てるてる坊主が刻まれたキュートな雫形のモニュメント

老朽化で雨漏りしていた屋根、今年葺き替えをしてきれいになりました。

入口前にあるこのスペース、「あじさい広場」といいます。
6月、梅雨の時期にとことんこだわった施設という感じ。

あじさい広場でひとり読書する少女

職員は常駐していません。
「ピンポーン」と押すと、隣の図書館から職員の方が来てくれ、開館してくれます。

これだけの施設なのに入館料は無料。さすが池田町!!

入って正面のところにプロフィールがありました。

浅原六朗は明治二十八年(一八九五年)池田町にうまれました。幼少期を親類の家に預けられました。このことが後にふるさとを強く求めることにつながりました。
晩年、何度か当町を訪れ町民との交流が深まり昭和三十八年「てるてる坊主」の童謡碑が建立されました。作家としても感覚的思考の小説を多数発表し晩年は句作に励みました。

その隣には自筆のてるてる坊主の歌詞

パンフレットと一緒にもらう楽譜の裏にも印刷されています。

受付で署名をします。
その間に職員の方が館内の照明をつけたり、てるてる坊主のBGMを流してくれます。
ちょっと特別な気分♪

パンフレットと楽譜

子供にはてるてる坊主のステッカーをプレゼント。

制作は松本大学の山根ゼミ、デザインは田中裕理さん。

パンフレットにも載っていますが、浅原六朗の年譜です。

1階はこんな感じ。
職員の方が案内してくれます。

父の慈朗さん、母のたきさん、幼少期の六朗さん。

明治28年2月22日池田町一丁目の酒造業飯田屋の四男として生まれました。

童謡「てるてる坊主」を作詞した頃の写真。
24歳頃でしょうか。

作曲者の中川晋平さん。

自筆原稿の複写は手にとって見ることができます。

池田小学校の校歌の作詞も浅原六朗!!

浅原六朗てるてるマップ

てるてる坊主・浅原六朗にまつわる所をまとめたマップです。
城山公園にも歌碑がありましたね。

実際に読むことはできませんが、浅原六朗の著書が揃っています。

浅原文庫

屋根はから傘を模ったもの。

1番の歌詞後半 ♪はれたら金の鈴あげよ♪ という歌詞の通り、
天井には鈴がぶら下がっています。

階段は「てるてる坊主アート展」のギャラリー、
前回の作品約600体が飾られています。

ちなみに、手前の一番目立つところにあるのが受賞作品。
第5回は8月25日(木)~8月28日(日)に開催されます。作品募集中だそうです。
(お問い合わせ:池田町観光協会0261-62-9197)

2階はこんな感じ。

奥にオルガンがあります。楽譜はもちろん「てるてる坊主」

こちらの部屋は池田町の文学碑の紹介

町の文学碑について

池田町の各処に、著名人をはじめとする多くの人の、文学碑が数多く建てられています。その数は70余になります。近在の町村に比較して、その数が多いのにここを訪ねてきた人が驚くことがあります。
北アルプスの山麓にあって、今では田園の中の小さな田舎町にすぎませんが、遠い昔から著名な文人墨客の往来が多かったようです。江戸の中期には庶民のための学問所が開かれる等、文化的にはほかに見られない高い風土を持っていました。これらの歴史や町に残された文化遺産を、ここに育った物として誇りに思うと同時に、いつまでも大切にしていきたいと思っています。

壁には文学碑の写真と場所などの説明が掲示してあります。

てるてる坊主ノート

池田町やてるてる坊主の館の感想などはこちらへどうぞ。

館内には近隣の小学生たちが作った作品なども展示されています。

町民に親しまれる、あたたかい雰囲気の記念館だなぁと思いました。

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松本市 観る

山と自然博物館|遊びながら松本の自然と人との関わりを学ぶ|松本市蟻ヶ崎

アルプス公園内にある博物館で、砂防事務所の災害情報の無線中継所にもなっています。
展望台と砂防学習館は無料で見学できるので、公園で遊んだついでに寄って行ってみては?天気の良い日は北アルプスと松本平がよく見えます。
1階と2階にある展示室は有料ですが、「デーラボッチ」をイメージしたキャラクターの像で遊べたり、松本の四季や自然と人とのかかわりを遊びながら楽しく学べます。

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松本市山と自然博物館
【開館時間】9時から17時まで(入館は16時30分まで)
【入館料】  大人個人  300円
        大人団体  200円(20名以上)
        中学生以下 無料
       ※砂防施設及び5階展望室は無料
【休館日】毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
       12月29日から1月3日  
【住所】長野県松本市蟻ヶ崎2455-1
【 TEL・FAX】0263-38-0012

5階展望台と砂防学習館は無料です。
ペットの入場は不可。

「いらっしゃい」と言わんばかりの銅像がお出迎えしてくれてます。

風除室にはコインロッカーと鉢植え、チェーンソーカービング、AED・・・いろいろ。

受付

無料の展望台や砂防学習館だけの利用の場合でもひと声かけて入りましょう。

おしりかじり虫もアルプス公園に来たんですね。
最近見かけなくなったけど。。。

入館料を払うとパンフレットがもらえます。

松本平と北アルプスの空撮? 
1階ホールの真ん中に丸く描かれています。

ペレットストーブ

ペレットストーブは、木質ペレットを家庭で手軽に利用でき、火力も強く、暖炉の暖かさと見た目のむくもりがあります。
木質ペレットとは、木片の粉砕物を直径6~8mm程度の円筒状に成形固化した燃料で、ここで使用しているものは、松食い虫枯損木や間伐材を原料としています。
この燃料は林業の活性化と二酸化炭素の削減などの環境対策として森林資源を有効に活用するために作られています。木材が原料であるため、ペレット燃焼によって発生する炭酸ガスは、樹木の生長にあわせて吸収されるため、化石燃料に比べ環境にやさしい燃料といわれています。

ペレットストーブの奥には太陽の光がふりそそぐデッキになっています。

トイレ

動かないアルプちゃん

アルプちゃんは、2007年5月1日に市制施行100周年を迎えた、松本市の市制施行100周年記念事業の際に選出されたマスコットキャラクター。

「アルプちゃん心得」
1. 北アルプスの妖精であることから、男でも女でもない。
2. アルプスができたころからいる(という設定である)ので、年齢はアルプちゃんも分からない。
3. 妖精であるため、アルプちゃんには人間は入っていない。
4. 好きな食べ物は松本の名産品。特に梓川りんご、山辺のぶどう、そばが好き。好き嫌いはない(野菜もすき)。
5. 飲み物はりんごジュース、アルプスの天然水が好き。
6. アルプちゃんの声は心の耳で聞く。目を閉じて、よーく耳を澄ませる。
7. 北アルプスの山に住んでいる。
8. アルプスから飛んでくることもある。従ってどこに現れるか分からない。
9. 乗り物はベロタクシーやタウンスニーカーが好き。
10. 自然が好きで、好きな花はレンゲツツジ(松本市の市花)、好きな木はアカマツ(松本市の市木)である。
11. 基本的には松本名物が好き。

~ウィキペディアより~

フロアマップ

6、7階は砂防事務所の防災アンテナになっています。

松本砂防事務所の砂防学習館

砂防の歴史や土石流など、水害についての映像ライブラリーが見れます。
砂防事務所管轄の監視カメラからのライブ映像も常に流れています。

松本市の防災マップ

山に囲まれた場所だからこそ、一番心配なのは土石流などの土砂災害。
自宅が危険区域にあるかどうかチェックしておくといいですね。

いざという時のための災害への備えを詳しく解説

非常時持出セットなど実物も展示されています。

「火災避難用小型ガスマスク」なんていうのもあります。

使用時間15分、有効期限5年間・・・一般家庭で備えるのは難しそうです。

1階展示室入口

ここから先は有料です。

1階の展示は親子連れ対象。
遊びながら学べるように工夫されています。

「デーラボッチ」をイメージしたキャラクターがお座りしています。

室山アグリパークのとはまた違う感じのキャラクターです。
アルプス公園の家族広場(あしの窪)にも、デーラボッチの足跡といわれる小さな池があります。

松本年中行事双六

松本の1年間をボッチ君と巡って、松本の生き物や年中行事などが勉強できるという双六。
スズメバチに刺されて1回休みとか・・・なかなかおもしろくできています。

コマはこちらの机の上

遊び方の説明はお盆みたいなのに書いてあります。

ボッチ君チャレンジにきたら、きっかけBOXからカードをとります。
わからない時は展示室内を見ればわかるようになっています。

展示室の周囲は「春の水辺」「夏の山岳」「秋の山」「冬の里」の4つのエリアにわかれており、松本の四季の身近な自然や人のかかわりを学ぶことができます。
各所にスタンプがあり、春夏秋冬合わせると一つの絵になるようになっています。

松本周辺で見られる動植物がいろいろ展示されています。
こちらはツキノワグマやイノシシ、テンなど。

山岳に生きづく自然

水辺に生きづく自然

山に生きづく自然

山仕事を支えた昔の道具、ショイコとジョロタ。
生き物だけでなく、松本の文化も一緒に学べるような工夫がされています。

2階ロビー

図書コーナーがあります。

2階展示室入口

2階は昆虫標本や登山道具などが展示されています。

アルピニストたちが愛用した登山道具

ヨーロッパ・アルプス三大北壁の冬季単独登頂を世界で最初に達成させた長谷川恒男さんと、女性で世界初のエベレスト登頂を果たした田部井淳子さんの愛用品です。

山道具が語る登山史
明治から昭和までの登山道具の進化がよくわかります。

左のは原始人っぽいし、その隣はねずみ小僧みたいですね。

登山靴もこれだけ機能アップ。

テント

日本においてテントは独自の構造のものが考案され発展しました。
そのひとつ、吊り下げ式ドームテントは昭和46年にカラコルム・テントという名前で発売されました。
展示品は昭和55年日本山岳会チョモランマ登山隊が使用した吊り下げ式ドームテントです。

5階の展望台へ向かいます。 (エレベーターでも登れます)

5階展望台

展望台から公園方向を眺めたところ

窓には方角と山の名前ガイド付きです。

双眼鏡

もう少し晴れていればきれいな景色なはず。

雪形のガイド
こちらは雪形の中でも定番の「常念坊」

GW明け~6月くらいに見ることができます。

掲示板には、アルプス公園で見れる草花や虫の紹介されています。

展望台からの眺望写真は受付にて300円で販売しているとのこと。

屋根には太陽光パネルがついてます。
山と自然の博物館というだけあってエコ意識が高いのがうかがえます。

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大町市 観る 食べる

西丸震哉記念館【2】|ギャラリー展示品とカフェ|大町市平

西山震哉氏は「食生態学」を確立し、大学講師を務めるほか、環境問題や現代人の生き方をテーマにした執筆・講演活動、作曲、SF小説、油彩など行っています。
その活躍の軌跡を伝えるコレクションや、関連資料が展示されているだけでなく、西丸氏とコラボする美術作品が展示されています。

パプアニューギニアの部族に関するコレクションや、珍しい蝶の標本、探検登山時代の写真やスケッチ、絵画なども展示されています。
館内で本場インドカレーやバッハ・ブレンドコーヒーなどを味わうこともできます。

[googlemap lat=”36.550753″ lng=”137.842052″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県大町市平10901[/googlemap]
住所:長野県大町市平10901(JR大糸線・稲尾駅より徒歩5分)
電話:0261-22-1436
入館料無料
開館時間 :10時~16時30分
休館日:火曜日~木曜日(12月~3月は冬期休館) ※休館中も事前予約で見学可


階段を上がると入口です。


閉めて見上げると、こんな飾りが。


靴を脱いでスリッパに履き替えます。


手作りの靴箱。


手作りのテーブル。
椅子の背あても、手作りでこれがなかなか心地がいいんです。


窓が大きくて外の景色が心地いいです。


館内です。左手にはカウンター席もあります。


右手に先程の長いテーブル席です。
奥に地下へ続く階段があります。


そして左手に階段があり二階の展示室へ続いています。


上り口には寄金箱があります。


階段の上り口から上を見るとこんな感じ。
透明ケースの極楽鳥は下から見るとまるで飛んでいるよう。


上りきったところに展示品の説明がラミネートされて置いてあります。
これを見ながら廻って帰りにまたここへ戻します。


二階館内全景です。


マサイ族の人形。


木彫りの矢


極楽鳥の羽。
ゴージャスで美しいです。


どんなところを飛び回っていたんでしょうねえ・・
奥は貝で編まれた飾り。


柄付き骨製手槍
あえて撮影してませんが、食人族の人骨もあります。
ギョッとしますが民族の生活観に触れると理解できる気もします。


窓から木崎湖が見えます。


窓の下にも所狭しと展示品がかざってあります。


蝶の標本の数々です。


世界各地から集められました。


日本とマレーシアの蝶。


ペルーの蝶もいます。


インカの白い染料の布です。


角っこにも珊瑚など飾ってあります。


二階に上がるとき見えた極楽鳥は上から見るとこんな風です。


階段にも西丸氏直筆のイラストがたくさん飾ってあります。


1階に西丸震哉氏の肖像画があります。
母方の祖父の弟が島崎藤村。兄に西丸四方と島崎敏樹(共に精神科医)がいます。
肖像画でなく、時々西丸氏ご本人がおられることもあります。


西丸氏の作曲集も販売してます。


直筆の楽譜。


これは直筆・ヨガのポーズ。


宝貝の腕輪の下にはずっしりとした図鑑。


こちらは西丸文庫。


絶版になりネットで高値で売買されている西丸氏の著作がたくさんあります。(ここで読むことができます)


ここから地下へ降りる扉です。


階段室になっていて、本人の描いた油絵、彼が訪ねた日本百山の写真、地図があります。


地下はこんな感じです。


探検時、実際に使われていたのでしょう。


地下にも出土品の展示品がありますが、奥のドアは・・


「お手洗い」

一階に戻りましょう。

白馬自然科学研究所の研究資料も展示してあります。
大町の噴泉です。


そしてレイクサイドカフェのメニューです。


カレーセット。香辛料がきいています。
辛めで美味しいです。


セットには東京で有名な喫茶店「バッハ」の豆を使った珈琲。
そして手作りチーズケーキです。

自然豊かな木崎湖畔、博物と美術の混在する不思議な空間で、縄文の感覚に触れるのはきっと心に残る体験になることでしょう。

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西丸震哉記念館【1】|原始感覚がよみがえる木崎湖畔のギャラリー|大町市平

関東大震災の直後に生まれたので「震哉(ふるえるかな)」と命名されたという、西山震哉氏の大叔父は島崎藤村。

初代農林水産省食料研究所官能検査研究室長をつとめ、国内・国外に探検旅行をして、食糧危機や文明破局論を唱え続けた異色官僚として有名でした。日本の探検登山の草分け的存在でもあります。
自主退官後は「食生態学」を確立し、大学講師を務めるほか、環境問題や現代人の生き方をテーマにした執筆活動を行ってますが、作曲、SF小説、油彩も手がけておられます。
当館では、多彩な才能を持つ西丸氏の活躍の軌跡を伝えるコレクションや、関連資料が展示されています。
(1)では館内の外に発掘されている展示を(2)ではかんないの展示品等をご案内いたしましょう。

[googlemap lat=”36.550753″ lng=”137.842052″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県大町市平10901[/googlemap]
住所:長野県大町市平10901(JR大糸線・稲尾駅より徒歩5分)
電話:0261-22-1436
入館料:無料
開館時間 :10時~16時30分
休館日:火曜日~木曜日(12月~3月は冬期休館) ※休館中も事前予約で見学可


車の場合は、国道148号線木崎湖トンネルへ抜けずに、木崎湖畔へ下ります。
遠くに残雪の鹿島槍北峰がちらりと見えます。


木崎湖は大町市北部の仁科三湖のうちのひとつで、最も南側に位置する湖です。
釣り人も多く訪れ、この日もボートがたくさん出ていました。


正面の高架はJR大糸線。
その手前の左側の建物です。


手作りの木の壁、看板。
こちらが正面外観です。(駐車場はこの建物の右側になります)


レイクサイトギャラリーとカフェ、と英語で書かれてます。


もう一つの表札は「白馬自然科学研究所」
1962年に自然科学、哲学の普及を目指して現・館長のお父様が設立しました。
西丸氏が所長として参与したことが縁で、研究所の事業として2008年に記念館が開館しました。


右手駐車場のところに現・館長さんがおられました。
記念館に出土した縄文遺跡を発掘・展示中です。
奥の竪穴式縄文射遺構は息子さんの作品です。


館長さんは気象学の専門家ですが、博学であるだけでなく、とても親切な方です。


発掘調査は、大町市教育委員会の指導の下に、近所の方など子供連れで手伝いに来て、行われたそうです。
4000年前の縄文土器片や打製石器を掘り出していくのはさぞやワクワクしたでしょうね・・・。


出土品はこのように常設展示されています。


発掘された全体はこんな感じ。
ここで縄文の人々が生活していました。
左手の大きなガラスケースの場所は、厨房だったそうです。


縄文の人たちの厨房・・ここでなにをつくっていたのでしょう。


ケースの中の石。どんな実を砕いたりしたのでしょうか。


発掘された4000年前の厨房の向こうは、現代人の畑です。


そして館内入口までの小径は小さな植物園のようです。
まだ春の始まりでふきのとうが目立つくらいでしたが、大切にされた、たくさんの草花が所狭しと植えられています。


息子さんの作品、竪穴式住居型空間「墓家」。
この制作中に縄文の遺構が発見されました。


中はこんな感じ。
常設展示作品と、なんと宿泊アート体験もできます。


中にある石の一つは、確かに先の方に、人の持ち型が残っています。
道具としての使い道を館長さんがイメージさせてくれました。


新芽たちを踏まないよう気を付けながら、記念館入口へ。
木の階段で2階へ上がります。


入口横のベランダから先程の竪穴「墓家」そして木崎湖も見えます。


入口です。

さて館内に入る前に、今回は特別に館長さんがアトリエを見せてくださいましたのでご案内します。

淺井祐介さんの作品です。
土、白ペンキ、膠、土器片、木の実などで描かれています。
各先住民族共通の原始感覚が呼びさまされる感じです。


障子を開けると、和の感覚と下り合わさった不思議な空間になっていました。


ここで目が覚めたら異空間の森の中に迷い込んだ気がするでしょうね。
淺井さんの作品「泥絵・山と人」は修復が終わり次第、常設展示として会館入口下に展示予定です。(外からも見えます)
定期的に、西丸氏の収集品とコラボする形で美術品の展示などが行われています。

館内に入る前にも、木崎湖をバックに縄文感覚を体験できます。
(2)では館内をご案内します。

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大町山岳博物館(4)|付属園の動物たち|大町市

付属園では、北アルプスや大町周辺の動植物を、飼育・栽培し、繁殖や調査研究を行っているほか、けがや病気で保護された野生動物を保護しています。

屋外にある付属園は、博物館の休館日でも入ることができます。
一匹一匹に名前が付けられ、特徴も書かれていて、飼育員の方たちの愛情がしみじみ伝わってくる園内です。

住所:長野県大町市大町神栄町8056−1
電話:0261-22-0211
開館時間午前9時~午後5時
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始 7・8月は無休
※月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
入館料:大人400円、高校生300円、小・中学生200円
[googlemap lat=”36.50480691666524″ lng=”137.87086486816406″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県大町市[/googlemap]


博物館(右手)の玄関から30メートル坂をのぼったところにあります。


木の看板には、ライチョウとカモシカも彫ってあります。


玄関です。


付属園にいる動物一覧です。


案内板です。


入口すぐにはホンドギツネ。


華麗なジャンプができるよう、中に工夫して板が配置されています。


マガモはこの日気温が高かったためか、濡れタオルの上でじっと休んでました。


左手、木の幹あたりに見えるのはキジです。
オスメスおります。


飼育員の方の小屋です。


小さなスペースですが、このあたりの希少植物も栽培されています。


フクジュソウが咲いていました。


白いザゼンソウに何か付いてます。
ガーゼに包まれた温度計のようです。
ザゼンソウは熱を出す植物で、寒い日でも中は20度あるのだとか。
熱を計っているのでしょうか。


「プライドが高く気の強い」ハクビシンのマメちゃん、とあります。
そして確かに「時には甘えたい」のか、寄ってきて子犬のよう・・
こんなハクビシンみたことありません。


隣は「食いしん坊」の雄雌のハクビシンです。


ホンドタヌキ・・愛らしいです。


カモシカコーナーはいくつかあります。
上の方にれんげがいました。


岩と同化してますが、アップで見るとこんな感じ。


隣のカモシカさんは小屋の中に・・いたのに・・


目が合ったら下りてきて、目の前で角スリスリ・・
これ何かの合図?
ま、ただの習慣でしょう・・


フクロウのまなざしは何とも言えません・・


昼間だってちゃんと目は見えます、とあります。


ニホンキジのつがいがいました。


なんとなく絵になります。


動物案内とベンチです。


園内地図もあります。


飼料小屋はなんだか風情があります。
奥に小さな神社があります。


その奥は行き止まりになっています。
以前はこの先も行けたのですが、季節的な事情かもしれません。


トビです。


6羽があわただしく飛びます。
日常で、トビを見上げることはあっても、低空飛行のトビを見下ろすことができるのはなかなかありません。


チョウゲンボウ・・どこでしょうか・・


奥に貼りついてじっとこちらを窺っています。


オオコノハズクもいました。


檻のたもとにはフキノトウが・・


ここにも二ホンカモシカが。
さっちゃんは「気が向けば、近くまで寄ってきます」とあります。


気が向いたようです。


上から見たらこんなさっちゃん。


とてもきれいな瞳と、見とれるような角と、輝く毛並です。


こちらは山岳博物館の3階展望室の一角にあるコーナー。


この草食は誰のごはんでしょう?


木のページを開くと答えが・・
二ホンカモシカでした。


トウモロコシ中心に食べるのは・・


甘い果物は・・


出た、ハクビシン。
うちの周りでは畑のトマトなど召しあがっていらっしゃいますが・・


う、ヒヨコもそのまま・・


食べているところの写真も、肉食だとリアルですね。


付属園の趣旨が出口近くにありました。

檻の中にいるのだけれど、動物たちが皆、飼育員さんから愛おしまれているのが伝わってきます。こうなるまでには愛情だけでなく、多大な努力や知恵が重ねられているのでしょうね。

種の保存を目的に、付属園で繁殖したニホンカモシカは国内各地の動物園に貸し出しているそうです。

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大町山岳博物館(3)|「岳」ロケ地として|大町市

大町市は「山岳文化都市宣言の町」。山岳博物館はその中心施設として山の資料を収集・保管し、調査・研究を続けています。
また普及啓蒙活動も行っています。

2011年5月公開の映画「岳」は、山岳救助を題材とした漫画作品です。
北アルプスが舞台となっていますが、大町でも何か所かでロケが行われ、山岳博物館は「北部警察署」として撮影されました。
公開に合わせて博物館内で企画された特別展(2011.8.8まで)を記録としてお伝えいたします。

住所:長野県大町市大町神栄町8056−1
電話:0261-22-0211
開館:午前9時~午後5時
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始 7・8月は無休
※月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
入館料:大人400円、高校生300円、小・中学生200円
[googlemap lat=”36.50480691666524″ lng=”137.87086486816406″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県大町市[/googlemap]


こちらが本当の外観です。


映画は、 山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を救う主人公と、その仲間たちが繰り広げるドラマを描いた映画です。


ストーリーと解説です。
大町市では立山連峰だけでなく、大町北小学校、そしてこの博物館で行われました。


こちらが漫画のポスター。
一階の売店では、多くの書籍の中に、「岳」の漫画も売っていました。


ロケを撮影した写真のパネルです。


「長野県北部警察署」とあります。
実際に使われたものです。


セットが再現されています。


無線機もあります。


山のルートが実際に書かれていました。


実際の山岳地図も貼られています。


手前は衣装でつくられたようですが、奥の壁にかかっているのは実際に北アルプスの山岳救助隊のものです。
山小屋ではよく小屋番の人が着ています。


撮影の現場はこんな感じ。


3月に行われたロケでは、残雪の残る警察署を撮影するために、この雪を扇沢から運んだそうです。


パトカーが入るとホントに警察署みたいです。
博物館には見えません。


扇沢の雪がこんなにも・・。
看板も警察署になっています。


撮影のために文字が反転しているのは不思議な感じです。


大町北小学校での撮影風景。


こちらは6月なので、残雪のアルプスもバックにしっかり入っています。


主人公が遭難者に手を差し伸べている場面でしょうか。


お隣の山岳総合センターの案内です。
活動内容があります。


映画は遭難救助が題材ですが、安全登山を心がけることが一番です。


これは実際の登山者カード。
「山に入るときは届けましょう。」とよびけけています。


山岳博物館の応援ポスター、学芸員のひともエキストラで出演しているようです。
もちろん作業着でなく、警官の制服で・・!?

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大町山岳博物館(2)|北アルプスの登山の歴史と自然の展示|大町市

館内では、北アルプスの自然と登山の歴史に関する資料を数多く展示しています。
また、3階からは雄大な北アルプスと大町市街を一望できます。

1階はホール・特別展示室・主に登山の歴史を紹介する展示室、喫茶と売店「こまくさ」があります。
2階は北アルプスの生い立ち・生態系の展示室。
3階は展望室になっています。

住所:長野県大町市大町神栄町8056−1
電話:0261-22-0211
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始 7・8月は無休
※月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
入館料:大人400円、高校生300円、小・中学生200円
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入口入ってすぐ右が受け付けです。


シンボルのカモシカがこんなところにも・・
ここで入館料を支払うと、パンフレットと山岳展望図がもらえます。


3階までの館内案内図もあります。


受け付けすぐ横にトイレもあります。
手前にペンギンが・・


ペンギンの募金箱、おおきい・・


入口にはスタンプコーナーもあります。


併設の付属園の案内です。


売店と喫茶「こまくさ」
手作り感いっぱいの、展望のいい和めるスペースです。
え?こんなものも・・と売店だけでも楽しめますが、それはまたの機会に。


こちらが常設コーナーです。
北アルプスの登山の歴史について山麓の民具や登山の道具・装備を中心に時代を追って紹介しています。


展示品がたくさんあります。


昭和20年代の山小屋が再現されています。


山道具もどんどん進化しているのがよくわかります。
・・というか、昔の人はすごい・・と思い知らされます。


エベレスト周辺地形の模型、ヒマラヤやヨーロッパアルプスなど日本人の海外登山も紹介されてます。


「遭難史」からも目をそらすことはできません。
井上靖の小説「氷壁」のモデルとなった、切れたナイロンザイルも展示してあります。


階段下には石彫のライチョウさんが・・


手作りアンケート箱。
いたるところに学芸員さんの、生き物や、博物館への「愛情」が窺えます。


2階への階段も山が・・山が・・。


上がってすぐのところに「北アルプスのかたち」が展示されてます。


各山ごとの岩石です。
年代によって色分けされています。


ここから2階常設展入口です。


最初に目があってしまいました。
ここで展示してある剥製はすべて、野山や路上で事故や病気で死んでしまった動物たちを、資料として活用するため、許可を得て甦らせたものです。


北アルプスは動植物の自然の宝庫です。


フォッサマグナの解説です。


リアルです。
デカいです。


「湿地」で生活する植物についての説明。


代表的なものの写真。


「湿地」で生活する昆虫の標本。


「湿地」の動植物を再現。


「湿地」から、隣は「湖」の生活再現。


その隣は「渓谷」と生態系の変化がとてもわかりやすいです。


奥はゆったりとしたソファーもあるライブラリーになっています。


「高山」の生態系です。


天然記念物「ライチョウ」の食べ物がわかりやすく展示されています。
子供目線に置かれていて、わかりやすく、たのしいです。


食べ物があれば、当然、糞についても。


剥製のライチョウ親子ですが、殻を破りたての雛まで!います。


オスとメスの違いも分かります。


ライチョウは冬は雪と同じ白の冬毛になります。
飛ばしてる・・


こちらも天然記念物二ホンカモシカです。
ホントよくこうして角をスリスリしてます。
ホント作ってる人の愛情感じます。


「高山」から「亜高山」の生態です。
標高が下がってきます。


厳しい高山と違って、生き物の種類もぐっと増えます。


ツキノワグマから向こうが「里山」です。


なじみの動植物もあります。


このあたりではよく見る動植物たちです。


3階へはシンプルな階段です。


が、上がるとそこは大パノラマ。


100円の望遠鏡もあります。
残雪と岩肌がおりなす雪形についても詳しい案内があります。


ジオラマもあります。


現在地です。


併設の付属園もよく見えます。
紹介コーナーもあります。


木彫りのオブジェが館内には多数ありました。
奥にエレベーターがあり下に降りれます。


1階まで下りてきました。
山岳博物館の歴代ポスターも展示されてます。
カッコイイです。


フリーペーパーのコーナーもあります。
野鳥の会や博物館関連です。


出口ではカモシカ親子が見送ってくれます。

博物館では、常設展示の他に、企画展・特別展の開催や自然観察会、山博おもしろミニゼミなどのイベントが年間を通して行われています。
ときおり、学芸員の方の解説付きの展示会などもありますが、素朴な手作り感と愛情にいつも好感を持てます。

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ロケ地 大町市 観る

大町山岳博物館(1)|「岳」ロケ地・雄大な北アルプスと大町市街を望む|大町市

昭和26年に誕生した日本初の山岳博物館です。

大町市民からは「山博」と呼ばれ親しまれています。
北アルプスを中心とする登山の歴史や自然についての展示のほかに、「生きた学習・研究の場」として動植物を飼育・栽培する付属園を併設しています。
2011.5月公開の映画「岳」では、大町山岳博物館が、「北アルプス警察署」という設定で登場します。
まさにこの写真の外観です。

住所:長野県大町市大町神栄町8056−1
電話:0261-22-0211
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始 7・8月は無休
※月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館
入館料:大人400円、高校生300円、小・中学生200円
[googlemap lat=”36.50529″ lng=”137.87061″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]長野県大町市大町神栄町8056−1[/googlemap]
長野道豊科ICから約40分。
上信越道長野ICから約45分(どちらも「オリンピック道路」経由)。
信濃大町駅より徒歩25分またはタクシー5分です。


306号線にある「神栄町」信号。
正面のこんもりした山に向かい、この信号を渡り、大糸線の踏切を超え、さらに直進します。


住宅地の中に入り「この道で大丈夫かな?」と思い始める頃、
「大町山岳博物館」と、紅葉が美しい「霊松寺」の看板が見えてきます。


看板の手前で、通ってきた坂道を振り返るとこんな感じです。


カーブを何度か曲がると、右手に展望台が見えてきます。


下り車線には車を横着けできるスペースがあります。
木のベンチが見えます。


座ってみると北アルプスと大町市街がよく見えます。
真ん中の大きな茶色の建物が大町市の合同庁舎です。


木彫りの地図があります。


この部分をアップで見てみると・・


ダムもはっきり見えますね。


山の名前も・・


形通りなのでわかりやすいです。


最後のカーブを過ぎると右手に博物館が見えてきました。


正面のこんもりした山、鷹狩山までの案内板もあります。
標高は1164mです。


駐車場から見た外観です。


博物館正面の駐車場には、正面にトイレがあります。
よく大きなザックを背負っている人や、山岳訓練している人を見かけるのは、左手の建物「長野県山岳総合センター」があるからです。


長野県山岳総合センターは、山岳における遭難事故の防止と健全な登山活動の目的をもって、昭和44年に開設されました。
登山や自然保護団体等の研修に利用でき、登山、研修などに必要な装備(ビーコン、ハーネス等)の貸し出しも行ってます。 


駐車場からは桜の植えられた広場越しに北アルプスを望めます。


でっかいケルン?それともオブジェでしょうか。
なにかいわくがありそうです。


駐車場からは階段を上がり、博物館へ行きます。


館の下の医師にも案内が貼ってあります。


正面玄関にはカモシカ親子の像が建ってます。


入口です。
このように年に何度か企画展が行われています。


入口ドアにもライチョウやカモシカさんが・・

館内は(2)でご案内するとして、来館者には、チケット領収レシートだけでなく、このようなものが手渡されます。

パンフレットと長~い北アルプスの展望図です。


展望図から「爺が岳」を望んでみましょう。
裏には山だけでなく大町市の名勝地の解説もあります。

季節、時間によって全くべつの大町の表情が望める展望地です。
暖かい晴れた日は、ここでのんびり風景をスケッチするのもおすすめです。

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観る 軽井沢町

軽井沢歴史民族資料館|杉浦翠子歌碑|軽井沢発展の歴史|軽井沢長倉

民族資料館では、軽井沢の宿場町としての発展から、別荘地への発展、また軽井沢の別荘を拠点に活躍した多くの文学者達の貴重な資料が展示されている。

〒389-0111
北佐久郡軽井沢町大字長倉2112-101
電話:0267-42-6334
開館:9時~17時(入館は16時半まで)
休館:月曜・祝日の翌日・年末年始・7月15日~10月31日は無休
(11月16日から翌年3月31日まで休館)
入館料:大人400円・子供200円(隣にある市村記念館と共通)

案内標識Ⅰ

歴史民族資料館は、国道18号線沿いの離山公園内にあり、旧雨宮邸、市村記念館と併設された小高い丘の上に建つ。

資料館案内

民族資料館の入館料は大人400円、子供200円である。

正面玄関

館内の第1展示室には「道の文化史と軽井沢」、第2展示室には別荘で文学に取組んだ「別荘と文学活動」、第3展示室には「高冷地の暮らしの民具」のテーマ別に展示されている。

資料館全景Ⅰ

資料館は緑の生茂った木立のなかにある。

資料館全景Ⅱ

資料館庭内

資料館の庭内には小鳥の巣箱もある静かな場所である。

資料館庭内

歴史民族資料館と市村記念館とは木立のなかの遊歩道でつながっている。市村記念館に行くにはこの道を利用すれば近道である。

杉浦 翠子歌碑

杉浦翠子は大正・昭和(1891~1960)の日本歌壇を代表する女流歌人である。歌碑は翠子の没後に夫杉浦非水によって中軽井沢別荘内に建てられた。
その後、軽井沢町に寄贈され現民族資料館入口に移築された。

案内版(3ケ国語)

歌碑の解説版には日本語・英語、中国語、韓国語の4カ国語で説明されている。

歌碑解説

杉浦翠子の歌碑の由来について解説されている。

歌碑

歌碑の句は浅間山の情景を歌った「あめつちに おのれさびしと おもうとき 浅間はもゆる 陽のいりぎはを」が刻まれている。

カテゴリー
上松町 観る

赤沢自然休養林|伊勢神宮に使われるヒノキを切り出す森林の資料館|木曽郡上松町

赤沢自然休養林の他の記事はこちらから
全体概要トロッコ電車 赤沢森林鉄道赤沢森林鉄道記念館
食事処とバーベキュウ|森林資料館|

森林資料館では、木曽五木のいわれや伊勢神宮御神木伐採の歴代の記録。林業の歴史や木曽に生息する生物なども展示しています。

この資料館を見学してから赤沢美林を散策すると、また見方が違って楽しめると思います。

森林資料館
9:00~16:00 
入館無料
赤沢開園期間中は無休

[googlemap lat=”35.734390322042174″ lng=”137.6251208782196″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”9″ type=”G_NORMAL_MAP”]35.73439,137.625121[/googlemap]

資料館には入口の橋を渡り戻ります

木曽福島駅との間をバスが運行されてます

森林資料館の外観

スロープもついてます

森林資料館入口です

入口を入った左手にはかもしかのはく製

こちらはクマさん

森林資料館の館内

さほど広くはありませんが、木曽の林業に関する資料が沢山展示されています。

木曽五木コーナー、御神木コーナー

木曽五木

    木曽五木というのは、次の5つの樹木を指します。
    ①ヒノキ(ひのき科)
    ②サワラ(ひのき科)
    ③アスナロ(ひのき科)
    ④ネズコ(ひのき科)
    ⑤コウヤマキ(コウヤマキ科)

木曽五木のいわれ

    木曾五木のいわれ
    慶長5年(1600年)関ヶ原の戦い)天下分目の決戦)で徳川方の勝利となり、木曾谷が徳川尾張藩領となる。(1615年)。徳川時代に入り初期中期にかけて、木曾谷の森林の伐採が急激に増加した。この100年におよそ、1000万立方米(年約10万立方米)も伐採されたといわれ、主に築城(江戸城ほか)、武家屋敷、造船等に使われ森林資源が急速に失われた。そのため尾張藩は、寛文5年(1665年)に「留山」…(優良林分カ所)。「巣山」…(鷹の繁殖地)の立入り禁止または伐採の禁止林を設け、森林資源の保護精度をとった。宝永5年(1708年)になり、木曾谷全域にわたり貴重な木材であるヒノキ、サワラ、ヒバ(アスヒ)、コウヤマキの4本を「停止木」…(禁伐材)。さらに、亨保13年(1728年)にネズコを加え、この五木を地元住民の禁止木とした。後にケヤキ、カツラ、マツも「留木」として伐採が禁止され、許可が必要となった。但し、藩では必要によっては伐採している。
    「ヒノキ一本首一つ」とまで言われるような厳しい保護政策をとり、これが現在残されている木曾ヒノキ等の天然林(林学上では、今から約380年から280年前にかけて、このように強度に伐採された跡地に天然更新した二次林とされている。)で、(赤沢自然休養林)美林は「留山」にはいっていた。
    このように、かつての「停止木」が木曾五木と言われるようになったものである。

ずらりと並んでいます、みんな同じに見えます

ひのきの説明

    ひのき(檜)
    ひのき科
    葉の裏にはY字状の気孔群が白く見えます。
    材質は木理が緻密で、香気と色沢があり、堅牢で腐朽に耐えます。「火の木」に由来すると言われています。

ひのき

あすなろの説明

    あるなろ(翌檜)
    ひのき科
    日本産の鱗片葉の中で最も幅広く、厚質の葉を持ち、葉裏には広い気孔帯が白く見えます。
    極端な陰樹で、ヒノキや他樹種が生長できない程に密生する若いあすなろ林が見られます。

あすなろ

さわらの説明

    さわら(椹)
    ひのき科
    ひのきに似ていますが鱗片状の小さな葉は先が尖り、葉裏の白い気孔群はX字状に見えます。
    沢筋や窪地に生息する傾向があります。

さわら

こうやまきの説明

    こうやまき(高野槙)
    こうやまき科
    乾燥地に生息し、尾根筋、表土の浅い岩石地等に多く見られます。赤沢では自生の個体が極めて少なくほとんど見られません。日本特産の一属一種です。

こうやまき

ねずこの説明

    ねずこ(鼠子)
    ひのき科
    葉の裏には目立った気孔群は見られません。
    材は木曽五木の中で最も黒く、下駄・民芸品等に利用されます。黒部峡谷に多く見られることからクロベともいいます。

ねずこ

御神木の伐採風景のパネルがありました

置き忘れた大割鉈

    置き忘れた大割鉈
    昭和45年6月 旧大滝営林署管内の国有林で発見されたものです。その昔(発見当時から推定約130年前のもの)
    木に突き刺したまま忘れた鉈がその木の生長により巻き込まれたものと推測されます。
    樹種はヒメコマツと思われ、その根張りの部分に巻き込まれています。

木に飲み込まれていて長い年月を感じます。

ヒノキの年輪も展示してあります

木曽ひのきで時代のできごとを紹介

江戸大火から東京オリンピック

1206年 チンギスハンがモンゴルを統一

1687年ニュートンが発見です、りんごが落ちました

産業革命です、アメリカの南北戦争が最近に感じます

日本国内です、豊臣、徳川と教科書の世界です

赤沢林の歴史も出てきます

天明の大飢饉、年輪が細いのは冷夏でしょうか

1800年代などかなり最近の話題になってしまいます

なんだか、教科書の世界の歴史が身近に感じられますね。
それだけ、少しずつ大きくなっていく樹木はやはり大切にしなければいけないと実感します。

林業コーナー

のこぎりやチェンソーな伐採器具の歴史がわかります。

ミノだと思いますが、現在でいうカッパでしょうか

極印類

自然コーナー

木曽に生息する蝶やカブトムシなど昆虫のはく製

動物のはく製は一通りあります

剥製のコーナー

何百年にもわたって永く営んできた赤沢美林の歴史を感じられる資料館です。私たちが生まれるずっと前からこの地に根をおろしているこの森の歴史を一度見てみると良いと思います。

赤沢自然休養林の他の記事はこちらから
全体概要トロッコ電車 赤沢森林鉄道赤沢森林鉄道記念館
食事処とバーベキュウ|森林資料館|

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塩尻市 買う 遊ぶ 食べる

道の駅小坂田公園|1日遊べる道の駅|塩尻市塩尻町

道の駅小坂田公園は塩尻峠の中腹に位置し、北アルプスの眺望が素晴らしい道の駅です。
パターゴルフ、ゴーカート、多目的運動場、パターゴルフ、などの遊べる施設から、自然博物館など見て楽しめるものや、特産品や産直ショップなどがある売店などがあり、1日かけて楽しめる道の駅になっています。

道の駅「小坂田公園」
住所:〒399-0712 長野県塩尻市大字塩尻町1090番地
TEL / FAX : 0263-52-6414
営業時間 : 午前10時~午後8時
      自然博物館:午前9時~午後5時
      レストラン茜里: 午前11時30分~午後2時30分    (無休)と午後5時30分~午後8時(7・8月無休)
      カフェ パッソ 午前10時00分~午後7時(年中無休)
休館日 :月曜休(祝日の場合翌日)

[googlemap lat=”36.106097″ lng=”137.988252″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”11″ type=”G_NORMAL_MAP”]〒399-0712 長野県塩尻市塩尻町1090[/googlemap]

国道20号沿いの塩尻峠を塩尻方面から諏訪方面へ進んでいきます。

しばらく進むと「小坂田公園入口」という看板が出てきます

そのすぐ先に「道の駅小坂田公園」という看板が出てくるので
ここを左折です。

左折すると大きな建物が見えてきます。

駐車場は300台弱駐車できるそうです。

かなり広々駐車場です。

とってもカラフルな看板発見!

プラスチックが風でパタパタしていました。

こちらは風力発電と太陽光発電。

ここには風力発電と太陽光発電の発電量が表示されるわけですが・・・

ちょっと見えませんでした。今日は定休日かな!?

ポップな感じの「風力発電中」。。。

周辺地図とアルプス展望の案内

ここからの北アルプスの眺めはGOOD!
今日は天気が悪く撮れませんでした。

晴れていればここのカフェもかなり気持ちが良いと思います。

塩尻市立自然博物館が敷地の中にあります。

この博物館では館内での飲食やローラー靴での入館はしないで下さい。

あと、ここには書いてありませんが、かなり館内はかなり静かなので「ピッピサンダル」は遠慮しておいた方が良いでしょう。

せっかくなので入ってみましょう。

入口にはオリジナルグッズが販売されていました。

例えばレター用紙とメモ帳のセット200円

スカーフのピン1500円。

ネクタイピン1500円。。

七宝焼のキィホルダー1000円。。。

七宝焼ブローチ2000円。。。。

それでは館内へGO!
と思いきや、館内は撮影禁止なのでここまで・・・
中の展示物はかなりマニアックでした。
塩尻市に生息する昆虫野や蝶などの標本やホタルの種類や生息地などなど・・・興味のある方は是非観に行ってください♪

パターゴルフとゴーカートの受付は博物館よりさらに奥に進んで頂くとわかります。

ゴーカート場のご案内

どれが最新?かわからない感じに修正部分が劣化しています。

詳しくは受付で聞いてもらった方が良いです。

ゴーカートを利用される方への運転方法

こんな感じのカートです

本日は12番に乗車です

かなり広いコースになっています

この上から応援してもOK!雰囲気出てますよね~。

自然を楽しみながら安全運転をしてください。

ピットもかなりちゃんとしたつくりになっています。

親子で楽しんじゃってくださ~い!

但し・・・
貴重品は預けて乗った方が良いと思います。
この日、財布をポケットに入れたまま運転をしてコース内に落としてしまったお客様がいらっしゃいました。
(結局オイルまみれでコースの途中で発見されましたが・・・)
皆さん気をつけて運転してください!

カート場の真ん中には遊具があります

小さいお子さまにはバッテリーカーもあります。

いろんな種類があって楽しい!

パターゴルフ場もあります。

こちらも修正沢山の看板です。詳しくは受付まで。

多目的グランドもあります。今日はサッカーをしてました。

建物の中では特産品などのお土産コーナー。

産直ショップもあります

さすが塩尻!ワインが沢山揃っています。

レタスアイス!?

とっても興味はありましたが、今日はちょっぴり寒かったので・・・

地彩旬味「茜里」でお食事ができます

こんな感じの定食屋や

こんな感じの麺とご飯のセットなどもあります。

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食べる 駒ヶ根市

ナチュラルバイキングレストラン菜々ちゃん|駒ヶ根シルクミュージアム内のレストラン|駒ヶ根市東伊那

駒ヶ根シルクミュージアム内にあるナチュラルバイキングレストラン菜々ちゃん。
地元のお母さん達が作る郷土料理が人気で、いつもかなりの人で賑わっています。
地産地消をコンセプトにした地物食材たっぷりのメニューでビュッフェ形式でいただきます。
決して派手ではないけれど、素朴で温かい料理が楽しめます。

ナチュラルバイキングレストラン「菜々ちゃん」
営業時間:AM11:00~PM 2:30 (混雑の様子で終了時間が変わります)
定休日:水曜日
電話番号:0265-81-8750
料金:
大人(中学生以上) 1260円
小人(小学生) 840円
幼児(3歳以上) 530円
3才未満 無料
シルバー(70歳以上)1050円

[googlemap lat=”35.744383″ lng=”137.989455″ align=”undefined” width=”575px” height=”300px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]〒399-4321 長野県駒ヶ根市東伊那482[/googlemap]

駒ヶ根ICからの所要時間は約20分程。
シルクミュージアムからの駒ケ岳はとてもキレイに見えます。

薄っすら雪景色でした。

シルクミュージアムの看板

シルクミュージアム外観

敷地内の歩道には楽しい仕掛けがありました

なんてよむ?「檜」

答えは次の石の下に書いてあります。

先程の答えは「ひのき」

なんてよむ?「楢」

先程の答えは「なら」

なんてよむ?「楠」

先程の答えは「くすのき」

なんてよむ?「榊」

先程の答えは「さかき」

なんてよむ?「松」

先程の答えは「まつ」

なんてよむ?「檀」

先程の答えは「まゆみ」

なんてよむ?「柊」

先程の答えは「ひいらぎ」

なんてよむ?「栗」

先程の答えは「くり」

なんてよむ?「橡」

先程の答えは「とち」

なんてよむ?「柳」

先程の答えは「やなぎ」

なんてよむ?「櫟」 この答えは「くぬぎ」
まだまだ問題は続きますが、まだまだ歩かなければ行けないようなのでこの辺で・・・。
あとは行ってのお楽しみということにしてください。

玄関の前には数々のチェーンソーアートが沢山置かれていました。

直売所がありました。

地元東伊那地区を中心とした農家のみなさんの新鮮な農産物を
販売しています。

野菜ソムリエがいらっしゃるそうです

野菜のことで分らないことがあれば野菜ソムリエさんに
いろいろ聞いてみるのも良いですね!

下の階はシルクの展示室や体験工房があります
シルクミュージアムHP

入口横にはシルクを使ったミュージアムショップもあります。

ミュージアムショップでは、シルクの靴下や下着、スカーフなどの衣料品から、まゆ玉クラフト、シルクの化粧品、シルクパウダー入りはっか糖、桑の実エキス入り絹飴等、シルクにまつわる商品を中心に販売をしています。

ナチュラルバイキングレストラン「菜々ちゃん」入口

店内の様子はこんな感じ。

土日ということもあって、席に着けるまで少し待ちました。

小上がり席もわずかにあります

本日は予約でいっぱいでした。
子供連れの方は特に小上がり席をあらかじめ予約しておいた方が
良いかもしれません。

菜々ちゃんはビュッフェ形式

好きなものを好きなだけ食べられます♪

本日の汁物はトマトスープとけんちん汁

菜々ちゃんのメニューは派手ではないけど美味しいものばかりです。

五平餅やソースカツ丼など地元メニューも食べることができます。

アイスクリームやジュースなども飲み放題です

コーヒーやお茶ももちろん飲み放題

アルコールは別料金です。

    アルコール料金
    ビンビール 600円(大)
    生ビール 600円(中ジョッキ)
    生ビール 350円(小ジョッキ)
    ノンアルコールビール 350円(小びん)
    日本酒(一合) 380円
    生酒(300ml) 850円
    焼酎
    ボトル 2000円
    水割り 400円
    お湯割り 400円
    ウーロン割り 400円
    ワイン
    ハーフボトル 1000円

取り皿やカトラリー系

多いときには別室もお食事処になるようです

暖かい日にはオープンテラスでお食事も

テラスからの絶景

こんな景色を見ながらの食事は余計に美味しい♪

とにかく混んでます

素朴で手作り感たっぷり

天井が高くて開放的です

カレーもありました

カレーは甘口と辛口が選べるようになっていました。

アイスクリームは数種類の中から選べます

デザートコーナー

常時数種類のデザートが用意されています

こんなかわいいプチケーキも

入口付近の待合い場所ではかなりの方が待っていました。

少し時間をずらしてくるのも手だと思います。

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松本市 観る 買う

日本最古の小学校|旧開智学校|松本市

松本市にある旧開智学校は、日本で最古の小学校です。建物の外観はもちろん中に入ることでもできます。当時の授業で使っていた机や椅子、ノート代わりの小型黒板など昔の日本の学校を見ることができます。
現代の電子黒板とはかけ離れたものを見ることができます。
建物は明治時代の代表的だったという擬洋風建築のため、洋風か和風なのか分からない絶妙なデザインをしています。和室に絨毯というオーソドックな感じではありません。

ご覧ください。